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発明の名称 密封装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−27329(P2001−27329A)
公開日 平成13年1月30日(2001.1.30)
出願番号 特願平11−200889
出願日 平成11年7月14日(1999.7.14)
代理人 【識別番号】100085006
【弁理士】
【氏名又は名称】世良 和信 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3J006
【Fターム(参考)】
3J006 AE39 
発明者 大森 武志
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】ハウジングに形成された軸孔の内周壁面に設けられた、断面略コ字状の環状溝内に嵌合支持されて、ハウジングと軸との間の環状隙間を密封する密封装置において、前記軸表面に摺動自在なシールリップと前記環状溝壁面に密着する外周シールとを有する弾性体製のシール本体と、該シール本体を補強する補強環であって、該シール本体を形成する弾性材よりも剛性の高い弾性体製の補強環と、を備えたことを特徴とする密封装置。
【請求項2】前記補強環の外周に複数の切り欠きを設けたことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体等の漏れを防止するための密封装置に関するものであり、特に設置スペースの狭い個所に取付けられる場合でも好適に用いられる密封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密封装置としては、たとえば、図5〜図7に示したものが知られている。
【0003】図5〜図7は従来技術に係る各種密封装置である。
【0004】まず、図5に示す従来技術に係る密封装置について説明する。
【0005】図に示すように、密封装置100は、概略、金属製の補強環101と、ゴム状弾性体製のシール本体102と、から構成されている。
【0006】シール本体102は、外周シール102aと、シールリップ102bと、を備えており、外周シール102aによってハウジング500に形成された軸孔の内周に密着させてシールすると共に、シールリップ102bによって軸600表面に摺接させてシールすることによって、ハウジング500と軸600との間の環状隙間を密封して、密封流体側Oから大気側Aへの流体の漏れ等を防止するものである。
【0007】そして、密封装置100の支持方法は、外周シール102aのはめあい力によっており、すなわち、ハウジング500に形成された軸孔の内周に対する外周シール102aの弾性反発力によって支持させている。
【0008】この密封装置100の場合には、ハウジング500に形成された軸孔内に密封装置100を押し込むだけで装着することができ、狭いスペースに対して、簡単な組み立てで利用できるものである。
【0009】次に、図6に示す従来技術に係る密封装置について説明する。
【0010】図に示すように、密封装置200は、概略、金属製の補強環201と、ゴム状弾性体製のシール本体202と、から構成されている。
【0011】シール本体202は、外周シール202aと、シールリップ202bと、を備えており、外周シール202aによってハウジング501に形成された軸孔の内周に密着させてシールすると共に、シールリップ202bによって軸600表面に摺接させてシールすることによって、ハウジング501と軸600との間の環状隙間を密封して、密封流体側Oから大気側Aへの流体の漏れ等を防止するものである。
【0012】そして、密封装置200の支持方法は、外周シール202aのはめあい力だけでなく、軸方向に挟み込む力によっても支持させている。
【0013】すなわち、図に示すように、密封装置200の密封流体側Oをハウジング501の壁面に押し当てつつ、大気側Aから締付け部材502をハウジング501に対して締め付け固定することによって、密封装置200を挟持して確実に支持させている。
【0014】この密封装置200の場合には、外周側だけでなく、軸方向の挟み込みによっても固定力を得ているので、狭いスペースに対して、確実に支持させて利用できるものである。
【0015】次に、図7に示す従来技術に係る密封装置について説明する。
【0016】図に示すように、密封装置300は、ゴム状弾性体製の本体のみで構成されている(ラバー単体タイプ)。
【0017】密封装置300は、外周シール300aと、シールリップ300bと、を備えており、外周シール300aによってハウジング503に形成された軸孔の内周に密着させてシールすると共に、シールリップ300bによって軸600表面に摺接させてシールすることによって、ハウジング503と軸600との間の環状隙間を密封して、密封流体側Oから大気側Aへの流体の漏れ等を防止するものである。
【0018】そして、密封装置300の支持方法は、ハウジング503に形成された軸孔の内周壁面に設けられた、断面コ字状の環状溝504に密封装置300の外周シール300a側を嵌合することによって支持させている。
【0019】これにより、外周側と軸方向側からそれぞれ支持されるものである。
【0020】なお、密封装置300を組み立てる場合には、本体を弾性変形させながら簡単に環状溝504に嵌合させることができる。
【0021】この密封装置300の場合には、環状溝504に密封装置300本体を弾性変形させながら嵌合させるだけで装着することができ、また、外周側と軸方向側からそれぞれ支持されるので、狭いスペースに対して、簡単な組み立てで、かつ、確実に支持させて、利用できるものである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0023】まず、図5に示した密封装置100の場合には、外周シール102aの弾性反発力によってのみ支持されているため、十分な固定力(はめあい力)が得ることが困難で、密封装置100が抜けてしまったり、傾斜してしまったりして、密封機能を損なうおそれがある。
【0024】また、図6に示した密封装置200の場合には、密封装置200を支持させるために、締付け部材502が必要となるため、部品点数が増加すると共に、その組み立て作業が必要なために、組み立て工数も増加してしまう。
【0025】また、図7に示した密封装置300の場合には、補強環を有していないことから、密封装置300全体の変形が大きいので、シールリップ300bに対して悪影響を及ぼしてしまい、十分なシール機能が得られないという問題がある。
【0026】本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、設置スペースの狭い個所に利用する場合であっても、密封機能を損なうことなく、簡単かつ安定した取付を可能とする信頼性に優れた密封装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明にあっては、ハウジングに形成された軸孔の内周壁面に設けられた、断面略コ字状の環状溝内に嵌合支持されて、ハウジングと軸との間の環状隙間を密封する密封装置において、前記軸表面に摺動自在なシールリップと前記環状溝壁面に密着する外周シールとを有する弾性体製のシール本体と、該シール本体を補強する補強環であって、該シール本体を形成する弾性材よりも剛性の高い弾性体製の補強環と、を備えたことを特徴とする。
【0028】従って、シール本体と補強環とを変形させながら、環状溝内に容易に嵌合させることができ、また、嵌合支持された状態においても補強環によって補強されるため安定した状態を維持できる。
【0029】前記補強環の外周に複数の切り欠きを設けるとよい。
【0030】これにより、補強環が変形しやすくなり、環状溝内に嵌合させる作業がより容易になる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0032】図1〜図4を参照して、本発明の実施の形態に係る密封装置について説明する。
【0033】図1は本発明の実施の形態に係る密封装置の一部破断断面図であり、図2は図1中P方向から見た一部平面図であり、図3は本発明の実施の形態に係る密封装置の組み立て作業中の状態を示す概略図であり、図4は本発明の実施の形態に係る密封装置の組み立てられた状態を示す概略図である。
【0034】図1に示すように、本実施の形態に係る密封装置1は、概略、補強環2と、シール本体3と、から構成されている。
【0035】ここで、シール本体3は、シールリップ31と、外周シール32と、押し当て凸部33と、を備えている。
【0036】そして、図4に示すように、外周シール32によってハウジング50に形成された軸孔の内周壁面に設けられた、断面略コ字状の環状溝51の壁面に密着させてシールすると共に、シールリップ31によって軸60表面に摺接させてシールすることによって、ハウジング50と軸60との間の環状隙間を密封して、密封流体側Oから大気側Aへの流体の漏れ等を防止するものである。
【0037】ここで、シール本体3の素材は、従来技術(公知技術)と同様に、例えば、ゴムなどの弾性材料を用いている。
【0038】そして、補強環2の素材については、従来のように金属等の剛体を用いるのではなく、本発明の実施の形態では、シール本体3に用いた弾性材料よりも剛性の高い弾性材料(例えば、樹脂材料等)を用いている。
【0039】このように、補強環2の素材を弾性材料とすることによって、シール本体3を補強しつつ、密封装置1全体を変形可能な構成としている。
【0040】以上のように構成された密封装置1の組み立て方(装着方法)について、特に図3及び図4を参照して、説明する。
【0041】密封装置1は、ハウジング50に形成された軸孔の内周壁面に設けられた、断面略コ字状の環状溝51に嵌合(装着)させて、使用するものである。
【0042】ここで、密封装置1を環状溝51に嵌合させる場合には、図3に示すように、密封装置1自体を変形させながらハウジング50に形成された軸孔に押し込むことによって、図4に示すように簡単に嵌合させることができる。
【0043】このように嵌合させることによって、密封装置1の密封流体側Oの壁面(主に、補強環2の露出面21)が、環状溝51の密封流体側Oの壁面51cに密着して支持され、かつ、押し当て凸部33が、環状溝51の大気側Aの壁面51bに押圧される。
【0044】従って、密封装置1は軸方向に対して挟持されるように支持される。
【0045】また、外周シール32についても、その弾性反発力によって、環状溝51の内周壁面に対して押圧することで、はめあい力を得る。
【0046】このように密封装置1は、外周側から、はめあい力を得ると共に、軸方向に対しても挟持されるので、確実に位置決め支持することができ、使用中に位置がずれたり、抜けてしまったりすることはない。
【0047】また、補強環2によって補強されるため、本体部が変形し過ぎてシールリップ31に悪影響を及ぼすこともない。
【0048】なお、図2に示すように、補強環2の外周に複数の切り欠き22を設けることによって、柔軟性を持たせた構造として変形しやすくすれば、環状溝51に嵌合させる際の組み立て作業がより容易になる。
【0049】以上のように、本発明の実施の形態に係る密封装置1は、簡単に組み立てる(装着する)ことができ、部品点数を増やすこともなく、確実に位置決め支持することができる。
【0050】また、使用中においても、変形を抑制して安定した密封性能を維持することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シール本体と補強環とを変形させながら、環状溝内に容易に嵌合させることができ、また、嵌合支持された状態においても補強環によって補強されるため安定した状態を維持できるので、設置スペースの狭い個所に利用する場合であっても、密封機能を損なうことなく、簡単かつ安定した取付が可能となり、信頼性に優れる。
【0052】補強環の外周に複数の切り欠きを設ければ、補強環が変形しやすくなり、環状溝内に嵌合させる作業がより容易になる。




 

 


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