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発明の名称 燃焼装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−90941(P2001−90941A)
公開日 平成13年4月3日(2001.4.3)
出願番号 特願平11−270451
出願日 平成11年9月24日(1999.9.24)
代理人 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【テーマコード(参考)】
3K003
【Fターム(参考)】
3K003 AB02 AB06 AC05 BC09 CA03 CA05 CB03 CB05 CC03 CC04 DA03 
発明者 薬師寺 新吾 / 神谷 宏
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 燃焼用のバーナと、燃焼用空気を通風する通風手段と、前記バーナの燃焼、及び、前記通風手段の通風作動を制御する制御手段とが備えられた燃焼装置であって、前記制御手段は、前記バーナを燃焼するときは燃焼用空気を通風する通風作動を実行し、且つ、前記バーナの燃焼を停止するときには、その燃焼停止と同時に前記通風作動を停止する同時停止処理を実行すべく、前記通風手段の動作を制御するように構成されている燃焼装置。
【請求項2】 前記バーナの温度を検出する温度検出手段が設けられ、前記制御手段は、前記同時停止処理を実行した後に、前記温度検出手段にて検出される前記バーナの温度が設定温度まで低下すると、前記通風作動を再開させて設定通風時間だけ前記通風作動を実行した後に通風作動を停止させるアフターパージ動作を実行すべく、前記通風手段の動作を制御するように構成されている請求項1記載の燃焼装置。
【請求項3】 前記制御手段は、前記同時停止処理を実行した後に、その同時停止処理を実行してから設定待機時間が経過した後、前記通風作動を再開させて、設定通風時間だけ前記通風作動を実行して通風作動を停止させるアフターパージ動作を実行すべく、前記通風手段の動作を制御するように構成されている請求項1記載の燃焼装置。
【請求項4】 前記制御手段は、前記バーナの燃焼を停止する前の前記バーナの燃焼状態を判別するように構成されるとともに、その判別結果に基づいて、前記設定待機時間の長さを変更設定するように構成されている請求項3記載の燃焼装置。
【請求項5】 燃焼用の燃料供給量を、目標燃焼量に対応する目標燃料供給量に変更調節するための燃料供給量調節手段が設けられ、前記制御手段は、前記目標燃焼量に対応する目標通風量になるように通風量を変更すべく前記通風手段の動作を制御するように構成され、前記バーナの燃焼を停止する前の前記バーナの燃焼状態として、前記目標燃焼量を判別するように構成されている請求項4記載の燃焼装置。
【請求項6】 入水路を通して供給される水を前記バーナの燃焼により加熱して出湯路より出湯する水加熱用の熱交換器が備えられ、前記制御手段は、前記熱交換器への通水が開始されるに伴って前記バーナの燃焼を開始し、前記熱交換器への通水が停止されるに伴って前記バーナの燃焼を停止するように、前記バーナの燃焼を制御するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃焼装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、給湯装置や暖房装置等に利用される燃焼装置に関し、詳しくは、燃焼用のバーナと、燃焼用空気を通風する通風手段と、前記バーナの燃焼、及び、前記通風手段の通風作動を制御する制御手段とが備えられた燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の燃焼装置において、従来では、前記制御手段は、前記バーナを燃焼するときは、適正な燃焼状態を維持するように、燃焼用空気を通風する通風作動を実行するように通風手段の動作を制御する構成となっていた。そして、前記制御手段は、前記バーナの燃焼を停止するときには、そのバーナの燃焼を停止させた後にも、通風手段による通風作動を継続して実行させるとともに、バーナの燃焼を停止してから設定時間が経過すると通風手段の通風作動を停止させるように、通風手段の動作を制御する構成となっていた。このような通風手段の作動を継続させる運転動作は、バーナの燃焼を停止したときに未燃成分等を装置外に排出する等の目的で行われるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成においては、次のような不利な面があり、改善すべき余地があった。つまり、上記構成において、バーナが燃焼しているときには、燃焼に伴って発生する熱によってバーナの温度が高温(例えば、700〜800°C程度)になっているが、バーナの燃焼が停止すると、このような燃焼に伴う熱の発生が無くなるので、その後、バーナの温度は低下していくことになる。このとき、上記従来構成のように、通風手段による通風作動が継続して実行されることによって、上記したように高温になっているバーナに対して、このバーナの温度に比べて低い温度である空気が通風されることによってバーナが急激に冷却されることになる。
【0004】ところで、上記したようなバーナは、燃焼に伴って発生する高温度に耐える材質で構成する必要があり、このような材質としては、例えば、耐熱性合金材等の金属材やセラミック材等が代表的なものである。このような材質で構成されるバーナに対して、上記したように高温になっている状態から低温の空気が通風されることによって冷却されるような急激な温度変化が繰り返し発生すると、急激な温度変化に起因して内部応力がかかり歪みが生じることがある。その結果、例えば、表面に亀裂が発生する等の損傷が早期に生じてしまうおそれがあった。
【0005】本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、バーナに上記したような損傷が早期に生じるおそれを抑制することが可能となる燃焼装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構成によれば、燃焼用のバーナと、燃焼用空気を通風する通風手段と、前記バーナの燃焼、及び、前記通風手段の通風作動を制御する制御手段とが備えられた燃焼装置において、前記制御手段は、前記バーナを燃焼するときは燃焼用空気を通風する通風作動を実行し、且つ、前記バーナの燃焼を停止するときには、その燃焼停止と同時に前記通風作動を停止する同時停止処理を実行すべく、前記通風手段の動作を制御するように構成されている。
【0007】つまり、バーナを燃焼するときは、燃焼用空気を通風する通風作動を実行するように通風手段の動作を制御することにより、バーナに対して燃焼用空気が通風されることで適正な燃焼状態を維持できることになる。そして、バーナの燃焼を停止するときには、その燃焼停止と同時に通風手段による通風作動を停止するのである。バーナが燃焼しているときには、燃焼に伴って発生する熱によってバーナは高温になっているが、バーナの燃焼が停止して燃焼に伴う熱の発生が無くなると、その後、バーナの温度は低下していくことになる。このとき、バーナの燃焼停止と同時に通風作動を停止するようにしたから、バーナの温度に比べて低い温度である空気が通風されることによってバーナが急激に冷却されることが回避されることになる。
【0008】その結果、高温のバーナに対して空気が通風されることによりバーナが急激に冷却されるといった不都合がなく、急激な温度変化に起因して内部応力により歪みが発生して亀裂が発生する等、バーナが早期に損傷を受けるおそれを極力、少なくさせることができるものとなった。
【0009】尚、上記同時停止処理における「同時」とは、バーナの燃焼停止と全く同じタイミングであることに限らず、多少、時間的な融通を持つものであり、例えば、バーナが燃焼停止してから、熱的な影響が少ない数秒間程度の遅れをもって通風作動を停止させるような構成をも含むものである。
【0010】請求項2に記載の特徴構成によれば、請求項1において、前記バーナの温度を検出する温度検出手段が設けられ、前記制御手段は、前記同時停止処理を実行した後に、前記温度検出手段にて検出される前記バーナの温度が設定温度まで低下すると、前記通風作動を再開させて設定通風時間だけ前記通風作動を実行した後に通風作動を停止させるアフターパージ動作を実行すべく、前記通風手段の動作を制御するように構成されている。
【0011】つまり、バーナの燃焼を停止するときには、前記同時停止処理を実行して、バーナの燃焼停止と同時に通風手段による通風作動を停止することになるが、その同時停止処理を実行した後に、温度検出手段にて検出されるバーナの温度が設定温度まで低下すると、通風作動を再開させ、設定通風時間だけ通風作動を実行した後に通風作動を停止させるのである。燃焼に伴う熱の発生が無くなると、その後、バーナの温度が低下していくことになるが、このときのバーナの温度を温度検出手段にて検出しながら、バーナが設定温度まで低下したことが検出されると、通風作動を再開させることで、例えば、装置内に残存している未燃成分を通風によって装置外に排出させることができる。このようにバーナの温度が設定温度にまで低下した状態では、バーナの燃焼停止直後に通風作動を実行する場合のように急激な温度変化が生じることがなく、早期に損傷が生じるおそれを抑制することが可能となる。
【0012】このように、燃焼停止後において、バーナの温度が通風作動によって急激な温度変化を生じないような温度になるまで待ってから通風作動を開始するようにすることで、急激な温度変化に起因してバーナが損傷を受けるおそれを極力、少なくさせるものでありながら、装置内に残存している未燃成分を通風によって装置外に排出させることができる。
【0013】請求項3に記載の特徴構成によれば、請求項1において、前記制御手段は、前記同時停止処理を実行した後に、その同時停止処理を実行してから設定待機時間が経過した後、前記通風作動を再開させて、設定通風時間だけ前記通風作動を実行して通風作動を停止させるアフターパージ動作を実行すべく、前記通風手段の動作を制御するように構成されている。
【0014】つまり、バーナの燃焼を停止するときには、前記同時停止処理を実行して、バーナの燃焼停止と同時に通風手段による通風作動を停止することになるが、その同時停止処理を実行した後に、その同時停止処理を実行してから設定待機時間が経過した後、通風作動を再開させて、設定通風時間だけ通風作動を実行させて通風作動を停止させるのである。燃焼に伴う熱の発生が無くなると、その後、バーナの温度が低下していくことになるが、このとき、同時停止処理を実行してから設定待機時間が経過した後に、通風作動を再開させることで、例えば、装置内に残存している未燃成分を通風によって装置外に排出させることができる。このように同時停止処理を実行してから設定待機時間が経過した状態では、バーナの温度は、バーナの燃焼停止直後のときのバーナの温度に比べて低い温度にまで低下しているので、燃焼停止直後に通風作動を実行する場合のように急激な温度変化が生じることがなく、早期に損傷が生じるおそれを抑制することが可能となる。
【0015】このように、燃焼停止後において、設定待機時間が経過するまで待ってから通風作動を開始するようにすることで、急激な温度変化に起因してバーナが損傷を受けるおそれを極力、少なくさせることができるものでありながら、装置内に残存している未燃成分を通風によって装置外に排出させることができる。
【0016】請求項4に記載の特徴構成によれば、請求項3において、前記制御手段は、前記バーナの燃焼を停止する前の前記バーナの燃焼状態を判別するように構成されるとともに、その判別結果に基づいて、前記設定待機時間の長さを変更設定するように構成されている。
【0017】燃焼停止直後のバーナの温度は、常に一定であるとは限らず、バーナの燃焼を停止する前のバーナの燃焼状態、例えば、バーナによる燃焼量を変更するために燃焼用の燃料供給量を変更調節するような構成を採用している場合であれば、そのときのバーナの燃焼量に応じて温度が異なるものとなる。従って、このようなバーナの燃焼を停止する前のバーナの燃焼状態を判別して、その判別結果に基づいて、前記設定待機時間の長さを変更設定する構成として、例えば、設定待機時間として、前記燃焼状態から予測できる燃焼停止直後のバーナの温度が、通風作動によって悪影響を受け難い温度に低下するまでの経過時間として設定することにより、バーナの温度が通風作動によって熱的な影響を受け難い温度に低下していると予測できるような状態で、アフターパージ動作を開始させることが可能となる。尚、前記設定待機時間を一定にしておくと、燃焼停止前のバーナの燃焼状態によっては温度があまり低下していない状態でアフターパージ動作を開始してしまうことも考えられるが、上述したように燃焼停止前のバーナの燃焼状態の判別結果に基づいて設定待機時間の長さを変更設定する構成とすることで、確実に、バーナの温度が通風作動によって熱的な影響を受け難い温度に低下していると予測できるような状態でアフターパージ動作を開始させることが可能となるのである。
【0018】請求項5に記載の特徴構成によれば、請求項4において、燃焼用の燃料供給量を、目標燃焼量に対応する目標燃料供給量に変更調節するための燃料供給量調節手段が設けられ、前記制御手段は、前記目標燃焼量に対応する目標通風量になるように通風量を変更すべく前記通風手段の動作を制御するように構成され、前記バーナの燃焼を停止する前の前記バーナの燃焼状態として、前記目標燃焼量を判別するように構成されている。
【0019】バーナが燃焼するときには、燃料供給量調節手段にて燃焼用の燃料供給量を目標燃焼量に対応する目標燃料供給量に変更調節されるとともに、目標燃焼量に対応する目標通風量になるように通風量を変更すべく通風手段の動作が制御されることになる。そして、バーナの燃焼を停止する前のバーナの燃焼状態として、バーナが燃焼停止する前に設定されていた目標燃焼量、言い換えると、バーナが燃焼停止するまで調節されていた燃焼量の情報に基づいて、前記設定待機時間の長さが変更設定されることになる。
【0020】従って、燃焼が停止する前のバーナの燃焼量に基づいて、アフターパージを開始するまでの設定経過時間を変更設定するので、実際の燃焼状態に対応する適切な設定経過時間を設定することが可能となる。
【0021】請求項6に記載の特徴構成によれば、請求項1〜5のいずれかにおいて、入水路を通して供給される水を前記バーナの燃焼により加熱して出湯路より出湯する水加熱用の熱交換器が備えられ、前記制御手段は、前記熱交換器への通水が開始されるに伴って前記バーナの燃焼を開始し、前記熱交換器への通水が停止されるに伴って前記バーナの燃焼を停止するように、前記バーナの燃焼を制御するように構成されている。
【0022】つまり、入水路を通して供給される水が、バーナの燃焼により水加熱用の熱交換器にて加熱された後に、出湯路より出湯されるのであるが、熱交換器への通水が開始されるに伴ってバーナの燃焼が開始され、熱交換器への通水が停止されるに伴ってバーナの燃焼が停止されることになる。
【0023】ところで、このような構成においては、例えば、熱交換器への通水が停止されてバーナの燃焼が停止されて後においても、バーナの加熱によって高温になっている熱交換器の内部に滞留している湯水が、高温の熱交換器にて更に加熱されてそれまでの出湯温度よりも高温になってしまうことがあり、その後、出湯動作が開始されると、このような高温の湯が出湯されてしまうことがある。そこで、このような構成に請求項2〜5に記載の構成を採用することにより、バーナの燃焼停止後において実行されるアフターパージ動作により、通風手段にて通風される空気によって熱交換器を冷却させることで、その内部に滞留している湯水の温度を極力、低い温度に抑制することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明に係る燃焼装置を給湯装置に適用した場合について図面に基づいて説明する。図1に燃焼装置の一例としての給湯装置を示している。この給湯装置は、水を加熱して給湯する給湯部K、この給湯部Kの動作を制御する制御部H、制御部Hに制御情報を指令するリモコン操作部Rとを備えて構成されている。
【0025】前記給湯部Kは、燃焼室1内にガス燃焼式のバーナ2、このバーナ2により加熱される水加熱用の熱交換器3、バーナ2に点火するイグナイタ4、バーナ2に着火されたか否かを検出するフレームロッド5等が設けられ、バーナ2に対して燃焼用空気を通風するとともに、その通風量を変更調節自在な通風手段としてのファン6が備えられている。尚、ファン6は図示しない電動モータにより駆動される構成であり、その実回転数を検出する回転数センサ16が設けられている。
【0026】前記熱交換器3には、水が供給される入水路7及び図示しない給湯栓に出湯する出湯路8が夫々接続され、入水路7には入水温度を検出する入水温サーミスタ9と、通水量を検出する通水量センサ15とが設けられ、出湯路8には出湯温度を検出する出湯温サーミスタ10が設けられている。更に、バーナ2に対する燃料供給路11には電磁操作式の安全弁12及びメイン弁13と、燃料供給量を変更調節自在な燃料供給量調節手段としての電磁操作式のガス比例弁14とが設けられている。
【0027】前記リモコン操作部Rは、制御部Hに対して通信可能に接続されており、制御部Hに給湯運転の開始・停止を指令する運転スイッチ20、目標給湯温度を設定する温度設定スイッチ21、給湯温度等を表示する表示部22、運転状態で点灯し運転停止状態で消灯する運転ランプ23、バーナ2の燃焼状態中は点灯し、燃焼停止状態で消灯する燃焼ランプ24等が備えられている。
【0028】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを備えて構成され、前記通水量センサ15、入水温サーミスタ9、出湯温サーミスタ10、回転数センサ16、フレームロッド5等の各検出手段の検出情報、並びに、リモコン操作部Rの制御情報が入力され、これらの情報に基づいて、前記安全弁12、メイン弁13、ガス比例弁14、ファン6、イグナイタ4等の動作を制御するように構成されている。
【0029】そして、前記制御部Hは、熱交換器3への通水が開始されるに伴ってバーナ2の燃焼を開始させ、熱交換器3への通水が停止されるに伴ってバーナ2の燃焼を停止させるように、バーナ2の燃焼状態を制御するように構成されており、しかも、通水が実行されているとき、即ち、バーナ2が燃焼しているときには、燃焼用の燃料供給量を、目標燃焼量に対応する目標燃料供給量にするためにガス比例弁14を制御するとともに、前記目標燃焼量に対応する目標通風量になるように通風量を変更すべくファン6の動作を制御する燃焼制御を実行するように構成されている。
【0030】燃焼制御について、具体的に説明すると、入水温度、出湯温度、通水量、目標給湯温度等に基づいてバーナ2の目標燃焼量を求め、その目標燃焼量にするためのバーナ2への目標燃料供給量(ガス供給量)を求めて、その求めた目標燃料供給量になるようにガス比例弁14を調節制御するとともに、目標燃焼量に対応した目標通風量にするためのファン6の目標回転数を設定して、ファン6の実回転数が目標回転数になるようにファン6の作動を制御するように構成されている。
【0031】更に、前記制御部Hは、バーナの燃焼を停止するときには、その燃焼停止と同時に通風作動を停止する同時停止処理を実行すべく、ファン6の動作を制御するように構成されている。
【0032】次に、制御部Hの具体的な制御動作について制御フローチャートに基づいて説明する。図2に示すように、運転スイッチ20がオンしてから、給湯栓が開操作され通水量センサ15の検出通水量が設定水量を越えて通水が検知されると(ステップ1,2)、ファン6による通風作動(プリパージ運転)を開始する(ステップ3)。回転数センサ16にて検出される実際のファン回転数Nxが点火用の設定回転数Nsになったことが確認されると、安全弁12、メイン弁13を開弁するとともに、ガス比例弁14を点火用開度に調節してバーナ2に燃料ガスの供給を開始するとともに、イグナイタ4による点火作動を実行する(ステップ4,5)。フレームロッド5により着火が確認されなければ、安全弁12、メイン弁13を閉弁してバーナ2への燃料ガスの供給を停止させ、イグナイタ4による点火作動を停止する(ステップ6,7)。なお、フレームロッド5により着火が確認されない状態がn回(例えば2回)以上連続して発生しているときには、ファンの作動を停止して異常処理を実行する(ステップ8,9)。つまり、イグナイタ4の動作不良等の異常状態であるとして異常報知ランプを点灯させて、図示しないメンテナンススイッチが操作されてリセットされるまで制御を停止する。
【0033】フレームロッド5により着火が確認されると、イグナイタ4による点火作動を停止する(ステップ10)。そして、出湯温度が目標給湯温度になるように、燃料供給量及びファン6による通風量を変更調節する燃焼制御を実行する(ステップ11)。先ず、目標給湯温度、入水温度、出湯温度の夫々の情報及び通水量情報等から必要となるバーナの目標燃焼量に対応するバーナ2へ供給すべき目標燃料供給量を、予め定められる演算式より求め、求めた目標燃料供給量からそれに対応するガス比例弁13に供給すべき電流値と、燃料供給量に対応するファン6の目標回転数とを予め設定されている変化特性より求める。そして、出湯温度が目標給湯温度になるように、即ち、燃料供給量が目標燃料供給量になるように、ガス比例弁14に対する供給電流値を上記電流値に調節するとともに、ファン回転数が前記目標回転数になるように、ファン6を駆動するモータに対する印加電圧を調整してファン6の回転数を変更調節するのである。
【0034】このような燃焼制御を実行しているときに、通水量センサ15の検出値が設定水量を下回るか又は運転スイッチ20がオフすると(ステップ12,13)、開閉弁12、ガス比例弁13を閉弁してバーナ2の燃焼を停止する(ステップ14)とともに、その燃焼停止と同時にファン6の作動を停止する(ステップ15)。この処理が同時停止処理に対応する。その後、制御動作が終了して、給湯運転の待機状態となる。
【0035】尚、制御動作について詳述はしないが、この給湯装置では、例えば、前記熱交換器3の近傍の温度を検知するセンサが通常の使用では生じないような高温になったような場合、あるいは、上記した各センサ類に動作異常が検出されたような場合には、制御部Hは、バーナ2の燃焼を緊急停止させて使用上の安全性を確保するようにしている。そして、このように動作異常によってバーナ2の燃焼を停止した場合にも、前記同時停止処理を実行してファン6の動作を停止する構成としている。但し、イグナイタ4による着火ミスにより動作異常が判断された場合、その回数がn回目に達していないときは、ファン6の運転(プリパージ運転)を停止することなく、次回の着火動作に備えるようにしている。
【0036】〔第2実施形態〕次に第2実施形態について説明する。この実施形態における給湯装置の構成は、図3に示すように、図1に示す第1実施形態の場合と比較して、バーナ2に温度検出手段としての温度センサSbが設けられる点と、制御部Hによるバーナ2の燃焼停止後における制御内容が異なっている以外は、その他の構成は同じであるから、以下、第1実施形態の構成と異なる部分についてのみ説明する。
【0037】前記バーナ2の温度を検出する温度検出手段としての温度センサSbが設けられ、この温度センサSbの検出情報も制御部Hに入力される構成としている。そして、制御部Hは、前記同時停止処理を実行した後に、前記温度センサSbにて検出されるバーナ2の温度が設定温度まで低下すると、通風作動を再開させて設定通風時間Tuだけ通風作動を実行した後に通風作動を停止させるアフターパージ動作を実行すべく、ファン6の動作を制御するように構成されている。
【0038】図4を参照しながら、その制御動作について具体的に説明する。尚、この実施形態においても、通水に伴ってバーナの燃焼を開始するとともに、上記したような燃焼制御を実行する構成は、上記第1実施形態と同様であり、図2に示す制御フローチャートにおけるステップ1からステップ13までの動作の手順は同じであるから図示は省略し、前記同時停止処理以降の処理について示している。つまり、バーナ2の燃焼を停止すると同時にファン6の作動を停止(ステップ14、ステップ15)した後、前記温度センサSbにて検出されるバーナ2の温度txが設定温度tsにまで低下したことが検出されると、ファン6による通風作動を開始する(ステップ16,17)。その後、設定通風時間Tu(例えば、数分間)だけ設定回転数(例えば、最大回転数)で通風作動を実行した後にその通風作動を停止させる(ステップ18,19)。上記設定温度tsとしては、ファン6による通風によって内部応力が生じるような急激な温度変化とならない程度の温度であればよく、例えば、バーナの材質や燃料の種類等によって予め実験等により適切な値を求めて設定するとよい。
【0039】〔第3実施形態〕次に第3実施形態について説明する。この実施形態における給湯装置の構成は、図1に示す第1実施形態の場合と比較して、制御部Hの燃焼停止後における制御内容が異なっている以外は、その他の構成は同じであるから、以下、制御部Hによる制御動作のうち第1実施形態の構成と異なる部分についてのみ説明する。
【0040】つまり、制御部Hは、上記第1実施形態における同時停止処理と同様な処理を実行した後に、その同時停止処理を実行してから予め所定の長さに設定されている設定待機時間Ttが経過した後、通風作動を再開させて、設定通風時間Tuだけ通風作動を実行して通風作動を停止させるアフターパージ動作を実行すべく、ファン6の動作を制御するように構成されている。
【0041】図5を参照しながら、その制御動作について具体的に説明する。尚、この実施形態においても、通水に伴ってバーナの燃焼を開始するとともに、上記したような燃焼制御を実行する構成は、上記第1実施形態と同様であり、図2に示す制御フローチャートにおけるステップ1からステップ13までの動作の手順は同じであるから図示は省略し、前記同時停止処理以降の処理について示している。図5に示すようにバーナの燃焼を停止すると同時にファン6の作動を停止(ステップ14、ステップ15)した後、バーナ2の燃焼停止と同時にファン6の作動を停止してから前記設定待機時間Ttが経過すると、ファン6による通風作動を開始して、その後、設定通風時間Tu(例えば、数分間)だけ設定回転数(例えば、最大回転数)で通風作動を実行した後に、その通風作動を停止させることになる(ステップ20〜23)。尚、前記設定回転数としては最大回転数に限らず、それ以外の回転数であってもよく、又、最初のうち短時間だけ最大回転数で回転させ、その後、それよりも低い回転数で回転させる等、各種の形態で実施してもよい。
【0042】〔第4実施形態〕次に第4実施形態について説明する。この実施形態における給湯装置の構成は、図1に示す第1実施形態の場合と比較して、制御部Hの燃焼停止後における制御内容が異なっている以外は、その他の構成は同じであるから、以下、制御部Hによる制御動作のうち第1実施形態の構成と異なる部分についてのみ説明する。
【0043】つまり、制御部Hは、上記第1実施形態における同時停止処理と同様な処理を実行した後に、その同時停止処理を実行してから設定待機時間Ttが経過した後、通風作動を再開させて、設定通風時間Tuだけ通風作動を実行して通風作動を停止させるアフターパージ動作を実行すべく、ファン6の動作を制御するように構成されている。この点では上記第3実施形態と同じであるが、この実施形態では、バーナの燃焼を停止する前のバーナの燃焼状態として、燃焼停止前の目標燃焼量を判別するように構成されるとともに、その判別結果に基づいて、前記設定待機時間Ttの長さを変更設定するように構成されている。
【0044】図6を参照しながら、その制御動作について具体的に説明する。尚、この実施形態においても、通水に伴ってバーナの燃焼を開始するとともに、上記したような燃焼制御を実行する構成は、上記第1実施形態と同様であり、図2に示す制御フローチャートにおけるステップ1からステップ13までの動作の手順は同じであるから図示は省略し、前記同時停止処理以降の処理について示している。図6に示すように、バーナの燃焼を停止すると同時にファン6の作動を停止(ステップ14、ステップ15)した後、燃焼を停止する直前におけるバーナ2の目標燃焼量(入水温度、出湯温度、通水量、目標給湯温度等に基づいて求められる)を判別して(ステップ24)、その判別結果に基づいて、設定待機時間Ttの長さを変更設定する(ステップ25)。そして、バーナ2の燃焼停止と同時にファン6の作動を停止してから前記設定待機時間Ttが経過すると、ファン6による通風作動を開始して、その後、設定通風時間Tu(例えば、数分間)だけ設定回転数(例えば、最大回転数)で通風作動を実行した後に、その通風作動を停止させることになる(ステップ26〜29)。尚、バーナ2の目標燃焼量に対する設定待機時間Ttの変化特性は、予め実験等によって求められて記憶されている。例えば、外気温度に対応する情報として入水温度の情報等も加味してマップデータとして設定記憶しておくとよい。
【0045】尚、図7に、バーナの燃焼が停止してからの時間経過に伴うバーナの温度の変化についての本出願人による計測結果を示している。図中、実線で示すラインL1は、従来の構成によるバーナの温度変化を示しており、一点鎖線で示すラインL2は、上記第1実施形態によるバーナの温度変化を示している。又、、二点鎖線で示すラインL3は、上記第3実施形態によるバーナの温度変化を示している。この計測結果より明らかなように、上記構成によれば、従来構成に比べて、バーナの温度低下が少なく、燃焼を停止してから十数秒経過した状態で、約100°C以上の温度差がある状態で温度低下量を少なくすることができることが示されている。
【0046】〔別実施形態〕次に、上記実施形態以外の別実施形態を説明する。
【0047】(1)上記第4実施形態では、前記バーナの燃焼を停止する前のバーナの燃焼状態として、燃焼を停止する直前における前記バーナの目標燃焼量を判別する構成としたが、このような構成に限らず、例えば、燃焼を停止する前の数秒間の間でのバーナの目標燃焼量の累積値、あるいは、それらの平均値等を用いてもよく、要するに、燃焼停止時におけるバーナの温度が推定できるような情報であればよい。
【0048】(2)上記実施形態では、燃焼装置として給湯装置を例示したが、本発明は給湯装置に限らず、暖房用燃焼装置等、その他の燃焼装置であってもよい。




 

 


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