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発明の名称 燃焼装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−124311(P2001−124311A)
公開日 平成13年5月11日(2001.5.11)
出願番号 特願平11−306400
出願日 平成11年10月28日(1999.10.28)
代理人 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【テーマコード(参考)】
3K003
3K017
3K068
【Fターム(参考)】
3K003 JA06 JA12 KA05 KB02 LA06 NA04 RA03 RA04 
3K017 AA02 AB08 AD03 CA04 CB08 CE08
3K068 NA06 NA07 PB03
発明者 石川 善克
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 全一次予混合型のバーナと、燃焼用空気を通風路を通して前記バーナに通風するファンと、前記ファンの吸引部に接続されて、前記ファンの通風に伴う吸引力により負圧を発生する混合室と、前記ファンの通風作用により吸引力が作用するように前記混合室に接続されて、燃料を供給する燃料供給路と、前記燃料供給路に設置されて、その設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を設定圧力に維持するガバナと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられている燃焼装置であって、前記混合室の燃焼用空気吸入口の前記燃焼用空気の流動方向の上流側に連通接続されて、前記ファンの通風に伴って発生する前記混合室の負圧により前記燃焼用空気を供給する給気室が設けられ、前記ガバナが、前記燃料供給圧力を前記給気室内の圧力に維持するように構成されている燃焼装置。
【請求項2】 前記給気室の吸気口に、異物の前記給気室への流入を防止する異物流入防止手段が設けられている請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項3】 前記バーナ、前記ファン、および、前記混合室がケーシング内に設けられ、前記ケーシングが、前記給気室を兼用するように構成されている請求項1または2に記載の燃焼装置。
【請求項4】 前記ファンの回転速度を検出する回転速度検出手段が設けられ、前記制御手段は、前記回転速度検出手段の検出情報に基づいて、その検出回転速度が設定回転速度以上のときに、通風異常状態であると判別するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃焼装置。
【請求項5】 前記制御手段は、前記通風異常状態であることを記憶しかつ前記通風異常状態判別情報が記憶されているときには、報知作動するように構成されている請求項4に記載の燃焼装置。
【請求項6】 前記制御手段が、前記バーナの燃焼において要求される燃焼量に応じた通風量になるように前記ファンの回転速度を調整するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃焼装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全一次予混合型のバーナと、燃焼用空気を通風路を通して前記バーナに通風するファンと、前記ファンの吸引部に接続されて、前記ファンの通風に伴う吸引力により負圧を発生する混合室と、前記ファンの通風作用により吸引力が作用するように前記混合室に接続されて、燃料を供給する燃料供給路と、前記燃料供給路に設置されて、その設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を設定圧力に維持するガバナと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられている燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような燃焼装置において、図8に示すように、燃焼室33内に設けられた全一次予混合型のバーナ34に燃焼用空気を通風路を通して通風するファン35が設けられ、このファン35の吸引部36に筒状の混合室37が接続され、この混合室37に燃料供給路38が接続されている。そして、燃焼供給路38には、ガバナとして、その設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を大気圧に維持するゼロガバナ39が設けられ、このゼロガバナ39によりその設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を大気圧に維持し、大気圧とファン35の作動により混合室37に生じる負圧との圧力差によって燃料が供給されて、バーナ34の要求する空気比(実際空気量の理論空気量に対する比)に調整されているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の燃焼装置では、ゼロガバナにより維持された大気圧とファンの作動により混合室に生じる負圧との圧力差によって混合室に燃料が供給されるために、例えば、混合室とゼロガバナとが離れた位置に設置されているなど混合室とゼロガバナの設置位置によっては、空気の流れに伴って圧力の変化が生じると、その圧力の変化の影響を受けて、混合室とゼロガバナのお互いの周辺の圧力にズレが生じることになり、ゼロガバナにより維持された大気圧とファンの作動により混合室に生じる負圧との圧力差にズレが生じ、要求される燃料供給量に合わせられなくなって、バーナの要求する空気比(実際空気量の理論空気量に対する比)に調整することができず、燃焼不良を招く虞があった。
【0004】本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、バーナの要求する空気比(実際空気量の理論空気量に対する比)に的確に調整して、バーナの燃焼状態を安定した状態に維持することが可能となる燃焼装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、全一次予混合型のバーナと、燃焼用空気を通風路を通して前記バーナに通風するファンと、前記ファンの吸引部に接続されて、前記ファンの通風に伴う吸引力により負圧を発生する混合室と、前記ファンの通風作用により吸引力が作用するように前記混合室に接続されて、燃料を供給する燃料供給路と、前記燃料供給路に設置されて、その設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を設定圧力に維持するガバナと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられている燃焼装置であって前記混合室の燃焼用空気吸入口の前記燃焼用空気の流動方向の上流側に連通接続されて、前記ファンの通風に伴って発生する前記混合室の負圧により前記燃焼用空気を供給する給気室が設けられ、前記ガバナが、前記燃料供給圧力を前記給気室内の圧力に維持するように構成されている。
【0006】つまり、ファンの通風に伴って混合室に発生する負圧により燃焼用空気が給気室を通して混合室に供給されることになり、給気室内の圧力とファンの通風に伴って混合室に発生する負圧との圧力差により燃料が混合室に供給されることになる。そして、空気の流れに伴って圧力の変化が生じても、その周辺の圧力が混合室の周辺の圧力とズレが生じない給気室内の圧力を参照圧とすることで、ガバナにより燃料供給圧力を給気室内の圧力に維持することが可能となるので、ガバナと混合室とが離れた位置に設置されていても、給気室内の圧力とファンの通風に伴って混合室に生じる負圧との圧力差によって混合室に的確に燃料が供給されることになる。したがって、空気の流れに伴って圧力の変化が生じても、給気室内の圧力とファンの通風に伴って混合室に生じる負圧との圧力差をバーナの要求する空気比(実際空気量の理論空気量に対する比)に対応する適切な圧力差に維持することが可能となり、バーナの要求する空気比に的確に調整することが可能となり、バーナの燃焼状態を安定した状態に維持することが可能となる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、前記給気室の吸気口に、異物の前記給気室への流入を防止する異物流入防止手段が設けられている。つまり、混合室の燃焼用空気流入口が閉塞すると、ファンの通風に伴って混合室に生じる負圧が大きくなり、燃料供給量を増加させることとなって、燃焼用空気不足となるが、給気室の吸気口に異物流入防止手段を設けることにより、混合室の燃焼用空気流入口が閉塞するのを防止することが可能となり、燃焼用空気不足が生じるのを防止することが可能となる。そして、例えば、給気室の吸気口が閉塞しても、給気室内の圧力とファンの通風に伴って混合室に生じる負圧との圧力差が小さくなり、自動的に燃料供給量を減少させることが可能となる。したがって、混合室の燃焼用空気流入口が閉塞するのを防止することが可能となるとともに、給気室の吸気口が閉塞するなどの給気閉塞が生じても、自動的に燃料供給量を絞り、バーナの要求する空気比(実際空気量の理論空気量に対する比)に調整することが可能となって、バーナの燃焼状態を安定した状態に維持することが可能となる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、前記バーナ、前記ファン、および、前記混合室がケーシング内に設けられ、前記ケーシングが、前記給気室を兼用するように構成されている。したがって、ケーシングが給気室を兼用することができるので、他の部材により給気室を設けるものと比べて、コストの低減を図ることが可能となる。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、前記ファンの回転速度を検出する回転速度検出手段が設けられ、前記制御手段は、前記回転速度検出手段の検出情報に基づいて、その検出回転速度が設定回転速度以上のときに、通風異常状態であると判別するように構成されている。つまり、給気室の吸気口が閉塞するなどの給気閉塞や排気閉塞が起こると、ファンの回転速度が増加することになり、回転速度検出手段の検出情報に基づいて、その検出回転速度が設定回転速度以上のときに、給気閉塞や排気閉塞などの通風異常状態であると判別することが可能となる。したがって、通風異常状態であることを確実に判別することが可能となり、例えば、通風異常状態であると判別されるに伴って、バーナの燃焼を停止させるなどの処理を行うことによって、通風異常状態のままバーナの燃焼が継続させるのを防止することが可能となる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、前記通風異常状態であることを記憶しかつ前記通風異常状態判別情報が記憶されているときには、報知作動するように構成されている。つまり、例えば、通風異常状態であると判別されると、メンテナンス作業が行われて通風異常状態が解消されるまで通風異常状態であることを記憶して、通風異常状態であることが記憶されているときには、報知作動させることにより、使用者に通風異常状態によりメンテナンス作業を必要としていることを確実に報知することが可能となる。
【0011】請求項6に記載の発明によれば、前記制御手段が、前記バーナの燃焼において要求される燃焼量に応じた通風量になるように前記ファンの回転速度を調整するように構成されている。つまり、バーナの燃焼において要求される燃焼量に応じた通風量になるようにファンの回転速度が調整されるので、一定の燃焼量でバーナの燃焼を行うのではなく、必要に応じて適宜バーナの燃焼量を変更することができ、使い勝手を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明にかかる燃焼装置を給湯装置に適応した例を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕この給湯装置は、図1および2に示すように、供給される水を加熱して出湯栓1に給湯する給湯部K、この給湯部Kの動作を制御する制御手段としての制御部H、この制御部Hに動作情報を指令するリモコン操作部Rを備えて構成されている。
【0013】前記給湯部Kは、水加熱用の熱交換器2を加熱するガス燃焼式の全一次予混合型のバーナ3および熱交換器2において熱交換された燃焼排ガスを回収する排気回収部4などを備えた本体部5から構成され、このバーナ3の上流側から燃焼用空気を通風路6を通して通風し、かつ、その通風に伴って、供給される燃料ガスを燃焼用空気と混合して供給するファン7(例えば、ターボファン)も設けられている。
【0014】そして、前記ファン7の吸引部8には、ファン7の通風に伴う吸引力により負圧を発生する混合室としてのミキシングチャンバー9が接続され、このミキシングチャンバー9に燃料を供給する燃料供給路10が、ファン7の通風作用により吸引力が作用するようにミキシングチャンバー9に接続されている。また、ミキシングチャンバー9の燃焼用空気の流動方向の上流側端部、すなわちミキシングチャンバー9の燃焼用空気流入口11には、多数の孔が形成されている薄板状のパンチングメタル12が設けられている。
【0015】前記本体部5、前記ファン7、および、前記ミキシングチャンバー9は、ケーシングT内に設けられ、このケーシングTは、図3に示すように、その前面部の上端部分に排気回収部4を連通する排気トップ13が設けられ、この排気トップ13から燃焼排ガスがケーシングT外に排出されるように構成されている。また、ケーシングTの前面部の下端部分には、燃焼用空気を吸気するための吸気口14が設けられ、この吸気口14には、埃や塵などの異物のケーシングT内への流入を防止する異物流入防止手段としての集塵フィルター15が設けられている。つまり、ケーシングTが、ファン7の通風に伴って燃焼用空気を吸気しかつその燃焼用空気をミキシングチャンバー9の燃焼用空気流入口11に供給する給気室16を兼用するように構成されている。
【0016】前記燃料供給路10には、燃料供給方向の上流側から、燃料供給を断続する電磁操作式の安全弁17およびメイン弁18、その設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を給気室16内の圧力、すなわちケーシングT内の圧力に維持するガバナとしてのガスガバナ19のそれぞれが設けられている。つまり、ケーシングT内の圧力とファン7の通風に伴ってミキシングチャンバー9に生じる負圧との圧力差に基づいて、燃料ガスがミキシングチャンバー9に供給されることになり、ファン7の通風力、すなわちファン7の回転速度が増加するほど、燃料ガス供給量が増加するように構成されている。そして、ケーシングTの吸気口14が閉塞するなどの給気閉塞や排気閉塞が起こっても、ケーシングT内の圧力とファン7の通風に伴ってミキシングチャンバー9に生じる負圧との圧力差が小さくなり、自動的に燃料供給量を減少させる機械的なリンティング制御がかかることになる。
【0017】前記熱交換器2には、例えば家庭用の水道などから水が供給される入水路20、加熱後の湯水を出湯する出湯路21がそれぞれ接続され、前記入水路20には、その上流側から順に、熱交換器2への通水量を検出する通水量センサ22、入水路20を通して供給される水の温度を検出する入水温サーミスタ23が設けられている。前記出湯路21には、出湯栓1から出湯される湯水の温度を検出する出湯温サーミスタ24が設けられている。また、バーナ3の近くには、バーナ3に対する点火動作を実行するイグナイタ25と、バーナ3が着火されているか否かを検出するフレームロッド26とがそれぞれ備えられ、ファン7の回転速度を検出する回転速度検出手段としての回転速度センサ32も設けられている。
【0018】前記ガスガバナ19について説明を加えると、このガスガバナ19は、図4および5に示すように、ケーシングT内の圧力Ptを参照圧とするために、圧力連通路19eがケーシングT内に連通され、ガス通路の開度を調整する弁体19a、ケーシングT内の圧力Ptとガスガバナ出口圧力P2の圧力差を受けるダイヤフラム19b、弁体19aおよびダイヤフラム19bを支えるスプリング19c、スプリング19cを調節する調節機構19dなどから構成されている。なお、図5については、この実施形態における給湯装置の要部、すなわちファン7、ミキシングチャンバー9、ガスガバナ19の作用を示すための概略構成を示している。
【0019】そして、例えば、ガスガバナ入口圧力P1が上昇側に圧力変動したときには、その圧力変動に伴ってガスガバナ出口圧力P2も上昇側に圧力変動するが、ガスガバナ出口圧力P2の圧力変動に伴って、弁体19aが下方移動し、ガスガバナ出口圧力P2を下降側に圧力変動させて、ガスガバナ出口圧力P2がケーシングT内の圧力Ptになるように調整する。また、ケーシングT内の圧力Ptが上昇側に圧力変動したときには、その圧力変動に伴って弁体19aが上方移動し、ガスガバナ出口圧力P2が上昇側に変動したケーシングT内の圧力Ptになるように調整する。このようにして、ガスガバナ19への一次燃料供給圧力P1やケーシングT内の圧力Ptが変動した場合においても、ガスガバナ出口圧力P2がケーシングT内の圧力Ptになるように調整される。
【0020】そして、パンチングメタル12によりミキシングチャンバー9に吸引される燃焼用空気に対して抵抗を与えて、ファン7の通風に伴う吸引力によりミキシングチャンバー9に生じる負圧に基づいて、燃焼用空気をケーシングT内、すなわち給気室16を通してミキシングチャンバー9に供給するようにしている。また、ケーシングT内、すなわち給気室16内の圧力とファン7の通風に伴ってミキシングチャンバー9に生じる負圧との圧力差により、燃料ガスをミキシングチャンバー9に供給するようにしている。
【0021】このようにして、空気の流れに伴って圧力の変化が生じても、その周辺の圧力がミキシングチャンバー9の周辺の圧力とズレが生じないケーシングT内の圧力を参照圧とするように、ガスガバナ19により燃料供給圧力をケーシングT内の圧力に維持することが可能となるので、ガスガバナ19とミキシングチャンバー9とが離れた位置に設置されていても、ケーシングT内の圧力とファン7の通風に伴ってミキシングチャンバー9に生じる負圧との圧力差によってミキシングチャンバー9に的確に燃料が供給されることになる。したがって、空気の流れに伴って圧力の変化が生じても、給気室内の圧力とファンの通風に伴って混合室に生じる負圧との圧力差をバーナの要求する空気比(実際空気量の理論空気量に対する比)に対応する適切な圧力差に維持することが可能となり、バーナの要求する空気比に的確に調整することが可能となり、バーナの燃焼状態を安定した状態に維持することが可能となる。
【0022】前記リモコン操作部Rは、給湯部Kの運転の開始・停止を指令する運転スイッチ27、出湯用目標温度を変更設定自在な温度設定スイッチ28、出湯温度や出湯用目標温度などを表示する表示部29、運転状態であることを表示する運転ランプ30、バーナ3が燃焼状態であることを表示する燃焼ランプ31などを備えて構成されている。
【0023】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを備えて構成され、バーナ3の燃焼において要求される燃焼量に応じた通風量になるように、バーナ3のインプットを求めてそのインプットに対応するファン7の回転速度になるようにファン7の回転速度を制御するように構成されている。つまり、制御部Hは、出湯中にリモコン操作部Rの操作指令に基づいて出湯温度が目標給湯温度になるように燃焼制御を実行する。具体的に説明すると、運転スイッチ27のON操作に伴って運転状態に設定された後に、出湯栓1の開操作に伴って通水量センサ22にて検出される通水量が設定水量を超えると、ファン7による通風作動を開始し、かつ、安全弁17およびメイン弁18を開弁させて点火用ガス量になるようにファン4の回転速度を調整するとともに、イグナイタ25によってバーナ3の点火動作を行い、フレームロッド26によってバーナ3の着火を確認する点火処理を実行する。
【0024】そして、入水温サーミスタ23、出湯温サーミスタ24、通水量センサ22のそれぞれの検出情報、および、温度設定スイッチ28にて設定されている出湯用目標温度の情報に基づいて、出湯温度を出湯用目標温度にするために必要な燃焼量になるようにバーナ3のインプットを求めて、そのインプットに対応するファン7の回転速度になるようにファン7の回転速度を調整するフィードフォワード制御を実行するとともに、出湯温サーミスタ24の検出温度と出湯用目標温度との偏差に応じてファン7の回転速度を微調整するフィードバック制御を実行する燃焼量制御処理を実行する。このようにして、入水路20からの水は、熱交換器2によって加熱されて、出湯栓1から出湯用目標温度の湯水が出湯されることになる。
【0025】また、制御部Hは、回転速度センサ32の検出情報に基づいて、その検出回転速度が設定回転速度以上のときに、通風異常状態であると判別し、この判別において通風異常状態であると判別されると、通風異常状態であることを記憶しかつ通風異常状態であることが記憶されているときには、報知作動する通風異常処理を実行するように構成されている。
【0026】具体的に説明すると、ケーシングTの吸気口14が閉塞するなどの給気閉塞や排気閉塞が起こると、ファン7の回転速度が増加することになり、回転速度センサ32による検出回転速度が設定回転速度以上のときには、通風異常状態であると判別して、通風異常状態であると判別されると、ファン7の最大回転速度を減少側に設定し直し、その減少側に設定されたファン7の最大回転速度を記憶するようにしている。
【0027】つまり、24号の給湯装置を使用した場合を例に挙げると、回転速度センサ32による検出回転速度が設定回転速度未満であるときには、通風異常状態ではないと判別して、バーナ3の最大インプットが24号の給湯装置に対応するるようにファン7の最大回転速度を設定して、そのファン7の最大回転速度を記憶するようにしている。また、回転速度センサ32による検出回転速度が設定回転速度以上であるときには、通風異常状態であると判別して、バーナ3の最大インプットが12号の給湯装置に対応するようにファン7の最大回転速度を設定して、そのファン7の最大回転速度を記憶するようにしている。そして、12号の給湯装置に対応するファン7の最大回転速度が記憶されているときには、運転ランプ30を点滅させて、通風異常状態であることを表示部29に表示するなどの通風異常報知作動を行うようにするようにしている。
【0028】前記制御部Hの動作を図6のフローチャートに基づいて説明する。まず、リモコン操作部Rの運転スイッチ27がON操作されると、通風異常状態であることが記憶されているか否か判別し、運転ランプ30を点滅させて、通風異常状態であることを表示部29に表示するなどの通風異常報知作動を行い、使用者にメンテナンス作業が必要であることを報知する(ステップ1〜3)。
【0029】そして、運転スイッチ27がON操作されている状態で、出湯栓1の開操作に伴って通水量センサ22にて検出される通水量が設定水量を超えると、バーナ3の点火処理を実行する(ステップ4,5)。つまり、ファン7による通風作動を開始し、かつ、安全弁17およびメイン弁18を開弁させて点火用ガス量になるようにファン4の回転速度を調整するとともに、イグナイタ25によってバーナ3の点火動作を行い、フレームロッド26によってバーナ3の着火を確認する。なお、このとき、着火遅れによる爆発着火などを回避するために、安全弁17およびメイン弁18の開操作前にイグナイタ25による点火動作が開始されており、さらに、そのときのファン7が所定の回転速度に達していることが望ましい。ちなみに、上記の点火処理において、フレームロッド26によりバーナ3の着火が確認されないときには、点火異常であるとして、安全弁17およびメイン弁18を閉弁して消火作動するとともに、燃焼ランプ31を点滅させ、点火異常状態であることを表示部29に表示するなどの点火異常報知作動するようにしている。
【0030】そして、点火処理が実行されて、バーナ3に着火されると、入水温サーミスタ23、出湯温サーミスタ24、通水量センサ22のそれぞれの検出情報、および、温度設定スイッチ28にて設定されている出湯用目標温度の情報に基づいて、出湯温度を出湯用目標温度にするために必要な燃焼量になるようにバーナ3のインプットを求めて、そのインプットに対応するファン7の回転速度になるようにファン7の回転速度を調整するフィードフォワード制御を実行するとともに、出湯温サーミスタ24の検出温度と出湯用目標温度との偏差に応じてファン7の回転速度を微調整するフィードバック制御を実行する燃焼量制御処理を実行する(ステップ6)。
【0031】このようにして、上記の燃焼制御処理が実行された状態において、回転速度センサ32の検出回転速度rpmが最小回転速度min以下のときには、ファン7の故障などによるファン7の異常であるとして、ファン7の異常であることを表示部29に表示するなどのファン異常報知作動を行い、安全弁17およびメイン弁18を閉弁させてバーナ3の燃焼を停止させる燃焼停止処理を実行する(ステップ7〜9)。そして、この燃焼停止処理が実行されて、バーナ3の燃焼が停止される状態は、出湯栓1を開操作し直したり、運転スイッチ27をON操作し直すなどのリセット操作されるまで継続することになる(ステップ10)。
【0032】また、上記の燃焼制御処理が実行された状態において、回転速度センサ32の検出回転速度rpmが最大回転速度max以上のときには、通風異常状態であると判別して、その通風異常状態であることを記憶し、運転ランプ30を点滅させて、通風異常状態であることを表示部29に表示するなどの通風異常報知作動を行う(ステップ11〜13)。そして、上記の燃焼制御処理が実行された状態において、回転速度センサ32の検出回転速度rpmが最小回転速度minよりも大きくかつ最大回転速度maxよりも小さいときには、通風異常状態であることが記憶されていると、その記憶を消去する(ステップ14)。
【0033】このようにして、燃焼量制御処理および回転速度センサ32による検出回転速度に基づくファン異常や通風異常などの異常状態の判別が、出湯栓1の閉操作または運転スイッチ27がOFF操作されるまで実行される。つまり、通水量センサ22にて検出される通水量が設定水量未満になるか、運転スイッチ27がOFF操作されると、バーナ3が燃焼中であると、安全弁17とメイン弁18を閉弁して、バーナ3の燃焼を停止させる燃焼停止処理を行う(ステップ15〜17)。
【0034】〔第2実施形態〕この第2実施形態は、上記第1実施形態の別実施形態を示すものであり、図5に示すように、ケーシングTが給気室16を兼用するように構成するものに代えて、給気室16がケーシングTと別体で設けられている例を図面に基づいて説明する。なお、この第2実施形態における制御動作やその他の構成などは、上記第1実施形態と同様であるので、同符号を記すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0035】図7に示すように、ミキシングチャンバー9の燃焼用空気流入口11に、筒状の連通部材Bが接続されて、この連通部材Bにおける燃焼用空気の流動方向の上流側端部が吸気口14として構成され、この吸気口14に集塵フィルター15が設けられている。そして、連通部材Bが給気室16として構成され、ガスガバナ19がその設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を給気室16内、連通部材B内の圧力に維持するように構成されている。
【0036】説明を加えると、ガスガバナ19は、連通部材B内の圧力を参照圧とするために、ガスガバナ19の圧力連通路19eが連通部材B内に接続され、ダイヤフラム19bが連通部材B内の圧力とガスガバナ出口圧力P2の圧力差を受けることとなり、ガスガバナ出口圧力P2が連通部材B内の圧力になるように調整される。
【0037】そして、燃焼用空気は、ファン7の通風に伴って連通部材Bの吸気口14から燃焼用空気が吸気されて、ミキシングチャンバー9の燃焼用空気流入口11を通してミキシングチャンバー9に供給されることになり、給気室16内(連通部材B内)の圧力とファン7の通風に伴ってミキシングチャンバー9に生じる負圧との圧力差に基づいて、燃料ガスがミキシングチャンバー9に供給されることになり、ファン7の通風力、すなわちファン7の回転速度が増加するほど、燃料ガス供給量が増加するように構成されている。
【0038】このようにして、空気の流れに伴って圧力の変化が生じても、その周辺の圧力がミキシングチャンバー9の周辺の圧力とズレが生じない連通部材B内の圧力を参照圧とするように、ガスガバナ19により燃料供給圧力を連通部材B内の圧力に維持することが可能となるので、ガスガバナ19とミキシングチャンバー9とが離れた位置に設置されていても、連通部材B内の圧力とファン7の通風に伴ってミキシングチャンバー9に生じる負圧との圧力差によってミキシングチャンバー9に的確に燃料が供給されることになる。したがって、空気の流れに伴って圧力の変化が生じても、給気室内の圧力とファンの通風に伴って混合室に生じる負圧との圧力差をバーナの要求する空気比(実際空気量の理論空気量に対する比)に対応する適切な圧力差に維持することが可能となり、バーナの要求する空気比に的確に調整することが可能となり、バーナの燃焼状態を安定した状態に維持することが可能となる。
【0039】〔別実施形態〕
(1)上記第1および2実施形態では、給気室16の吸気口14に、異物流入防止手段としての集塵フィルター15が設けられているが、異物流入防止手段としては、異物の給気室16内への流入を防ぐものであればよく、その他の構成を適応することも可能である。また、この異物流入防止手段を設けなくてもよい。
【0040】(2)上記第1および2実施形態では、バーナ3の燃焼において要求される燃料量に応じた通風量になるようにファン7の回転速度を変更調整可能にしているが、ファン7を一定の回転速度で駆動させるものでもよい。また、ファンについても、ターボファンの他にシロッコファンを適応してもよい。
【0041】(3)上記第1実施形態において、給気室16の吸気口14は、ケーシングTの前面部の下端部分に設けられているが、ケーシングTは組立やメンテナンス作業などのために、例えば、ケーシングTが、その前面カバーをケーシングTの本体部に対して開閉自在に構成されているときには、前面カバーと本体部との接合部に給気室16の吸気口14を設けるようにしてもよい。
【0042】(4)上記第1および2実施形態では、本発明にかかる燃焼装置を給湯装置に適応した例を示しているが、暖房装置などのその他各種の装置に適応することも可能である。




 

 


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