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発明の名称 アキュムレータブラダ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−254701(P2001−254701A)
公開日 平成13年9月21日(2001.9.21)
出願番号 特願2000−70072(P2000−70072)
出願日 平成12年3月14日(2000.3.14)
代理人 【識別番号】100066005
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 俊夫 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3H086
【Fターム(参考)】
3H086 AD13 AD46 
発明者 徳光 英之 / 小林 修 / 北島 康明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 厚さ30〜250μmのナイロン-4,6製バリア層の両面にゴム層を形成せしめてなるアキュムレータブラダ。
【請求項2】 バリア層の両面に形成されるゴム層の少くとも一方のゴム層がガスバリア性ゴム層である請求項1記載のアキュムレータブラダ。
【請求項3】 ガスバリア性ゴム層がニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、塩素化ポリエチレンまたはフッ素ゴムの層である請求項2記載のアキュムレータブラダ。
【請求項4】 バリア層の両面に形成されるゴム層の他方のゴム層が耐油性ゴム層である請求項2記載のアキュムレータブラダ。
【請求項5】 耐油性ゴム層がニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、塩素化ポリエチレンまたはフッ素ゴムの層である請求項4記載のアキュムレータブラダ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アキュムレータブラダに関する。更に詳しくは、耐久性および耐ガス透過性にすぐれたアキュムレータブラダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧装置等に利用されるアキュムレータに用いられるブラダのバリア層には、エチレン-ビニルアルコール共重合体のようなガス透過性の低い樹脂材料が用いられている。しかしながら、かかる材料のバリア層のみでは、使用中に亀裂が生じてしまうため、バリア層の両面に曲げ弾性率の低い樹脂材料、例えばポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等を貼り合わせ、積層体とすることにより、曲げ耐久性や屈曲性を維持している(特開平5-318685号公報など)。
【0003】しかしながら、このような積層体膜では、最終的な厚さがそれ自体だけで約200〜400μmになり、また積層が煩雑で、高価なものとなるのを避けることができない。さらに、バリア層として、ガス透過性が低い芳香族ナイロンを用いたブラダも考案されているが、これらはいずれも破断伸びが極めて小さいため、直ぐに亀裂を生じてしまうという致命的な欠点がみられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、バリア層の厚さを厚くする必要がなく、耐久性および耐ガス透過性にすぐれたアキュムレータブラダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、厚さ30〜250μmのナイロン-4,6製バリア層の両面にゴム層を形成させたアキュムレータブラダによって達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】ナイロン-4,6製バリア層は、30〜250μm、好ましくは80〜150μmの厚さを有するものが用いられ、このような厚さのものは一般に押出成形法によって押出成形される。これよりも厚さが薄いとガスバリア性に乏しくなり、一方これよりも厚いものを用いると柔軟性が低下するようになる。なお、このナイロン-4,6製バリア層は、ゴム層との密着性を向上させるため、予めブラダ形状に予備成形しておくことが好ましい。
【0007】バリア層の両面に形成されるゴム層の少くとも一方の面には、ガスバリア性ゴム層が約25〜800μm、好ましくは約50〜600μmの厚さで、接着剤層を介して加硫接着される。接着剤としては、ゴムの種類に応じて、エポキシ系、イソシアネート系、フェノール系、エポキシフェノール系等の接着剤が適宜選択して用いられる。また、これらの接着剤には、ゴム成分を添加して用いることもできる。ガスバリア性ゴム層は、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、塩素化ポリエチレン、フッ素ゴム等から形成される。
【0008】アキュムレータに封入される流体が気体の場合には、バリア層の両面に形成されるゴム層が、いずれも上記の如き厚さを有するガスバリア性ゴム層が用いられるが、例えば鉱物油等の液体が封入される場合には、耐油性ゴム層が約25〜800μm、好ましくは約50〜600μmの厚さで、液体側に向くように接着剤を介して加硫接着される。耐油性ゴム層は、ニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、塩素化ポリエチレン、フッ素ゴム等の層として形成される。
【0009】
【発明の効果】本発明に係るナイロン-4,6製バリア層を有するアキュムレータブラダは、バリア層の厚さを厚くすることなく、全体の厚さを約80〜1850μm、好ましくは約180〜1350μm程度の範囲内に抑えながら、耐久性および耐ガス透過性にすぐれており、特にガス封入用アキュムレータブラダなどとして有効に使用することができる。
【0010】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【0011】実施例1ナイロン-4,6(DSM JSRエンジニアリングプラスチック社製品PA46)を押出成形した厚さ100μmのバリア層の両面に、エポキシ系接着剤層(セメダイン製品セメダイン1500)を介して、厚さ500μmのニトリルゴムを加硫接着し、アキュムレータブラダを製造した。
【0012】このブラダをアキュムレータに装着し、80℃で3万回のサイクルで屈曲試験を行った。アキュムレータ封入ガスとしては窒素ガスを用い、ガス封入圧の2〜3倍の範囲内で、封入液体の圧力を変化させた。このような屈曲試験後の亀裂発生数の測定(ブラダ膜のX線透過像を撮影し、ブラダ膜に生じている亀裂数をカウント)および耐ガス透過性(窒素ガスの透過量が温度100℃、差圧10MPa、面積100cm2の条件下で、1日当りの漏れ量が25cm3未満であれば〇、25cm3以上150cm3未満であれば△、150cm3以上であれば×)の評価を行った。
【0013】実施例2実施例1において、バリア層の油側に厚さ500μmのニトリルゴムが、また窒素ガス側に厚さ500μmのブチルゴム(エポキシ系接着剤層:セメダイン1500)が向くように加硫接着して、アキュムレータブラダを製造し、同様の測定および評価を行った。
【0014】実施例3実施例1において、バリア層の油側に厚さ500μmのニトリルゴムが、また窒素ガス側に厚さ500μmの塩素化ポリエチレン(エポキシ系接着剤層:セメダイン1500)が向くように加硫接着して、アキュムレータブラダを製造し、同様の測定および評価を行った。
【0015】比較例1実施例1において、バリア層として芳香族ナイロンであるナイロン-9T(クラレ製品)の厚さ50μmの押出成形物が用いられ、製造されたアキュムレータブラダについて同様の測定および評価が行われた。
【0016】比較例2実施例1において、バリア層としてナイロン-4,6の厚さ20μmの押出成形物が用いられ、製造されたアキュムレータブラダについて同様の測定および評価が行われた。
【0017】比較例3実施例1において、バリア層としてナイロン-6(三菱ガス化学製品)の厚さ100μmの押出成形物が用いられ、製造されたアキュムレータブラダについて同様の測定および評価が行われた。
【0018】参考例実施例1において、バリア層として厚さ100μmのエチレン-ビニルアルコール共重合体(クラレ製品F101)の両面を厚さ70μmの特殊ナイロン(デュポン社製品ST811HS)で挟んだ積層物が用いられ、製造されたアキュムレータブラダについて同様の測定および評価が行われた。
【0019】以上の各実施例、比較例および参考例で得られた結果は、次の表に示される。この結果に示されるように、比較例のものは亀裂が入ったり、ガスバリア性が悪かったりしたが、各実施例のものはすべて良好であった。また、参考例のものと比較して、約半分以下の厚さでガスバリア性を発揮することができた。
亀裂発生数 耐ガス透過性 実施例1 0 〇 〃 2 0 〇 〃 3 0 〇 比較例1 20 × 〃 2 0 △ 〃 3 0 × 参考例 0 〇



 

 


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