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発明の名称 密封装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−56056(P2001−56056A)
公開日 平成13年2月27日(2001.2.27)
出願番号 特願平11−229334
出願日 平成11年8月13日(1999.8.13)
代理人 【識別番号】100085006
【弁理士】
【氏名又は名称】世良 和信 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3J043
【Fターム(参考)】
3J043 AA16 BA08 CA02 CA20 DA09 
発明者 古山 秀之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 周方向に少なくとも2分割され、それぞれの分割面が対向当接するように組み合わせられ、環状となる密封装置において、前記対向当接する分割面を互いに磁気吸着させる磁気吸着手段を備えることを特徴とする密封装置。
【請求項2】 ハウジングの軸孔に装着される嵌め合い部と軸の摺動面に当接するシールリップを備えることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
【請求項3】 前記密封装置は磁性を帯びることの可能な弾性体で形成され、前記対向当接する分割面を互いに磁気吸着するように着磁することを特徴とする請求項1または2に記載の密封装置。
【請求項4】 前記嵌め合い部における対向当接する分割面に、凹凸嵌合部を形成することを特徴とする請求項3に記載の密封装置。
【請求項5】 前記磁気吸着手段は、前記嵌め合い部に配置され、互いに磁気吸着する凹凸嵌合部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の密封装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2つ割とされる密封装置に関し、合わせ面の接合技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般的な環状でカット部のないオイルシール(密封装置)の組み付けは、ハウジングの軸孔にオイルシールを組み付けた後に軸を通したり、ハウジングの軸孔に軸を通した後に軸孔と軸との環状隙間にオイルシールを嵌め込むことでおこなわれている。
【0003】しかしながら、例えば、図5に示されるように、スクリューを連結するシャフト101が挿通される船舶の船尾管102からの封水を行なう場合、船尾管102の船内側にグリース箱103を設け、シャフト101をグリース箱103に挿通させてエンジン側(図において右側)へと導く特殊な構造となっている。
【0004】このような場合では、環状のオイルシールをそのまま装着することが困難であるので(シャフトを分割する必要がある)、船尾管及びグリース箱とシャフトとの隙間には、2つ割タイプのオイルシール105(105a,105b:密封装置)が備えられており、シャフト101を取り外すことなく、オイルシール110を交換可能な構成としている。
【0005】また、2つ割タイプのオイルシールも近年では断面形状が円形や矩形、楕円形のみならず、シャフトの外周面を摺動面とするシールリップを備えたゴム状弾性体による一体構成物となっており、シールリップは適切なしめ代を設ける必要があり、取付けられるハウジングの軸孔内で圧縮変形状態となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の2つ割タイプのオイルシールでは、圧縮変形により環状の状態としてハウジングの軸孔に装着する必要がある場合に(片方ずつ装着すると、後から装着する側を大きく圧縮変形させることになり、装着作業がしにくくなるので)、環状に保持することができず、作業性向上が望まれていた。
【0007】また、突き合わせ面の位置ズレが発生しやすく、それぞれのシールリップのリップラインを一致させることが困難であり、シール性の低下が懸念されている。
【0008】本発明は、上記した従来技術の問題を解決するものであり、その目的とするところは、装着作業性を向上すること、突き合わせ面の位置ズレを抑えシールリップのリップラインを一致させること、を可能とする密封装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明にあっては、周方向に少なくとも2分割され、それぞれの分割面が対向当接するように組み合わせられ、環状となる密封装置において、前記対向当接する分割面を互いに磁気吸着させる磁気吸着手段を備えることを特徴とする。
【0010】これにより、分割された密封装置の対向当接する分割面を互いに磁気吸着させることで、密封装置の装着作業性を高めることができる。
【0011】即ち、分割面が磁気吸着しているので、1つの環状の密封装置と同じように扱うことができ、下側に位置する部分の落下や、分割面の位置ずれを抑える。
【0012】また、密封装置が取付けられるハウジングや軸は鉄等で構成される場合が多く、密封装置のハウジングや軸等への仮固定を行なうことが可能となり、組立作業の効率化を図ることができる。
【0013】ハウジングの軸孔に装着される嵌め合い部と軸の摺動面に当接するシールリップを備えることも好適である。
【0014】これにより、シール性を高めることが可能となる。また、分割面が磁気吸着され位置決めされているので、シールリップのリップラインのズレを防止することができる。
【0015】前記密封装置は磁性を帯びることの可能な弾性体で形成され、前記対向当接する分割面を互いに磁気吸着するように着磁することも好適である。
【0016】密封装置をいわゆるプラスチック磁石やゴム磁石による一体成形によって形成することができ、簡易な構成とすることができる。
【0017】前記嵌め合い部における対向当接する分割面に、凹凸嵌合部を形成することも好適である。
【0018】凹凸嵌合部により、対向当接する分割面同士の位置決めがより確実になされる。凹凸嵌合部は、球状の盛り上がりと凹みの組み合わせでも良いが、捻じれを防止するために複数の斜面を有する角錐や角錐台形状も適用することができる。
【0019】また、凹凸嵌合部は、密封装置の側端面又は外周面から非直線状にカットする形態を採用することも可能であり、分割面を成形加工により製造する製造方法に加えて、環状に成形した密封装置をカットすることにより周方向に分割する製造方法を採用することも可能であり、簡易に製造可能となる。
【0020】前記磁気吸着手段は、前記嵌め合い部に配置され、互いに磁気吸着する凹凸嵌合部材であることも好適である。
【0021】互いに磁気吸着する凹凸嵌合部材を備えることで、密封装置の本体の材質を変更することなく、対向当接する分割面同士の位置決めと吸着を行なうことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は第1の実施の形態における密封装置1を説明する図であり、図1(a)は装着前の2分割された状態であり、図1(b)は分割面の端面図(図1(a)のV1−V1矢視図)であり、図1(c)は分割面を合わせて環状とした状態の図である。
【0023】密封装置1は、第1部分2と第2部分3とに周方向に2分割された構成をとっており、分割面2a,2b及び分割面3a,3bがそれぞれ対向当接するように組み合わされて図1(c)のような環状とされ、図1(b)に示されるように、ハウジング10の軸孔10aとハウジング10に挿通される軸11の外周摺動面11aの間の環状隙間12に装着され、使用される。
【0024】密封装置1の断面構成は、図1(b)に示されるように、外周側がハウジング10の軸孔10aに嵌合する断面略矩形状の嵌め合い部4となり、嵌め合い部4から内周側に延出する径方向部5を介してシールリップ6a,6bが軸方向両側に傾斜して形成されている。
【0025】また、密封装置1はいわゆるゴム状弾性体に磁性粒子を混在させたゴム磁石により形成されており、分割面2a及び3bがN極となるように、分割面2b及び3aがS極となるように互いに磁気吸着するように着磁されている。
【0026】このように構成された密封装置1では、2分割された密封装置1の各分割部分(第1部分2,第2部分3)の対向当接する分割面2a,2b及び分割面3a,3bを互いに磁気吸着させることで、密封装置1の装着作業性を高めることができる。
【0027】即ち、各分割面が磁気吸着しているので、密封装置1を1つの環状の密封装置と同じように扱うことができ、下側に位置する部分の落下や、分割面同士の位置ずれを抑える。
【0028】また、密封装置1取付けられるハウジング10や軸11は鉄等の磁性体で構成される場合が多く、磁気吸着力により密封装置1のハウジング10や軸11等への仮固定を行なうことが可能となり、組立作業の効率化を図ることができる。
【0029】また、各分割面が磁気吸着され位置決めされているので、各分割面におけるシールリップ6a,6bのリップラインのズレを防止することができる。
【0030】尚、分割面は周方向に対して直交する面(ストレートカット)で構成されているが、その他に傾斜面(バイアスカット)としたり、波状や階段状の分割面(段カット)とすることも可能である。
【0031】この実施の形態では密封装置1を2分割としたが、2分割以上の複数分割(例えば3分割)とすることも可能である。また、シールリップを備えず、断面が円形や矩形としたシールリングに対し、分割面の磁気吸着手段を備えることも可能である。
【0032】(実施の形態2)図2は第2の実施の形態における密封装置21を説明する図である。この実施の形態の特徴として、2分割された密封装置21の各分割部分22,23の対向当接する分割面22a及び分割面23aに凹凸嵌合部27を形成している。その他の部分は第1の実施の形態と同様の構成である。
【0033】凹凸嵌合部27は、分割面22aから突出する四角錐台形状の突起22cと、突起22cが嵌合する分割面23aに形成された凹部23cとから構成され、反対側の分割面(不図示)も同様の構成を備えている。
【0034】凹凸嵌合部27により、第1の実施の形態の作用・効果に加えて、対向当接する分割面同士の位置決めがより確実になされる。特に、各分割面におけるシールリップ6a,6bのリップラインのズレをより防止することでシール性を一層向上させることができる。
【0035】凹凸嵌合部27は、捻じれを防止するために複数の斜面を有する角錐や角錐台形状(この実施の形態では四角錐台)を適用することができるが、単に球状の盛り上がりと凹みの組み合わせや円柱形状と円形凹部の組み合わせでも良く、形状は限定されない。
【0036】また凹凸嵌合部27は、傾斜面や波状及び階段状の分割面に対しても適用することが可能である。
【0037】(実施の形態3)図3は第3の実施の形態における密封装置31を説明する断面構成説明図である。この実施の形態の特徴として、2分割された密封装置31の各分割部分32,33の対向当接する分割面32a及び分割面33aに、互いに磁気吸着する凹凸嵌合部材である着磁性材料からなる金属カップ38と着磁されたスタッド39が埋め込まれている。
【0038】金属カップ38とスタッド39は嵌合することで磁気吸着すると共に確実に相互の位置決めがなされる。
【0039】スタッド39の埋め込み側には孔39aが設けられ、分割部分33と一体成形される時に孔39aに生地が流れ込み、より強固な接合がなされている。
【0040】このように互いに磁気吸着する凹凸嵌合部材を備えることで、密封装置31の本体の材質(通常のゴム状弾性体が使用可能)を変更することなく、対向当接する分割面同士の位置決めと吸着を行なうことができる。
【0041】(実施の形態4)図4は第4の実施の形態における密封装置の分割面の凹凸嵌合部の形態を説明する図である。
【0042】図4(a),(b),(c)は、それぞれ密封装置の側端面から波状、山状、台形状の非直線状のカッターにより軸方向に切断して分割面41,42,43を形成している。
【0043】このように、環状に成形した密封装置をカットすることにより周方向に分割する製造方法を採用することも可能であり、分割面を成形加工により製造する製造方法よりも簡易に製造可能となる。
【0044】尚、軸方向のリップラインのズレの防止をより低減させるためには、図4(d),(e),(f)に示されるように、それぞれ密封装置の外周面から波状、山状、台形状の非直線状のカッターにより軸芯方向に切断して分割面44,45,46を形成することも可能である。
【0045】
【発明の効果】上記に説明されたように、本発明を適用した密封装置によると、分割された密封装置の対向当接する分割面を互いに磁気吸着させることで、密封装置の装着作業性を高めることができる。
【0046】即ち、分割面が磁気吸着しているので、1つの環状の密封装置と同じように扱うことができ、下側に位置する部分の落下や、分割面の位置ずれを抑える。
【0047】また、密封装置が取付けられるハウジングや軸は鉄等で構成される場合が多く、密封装置のハウジングや軸等への仮固定を可能となり、組立作業の効率化を図ることができる。
【0048】シールリップを備えることにより、シール性を高めることが可能となる。また、分割面が磁気吸着され位置決めされているので、シールリップのリップラインのズレを防止することができる。
【0049】密封装置は、いわゆるプラスチック磁石やゴム磁石による弾性体の一体成形によって形成することができ、簡易な構成となる。
【0050】対向当接する分割面の凹凸嵌合部により、対向当接する分割面同士の位置決めがより確実になされる。
【0051】分割面に互いに磁気吸着する凹凸嵌合部材を備えることで、密封装置の本体の材質を変更することなく、対向当接する分割面同士の位置決めと吸着を行なうことができる。




 

 


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