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発明の名称 浴室暖房機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−116275(P2001−116275A)
公開日 平成13年4月27日(2001.4.27)
出願番号 特願平11−290867
出願日 平成11年10月13日(1999.10.13)
代理人 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【テーマコード(参考)】
3L061
3L071
3L072
3L113
4L019
【Fターム(参考)】
3L061 BE01 BE03 BF06 
3L071 AA02 AB03 AC01 AD03 AD07 AE01 AE02 AG01 AG03 AG04 AG06
3L072 AA06 AB06 AC01 AD07 AE01 AE02 AE04 AE05 AG02 AG05 AG07
3L113 AA01 AB02 AC03 AC25 AC45 AC46 AC52 AC54 AC57 AC63 AC67 BA14 CB02 CB24 CB25 CB28 DA01 DA09
4L019 BA03
発明者 竹田 剛 / 今村 浩作 / 土居 弘明 / 森本 和幸 / 内川 勝弘
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 浴室内から吸引した空気を加熱して浴室内に送風するように循環通風する加熱式の循環手段と、その循環手段の作動を制御する制御手段とが設けられた浴室暖房機であって、予備暖房運転モードと、入浴中暖房運転モードとを切り換えて指令する指令手段が設けられ、前記循環手段によって前記浴室内に送風される空気の吹き出し方向を変更する吹き出し方向変更手段が設けられ、前記制御手段が、前記指令手段にて予備暖房運転モードが指令されると、前記浴室内に送風される空気の送風量が予備暖房用の送風量となるように前記循環手段を作動させ、且つ、前記指令手段にて入浴中暖房運転モードが指令されると、前記浴室内に送風される空気の吹き出し方向を浴室内の洗い場に向けるように前記吹き出し方向変更手段を作動させるとともに、前記浴室内に送風される空気の送風量が前記予備暖房用の送風量よりも小さな入浴中暖房用の送風量になるように前記循環手段を作動させるように構成されている浴室暖房機。
【請求項2】 前記循環手段に、浴室内から吸引した空気の一部を排気する排気状態と、排気を停止する停止状態とに切換自在な排気手段が備えられ、前記指令手段が、浴室内の被乾燥物を乾燥するための乾燥運転モードを指令するように構成され、前記制御手段が、前記指令手段にて予備暖房運転モード及び入浴中暖房運転モードが指令されると、前記排気手段を停止状態にして、前記浴室内に送風される空気の吹き出し方向を浴室内の洗い場に向けるように前記吹き出し方向変更手段を作動させ、且つ、前記指令手段にて乾燥運転モードが指令されると、前記排気手段を排気状態にして、前記空気の吹き出し方向を浴室内の被乾燥物の乾燥予定場所に向けるように前記吹き出し方向変更手段を作動させるように構成されている請求項1記載の浴室暖房機。
【請求項3】 前記制御手段が、前記入浴中暖房運転モードにおける入浴中暖房用の送風量を、入浴者が冷風感を感じない送風量に設定するように構成されている請求項1又は2記載の浴室暖房機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室内から吸引した空気を加熱して浴室内に送風するように循環通風する加熱式の循環手段と、その循環手段の作動を制御する制御手段とが設けられた浴室暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記浴室暖房機では、例えば特開平5−240484号公報に示されるように、冬期等において入浴者が寒くないように入浴前に予め浴室内を暖房する入浴前の暖房運転において、浴室の天井に設けた吹出し口から加熱空気を洗い場に向けて吹き出して浴室内の床面等を十分に暖めるようにし、入浴中暖房運転においては、上記吹出し口から吹き出す加熱空気の送風量を入浴前の暖房運転のときよりも減少させるとともに、例えば上記吹出し口に設けた向き変更用のルーバーを揺動させて、洗い場に向けた加熱空気の吹き出し方向を変動させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術では、入浴中暖房運転において、浴室の天井等に設けた吹出し口から洗い場に向けた加熱空気の吹き出し方向が変動されるので、入浴者に対して高温の空気が直接当たる状態と、高温の空気が当たらない状態とに交互に変化することになり、そのため、入浴者が、上記空気の当たり状態の変化によって冷風感を感じるという不具合があった。本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消させるべく、入浴前に浴室内を予め適切に暖房できるようにしながら、入浴中において浴室内の入浴者が寒さを感じない状態で浴室内を暖房できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、冒頭に記載した浴室暖房機において、予備暖房運転モードと、入浴中暖房運転モードとを切り換えて指令する指令手段が設けられ、前記循環手段によって前記浴室内に送風される空気の吹き出し方向を変更する吹き出し方向変更手段が設けられ、前記制御手段が、前記指令手段にて予備暖房運転モードが指令されると、前記浴室内に送風される空気の送風量が予備暖房用の送風量となるように前記循環手段を作動させ、且つ、前記指令手段にて入浴中暖房運転モードが指令されると、前記浴室内に送風される空気の吹き出し方向を浴室内の洗い場に向けるように前記吹き出し方向変更手段を作動させるとともに、前記浴室内に送風される空気の送風量が前記予備暖房用の送風量よりも小さな入浴中暖房用の送風量になるように前記循環手段を作動させるように構成されている。
【0005】従って、予備暖房運転モードが指令されると、浴室内に送風される空気の送風量が予備暖房用の送風量となるので、その予備暖房用の送風量を予備暖房に適した送風量、例えば比較的大きな送風量に設定して浴室全体を十分に暖房するようにして、入浴前に浴室内を予め適切に暖房することができ、一方、入浴中暖房運転モードが指令されると、浴室内に送風される空気の吹き出し方向が浴室内の洗い場に向けられるとともに、その空気の送風量が上記予備暖房用の送風量よりも小さな入浴中暖房用の送風量になるので、例えば、従来技術のように上記洗い場に向けた空気の吹き出し方向を変動させるものでは、入浴者に対して、空気が当たる状態と当たらない状態との変化によって冷風感を与えるのに比べて、上記空気の吹き出し方向を浴室内の洗い場に向いた状態に維持して、入浴者に対する空気の当たり状態の変化を極力少なくし、入浴中において入浴者が寒さを感じない状態で浴室内を適切に暖房することができる。
【0006】請求項2によれば、請求項1において、前記循環手段に、浴室内から吸引した空気の一部を排気する排気状態と、排気を停止する停止状態とに切換自在な排気手段が備えられ、前記指令手段が、浴室内の被乾燥物を乾燥するための乾燥運転モードを指令するように構成され、前記制御手段が、前記指令手段にて予備暖房運転モード及び入浴中暖房運転モードが指令されると、前記排気手段を停止状態にして、前記浴室内に送風される空気の吹き出し方向を浴室内の洗い場に向けるように前記吹き出し方向変更手段を作動させ、且つ、前記指令手段にて乾燥運転モードが指令されると、前記排気手段を排気状態にして、前記空気の吹き出し方向を浴室内の被乾燥物の乾燥予定場所に向けるように前記吹き出し方向変更手段を作動させるように構成されている。従って、予備暖房運転モードと入浴中暖房運転モードでは、浴室内から吸引した空気が排気されずに加熱されて浴室内の洗い場に向けて吹き出されるので、入浴者がいる時間が長い洗い場を確実に暖めて、洗い場の入浴者を極力寒くない状態にすることができ、乾燥運転モードでは、浴室内から吸引した空気の一部が排気されるとともに、残りの空気が加熱されて浴室内の被乾燥物の乾燥予定場所に向けて吹き出されるので、被乾燥物の乾燥に使われて湿った空気を一部排気して水分を外部に排出させながら、加熱された空気を被乾燥物に当てるようにして効率良く乾燥させることができ、もって、請求項1の好適な手段が得られる。
【0007】請求項3によれば、請求項1又は2において、前記制御手段が、前記入浴中暖房運転モードにおける入浴中暖房用の送風量を、入浴者が冷風感を感じない送風量に設定するように構成されている。従って、入浴中暖房運転モードでは、入浴中暖房用の送風量を入浴者が冷風感を感じない送風量に設定するので、浴室内に送風される空気が入浴者に直接当たる場合でも、極力、入浴者に冷風感を感じさせないようにすることができ、もって、請求項1又は2の好適な手段が得られる。因みに、入浴者は立っている時間より洗い場に座っている時間が長いので、入浴中暖房用の送風量を洗い場に座っている入浴者が冷風感を感じない送風量に設定することにより、入浴者に冷風感を感じさせないようにすることが適切に実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は風呂用給湯装置を示し、この風呂用給湯装置には、浴室暖房乾燥機Aと、熱源機Bとが設けられ、熱源機Bから、浴槽1を備えた浴室Cと浴室暖房乾燥機Aとに給湯するように構成されている。浴室暖房乾燥機Aの機器本体としての暖房乾燥機ユニットA1には、脱衣室等から操作する暖房乾燥機リモコンA2が双方向に通信可能に接続され、屋外に設けた熱源機Bには、台所等から操作するメインリモコンB1と浴室C内から操作する浴室リモコンB2とが双方向に通信可能に接続されている。
【0009】前記暖房乾燥機ユニットA1には、図2〜図6に示すように、浴室Cの天井5側に取付け自在な取付け部6を備えたケーシング7内に、浴室C内から吸引した空気を加熱して若しくは加熱しないで浴室C内に送風するように循環通風する加熱式の循環手段8と、その循環手段8によって浴室C内に送風される空気の吹き出し方向を変更する吹き出し方向変更手段9とがユニット状に組み付けられて設けられている。尚、循環手段8は、後述の予備暖房運転モード、入浴中暖房運転モード及び乾燥運転モードでは、上記吸引した空気を加熱して浴室C内に送風し、涼風運転モードでは、上記吸引した空気を加熱しないで浴室C内に送風するように作動される。
【0010】そして、暖房乾燥機ユニットA1が、浴槽1の上方に位置する状態で浴室Cの天井5側に取り付けられ(図7参照)、上記循環手段8によって浴室C内から吸引される空気の吸引口3と、循環手段8によって浴室C内に送風される空気の吹出し口4とが、横方向(図では左右方向)に距離を置いて、ケーシング7の底面部つまり浴室Cの天井5側に設けられている。
【0011】前記加熱式の循環手段8は、上記吸引口3を通して浴室C内の空気を吸引するとともに、その吸引した空気を上記吹出し口4から浴室C内に送風するための循環ファン10と、この循環ファン10にて循環される空気を加熱する暖房乾燥用熱交換器11とを上記空気の循環用通風路12に設けて構成されている。
【0012】前記吹き出し方向変更手段9は、向き変更自在な状態で前記吹出し口4に設けた可動ルーバー13と、この可動ルーバー13の向きを変更するための駆動用の電動モータMとにて構成されている。
【0013】前記循環用通風路12の循環ファン10よりも空気循環方向下手側で、かつ、暖房乾燥用熱交換器11よりも空気循環方向上手側には、その循環用通風路12の空気を屋外に放出可能な排気ダクト15が接続され、その排気ダクト15との接続部には、循環用通風路12に吸引した空気を浴室C内に送風する循環空気量と、循環用通風路12に吸引した空気をその途中から循環ファン10によって屋外に排出する排出空気量との割合を変更調節可能な電動式の可動ダンパー16が設けられている。つまり、可動ダンパー16を作動させて、浴室C内から吸引した空気の一部を屋外に排出したり、浴室C内から吸引した空気を屋外に排出しないようにすることができるので、浴室C内から吸引した空気の一部を排気する排気状態(図4及び図5の位置)と、排気を停止する停止状態(図2の位置)とに切換自在な排気手段が、上記可動ダンパー16にて構成されて、循環手段8に備えられている。
【0014】図9に示すように、前記熱源機Bの作動は、マイクロコンピュータを主要部とする熱源機制御部B3により、予め記憶されている制御プログラムに基づいて制御され、浴室暖房乾燥機Aの作動は、マイクロコンピュータを主要部とする暖房乾燥機制御部A3により、予め記憶されている制御プログラムに基づいて制御される。つまり、前記循環手段8の作動を制御する制御手段A3が上記暖房乾燥機制御部A3にて構成されている。熱源機制御部B3と暖房乾燥機制御部A3は、夫々の通信制御部B4,A4を介して有線或いは無線で互いに双方向に通信可能に接続されるとともに、メインリモコンB1と浴室リモコンB2が、通信制御部B4を介して有線或いは無線で熱源機制御部B3と双方向に通信可能に接続され、暖房乾燥機リモコンA2が、通信制御部A4を介して有線或いは無線で暖房乾燥機制御部A3と双方向に通信可能に接続されている。
【0015】前記メインリモコンB1と浴室リモコンB2には、風呂運転スイッチ17と、給湯温度設定部18と、自動湯張りスイッチ19と、浴槽湯温設定部20と、自動追焚スイッチ21とが設けられている。そして、熱源機制御部B3は、風呂運転スイッチ17がON操作されると、給湯温度設定部18で設定された温度の湯を図外の給湯栓に給湯する一般給湯モードによる運転を実行し、自動湯張りスイッチ19がON操作されると、浴槽湯温設定部20で設定された温度の湯を浴槽1に湯張りする自動湯張りモードによる運転を実行し、自動追焚スイッチ21がON操作されると、浴槽1内の湯が浴槽湯温設定部20で設定された温度になるように追焚きする自動追焚モードによる運転を実行する。
【0016】前記暖房乾燥機リモコンA2には、浴室暖房乾燥機Aの運転を停止させる運転停止スイッチ22と、予備暖房運転モードを指令する予備暖房運転スイッチ23Aと、入浴中暖房運転モードを指令する入浴中暖房運転スイッチ23Bと、換気運転モードを指令する換気運転スイッチ24と、涼風運転モードを指令する涼風運転スイッチ25と、乾燥運転モードを指令する乾燥運転スイッチ26と、運転時間設定部27とが設けられている。つまり、予備暖房運転モードと、入浴中暖房運転モードを切り換えて指令するとともに、浴室C内の被乾燥物を乾燥するための乾燥運転モードを指令する指令手段が、上記暖房乾燥機リモコンA2にて構成されている。尚、図示しないが、暖房乾燥機リモコンA2には、予備暖房運転中であることを示す予備暖房運転ランプと、入浴中暖房運転中であることを示す入浴中暖房運転ランプと、換気運転中であることを示す換気運転ランプと、涼風運転中であることを示す涼風運転ランプと、乾燥運転中であることを示す乾燥運転ランプと、運転時間設定部27にて設定されたタイマー時間を表示するタイマー時間表示部とが設けられている。
【0017】そして、前記暖房乾燥機制御部A3は、前記暖房乾燥機リモコンA2にて予備暖房運転モードが指令されると、浴室C内に送風される空気の送風量が予備暖房用の送風量とるように前記循環手段8を作動させ、且つ、前記暖房乾燥機リモコンA2にて入浴中暖房運転モードが指令されると、浴室C内に送風される空気の吹き出し方向を浴室C内の洗い場2に向けるように前記吹き出し方向変更手段9を作動させるとともに、浴室C内に送風される空気の送風量が前記予備暖房用の送風量よりも小さな入浴中暖房用の送風量になるように前記循環手段8を作動させるように構成され、さらに、上記入浴中暖房運転モードにおける入浴中暖房用の送風量を、入浴者が冷風感を感じない送風量に設定するように構成されている。因みに、入浴者は立っている時間より洗い場2に座っている時間が長いので、入浴中暖房用の送風量を洗い場2に座っている入浴者が冷風感を感じない送風量に設定することにより、入浴者に冷風感を感じさせないようにすることが適切に実現できる。具体的には、前記循環ファン10を回転させるモータの駆動電圧を変更して、循環手段8から浴室C内に送風される空気の送風量を「強」「弱」の2段階に切り換えて、「強」状態のときの送風量を上記予備暖房用の送風量とし、「弱」状態のときの送風量を上記入浴中暖房用の送風量とするように構成されている。
【0018】又、前記暖房乾燥機制御部A3は、前記暖房乾燥機リモコンA2にて予備暖房運転モード及び入浴中暖房運転モードが指令されると、前記可動ダンパー16を前記停止状態にして、浴室C内に送風される空気の吹き出し方向を浴室C内の洗い場2に向けるように前記吹き出し方向変更手段9を作動させ、且つ、前記暖房乾燥機リモコンA2にて乾燥運転モードが指令されると、前記可動ダンパー16を前記排気状態にして、浴室C内に送風される空気の吹き出し方向を浴室C内の被乾燥物Dの乾燥予定場所14に向けるように前記吹き出し方向変更手段9を作動させるように構成されている。
【0019】つまり、上記停止状態では、図2に示すように、浴室C内から吸引した空気の排気を停止して、浴室C内から吸引した空気の略全量を浴室C内に戻す位置に可動ダンパー16を移動させ、上記排気状態では、図5に示すように、浴室C内から吸引した空気の一部を排気する位置に可動ダンパー16を移動させる。
【0020】吹き出し方向変更手段9の作動について具体的に説明すると、予備暖房運転モードでは、図7(イ)に示すように、前記吹出し口4からの空気の吹き出し方向が鉛直方向に対して約30°斜め下向きの状態で洗い場2に向くように可動ルーバー13の向きを調節し、入浴中暖房運転モードでは、図7(ロ)に示すように、上記空気の吹き出し方向が鉛直方向に対して約45°斜め下向きの状態で洗い場2に向くように可動ルーバー13の向きを調節する。又、図7(ハ)に示すように、浴室C内の被乾燥物Dの乾燥予定場所14が前記吹出し口4の下方に位置するように設定され、乾燥運転モードでは、吹出し口4からの空気の吹き出し方向がほぼ鉛直下向きになるように可動ルーバー13の向きを調節する。
【0021】尚、上記乾燥予定場所14には、被乾燥物Dを保持する保持具30が、横方向(図では左右方向)に間隔を隔てる状態で複数個(図では2個)設けられ、各保持具30は、被乾燥物Dを吊下げ支持する物干しバー30にて構成されている。この物干しバー30を乾燥予定場所14の位置において支持するフック31aと、浴槽1横の壁際の収納位置において支持するフック31bとが、浴室Cの横壁に設けられ、物干しバー30を使用する場合には乾燥予定場所14のフック31aに支持させ、使用しないときには収納位置のフック31bに支持させるように付け替えることができるようにしている。
【0022】前記暖房乾燥機制御部A3は、図10のフローチャートで示すように、運転停止スイッチ22がON操作されると(#1)運転停止処理を実行し(#2)、予備暖房運転スイッチ23AのON操作で予備暖房運転モードが指令されると(#3)予備暖房運転を実行し(#4)、入浴中暖房運転スイッチ23BのON操作で入浴中暖房運転モードが指令されると(#5)入浴中暖房運転を実行し(#6)、換気運転スイッチ24のON操作で換気運転モードが指令されると(#7)換気運転を実行し(#8)、涼風運転スイッチ25のON操作で涼風運転モードが指令されると(#9)涼風運転を実行し(#10)、乾燥運転スイッチ26のON操作で乾燥運転モードが指令されると(#11)乾燥運転を実行する(#12)ように、加熱式の循環手段8の作動を制御する。
【0023】入浴中暖房運転モードにおいては、図11のフローチャートで示すように、先ず、入浴中暖房運転ランプを点灯させ(#21)、次に、浴室C内から吸引した空気の略全量を浴室C内に戻す位置に可動ダンパー16を移動させるとともに(#22)、可動ルーバー13の向きを洗い場2側に向けて45°斜め下向きに設定する(#23)。次に、図示しない熱動弁を開き、熱源機Bをオンさせて、熱媒としての温水を暖房乾燥用熱交換器11へ循環供給するとともに、循環ファン10を送風量「弱」の状態に調節して循環ファン10の駆動を開始することにより、浴室C内から吸引した空気の全量を暖房乾燥用熱交換器11で加熱しながら循環用通風路12を通して浴室C内に戻すように循環通風させる暖房運転を開始する(#24〜26)。そして、浴室C内の温度が予め設定した暖房用の設定温度範囲に維持されるように熱動弁の開閉を制御し、運転時間設定部27で設定した設定時間がタイムアップするまでタイマー運転を行う(#27〜28)。タイマー運転の終了、又は、運転停止スイッチ22が操作されると、入浴中暖房ランプを消灯し、タイマー残り時間の表示をオフし、循環ファン10を停止し、熱動弁を閉じ、熱源機Bをオフして暖房運転を終了する(#29〜31)。尚、図11は入浴中暖房運転のフローを示すが、予備暖房運転モードにおいては、入浴中暖房ランプの代わりに予備暖房運転ランプが点灯され、可動ルーバー13の向きが洗い場2側に向けて30°斜め下向きに設定され、循環ファン10が送風量「強」の状態に調節される点を除いて、図11と同じ処理がなされる。
【0024】上記予備暖房運転モードと入浴中暖房運転モードの実際の運転においては、入浴前に先ず予備暖房運転モードを実行させ、次に、入浴中暖房運転モードに切り換えて入浴することになる。冬期で外気温が低い条件における浴室C内の温度変化の例を図8に示す。図では、予備暖房運転によって浴室C内が充分に暖房されて浴室C内の温度が比較的高い温度T1まで上昇し、その後、入浴中暖房運転に切り換えられると温度低下するが、入浴者に対して適温となる温度T2付近に維持される状態を示す。これに対して、予備暖房運転の後、入浴中暖房運転をしない場合には、図中に破線で示すように、自然冷却による浴室C内の温度低下が大きく、入浴中暖房運転する場合に比べて温度差ΔTが生じることが判る。
【0025】前記換気運転モードにおいては、図3に示すように、浴室C内から吸引した空気の略全量を排気ダクト15から屋外に排出する位置に可動ダンパー16を移動させるとともに、循環ファン10の駆動を開始して、浴室C内を換気する換気運転を開始し、運転時間設定部27で設定した設定時間がカウントアップされると、又は、運転停止スイッチ22が操作されるとその換気運転を終了する。
【0026】前記涼風運転モードにおいては、図4に示すように、循環用通風路12に吸引した空気の一部を排気ダクト15から屋外に排出する位置に可動ダンパー16を移動させるとともに、循環用通風路12を通して浴室C内に戻される空気の吹出し方向が洗い場2に向けた斜め下向きの方向になるように、電動モータMにて可動ルーバー13の向きを変更する。そして、循環ファン10の駆動により、浴室C内に戻される空気を暖房乾燥用熱交換器11で加熱せずに循環通風させる涼風運転を開始し、運転時間設定部27で設定した設定時間がカウントアップされると、又は、運転停止スイッチ22が操作されると、循環ファン10の駆動停止により、通風作動を停止してその涼風運転を終了する。
【0027】前記乾燥運転モードにおいては、図5に示すように、浴室C内から吸引した空気の一部を排気ダクト15から屋外に排出させるとともに、残部をその浴室C内に戻す位置に可動ダンパー16を移動させ、循環用通風路12を通して浴室C内に戻される空気の吹き出し方向が、乾燥予定場所14に向いた状態となるように、電動モータMにて可動ルーバー13の向きを変更する。そして、暖房運転モードの時と同様に、循環ファン10の駆動を開始するとともに温水を暖房乾燥用熱交換器11へ循環供給することにより、浴室C内から吸引した空気の一部を排気ダクト15から排気するとともに、残部を暖房乾燥用熱交換器11で加熱しながら循環用通風路12を通して浴室C内に戻すように循環通風させる乾燥運転を開始し、浴室C内の温度が予め設定した乾燥用の設定温度範囲に維持されるように熱動弁の開閉が制御され、運転時間設定部27で設定した設定時間がタイムアップすると、又は、運転停止スイッチ22が操作されるとその乾燥運転を終了する。
【0028】〔別実施形態〕上記実施形態においては、循環手段8から浴室C内に送風される空気の送風量を強弱の2段階に切り換えるように構成して、「強」状態の送風量を予備暖房用の送風量とし、「弱」状態の送風量を入浴中暖房用の送風量としたが、このような構成に限るものではない。例えば、循環手段8からの送風量を3段階以上に切り換るように構成して、予備暖房用の送風量と入浴中暖房用の送風量を、もっときめ細かく設定するようにしてもよい。
【0029】上記実施形態においては、循環手段8に備える排気手段を、循環用通風路12に吸引した空気を排気ダクト15によって屋外に排出する排出空気量を変更調節する可動ダンパー16にて構成したが、これ以外に、循環用通風路12に吸引した空気を屋外に排出する専用のファンにて構成するようにしてもよい。
【0030】上記実施形態においては、吹き出し方向変更手段9を、向き変更自在な可動ルーバー13と、この可動ルーバー13の向きを変更するための駆動用の電動モータMとにて構成したが、これに限るものではなく、例えば、浴室C内に戻される空気を吹き出す吹出し筒を向き変更自在な状態で吹出し口4に設け、この吹出し筒の向きをアクチュエータによって変更する構成でもよい。
【0031】上記実施形態においては、空気の吹出し口4を浴室Cの天井側に設け、その斜め下方に洗い場2を設け、又、吹出し口4の下方に乾燥予定場所14を設定して空気を下向きに吹出すようにしたが、これ以外に、洗い場2及び乾燥予定場所14に対して、空気を横向きに吹出すように、吹出し口を浴室Cの横壁に設けるようにしてもよい。尚、この場合、吸引口と吹出し口とを、例えば吹出し口が上側で吸引口が下側に位置して上下方向に距離を置く状態で横壁に設けて、吹出し口から横向きに吹出した乾燥用空気が乾燥予定場所14を通過して吸引口に戻るように、空気の流れを形成して効率よく乾燥させることができる。




 

 


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