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発明の名称 建物ユニットの床下配管構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−90865(P2001−90865A)
公開日 平成13年4月3日(2001.4.3)
出願番号 特願平11−266025
出願日 平成11年9月20日(1999.9.20)
代理人
発明者 柴田 秀稔
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 床基盤材と床板との間に形成された建物ユニットの床下配管構造であって、前記床基盤材の上には、配管を配設するに十分な高さの束が平面方向に所定間隔を開けて配置され、前記床板は前記束の上に固定された根太により固定されていることを特徴とする建物ユニットの床下配管構造。
【請求項2】 前記束は、帯状板の上に所定間隔を開けて配置されたものであることを特徴とする請求項1に記載の建物ユニットの床下配管構造。
【請求項3】 前記床下の根太間には、断熱材が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の建物ユニットの床下配管構造。
【請求項4】 前記建物ユニットは、矩形状に接続された4本の形鋼製の床大梁からなる床枠組みと、矩形状に接続された4本の形鋼製の天井大梁からなる天井枠組みと、前記床枠組のコーナ部と天井枠組のコーナ部とを連結する4本の角鋼管製柱とにより略箱形の骨組構造体として構成され、前記床基盤材は前記床枠組みに組み込まれるとともに、該床基盤材の上には、給水給湯用の配管を配設するための鞘管が敷設されていることを特徴とする請求項1に記載の建物ユニットの床下配管構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建物ユニットの床下配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一棟の建物を、略箱形に形成された建物ユニットに分けて工場生産し、これを建物現場に輸送し、建物現場において上下左右に隣接配置して施工・組み立てする方式のユニット建物が広く知られている。
【0003】このような建物ユニットとして、例えば、柱と梁とからフレーム骨組構造体が組み立てられている。この骨組構造体10は、図17に示すように、長辺側に配置された一対の相対向する桁床梁11、11と短辺側に配置された一対の相対向する妻床梁12、12とからなる4本の床梁を有する。
【0004】この床梁11,12の四隅には、四本の角鋼管製の柱13…がジョイントピースを介して接合され、この柱13の上部には同様にして柱端部に取り付けられたジョイントピースを介して形鋼製の一対の桁天井梁14、14及び形鋼製の一対の妻天井梁15、15が接合されている。
【0005】このようにして、骨組構造体10が形成されており、この骨組構造体10には、不図示の床構造、内壁、間仕切り、外壁、断熱材等、必要な設備が組み込まれて建物ユニットとして、最終検査され、組立現場に出荷される。
【0006】このような建物ユニットの床下配管構造において、例えば特開平4−228768号公報や特開平4−22869号公報によれば、図18〜図20に示すように、床基盤材としての床スラブ16の上に、スペーサ17を介して根太18を配置し、その根太18の上に床下地板19を敷設している。そして、床下に配管構造を確保するために、この床下地板19の上に束(木レンガ)20を床の縦方向及び横方向に所定の間隔をおいて配列して立設させ、その上に床板21を敷設している。
【0007】これにより、床板21と床下地板19との間には、複数の木レンガ20、20…が所定の間隔を開けて配列された空間22が形成され、この空間22により、配管スペースが確保される。これにより、配管のための鞘管23を木レンガ20…間の床下地板19上に配置している。
【0008】また、特開平7−286344号公報によれば、図21に示すように、床基盤材16の上に妻側床梁12と平行に下部根太部材18aを敷設し、その上に、この下部根太部材18aに直交して(桁側床梁12と平行に)上部根太部材18bを敷設している。この上根太部材18bの上に床板(不図示)を敷設すれば、この床板と床基盤材16との間に互いに直交した根太18(18a、18b)による配管スペースが確保される。これにより、配線24を桁方向に設ける場合には、下部根太18aを跨がせる。また、この配線24を妻方向に設ける場合には、上部根太18bの下を潜るので、そのまま床基盤材16上を配線できるので、根太に切欠部を形成することなく自由に配線可能とされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の木レンガ20を配設する床下構造によれば、床下が2層構造となっているので、構成部材数が多く、このため取り付け工数が多い。また、配管スペースを多く取ることも困難である。
【0010】一方、後者の床下構造によれば、配線24は下部根太18aを跨ぐようになるので、配線24は直線的でなくて波を打つようになり整然とは配列されない。
【0011】そこで、この発明は、少ない構成部材により取り付け工数を削減するとともに、整然と配管できる建物ユニットの床下構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため請求項1に記載された発明は、床基盤材と床板との間に形成された建物ユニットの床下配管構造であって、前記床基盤材の上には、配管を配設するに十分な高さの束が平面方向に所定間隔を開けて配置され、前記床板は前記束の上に固定された根太により固定されていることを特徴とする建物ユニットの床下配管構造である。
【0013】このように構成すれば、床基盤材の上に平面方向に所定間隔を開けて配置された束の間に配管を行うことができるので、この配管は波打つことなく整然と配管することができる。
【0014】また、このように構成すれば、床板下が2層構造ではないので、少ない構成部材により取り付け工数を削減することができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記束は、帯状板の上に所定間隔を開けて予め固定されたものであることを特徴とする請求項1に記載の建物ユニットの床下配管構造である。
【0016】このように構成すれば、束は、帯状板に所定間隔を開けて予め固定されたものであるので、床基盤材の上に束を配置する工程が省略でき、ユニット建物の搬送ライン上での組立工数が削減できる。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記床下の根太間には、断熱材が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の建物ユニットの床下配管構造である。
【0018】このように構成すれば、請求項1に記載の発明では、床板と床基盤材との間には、束と根太とで広い空間を有することができるので、この広い床板裏の根太間に断熱材を配することにより、断熱性に優れたユニット建物の床下配管構造を得ることができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記建物ユニットは、矩形状に接続された4本の形鋼製の床大梁からなる床枠組みと、矩形状に接続された4本の形鋼製の天井大梁からなる天井枠組みと、前記床枠組のコーナ部と天井枠組のコーナ部とを連結する4本の角鋼管製柱とにより略箱形の骨組構造体として構成され、前記床基盤材は前記床枠組みに組み込まれるとともに、該床基盤材の上には、給水給湯用の配管を配設するための鞘管が敷設されていることを特徴とする請求項1に記載の建物ユニットの床下配管構造である。
【0020】このように構成すれば、建物ユニットには、鞘管が敷設されているので、ユニット建物の組立現場に於いて、配管を行うことが容易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、従来技術と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0022】まず、図1〜図4は、本発明の実施の形態に係る建物ユニットの床下配管構造である。この図において、符号Uは建物ユニットを示し、この建物ユニットUは図17に示すような柱と梁とから略箱形の骨組構造体を備えている。
【0023】一対の桁床梁11,11間には床基盤材としてのALC製の厚み125mmの方形の床スラブ16が固定されている。その床スラブ16の上には、平面方向に所定間隔を開けて方形の木片から形成された束としての木レンガ20が配置されている。この木レンガ20の成は外径が3〜5cm程度の鞘管23を配管するに十分な高さを有する。この木レンガ20は、パーディクルボードなどの帯状板30の上に所定間隔を開けて予め固定されたものであり、この帯状板30はその長手方向が妻床梁12と平行とされている。この木レンガ20の上に根太18が桁床梁11と平行に固定され、その根太18の上に床板21が敷設されている。
【0024】これにより、床スラブ16と床板21との空間22に建物ユニットUの床下配管構造が形成され、この床スラブ16の上には、ヘッダーからの架橋PE管製の給水給湯用配管を敷設するためのPE製の鞘管23が敷設されている。すなわち、工場の建物ユニット製造段階で床下に鞘管23を予め配管しておき、建物ユニットの現場据え付け工程で、この鞘管23内に給水給湯配管を挿入して配管する。これにより、給水給湯管の配管が整然と配管することができる。
【0025】つぎに、この発明のユニット建物の床下配管構造について組立工程に従いさらにその詳細な構成につき説明する。
【0026】まず、この床スラブ16は、図2及び図5に示すように、長手方向の両端16aがボルト25により取付金具26に固定され、この取付金具26は、ボルト27により桁床梁11に固定される。これにより床スラブ16の長手方向両端16a,16aは一対の桁床梁11、11間に跨って妻床梁12と平行に固定される。一方、各床スラブ16の側面16bは、図3に示すように、床防振プレート161が接着剤により貼り合わせて介在されて接合されている。これにより、一対の桁床梁11間の略全面に床スラブ16が固定される。
【0027】ついで、この桁床梁11には、図6に示すように、耐火被覆材28が覆われる。この耐火被覆材28は、屈曲性を有するものであり、桁床梁11の上面11aで固定された状態で外周に向かって垂下部28aが形成されている。
【0028】ついで、この床スラブ16の上には、図7に示すように、木レンガ20とこの木レンガ20と同じ成(高さ)の端根太29が固定される。この木レンガ20は、床板下に十分な広さの配管可能な空間22を確保するためのものであり、外径が3〜5cm程度の鞘管23を配管するに十分な高さを備えた方形の木片である。この実施の形態では、高さ59mmの木レンガ20が厚み15mmの帯状の板(パーティクルボードなど)30の上に所定間隔を開けて固定されたものが用いられている。
【0029】床スラブ16への固定は、、図8に示すように、この帯状板30の適宜の箇所に下孔31を床スラブ16に向け穿設し、この下孔31にアンカ32を埋め込み、木ねじ33により固定する。また、この帯状板30の両端30aには、図9に示すように、接着剤が塗布される。この接着剤の上に桁床梁11と隣接して平行に端根太29が載置されて釘打ちなどにより固定される。この端根太29は、さらに釘打ちにより固定されて、その末端29aには、木レンガ201が同様に接着剤を介して釘打ちにより固定される。これにより、床枠組みのコーナ部には、木レンガ201が敷設される。
【0030】ついで、図10に示すように、桁側の耐火被覆材28の上に梁上受金具34を介して木レンガ202を配置する。この木レンガ202は、図2に示すように、建物ユニットUを接続した場合に、床板21と耐火被覆材28との間に鞘管23を架け渡すものである。
【0031】ついで、床スラブ16上の所望の位置に鞘管23をに施工する。桁床梁11側での配管は、図2に示すように、鞘管23は床スラブ16上から桁側の耐火被覆材28と略同一高さに設定された端根太29及び耐火被覆材28を跨いで外に配管される。この状態では、鞘管23を配管すべき配管面は全て露出されているので、直接この配管面上に鞘管23を配管できるので、配管作業はきわめて短時間に終了される。これにより、隣接する建物ユニットUの鞘管23と適宜の接続構造23aにより接続可能とされる。
【0032】鞘管23の配管終了後に、図11に示すように、根太18が根太18と接するところ(斜線部)20aに接着剤を塗布し、釘打ちと併用されて固定される(図12)。ついで、図13に示すように、根太18の上面及びコーナ部の木レンガ201の上面に接着剤が塗布されて床板21が敷設される。この床板21も適宜の位置で釘打ちされて固定される(図14)。
【0033】ついで、図15に示すように、柱13がジョイントピースにより接続され、図16に示すように、妻床梁12が耐火被覆材28の下に組み込まれ、桁側と同様に適宜の間隔をおいて木レンガ203が妻側の耐火被覆材28の上に固定される。
【0034】このように構成された建物ユニットは、図1〜図4に示すように、間仕切り35、外壁36などが取り付けられ、必要な設備が組み込まれて建物ユニットUとして、最終検査され、組立現場に出荷される。
【0035】なお、この床下に断熱材を組み込む場合には、図11に示す根太18敷設工程以降であって、図13に示す床板敷設工程の前に、根太18間に断熱材が配置されるように固定すれば、すでに鞘管が敷設されているので、作業性よく、ユニット建物の床下に断熱材を組み込むことができる。この為には、押出発泡ポリスチレンボードなどの断熱材を根太18と干渉しない裏面に固定した床板(根太18の部分のみ離間して断熱材を固定した床板)を用いればよい。
【0036】以上の構成による建物ユニットU,Uを相互に併設する場合には、図2に示すように、耐火被覆材28のそれぞれの垂下部28a,28aを持ち上げて、相互の桁床梁11、11を隣接させる。この桁床梁間に連結具37を架け渡し、その連結具37の上を覆う。この連結具37は、ボルト37aにより固定された受金具37bによりロックウール37cが保持されて構成されている。ついで、鞘管23を適宜の接続構造23aにより接続し、床板21を敷設することにより、鞘管23を床下で接続することができる。
【0037】また、図4に示すように、外壁36に向かっても木レンガ203が所定間隔を開けて配置されているので、外壁36と内壁35との間の空隙38を配管スペースとして上階へ向けて立ち上げることもできる。
【0038】以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0039】例えば、以上の実施の形態では、鞘管内には、給水給湯管などが組み込まれていなかったが、工場製造段階で、鞘管内に給水給湯配管を挿入しておいてもよい。また、各配管が分岐されるヘッダーを建物ユニットの床下に予め取り付けておいてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係る建物ユニットの床下構造によれば、少ない構成部材により取り付け工数を削減するとともに、整然と配管することができる、という実用上有益な効果を発揮する。




 

 


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