米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 機械工学 -> エヌオーケー株式会社

発明の名称 ガスケット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−295929(P2001−295929A)
公開日 平成13年10月26日(2001.10.26)
出願番号 特願2000−116192(P2000−116192)
出願日 平成12年4月18日(2000.4.18)
代理人 【識別番号】100071205
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 陽一
【テーマコード(参考)】
3J040
【Fターム(参考)】
3J040 AA01 AA12 BA01 EA15 EA17 EA27 EA48 FA01 FA05 HA08 HA09 HA15 HA30 
発明者 中嶋 光康 / 安田 昌美
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 基板(2)の両面または片面にゴム状弾性材製のシール材(3)を配置するとともに、前記基板(2)およびシール材(3)に厚さ方向に貫通するボルト穴(6)を設けたガスケット(1)において、前記ボルト穴(6)の周縁部に耐圧縮性の比較的大きなシール材(4)を配置するとともに、前記ボルト穴(6)の周縁部以外の部分に追従性の比較的大きなシール材(5)を配置したことを特徴とするガスケット。
【請求項2】 基板(2)の両面または片面にゴム状弾性材製のシール材(3)を配置するとともに、前記基板(2)およびシール材(3)に厚さ方向に貫通するボルト穴(6)を設けたガスケット(1)において、前記ボルト穴(6)の周縁部における前記基板(2)の厚さを、前記ボルト穴(6)の周縁部以外の部分における前記基板(2)の厚さよりも小さく形成したことを特徴とするガスケット。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封装置の一種であるガスケットに関するものである。本発明のガスケットは例えば、自動車等の車両または各種の産業機械におけるオートマティックトランスミッションのバルブボディセパレートプレートとして利用される。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5(A)に示すように、基板52の両面または片面(図では両面)にゴム状弾性材製のシール材53を配置するとともに、この基板52およびシール材53にその厚さ方向に貫通するボルト穴54を設けたガスケット51が知られている。
【0003】しかしながら、このガスケット51においては、図示したように基板52およびシール材53が共に、ボルト穴54の周縁部においてもボルト穴54の周縁部以外の部分においても同じ厚さに形成されているために、以下のような不都合がある。
【0004】すなわち、同図(B)に示すように、このガスケット51が上下のハウジング55,56間に装着されて、締結ボルト57によって締め付けられると、ボルト穴54の周縁部に面圧が集中するために、シール材53の端部が外側に押し出されて、シール材53のはみ出しやゴム破壊が発生し、これによりトルクダウン(締付け力の低下)やコンタミ(異物の混入)が発生することがある。
【0005】また、同じくボルト穴54の周縁部に面圧が集中するために、複数のボルト57間の面圧が低くなり、これによりシール性の低い部分が発生することもある。
【0006】また、これらの現象は、低面圧部のシール性を向上させるべくシール材53として低硬度発泡ゴム等を使用した場合に特に顕著に発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑み、シール材のはみ出しやゴム破壊が発生するのを防止するとともに、ボルト間の面圧が低くなるのを防止することができ、もって耐圧縮性を向上させるとともに、シール性を向上させることが可能なガスケットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるガスケットは、基板の両面または片面にゴム状弾性材製のシール材を配置するとともに、前記基板およびシール材に厚さ方向に貫通するボルト穴を設けたガスケットにおいて、前記ボルト穴の周縁部に耐圧縮性の比較的大きなシール材を配置するとともに、前記ボルト穴の周縁部以外の部分に追従性の比較的大きなシール材を配置したことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の請求項2によるガスケットは、基板の両面または片面にゴム状弾性材製のシール材を配置するとともに、前記基板およびシール材に厚さ方向に貫通するボルト穴を設けたガスケットにおいて、前記ボルト穴の周縁部における前記基板の厚さを、前記ボルト穴の周縁部以外の部分における前記基板の厚さよりも小さく形成したことを特徴とするものである。
【0010】上記構成を備えた本発明の請求項1によるガスケットのように、シール材の材質を複数に区分けして、ボルト穴の周縁部に耐圧縮性の比較的大きなシール材を配置するとともに、ボルト穴の周縁部以外の部分に追従性の比較的大きなシール材を配置すると、締結ボルトによる締付け力が作用したときに、この締付け力を前者の耐圧縮性の比較的大きなシール材が受けることになり、このシール材の材質が比較的変形しにくいものであるために、シール材のはみ出しやゴム破壊が発生するのを抑えることが可能となり、また、これに伴ってボルト間の面圧が極端に低くなるのを抑えることが可能となる。
【0011】また、上記構成を備えた本発明の請求項2によるガスケットのように、ボルト穴の周縁部における基板の厚さをボルト穴の周縁部以外の部分における基板の厚さよりも小さく形成すると、締結ボルトによる締付け力が作用したときに、ボルト穴の周縁部に面圧が集中しにくくなる。したがって、ボルト穴の周縁部においては、シール材のはみ出しやゴム破壊が発生するのを抑えることが可能となり、ボルト穴の周縁部以外の部分においては、ボルト間の面圧が極端に低くなるのを抑えることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0013】第一実施例・・・図1(A)は、本発明の第一実施例に係るガスケット1の装着前の状態を示しており、このガスケット1が装着されると、同図(B)に示すようになる。当該ガスケット1は、図2に示すように、一対のバルブボディ11,12間に挟み込まれるバルブボディ用ガスケットである。
【0014】図1に示すように、当該ガスケット1は先ず、平板状の基板2を有しており、この基板2の両面または片面(図では両面)にゴム状弾性材製のシール材3が被着されており、このシール材3が平面上複数の材質に区分けされて、高面圧部となり易いボルト穴6の周縁部(ボルト直下部とも称する)には、耐圧縮性の比較的大きなシール材(第一シール材とも称する)4が配置されており、低面圧部となり易いボルト穴6の周縁部以外の部分には、追従性の比較的大きなシール材(第二シール材とも称する)5が配置されている。
【0015】基板2は、金属等の所定の剛材によって平板状に形成されており、その厚さを均一に形成されている。
【0016】第一シール材4は、高硬度非発泡ゴム等の耐圧縮性に優れたゴムによって層状ないし膜状に形成されており、ボルト穴6の周縁に位置する厚さの均一な部分(ゴム第一部分とも称する)4aと、ボルト穴6から遠ざかるに連れて厚さが徐々に薄くなってゆく部分(ゴム第二部分とも称する)4bとを備えている。ゴムの種類の具体例としては、ニトリル系ゴム、特に、硬さJIS A70〜100のニトリル系ゴムが適している。
【0017】第二シール材5は、低硬度発泡ゴム等の追従性に優れたゴムによって層状ないし膜状に形成されており、第一シール材4のゴム第二部分4bと一部が重なるようにしてボルト穴6から遠ざかるに連れて厚さが徐々に厚くなってゆく部分(ゴム第三部分とも称する)5aと、厚さの均一な部分(ゴム第四部分とも称する)5bとを備えている。ゴムの種類の具体例としては、ニトリル系発泡ゴム、特に硬さJIS A70以下のニトリル系発泡ゴムが適している。
【0018】第二シール材5のゴム第三部分5aの最小厚さは、第一シール材4のゴム第一部分4aの厚さよりも小さく形成されており、第二シール材5のゴム第四部分5bの厚さは第一シール材4のゴム第一部分4aの厚さよりも大きく形成されている。第一シール材4のゴム第二部分4bと第二シール材5のゴム第三部分5aの境には、谷状の凹部7が形成されている。
【0019】第一および第二の両シール材4,5はそれぞれ、基板2の表面にコーティングされており、コーティングの方法としては、スクリーンコート法が好ましい。
【0020】上記構成のガスケット1は、上下のハウジング11,12間に装着されて、締結ボルト13によって締め付けられると、図1(B)に示す状態となり、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
【0021】すなわち、上記したように、基板2に被着されるシール材3が平面上複数の材質に区分けされて、ボルト穴6の周縁部に、高硬度非発泡ゴム等の耐圧縮性に優れたゴムによって形成された第一シール材4が配置されるとともに、ボルト穴6の周縁部以外の部分に、低硬度発泡ゴム等の追従性に優れたゴムによって形成された第二シール材5が配置されているために、締結ボルト13による締付け力が作用すると、この締付け力を前者の第一シール材4が受けることになり、この第一シール材4の材質は比較的変形しにくいものである。したがって、上記締付け力によってシール材3がはみ出したり、ゴム破壊が発生したりするのを抑えることが可能となり、これにより耐圧縮性を向上させることができる。
【0022】また、これに伴って、ボルト13間の面圧が極端に低くなるのを抑えることが可能となり、これによりシール性を向上させることができる。尚、このシール性は、第二シール材5のゴム第四部分5bの厚さが第一シール材4のゴム第一部分4aの厚さより大きく形成されているために、一層向上せしめられる。また、第二シール材5のゴム第四部分5bはその変形時、凹部7を逃げ場として適切に弾性変形する【0023】第二実施例・・・図3(A)は、本発明の第二実施例に係るガスケット1の装着前の状態を示しており、このガスケット1が装着されると、同図(B)に示すようになる。当該ガスケット1は、上記図2に示したように、一対のバルブボディ11,12間に挟み込まれるバルブボディ用ガスケットである。
【0024】当該ガスケット1は先ず、平板状の基板2を有しており、この基板2のボルト穴6の周縁部(ボルト直下部とも称する)における厚さがボルト穴6の周縁部以外の部分における厚さよりも小さく形成されており、この基板2の両面または片面(図では両面)にゴム状弾性材製のシール材(ゴム層とも称する)3が被着されている【0025】基板2は、金属等の所定の剛材によって平板状に形成されており、厚さの均一な部分(第一部分2aとも称する)2aと、この第一部分2aのボルト穴6側に位置してボルト穴6に近付くに連れて厚さが徐々に薄くなってゆく部分(第二部分とも称する)2bとを備えている。第一部分2aの厚さは1mm以上が一般である。金属板にこのようにテーパーを付けてその一部を薄肉化にするには、機械加工、プレス加工またはエッチング加工が適している。
【0026】シール材3は、発泡ゴム等のゴムによって層状ないし膜状に形成されており、基板2の全面に均一な厚さでコーティングされている。基板2の第二部分2bにコーティングされたシール材3には、第二部分2bにテーパーが付けられているのに伴って、ここにもテーパーが付けられており、よってこの部分の上または下には、擂り鉢状の凹部7が設けられている。
【0027】各部寸法数値の具体例は、以下のとおりである。
(a)ボルト周辺部(ボルト直下部)以外の厚み■片側ゴム厚み:0.05〜0.5mm程度、例えば0.1〜0.2mm程度■鋼板(基板)厚み:0.8mm以上、例えば1〜1.4mm程度(b)ボルト周辺部(ボルト直下部)の厚み上記aより全厚(ゴム厚+鋼板厚)を薄くする。例えば全厚で0.1mm以上薄くする。
【0028】上記構成のガスケット1は、上下のハウジング11,12間に装着されて、締結ボルト13によって締め付けられると、図3(B)に示す状態となり、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
【0029】すなわち、上記したように、基板2のボルト穴6の周縁部における厚さがボルト穴6の周縁部以外の部分における厚さよりも小さく形成されているために、締結ボルト13による締付け力が作用したときに、ボルト穴6の周縁部に面圧が集中しないものである。したがって、ボルト穴6の周縁部においては、シール材3のはみ出しやゴム破壊が発生するのを抑えることが可能となるために、これにより耐圧縮性を向上させることができる。
【0030】また、ボルト穴6の周縁部以外の部分においては、ボルト6間の面圧が極端に低くなるのを抑えることが可能となるために、これによりシール性を向上させることができる。シール材3はその変形時に、凹部7を逃げ場として適切に弾性変形する【0031】第三実施例・・・尚、基板2は、図4に示すように、テーパー状の第二部分2bの更にボルト穴6側に、厚さ均一の第三部分2cを設けたものであっても良い。この第三実施例のその他の構成および作用効果は、上記第二実施例と同じである。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0033】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の請求項1によるガスケットにおいては、基板に重ねられるシール材の材質が複数に区分けされて、ボルト穴の周縁部に耐圧縮性の比較的大きなシール材が配置されるとともに、ボルト穴の周縁部以外の部分に追従性の比較的大きなシール材が配置されているために、締結ボルトによる締付け力が作用すると、この締付け力を前者のシール材が受け、このシール材の材質は比較的変形しにくいものである。したがって、締付け力によってシール材がはみ出したり、ゴム破壊が発生したりするのを抑えることが可能となり、これにより耐圧縮性を向上させることができる。また、これに伴って、ボルト間の面圧が極端に低くなるのを抑えることが可能となり、これによりシール性を向上させることができる。
【0034】また、上記構成を備えた本発明の請求項2によるガスケットにおいては、ボルト穴の周縁部における基板の厚さがボルト穴の周縁部以外の部分における基板の厚さよりも小さく形成されているために、締結ボルトによる締付け力が作用したときに、ボルト穴の周縁部に面圧が集中しにくくなっている。したがって、ボルト穴の周縁部においては、シール材のはみ出しやゴム破壊が発生するのを抑えることが可能となるために、これにより耐圧縮性を向上させることができる。また、ボルト穴の周縁部以外の部分においては、ボルト間の面圧が極端に低くなるのを抑えることが可能となるために、これによりシール性を向上させることができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013