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発明の名称 オイルシール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−263010(P2001−263010A)
公開日 平成13年9月26日(2001.9.26)
出願番号 特願2000−69889(P2000−69889)
出願日 平成12年3月14日(2000.3.14)
代理人 【識別番号】100071205
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 陽一
【テーマコード(参考)】
3J006
【Fターム(参考)】
3J006 AB13 AE16 
発明者 大谷 剛生
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 バルブステム(10)をシールするカム室側リップ(4)および燃焼室側リップ(5)を備え、前記燃焼室側リップ(5)にカム室側から燃焼室側へ通じる切欠部(8)を設けたバルブステム用オイルシール(1)において、前記燃焼室側リップ(5)の更に燃焼室側に第二の燃焼室側リップ(6)を設け、前記第二の燃焼室側リップ(6)にカム室側から燃焼室側へ通じる切欠部(9)を設け、前記燃焼室側リップ(5)に設けた切欠部(8)と前記第二の燃焼室側リップ(6)に設けた切欠部(9)とを互いに周方向にずらして配置したことを特徴とするオイルシール。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封装置の一種であるオイルシールに係り、特に、エンジン等に用いられるバルブステム用のオイルシールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、エンジンのバルブステム51にはオイルシール52が取り付けられており、その下方に位置するバルブステム51とバルブステムガイド53との間の潤滑油量を制御し、バルブステム51の焼付き、バルブステムガイド53の摩耗および過大なオイル消費の防止等を行なっている。
【0003】この種の用途に用いられるオイルシール52は通常、バルブステム51をシールするカム室側リップ54および燃焼室側リップ55よりなる二段リップを備えており、二段目の燃焼室側リップ55でバルブステム51の偏心等の外乱追随性を良くし、一段目のカム室側リップ54で安定した油漏れ量の制御を行なっている。
【0004】このように二段リップを備えたオイルシール52において、試料ごとの油漏れ量のバラツキは一般に極く小さなものであるが、小さいながらも試料ごとに油漏れ量のバラツキが発生するのは、以下の理由によるものと考えられる。
【0005】すなわち、図示したように二段目の燃焼室側リップ55には、その内周部に、一段目のカム室側リップ54から漏れた油を通過させるために切欠部56が設けられているが、このように燃焼室側リップ55の内周部に切欠部56が設けられているために、バルブステム51がこの切欠部56の方向へ偏心するのが許容され、このバルブステム51の偏心を原因として油漏れ量のバラツキが発生している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑みて、バルブステムの偏心を抑えることができ、もって安定した油漏れ量の制御を行なうことが可能なオイルシールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明のオイルシールは、バルブステムをシールするカム室側リップおよび燃焼室側リップを備え、前記燃焼室側リップにカム室側から燃焼室側へ通じる切欠部を設けたバルブステム用オイルシールにおいて、前記燃焼室側リップの更に燃焼室側に第二の燃焼室側リップを設け、前記第二の燃焼室側リップにカム室側から燃焼室側へ通じる切欠部を設け、前記燃焼室側リップに設けた切欠部と前記第二の燃焼室側リップに設けた切欠部とを互いに周方向にずらして配置したことを特徴とするものである。
【0008】上記構成を備えた本発明のオイルシールにおいては、燃焼室側リップの更に燃焼室側に第二の燃焼室側リップが設けられ、この第二の燃焼室側リップに燃焼室側リップと同様、カム室側から燃焼室側へ通じる切欠部が設けられ、燃焼室側リップに設けられた切欠部と第二の燃焼室側リップに設けられた切欠部とが互いに周方向にずれた位置に配置されているために、バルブステムが燃焼室側リップに設けられた切欠部の方向に偏心しようとすると、第二の燃焼室側リップがこの偏心を阻止し、また、バルブステムが第二の燃焼室側リップに設けられた切欠部の方向に偏心しようとすると、燃焼室側リップがこの偏心を阻止することになる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0010】図1は、本発明の実施例に係るバルブステム用オイルシール1の縦断面を示しており、そのA−A線横断面が図2(A)に示されるとともに、B−B線横断面が図2(B)に示されている。
【0011】当該バルブステム用シール1は、以下のように構成されている。
【0012】すなわち先ず、金属製の取付環(補強環とも称する)2にゴム状弾性材製のシール部3が焼付け等の手段によって固定的に取り付けられており、このシール部3の内周面に、カム室側リップ4、燃焼室側リップ(第一の燃焼室側リップとも称する)5、および第二の燃焼室側リップ6よりなる三段リップが設けられている。シール部3の外周部には、ガータースプリング7が嵌着されている。
【0013】図2(A)に示すように、二段目の第一の燃焼室側リップ5の内周部には、一段目のカム室側リップ4から漏れた油を通過させるための切欠部(第一の切欠部とも称する)8が所要数等配状に設けられており、図では、この切欠部8が四等配で設けられている。この切欠部8の寸法は、シール1の寸法ないしバルブステム10(図3参照)の軸径によって異なるが、バルブステム10の軸径が8mmのものについては第一の燃焼室側リップ5の内径が7.6mm(スプリングレス時)となっており、切欠部8の寸法(周方向幅)は約2.65mmに形成されている。また、リップ5の内周部のうち、切欠部8を設けてない部分(非切欠部部とも称する)5aの角度θは40度、切欠部8の角度θは50度に設定されており、よって角度の比は4:5とされている。
【0014】また、図2(B)に示すように、三段目の第二の燃焼室側リップ6の内周部にも、一段目のカム室側リップ4から漏れた油を通過させるための切欠部(第二の切欠部とも称する)9が所要数等配状に設けられており、図では、この切欠部9も四等配で設けられている。
【0015】また、第一の切欠部8と第二の切欠部9とは、互いに周方向にずれた位置に配置されており、図では、両切欠部8,9が45度ずつ変位して交互に配置されている。
【0016】上記構成のオイルシール1においては、図3に示すように、バルブステム10が第一の燃焼室側リップ5に設けられた切欠部8の方向に偏心しようとすると、第二の燃焼室側リップ6がその非切欠部部6aにおいてこの偏心を阻止し、またバルブステム10が第二の燃焼室側リップ6に設けられた切欠部9の方向に偏心しようとすると、燃焼室側リップ5がその非切欠部部5aにおいてこの偏心を阻止するために、上記従来技術と比較して、バルブステム10がオイルシール1に対して偏心するのを有効に抑えることが可能である。したがって、バルブステム10の偏心による油漏れ量のバラツキを小さく抑えることができる。また、バルブステム10の偏心が抑えられると、カム室側リップ4の偏摩耗が抑制されるために、安定した油漏れ量を維持することができる。
【0017】尚、第二の燃焼室側リップ6および第二の切欠部9の形状は、これを第一の燃焼室側リップ5および第一の切欠部8の形状と同一とすることにより、カム室側リップ4を通過する油がバルブステム10およびバルブステムガイド11側へ容易に流れるようになる。
【0018】また、第二の切欠部9の寸法は、第二の燃焼室側リップ6を設けたことによる抵抗を低減させるために、これを第一の切欠部8の寸法よりも大きくすることも考えられ、更に同じ目的で、第二の切欠部9の形状を燃焼室側を頂点とする三角形状としたり、第二の切欠部9の寸法をカム室側端部で比較的小さく、燃焼室側端部で比較的大きくしたりしても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0020】すなわち、上記構成を備えた本発明のオイルシールにおいては、燃焼室側リップの更に燃焼室側に第二の燃焼室側リップが設けられ、この第二の燃焼室側リップに燃焼室側リップと同様、カム室側から燃焼室側へ通じる切欠部が設けられ、燃焼室側リップに設けられた切欠部と第二の燃焼室側リップに設けられた切欠部とが互いに周方向にずれた位置に配置されているために、バルブステムが燃焼室側リップに設けられた切欠部の方向に偏心しようとすると、第二の燃焼室側リップがこの偏心を阻止し、また、バルブステムが第二の燃焼室側リップに設けられた切欠部の方向に偏心しようとすると、燃焼室側リップがこの偏心を阻止する。したがって、従来技術と比較して、バルブステムがオイルシールに対して偏心するのを有効に抑えることが可能であるために、バルブステムの偏心による油漏れ量のバラツキを小さく抑えることができ、安定した油漏れ量の制御を行なうことができる。また、バルブステムの偏心が抑えられると、カム室側リップの偏摩耗が抑制されるために、安定した油漏れ量を維持することができる。




 

 


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