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発明の名称 内燃機関の運転方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−50088(P2001−50088A)
公開日 平成13年2月23日(2001.2.23)
出願番号 特願2000−191812(P2000−191812)
出願日 平成12年6月26日(2000.6.26)
代理人 【識別番号】100061815
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 敏雄 (外4名)
発明者 ディーター フォルツ / エルンスト ヴィルト / マンフレート プフィッツ / ヴェルナー メッツガー / ユルゲン パントリング / クリスティーナ エーベルレ / ローラント ヘリーネック / デトレーフ ハインリヒ / ミリアム シュテーガー / グードルーン メンラート / ルッツ ロイシェンバッハ / ミヒャエル オーデル / ヴェルナー ヘス / ゲオルク マレブライン / クリスチャン ケーラー
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 自動車の内燃機関(1)の運転方法であって、燃料を少なくとも2つの運転形式で燃焼室(4)内に噴射し、前記の運転形式を切り換える形式のものにおいて、燃焼室(4)内の吸気量のための超過してはならない最大値を成す、燃焼室(4)内の吸気量のための目標値(rlmd$s)を求めることを特徴とする、内燃機関の運転方法。
【請求項2】 燃焼室(4)の最大許容吸気量のための目標値(rlmx$s)を、例えば排気ガス再循環装置(EGR)及び/又はタンク空気抜き装置(TE)等の内燃機関(1)の機能に関連して求める、請求項1記載の方法。
【請求項3】 前記の両目標値(rlmd$s, rlmx$s)の超過を回避する、燃焼室(4)内の吸気量のための目標値(as1)を求める、請求項2記載の方法。
【請求項4】 目標値(rlmd$s)と目標値(rlmx$s)とが関与する最小値選択(26)を実施する、請求項3記載の方法。
【請求項5】 燃焼室(4)内の吸気量のための下回ることのない最小値を成す、燃焼室(4)内の吸気量のための目標値(rlmin$s)を求める、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
【請求項6】 燃焼室(4)内の燃焼を得るために、前記の吸気量のための目標値(rlmin$s)を少なくとも必要とする、請求項5記載の方法。
【請求項7】 前記の吸気量のための目標値(rlmin$s)が関与する最大値選択(28)を実施する、請求項5又は6記載の方法。
【請求項8】 吸気量のための目標値(rlmd$s)を、内燃機関(1)の運転形式に関連して求める、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
【請求項9】 吸気量のための目標値(rlmd$s)を、各運転形式の空燃比要求に関連して求める、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
【請求項10】 吸気量のための目標値(rlmd$s)を、特性線図によって、要求されたトルクのための目標値(milsol)から求める、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
【請求項11】 要求されたトルクのための目標値(milsol)を、各運転形式の空燃比要求に関連して変化させる、請求項10記載の方法。
【請求項12】 吸気量のための目標値(rlmx$s)を、内燃機関(1)の運転形式に関連して求める、請求項2から11までのいずれか1項記載の方法。
【請求項13】 内燃機関(1)の各機能によってスロットルバルブ(11)の開放が要求され、前記目標値(rlmx$s)を最小開度に関連して求める、請求項2から12までのいずれか1項記載の方法。
【請求項14】 前記機能によって要求された絞り作用が関与する最小値選択(22)を実施する、請求項13記載の方法。
【請求項15】 前記目標値(rlmx$s)を、吸気管(7)内の最大許容圧力(psx$s)から求める、請求項2から14までのいずれか1項記載の方法。
【請求項16】 前記目標値(rlmx$s)に不活性ガス量(rir$s)が含まれている、請求項2から15までのいずれか1項記載の方法。
【請求項17】 演算装置で進行可能であり且つ請求項1から16までのいずれか1項記載の方法を実施するために適したプログラムがメモリされていることを特徴とする、自動車の内燃機関(1)の制御装置(18)のための制御素子。
【請求項18】 自動車用の内燃機関(1)であって、燃料を少なくとも2つの運転形式で噴射することのできる燃焼室(4)と、前記運転形式を切り換えることのできる制御装置(18)とが設けられている形式のものにおいて、制御装置(18)によって燃焼室(4)内の吸気量のための目標値(rlmd$s)を求めることができ、該目標値(rlmd$s)が、燃焼室(4)内の吸気量のための超過してはならない最大値を成していることを特徴とする、自動車用の内燃機関。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車の内燃機関の運転方法であって、燃料を少なくとも2つの運転形式で燃焼室内に噴射し、前記の運転形式を切り換える形式のものに関する。同様に本発明は、特に自動車用の内燃機関であって、燃料を少なくとも2つの運転形式で噴射することのできる燃焼室と、前記運転形式を切り換えることのできる制御装置とが設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の方法及び内燃機関は、例えばいわゆるガソリン直接噴射に基づき公知である。このガソリン直接噴射では、燃料は均質燃焼運転では吸込み段階中に、又は成層燃焼運転では圧縮段階中に内燃機関の燃焼室内に噴射される。均質燃焼運転が有利には内燃機関の全負荷運転のために規定されているのに対して、成層燃焼運転はアイドリング・部分負荷運転に適している。このような公知の直接噴射式内燃機関では、例えば要求されたトルクに関連して前記の各運転形式が切り換えられる。
【0003】内燃機関の種々異なる運転形式は、吸気管内に配置されたスロットルバルブの制御及び/又は調整に対して種々様々な要求を課す。即ち、例えば燃料消費をできるだけ減少させるためには、成層燃焼運転でスロットルバルブをできるだけ大きく開くと有利である。しかし、大きく開きすぎたスロットルバルブに基づき、例えば排気ガス再循環装置又はタンク空気抜き装置等の内燃機関の特定の機能が、生じる圧力比に基づいて最早機能しないということは回避されねばならない。
【0004】均質燃焼運転では、一定の空燃比、つまりλ=1で運転される。この均質燃焼運転は、スロットルバルブを介して制御若しくは調整される、燃料量と空気量との固定比率を有している。成層燃焼運転では、空燃比は排気ガスの理由から1以上の最小値を有しているのが望ましい。これに基づき、スロットルバルブの最小開度が得られる。他方では、所定の絞り作用は前記の別の機能を可能にする。これにより、最大空燃比値が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、僅かな有害物質発生しか伴わない、できるだけ少ない燃料消費を内燃機関の他の機能を損なうことなく達成することができる内燃機関の運転方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明による方法では、燃焼室内の吸気量のための超過してはならない最大値を成す、燃焼室内の吸気量のための目標値を求めるようにした。また、冒頭で述べた形式の内燃機関においては、前記の課題は、制御装置によって燃焼室内の吸気量のための目標値を求めることができ、該目標値が、燃焼室内の吸気量のための超過してはならない最大値を成していることによって解決される。
【0007】
【発明の効果】本発明の有利な改良では、燃焼室の最大許容吸気量のための目標値が、例えば排気ガス再循環装置及び/又はタンク空気抜き装置等の、内燃機関の複数の機能に関連して求められる。この目標値は、内燃機関の機能に基づき最大に許容される吸気量のための目標値を成す。これにより、内燃機関の機能は大きく開きすぎたスロットルバルブに基づき機能不能にはならないということが保証される。
【0008】本発明の別の有利な改良では、内燃機関によって要求されるトルクを発生させるために必要な燃焼室内の吸気量のための目標値及び燃焼室の最大許容吸気量のための目標値が関与する最小値選択が実施される。このようにして、両目標値の内の小さい方が選択される。これにより、均質燃焼運転ではλ>1にはならないということが保証される。
【0009】本発明の更に別の有利な改良では、燃焼室内の吸気量のための目標値が求められ、しかも、この目標値は燃焼室内の吸気量のための最小値を成しており、この最小値を下回ることはない。
【0010】この目標値は、有利には燃焼室内の燃焼を得るために少なくとも必要な吸気量のための目標値である。このようにして、燃焼室内の吸気量がいずれの場合も、燃焼室内に噴射された燃料の燃焼が確実に行われる程度の量であるということが保証される。これにより、ミスファイヤ等が防止される。
【0011】本発明の更に別の有利な改良では、燃焼室内の燃焼を得るために少なくとも必要な吸気量のための目標値が関与する最大値選択が実施される。このようにして、燃焼を得るために必要とされる燃焼室内の吸気量を決して下回らないということが保証される。
【0012】本発明の更に別の有利な改良では、吸気量のための目標値は内燃機関の運転形式に関連して求められ且つ/又は内燃機関の各機能によってスロットルバルブの開放が要求される。この場合、前記目標値は最小開度に関連して求められる。
【0013】前記機能によって要求される絞り作用が関与する最小値選択が実施されると特に有利である。このようにして、最大に許容される絞り作用が求められ、これにより、関与した内燃機関の機能全てが確実に機能する。
【0014】特に重要なのは、特に自動車の内燃機関の制御装置のために設けられた制御素子の形で本発明による方法を実現することである。この場合、演算装置、特にマイクロプロセッサで進行可能であり且つ本発明による方法を実施するために適したプログラムを前記制御素子にメモリする。つまり、この場合、本発明は制御素子にメモリされたプログラムによって実現されるので、このプログラムを備えた前記制御素子は、実施に前記プログラムが適した方法と同様に本発明を成している。制御素子としては、例えばリード・オンリー・メモリ等の特に電気的な記憶媒体を使用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。
【0016】図1には、ピストン2がシリンダ3内で往復運動可能な自動車の内燃機関1が示されている。シリンダ3には燃焼室4が設けられており、この燃焼室4は、とりわけピストン2と吸気弁5と排気弁6とによって制限されている。吸気弁5には吸気管7が結合されており、排気弁6には排気管8が結合されている。
【0017】吸気弁5及び排気弁6の領域において、噴射弁9と点火プラグ10とが燃焼室4に突入している。噴射弁9を介して、燃料を燃焼室4内に噴射することができる。燃料は、点火プラグ10によって燃焼室4内で点火され得る。
【0018】吸気管7内には回転可能なスロットルバルブ11が収納されており、このスロットルバルブ11を介して吸気管7に空気を供給することができる。供給される空気の量は、スロットルバルブ11の角度位置に関連している。排気管8内には触媒12が収納されており、この触媒12は、燃料の燃焼によって発生する排気ガスを浄化するために役立つ。
【0019】排気管8からは、排気ガス再循環管路13が吸気管7に戻って通じている。排気ガス再循環管路13内には排気ガス再循環弁14が収納されており、この排気ガス再循環弁14によって、吸気管7に戻し案内される排気ガスの量を調整することができる。排気ガス再循環管路13と排気ガス再循環弁14とは、いわゆる排気ガス再循環装置EGRを形成している。
【0020】燃料タンク15からは、タンク空気抜き導管16が吸気管7に通じている。タンク空気抜き導管16内にはタンク空気抜き弁17が収納されており、このタンク空気抜き弁17によって、燃料タンク15から吸気管7に供給される燃料蒸気の量を調整することができる。タンク空気抜き導管16とタンク空気抜き弁17とは、「タンク空気抜き装置」TEを形成している。
【0021】ピストン2は、燃焼室4における燃料の燃焼によって往復運動させられる。この往復運動はクランクシャフト(図示せず)に伝達されて、このクランクシャフトにトルクを加える。
【0022】制御装置18には、複数のセンサによって測定された内燃機関1の運転特性量を成す入力信号19が供給されている。例えば、制御装置18はエアマスセンサ、O2センサ及び回転数センサ等に接続されている。更に、制御装置18はアクセルペダルセンサに接続されており、このアクセルペダルセンサは、運転者によって操作可能なアクセルペダルの位置延いては要求されるトルクを知らせる信号を発する。制御装置18は、アクチュエータを介して内燃機関1の特性に影響を及ぼすことのできる出力信号20を発する。例えば、制御装置18は噴射弁9、点火プラグ10及びスロットルバルブ11等に接続されており、これらを制御するために必要とされる信号を発する。
【0023】制御装置18はとりわけ、内燃機関1の運転特性量を制御し且つ/又は調整するために設けられている。例えば、噴射弁9によって燃焼室4に噴射される燃料質量は、制御装置18により特に僅かな燃料消費及び/又は僅かな有害物質発生に関連して制御且つ/又は調整される。この目的のためには制御装置18に、記憶媒体、特にリード・オンリー・メモリに前記の制御及び/又は調整を実施するために適したプログラムを記憶したマイクロプロセッサが設けられている。
【0024】第1の運転形式、即ち内燃機関1のいわゆる均質燃焼運転”hom”では、スロットルバルブ11は所望のトルクに関連して部分的に開放若しくは閉鎖される。燃料は、ピストン2によって生ぜしめられる吸込み段階中に、噴射弁9によって燃焼室4内に噴射される。スロットルバルブ11を介して同時に吸い込まれた空気によって、噴射された燃料が渦動させられ、これにより、燃焼室4内でほぼ均等に配分される。その後、燃料/空気混合物は圧縮段階中に圧縮されてから、点火プラグ10によって点火される。点火された燃料の膨張に基づいてピストン2が駆動される。発生するトルクは、均質燃焼運転ではとりわけスロットルバルブ11の位置に関連している。僅かな有害物質発生に関連して、燃料/空気混合物はなるべくλ=1に調整される。
【0025】第2の運転形式、即ち内燃機関1のいわゆる均質希薄燃焼運転”hmm”では、燃料は前記の均質燃焼運転の場合と同様、吸込み段階中に燃焼室4内に噴射される。しかし、均質燃焼運転とは異なり、燃料/空気混合物はλ>1で生ぜしめられてもよい。
【0026】第3の運転形式、即ち内燃機関1のいわゆる成層燃焼運転”sch”では、スロットルバルブ11が大きく開放される。燃料は、ピストン2によって生ぜしめられる圧縮段階中に噴射弁9によって燃焼室4内に、つまり、点火プラグ10のすぐ周辺に局所的に且つ点火時期前に時間的に適当な間隔をおいて噴射される。次いで、点火プラグ10によって燃料が点火され、これにより、ピストン2が次の動作段階において、点火された燃料の膨張に基づき駆動される。発生するトルクは、成層燃焼運転では大体において噴射された燃料質量に関連している。成層燃焼運転は、主として内燃機関1のアイドリング運転及び部分負荷運転のために規定されている。
【0027】第4の運転形式、即ち内燃機関1のいわゆる均質−成層燃焼運転”hos”では、二段噴射が同一サイクルで行われる。燃料は、吸込み段階中及び圧縮段階中に噴射弁9によって燃焼室4内に噴射される。これにより、均質−成層燃焼運転は、成層燃焼運転の特性と均質燃焼運転の特性とを結びつけている。均質−成層燃焼運転により、例えば成層燃焼運転から均質燃焼運転及びその逆の特に穏やかな移行が達成され得る。
【0028】第5の運転形式、即ち内燃機関1のいわゆる成層触媒加熱運転”skh”でもやはり二段噴射が行われる。燃料は、圧縮段階中及び作業段階中に噴射弁9によって燃焼室4内に噴射される。このようにして、主として付加的なトルクが得られるのではなく、作業段階で噴射された燃料により触媒12の迅速な加熱が生ぜしめられる。このことは、例えば内燃機関1のコールドスタートにおいて重要である。
【0029】上で説明した内燃機関1の運転形式は切り換えることができる。このような切換は、制御装置18によって実施される。切換は、内燃機関1の運転状態に基づいてトリガされるか、若しくはこの運転状態を実施する制御装置18の機能によってトリガされる。例えばコールドスタートに際して前記の第5の運転形式、即ち成層触媒加熱運転がトリガされてよく、この成層触媒加熱運転により、触媒12は迅速に作動温度に加熱される。
【0030】図2には、制御装置18によって実施される、スロットルバルブ11の制御のための信号を発生させるのに適した方法が示されている。図2に示したブロックは、制御装置18ではプログラムが代替している。
【0031】ブロック21では、それぞれが特定の機能に所属している複数の信号から最小値選択22が実施される。
【0032】均質燃焼運転を除く他の全ての運転形式において、スロットルバルブ11はなるべく大きく開放されているのが望ましい。しかしこのことは、別の機能周辺条件に基づき常に可能というわけではない。つまり、タンク空気抜き装置TEが、完全に開いたスロットルバルブ11において、不都合な圧力比に基づき全く機能しないという可能性がある。同様のことは、排気ガス再循環装置EGRにも云える。
【0033】この理由から、個々の機能によって上で述べた信号が発せられ、これらの信号を以て各機能はその都度、スロットルバルブ11の最大許容開度を知らせる。即ち、これらの信号は、各機能の所望のスロットルバルブ11の位置、つまり、各機能によって要求される「絞り作用」を表している。
【0034】前記の信号及び機能は、排気ガス再循環装置EGRによる絞り作用、タンク空気抜き装置TEによる絞り作用、ブレーキブースタBKVによる絞り作用、燃焼性の限界に基づく絞り作用及びオーバーラン時の燃料カットオフにおける絞り作用である。
【0035】個々の信号は、各運転形式に関連して変化してよい。つまり、例えば排気ガス再循環装置EGRでは、均質燃焼運転における絞り作用は成層燃焼運転における絞り作用と著しく異なっている。このことは、個々の信号及びこれらの信号から導出される信号をも、それぞれ各運転形式に関連して異ならせている。このことを以下、運転形式関連性と呼び、前記信号の図面では、符号”$”で示す。
【0036】前記信号からは最小値選択22に基づき、最小値を有しており延いてはスロットルバルブ11の最小開度を表す信号が選択される。スロットルバルブ11の開度が少なければ少ないほど、吸気管7内の圧力は小さくなる。即ち、選択された最小信号は吸気管7内の圧力のための上限を表している。最小値選択22の出力部には、吸気管7内の最大許容圧力のための、運転形式に関連した目標値を表す信号psx$sが存在する。
【0037】最小値選択22によって、個々の機能に基づき得られるスロットルバルブ11の最大絞り作用が考慮されるということが達成される。
【0038】前記信号psx$sはブロック23に供給され、このブロック23には、同様に信号fupsrlも供給される。この信号fupsrlは、吸気管7内の圧力を燃焼室4の充填に換算するためのファクタである。両信号psx$s及びfupsrlは、ブロック24によって乗じられて信号rfmx$sが生ぜしめられる。この信号rfmx$sは、燃焼室4の、空気及び排気ガスの最大許容供給量のための、運転形式に関連した目標値である。
【0039】次のブロック25では、信号rfmx$sから信号rir$sが減じられる。この信号rir$sは、排気ガス再循環装置EGRを介して外部で再循環された排気ガス中、及び燃焼室4内に残っている残留ガス中、つまり内部の排気ガス再循環部における不活性ガス量のための、運転形式に関連した目標値である。従って、ブロック25の出力部には、燃焼室4の最大許容吸気量のための、運転形式に関連した目標値を表す信号rlmx$sが存在している。
【0040】この信号rlmx$sは、最小値選択26に供給されており、この最小値選択26には同様に信号rlmd$sも供給されている。この信号rlmd$sはブロック27によって発せられ且つ内燃機関1によって要求されるトルクを発生させて供給するために必要とされる燃焼室4内の吸気量のための、運転形式に関連した目標値を表している。この目標値は超過されてはならない。なぜならば、さもないと内燃機関1は最大空燃比値を超過し延いては過大な空燃比を以て運転されるからである。
【0041】最小値選択26によって、前記両信号rlmx$s及びrlmd$sの内の小さい方が選択される。これにより、最小値選択26の出力部には、内燃機関1の個々の機能に関連した目標値が要求されたトルクを得るために必要な目標値よりも小さいときは信号rlmx$sが存在し、又は最大空燃比値が小さな方の目標値である場合は、信号rlmd$sが存在する。いずれにしても、最小値選択26の出力部には、最大で信号rlmd$sが存在する。
【0042】即ち、最小値選択26によって、最大絞り作用に基づき生ぜしめられる燃焼室4内の最大吸気量が内燃機関1の過大な空燃比を惹起することは決してないということが達成される。
【0043】最小値選択26の出力信号as1は最大値選択28に供給され、この最大値選択28には同様に信号rlmin$sも供給される。この信号rlmin$sは、最小限に要求された燃焼室4内の吸気量のための、運転形式に関連した目標値を表している。この目標値は、下回ってはならない。なぜならば、さもないと燃焼室4内で燃焼を行うことができないからである。
【0044】最大値選択28によって、両信号rlmin$s及びas1の内の大きな方が選択される。これにより、最大値選択28の出力部には少なくとも信号rlmin$sが存在する。
【0045】即ち、最大値選択28によって、最小値選択26から得られる燃焼室4の吸気量が、燃焼が最早行われないほど少なくなることは決してないということが達成される。
【0046】最大値選択28の出力部には信号rlsol$が存在しており、この信号rlsol$は、燃焼室4内の吸気量のための、運転形式に関連した目標値である。この信号rlsol$は結合部29に供給され、この結合部29には同様に信号rlrbr$も供給される。この信号rlrbr$は、排気ガス再循環装置EGRを介して再循環された排気ガス中及び燃焼室4内に残された残留ガスの空気中の、運転形式に関連した新気量である。結合部29は、信号rlsol$から信号rlrbr$を減じる。
【0047】即ち、結合部29の出力部には信号as2が供与されており、この信号as2は、スロットルバルブ11を介して供給されねばならない燃焼室4内の吸気量を表している。従って信号as2は、スロットルバルブ11を制御するために適している。信号as2は、内燃機関1の許容不能な空燃比を生ぜしめることなしに、又は燃焼室4内の燃焼が全く不可能であることなしに上で述べた機能を実施できるようにするために必要とされるスロットルバルブ11の位置若しくは開度を表す。
【0048】既に述べたように、信号rlmd$sはブロック27によって発生される。この信号rlmd$sは、やはり既に述べたように、内燃機関1によって要求された空燃比を発生させて供給するために必要とされる燃焼室4内の吸気量のための、運転形式に関連した目標値を表す。
【0049】ブロック27では、信号milsolがブロック30に供給される。この信号milsolは、空気延いてはスロットルバルブ11の調整に関連して生ぜしめられるべきトルクの目標値を表す。ブロック30では、信号milsolが数値etalamによって割られる。この数値etalamは、空燃比に関連したトルク効率を表しており且つ空燃比の逆数に近似している。
【0050】次に、まず均質燃焼運転を検討する。この均質燃焼運転では、燃料/空気混合物の比率、つまり空燃比=1であり且つ同様に数値etalam=1である。従って、この場合ブロック30における除算は信号milsolに対しては影響を及ぼさない。
【0051】この信号milsolは変化されずに特性線図31に入力され、この特性線図31には、別の入力信号として内燃機関1の回転数nmotが供給されている。特性線図31の出力部には、既に述べたように、ブロック23の最小値選択26に送出される信号rlmd$sが存在する。
【0052】特性線図31では、信号milsolから、つまりトルク目標値から、回転数nmotに関連して燃焼室4内の吸気量のための目標値が求められる。この目標値は、内燃機関1によって要求された空燃比を発生させて供給するために必要とされる。上で説明したケースでは、特性線図から得られた信号rlmd$sは均質燃焼運転に関連している。
【0053】均質燃焼運転ではなく、例えば成層燃焼運転においては、例えばλ=”2”である。この成層燃焼運転は、均質燃焼運転とは異なる別の運転形式と同様、ブロック27の特性線32及びブロック33に基づき考慮される。しかし、信号milsolにおいては何も変化しない。
【0054】ブロック33には、種々様々な運転形式の空燃比値の種々異なる要求が供給される。これらの要求に基づき、ブロック33は各運転形式のための最大空燃比値を生ぜしめて、この最大空燃比値を特性線32に送出する。
【0055】例えば成層燃焼運転の場合には、この成層燃焼運転のための希薄な燃料/空気混合物を得るために、均質燃焼運転と比較して過剰な空気が得られなくてはならない。このことは、特性線32に基づき生ぜしめられる。特性線32に基づき、ブロック33から受け取った最大空燃比値から、既に述べた、ブロック30に送出される数値etalamが得られる。次いでこの数値etalamによって、信号milsolが割られる。
【0056】例えばλ=”2”の場合は、数値etalamは約0.5である。従ってブロック30での除算に基づき、信号milsol延いては得ようとするトルクのための目標値が倍増される。倍増された信号milsolは、特性線図31に供給される。
【0057】特性線図31は出力特性量として、λ=1のときに必要とされる信号rlmd$sを供給する。数値etalamの形の空燃比効率を考慮することにより、前記の出力特性量はλ>1でも有効である。
【0058】成層燃焼運転の場合は、数値etalamによる除算に基づき、最終的に信号rlmd$sが増大するということが達成される。このことは、内燃機関1によって要求されたトルクを発生させて供給するために必要とされる、燃焼室4内の吸気量のための、運転形式に関連した目標値が大きくなるということを意味する。つまり、燃焼室4にはより多くの空気が供給される。増加された空気供給に基づき、燃料/空気混合物は所望のように希薄になる。
【0059】即ち、前記の信号rlmd$sは、各運転形式に関して燃焼室4内の吸気量のための最大値を表しており、この最大値は最小値選択26における組合わせに基づき超過され得ない。




 

 


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