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発明の名称 背割り管と継手との接続構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−82661(P2001−82661A)
公開日 平成13年3月30日(2001.3.30)
出願番号 特願平11−262407
出願日 平成11年9月16日(1999.9.16)
代理人
発明者 村田 二三夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 繊維強化樹脂複合管の内部に軸方向に沿って隔壁が形成され該隔壁によって複数の管路が形成された背割り管同士が、継手によって、それらの複数の管路が軸方向に連通するように接続された背割り管と継手との接続構造であって、前記継手として筒状の継手本体の両端部及び中央部の内周面に周方向に沿って弾性体からなるゴム環が装着されたものが用いられ、該継手の両端部の内周面に装着されたゴム環が、一対の背割り管の端部の外周面にそれぞれ押圧状態とされるとともに、中央部の内周面に装着されたゴム環が環状のゴム系目地止め材と共に一対の背割り管の相対する端面間に挟着されており、一対の背割り管の隔壁の相対する端面間に板状のゴム系目地止め材が介在され、一対の背割り管の相対する管路の内周面の周方向にまたがってゴム板が貼着されていることを特徴とする背割り管と継手との接続構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維強化樹脂複合管の内部に隔壁が形成され該隔壁によって軸方向に沿って複数の管路が形成された背割り管同士が、継手によって、それらの複数の管路が軸方向に連通するように接続された背割り管と継手との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、繊維強化樹脂複合管が下水道管路として使用されているが、通常、下水管路内には汚水が自然流下により流れており、河川の横断、あるいは構造物を迂回しなければならないときに、河川や構造物の下をくぐらせ、管路の高低差を設けるようにして迂回する場合がある。特に河川横断の場合には、図4に示すように、川床aと堤防bの下をくぐらせて管路pを形成する必要があるので、長距離にわたって低くなってしまう部分が生じてしまい、その部分に汚水中の汚泥が堆積し易いので、定期的に汚泥を清掃除去することが必要であった。又、下水管路は上記以外にも、多くのトラブルが発生し易く、復旧作業のため水路を遮断する必要がある。
【0003】しかしながら、単一の管路が敷設されているだけの場合には汚水を遮断して作業する必要があるので、最近では予め下水管路を2系列敷設しておき、作業時に一方の管路を使用し、他方の管路を遮断して復旧作業を行うという方法が取られるようになってきている。
【0004】しかし、2本の下水管路を平行に敷設する際に、例えば、大口径のヒューム管等中に配置してからヒューム管ごと継手により接続しつつ管路敷設する方法が取られるため、費用と施工時間がかかるという問題点がある。又、この管路の場合には、地震等による地盤変動で管路に力が加わった場合、継手による接合部で破損したり接着がはがれて水漏れが発生し易いという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のような従来の問題点を解消し、2系列以上の管路を有しながら、施工において費用や施工時間を低く抑えることのできる背割り管を用い、地震等による地盤変動で管路に力が加わった場合にも破損したり水漏れを引き起こしたりする恐れのない背割り管と継手との接続構造を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維強化樹脂複合管の内部に軸方向に沿って隔壁が形成され該隔壁によって複数の管路が形成された背割り管同士が、継手によって、それらの複数の管路が軸方向に連通するように接続された背割り管と継手との接続構造であって、前記継手として筒状の継手本体の両端部及び中央部の内周面に周方向に沿って弾性体からなるゴム環が装着されたものが用いられ、該継手の両端部の内周面に装着されたゴム環が、一対の背割り管の端部の外周面にそれぞれ押圧状態とされるとともに、中央部の内周面に装着されたゴム環が環状のゴム系目地止め材と共に一対の背割り管の相対する端面間に挟着されており、一対の背割り管の隔壁の相対する端面間に板状のゴム系目地止め材が介在され、一対の背割り管の相対する管路の内周面の周方向にまたがってゴム板が貼着されている背割り管と継手との接続構造である。
【0007】本発明において、繊維強化樹脂複合管としては、例えば、螺旋状に巻回されたスチールベルトからなる周方向に回転しつつ軸方向に進行する芯型の周りに、樹脂モルタルからなる中間層の内外面に繊維強化樹脂からなる内外層としての成形材料層を積層し、それらを加熱硬化させた後脱型することにより成形したような繊維強化樹脂モルタル複合管等が挙げられるが、繊維強化樹脂のみからなる複合管であってもかまわない。
【0008】樹脂モルタルや繊維強化樹脂中の樹脂としては、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂等の熱硬化性樹脂が使用される。樹脂モルタル中の充填材としては、例えば、砂、炭酸カルシウム、クレー等の無機材料、無機又は有機の中空体、必要に応じてガラス繊維や化学繊維等を短尺状としたもの等が使用される。繊維強化樹脂中の強化繊維としては、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、天然繊維等からなるロービングやその他の帯状体等が使用される。
【0009】本発明において、隔壁としては、隔壁材が熱硬化性樹脂含浸繊維シートを用いてハンドレアップにより固定された状態のもの等が挙げられる。隔壁材としては、例えば、熱可塑性樹脂板、繊維強化樹脂板等であって、耐久性のあるものが使用されるが、耐蝕性、耐久性、軽量施工性、経済性等の観点から、繊維強化発泡樹脂からなるものが好適に使用され、特に合成木材として使用されるガラス長繊維強化ポリウレタン発泡体からなるものが特に好適に使用される。熱硬化性樹脂含浸繊維シートを形成する樹脂としては、上記と同様の熱硬化性樹脂が使用され、繊維シートとしては、ガラス繊維、カーボン繊維、天然繊維等からなるクロスやマット等が使用される。
【0010】本発明において、継手本体の材質としては、例えば、繊維強化樹脂が好ましいが、農水用、特殊用の圧力管や、下水用、雨水用の無圧管を接続するため汎用の継手の材質と同じであってもよい。
【0011】本発明において、弾性体からなるゴム環の材質としては、例えば、クロロプレンゴムが接着性がよく耐酸性に優れているので好ましい、その他にスチレン─ブタジエン共重合ゴムをハロゲン処理したもの等であってもよい。
【0012】本発明において、ゴム系目地止め材としては、例えば、シリコン系シーラント、ウレタン系シーラント等が挙げられるが、シール性を向上させるため、水分と接触すれば膨張するものが好適に使用される。本発明において、ゴム板としては、例えば、クロロプレンゴムからなるものが接着性がよく耐酸性に優れているので好ましい。ゴム板の幅は、作業性や性能の面から2〜10mm程度が好ましい。
【0013】
【作用】本発明の背割り管と継手との接続構造は、背割り管として繊維強化樹脂複合管の内部に形成された隔壁によって軸方向に沿って複数の管路が形成されたものを使用するので、施工において費用や施工時間を低く抑えることができ、又、前記継手として筒状の継手本体の両端部及び中央部の内周面に周方向に沿って弾性体からなるゴム環が装着されたものが用いられ、該継手の両端部の内周面に装着されたゴム環が、一対の背割り管の端部の外周面にそれぞれ押圧状態とされるとともに、中央部の内周面に装着されたゴム環が環状のゴム系目地止め材と共に一対の背割り管の相対する端面間に挟着されており、一対の背割り管の隔壁の相対する端面間に板状のゴム系目地止め材が介在され、一対の背割り管の相対する管路の内周面の周方向にまたがってゴム板が貼着されていることにより、地震等による地盤変動で管路に力が加わった場合にも、継手の内周面に装着された3本のゴム環と、一対の背割り管の相対する端面間に挟着される環状のゴム系目地止め材と、一対の背割り管の隔壁の相対する端面間に介在される板状のゴム系目地止め材と、一対の背割り管の相対する管路の内周面の周方向にまたがってが貼着されるゴム板が、その変形によく追随してシール性を確保するので、接続した部分が破損したり水漏れを引き起こしたりするおそれがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に使用される背割り管の一例を示す正面図である。図1に示すように、この例の背割り管1は、繊維強化樹脂モルタル複合管11の内部に軸方向に沿って隔壁12が設けられ、その隔壁12によって2系列の管路A,Bが形成されている。
【0015】隔壁12は、複合管11の内部に軸方向の中央に沿うように隔壁材121が配設され、その両面の全面から複合管11の内面にわたって、熱硬化性樹脂を塗布しその上にガラス繊維マットを貼り付けながら樹脂を含浸させる方法により熱硬化性樹脂含浸繊維シート122をハンドレアップした後一体硬化されることによって形成されている。
【0016】図2は、本発明に使用される継手の一例を示す断面図である。図2に示すように、この継手2は、筒状の継手本体21の両端部の内周面に周方向に沿ってそれぞれクロロプレンからなる弾性体を有するゴム環22,22が装着されるとともに、中央部の内周面にも周方向に沿ってクロロプレンからなる弾性体を有するゴム環23が装着されている。両端部の内周面に装着されたゴム環22,22は、一対の背割り管の端部の外周面にそれぞれ押圧状態にてシールできる寸法とされており、中央部の内周面に装着されたゴム環は一対の背割り管の相対する端面間に介在できる寸法とされている。
【0017】次に、図1に示す背割り管1同士が、図2に示す継手によって、それらの複数の管路が軸方向に連通するように接続された、本発明の背割り管と継手の接続構造の一例を図3を参照して説明する。図3に示すように、この例の背割り管と継手の接続構造は、背割り管1,1同士が、継手2によって、それらの複数の管路A,Bが軸方向に連通するように接続されている。
【0018】継手2の両端部の内周面に装着されたゴム環22,22が、一対の背割り管1,1の端部の外周面にそれぞれ押圧状態にてシールされるとともに、中央部の内周面に装着されたゴム環23が、環状のシリコン系シーラントからなるゴム系目地止め材3と共に一対の背割り管1,1の相対する端面間に挟着されている。
【0019】一対の背割り管1,1の隔壁12の相対する端面間には水分と接触すれば膨張するゴム材からなる目地止め材4が介在されている。一対の背割り管1,1の相対する管路A,Bの内面の周方向にまたがってクロロプレンゴムからなるゴム板5が接着剤6により貼着されている。
【0020】
【発明の効果】本発明の背割り管と継手との接続構造は、上記の構成を有しているので、2系列以上の管路を有しながら施工において費用や施工時間を低く抑えることのできる背割り管を、地震等による地盤変動で管路に力が加わった場合にも破損したり水漏れを引き起こしたりするおそれのない配管を行うことができる。




 

 


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