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発明の名称 密封装置の装着方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−27330(P2001−27330A)
公開日 平成13年1月30日(2001.1.30)
出願番号 特願2000−197127(P2000−197127)
出願日 平成5年10月8日(1993.10.8)
代理人 【識別番号】100107320
【弁理士】
【氏名又は名称】高塚 一郎
発明者 上田 俊二
要約 目的
密封装置を装着する際に、ハウジング内への圧入が阻害されるのを防止し、密封性及び装着性を向上させる。

構成
軸方向一端が基部の後端面にまで延長された円筒部と円筒部の軸方向他端に形成されて径方向へ延在された径方向部とからなる金属製補強環を埋設した基部、および基部から径方向へ延在されたシールリップを設けたエラストマー製密封装置を、基部の後端面を軸方向に押圧してハウジング内に装着する。
特許請求の範囲
【請求項1】 ハウジング(4)内に圧入嵌合される基部(10)に、軸方向一端が該基部(10)の後端面(10a)にまで延長された円筒部(31)を備える金属製補強環(30)が埋設され、前記基部(10)から径方向へ延在されたシールリップ(20)を設けたエラストマー製密封装置の装着方法において、該密封装置の軸方向他端側を、前記ハウジング(4)の開口に該ハウジング(4)の内側に向けて配置させ、前記基部(10)の前記後端面(10a)を軸方向に押圧して、前記密封装置を前記ハウジング(4)内に装着することを特徴とする密封装置の装着方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばシリンダのヘッドカバーとプラグチューブの間を密封するプラグチューブシールや、各種オイルシール等のように、金属製補強環が埋設されたエラストマー製の密封装置をハウジングに装着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装着方法に用いられる密封装置としては、例えば図4に示すように、エラストマーによる加硫成形品であって、金属製の補強環3が埋設された外周の基部1と、この基部1から内周側へ延在されたシールリップ2とからなるプラグチューブ用密封装置がある。
【0003】この密封装置は、図5に示すように、基部1がシリンダのヘッドカバーのハウジング4の内周に圧入嵌着されると共に、シールリップ2の内径縁2aがシリンダ内周のプラグチューブ(図示省略)に密接されることによって、前記ヘッドカバーとプラグチューブとの間を密封するものである。
【0004】基部1は、補強環3の外周側をエラストマーで覆うように形成されてハウジング4の内周面と密封的に密着される外周肉部1aと、補強環3の後端3aをエラストマーで覆うように形成された後端肉部1bとを有する。この外周肉部1a及び後端肉部1bは、当該密封装置の成形に際して、これと対応する形状の金型キャビティ(図示省略)内にその内周側から充填されるエラストマー成形材料が、前記金型キャビティ内に予め位置決め配置された補強環3の後端3aとキャビティ内面との間の隙間を通じて、補強環3の外周側へ回り込むことによって形成されたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち図5に示すように、この従来技術における密封装置のハウジング4への装着方法においては、円筒状の治具5で基部1の後端面を軸方向に押圧することによって、この基部1の外周肉部1aとハウジング4の内周面との圧入抵抗に抗して圧入するが、その過程で、基部1の後端肉部1bが治具5の先端押圧面によって強圧されるため、エラストマーからなるこの後端肉部1bが押し潰されて径方向へ逃げ変形する。
【0006】したがって、この逃げ変形部分1b’がハウジング4の端部内周の面取り部4aと治具5の間に挟み込まれて破断されてしまうことがあり、また、後端肉部1bの軸方向圧縮分だけ押し込み量が減少するので、この圧縮分を考慮して押し込まないと不完全装着状態になって、使用中に当該密封装置がハウジング4の内周から抜け出してしまう虞がある。
【0007】本発明は、上記の課題のもとになされたもので、密封装置を装着する際に、ハウジング内への圧入が阻害されるのを防止し、密封性及び装着性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するために、本発明に係る密封装置の装着方法は、ハウジング内に圧入嵌合される基部に、軸方向一端が該基部の後端面にまで延長された円筒部を備える金属製補強環が埋設され、前記基部から径方向へ延在されたシールリップを設けたエラストマー製密封装置の装着方法において、該密封装置の軸方向他端側を、前記ハウジングの開口に該ハウジングの内側に向けて配置させ、前記基部の前記後端面を軸方向に押圧して、前記密封装置を前記ハウジング内に装着することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】密封装置をハウジング内へ圧入装着するに際して、補強環の一端が基部の後端面にまで延長されて、この基部の後端面を治具等で軸方向に押圧する。これによって、基部後端のエラストマー部分が、治具の押圧による圧縮変形を受けない状態で、本密封装置はハウジング内へ圧入装着される。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係る密封装置の好ましい構造を図1に示す。この密封装置は、外周の基部10と、この基部10から内周側へ延在されたシールリップ20が、エラストマーによって一体的に加硫成形されたものである。基部10には、円筒部31と、その軸方向一端の先端から屈曲形成されて内周側へ延在された径方向部32と、からなる金属製の補強環30が埋設されている。
【0011】基部10は、後述するハウジング内周面に圧接状態に固定される外周肉部11と、補強環30の径方向部32に沿った先端12aにおいてシールリップ20と連なっている内周肉部12とを有し、また、シールリップ20の先端外周部には、このシールリップ20に密封に必要な緊迫力を付与するスプリング21が埋設されている。
【0012】補強環30の円筒部31の後端である軸方向一端には、図2にも示すように、複数の切欠部33が円周方向所定間隔で形成されており、この切欠部33,33,・・・の間の部分である突部34,34,・・・が、基部10の後端面10aまで延長されている。
【0013】切欠部33は、この密封装置の成形に際して、これと対応する形状の金型キャビテイ(図示省略)内にその内周側から充填されるエラストマー成形材料が、前記金型キャビティ内であって基部10と対応する位置に予め位置決め配置された補強環30の円筒部31の外周側へ回り込んで、基部10の外周肉部11を成形するための通路として形成された部分である。
【0014】図3は、本発明に適用される一例の密封装置として図1に示した密封装置を、円筒状の治具5を用いてシリンダのヘッドカバーのハウジング4に装着する過程を示している。
【0015】まず、ハウジング4の後端開口に、この密封装置の軸方向他端側をハウジング4の内側へ向けて配置し、その後、基部10の後端面10aに治具5を当接させた状態でこの密封装置を軸方向に押圧する。
【0016】この場合、この密封装置をこの基部10の外周肉部11の圧入抵抗に抗してハウジング4の内周面に圧入するものであって、前記外周肉部11がハウジング4の内周面に圧接状態に定着されると共に、シールリップ20の先端部内径縁20aがハウジング4の内周側の例えばプラグチューブ(図示省略)に密接される。
【0017】この装着過程において、治具5の先端押圧面5aからの軸方向の押圧力Fは、基部10の後端面10aまで延長している補強環30の後端の各突部34で受けるので、切欠部33内及び補強環30の後端の内外周に成形されたエラストマー後端部13は、治具5の押圧力Fによる圧縮変形を受けることがない。したがって、この密封装置を圧入装着する際に、エラストマー後端部13に圧縮に伴う逃げ変形が生じて、この逃げ変形部がハウジング4の端部内周の面取り部4aと治具5の間に挟み込まれて破断されてしまったり、エラストマー後端部13の軸方向圧縮分だけ押し込み量が減少して不完全装着状態になるといったことが確実に防止することができる。
【0018】なお、上記した装着方法に適用される密封装置としては、補強環30に形成される切欠部33の数や大きさは、その成形に際して、金型キャビティ内に内周側から充填されるエラストマー成形材料が、補強環30の外周側へ円滑に回り込むことができるように、適切に設定される。
【0019】さらに、本発明に適用される密封装置の種類としては、図3の説明で例示したプラグチューブ用密封装置に限らず、例えばオイルシールなど、ハウジングの周面に圧入嵌合される基部に金属製補強環が埋設された構造を有するエラストマー製の種々のものが挙げられる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、ハウジングの周面に圧入嵌合される基部に、軸方向一端が該基部の後端面にまで延長された円筒部を備える金属製補強環が埋設され、前記基部から径方向へ延在されたシールリップを設けたエラストマー製密封装置の装着方法において、該密封装置の軸方向他端側を、前記ハウジングの開口に該ハウジングの内側に向けて配置させ、前記基部の前記後端面を軸方向に押圧して、前記密封装置を前記ハウジング内に装着する方法である。これによって、治具で前記基部の後端面を軸方向に押圧して当該密封装置をハウジングの内へ圧入装着する際に、前記基部におけるエラストマー部分に、治具の押圧による圧縮変形やこれに起因する破断を生じることがなく、しかも、エラストマーの軸方向圧縮変形量を考慮することなくハウジング内周の所定の位置に確実に圧入することができるので、装着性が向上し、使用中におけるハウジングからの抜け出しを防止することができる。




 

 


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