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発明の名称 発泡層内蔵管継手
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−50466(P2001−50466A)
公開日 平成13年2月23日(2001.2.23)
出願番号 特願平11−226561
出願日 平成11年8月10日(1999.8.10)
代理人
発明者 上村 分二
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 中間層が発泡体層からなり、内周層及び外周層が熱可塑性樹脂層からなることを特徴とする発泡層内蔵管継手。
【請求項2】 請求項1記載の発泡層内蔵管継手の製造方法であって、中型をインサートして内面層及び外面層を形成するためのキャビティと中型を外し内面層と外面層の間に中間層を形成するためのキャビティが上記順序で形成される金型に、2台の射出成型機のうちの一方で、内周面及び外周面を形成する熱可塑性樹脂を射出した後、他の射出成型機で中間層を形成する発泡性熱可塑性樹脂で射出することを特徴とする発泡層内蔵管継手の製造方法。
【請求項3】 請求項1記載の発泡層内蔵管継手の製造方法であって、中型をインサートして内周層及び外周層を形成するためのキャビティと中型を外し内周層と外周層の間に中間層を形成するためのキャビティが上記順序で形成される金型に、射出成型機で内周面及び外周面を形成する熱可塑性樹脂を射出した後、ウレタン注入機で中間層を発泡性ウレタン樹脂で注入することを特徴とする発泡層内蔵管継手の製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡層内蔵管継手及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂管等の配管ラインにおいて、低温流体を高温環境内に移送する場合の結露防止、高温流体を移送する場合の断熱、流体を低温環境内に移送する場合の移送流体の凍結防止、断熱、保温等の断熱手段、これら配管ラインに液体の移送や空気輸送による粉粒体等の移送時の遮音手段としては、、専ら、上記配管ラインの外周面に熱可塑性樹脂発泡体シート、ガラスウール等の断熱、遮音材を被覆し、粘着テープを巻回したり、金属板等の被覆材によってカバーしたり、上記配管外周面に金属板巻き付けて設けられたジャケット内へウレタン発泡体を注入する後付け法が用いられてきた。
【0003】しかし、熱可塑性樹脂管の外周面は、凹凸が殆どなく上記断熱、遮音材を被覆することは比較的容易であるが、管継手やバルブの外筺の外周面は、凹凸が多く、上記断熱、遮音材を隙間なく気密に張り巡らすことは極めて困難であり、断熱工事や遮音工事に大きな工数を要するものとなるか、もしくは仕上がりが甚だしく見栄えしないものとなる等の問題点を有するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記問題点を解決するために、管継手やバルブの外筺のように外周面に凹凸が多い配管部材の断熱、遮音性向上の手段について、鋭意検討し、継手に発泡層を内蔵させることによって、配管ライン全体の断熱工事や遮音工事を確実、且つ、容易に施工できる本発明の発泡層内蔵管継手及びその製造方法を確立した。
【0005】本発明は、上述の事実に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、配管ラインの外周面に凹凸が多い管継手やバルブの外筺等の断熱、遮音性を向上した発泡層内蔵管継手及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1記載の発明の発泡層内蔵管継手は、中間層が発泡体層からなり、内周層及び外周層がが熱可塑性樹脂層からなることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明の発泡層内蔵管継手の製造方法は、請求項1記載の発明の発泡層内蔵管継手の製造方法であって、中型をインサートして内面層及び外面層を形成するためのキャビティと中型を外し内面層と外面層の間に中間層を形成するためのキャビティが上記順序で形成される金型に、2台の射出成型機のうちの一方で、内周面及び外周面を形成する熱可塑性樹脂を射出した後、他の射出成型機で中間層を形成する発泡性熱可塑性樹脂で射出することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明の発泡層内蔵管継手の製造方法は、請求項1記載の発明の発泡層内蔵管継手の製造方法であって、中型をインサートして内周層及び外周層を形成するためのキャビティと中型を外し内周層と外周層の間に中間層を形成するためのキャビティが上記順序で形成される金型に、射出成型機で内周面及び外周面を形成する熱可塑性樹脂を射出した後、ウレタン注入機で中間層を発泡性ウレタン樹脂で注入することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しながら説明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
【0010】図1は、本発明の発泡層内蔵管継手(ソケット)の一例を示す断面図である。図1において、本発明の発泡層内蔵管継手1は径方向に、外周層11、中間層12及び内周層13が同心円的に形成されてなり、外周層11と内周層13が構造強度を主体的に担う熱可塑性樹脂層からなり、中間層12は、断熱、遮音性を主体的に担う発泡体層からなるものである。
【0011】図2は、請求項2記載の発明の発泡層内蔵管継手の製造方法の一例につき、その製造方法を概念的に示す説明図であって、図2(イ)は、発泡層内蔵管継手の成型機の配置図である。図2(イ)において、2台の射出成型機2及び3は、射出ノズルの先端を同一面上に揃えて金型4が装着されているダイプレート5に接するように配置されており、一方の射出成型機2からは外周層11と内周層13を形成する熱可塑性樹脂が射出され、他方の射出成型機3からは中間層12を形成する発泡性熱可塑性樹脂が射出される。
【0012】本発明の発泡層内蔵管継手及びその製造方法で用いられる熱可塑性樹脂は、配管材料用として用いられているものであれば特に限定されるものでないが、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリブテン系樹脂等のオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂等のエンジニアリング樹脂が挙げられる。
【0013】又、上記発泡性熱可塑性樹脂は、特に限定されるものでないが、例えば、発泡性ポリエチレン系樹脂組成物、発泡性ポリプロピレン系樹脂組成物、発泡性ポリブテン系樹脂組成物等の発泡性オレフィン系樹脂組成物、発泡性塩化ビニル系樹脂組成物、発泡性スチレン−ブタジエン共重合体組成物、発泡性アクリロニトリル−ブタジエン共重合体組成物、発泡性クロロプレンゴム組成物等の発泡性エラストマー等が挙げられる。
【0014】図2(ロ)は、金型4のキャビティ配置図であって、ゲート41からキャビティ43の継手受口14やエルボ15の外周層11と内周層13へ熱可塑性樹脂が充填され、ゲート42からキャビティ44のこれら各部の中間層に発泡性熱可塑性樹脂を発泡させて充填される。
【0015】上記金型4のキャビティ43は、円筒内にロッドが同心円的に組み合わされた中型がインサートされ、外周層11と内周層13を各々形成するための2個の円筒状のキャビティに分割される。又、外周層11と内周層13は、各々の端縁部において短い幅で或いは長い幅で部分的に連結し、その間に形成される中間層を、中型を外した後も所定厚さで保持し得るようになされることが好ましい。
【0016】このように中型がインサートされたキャビティ43に熱可塑性樹脂が充填され、継手受口14やエルボ15の外周層11と内周層13が形成される。
【0017】次いで、型開きされ、形成された外周層11と内周層13の間から中型を外した後、該半製品をキャビティ44に移動させ、型締めして、ゲート42からキャビティ44の上記半製品の中間層12に発泡性熱可塑性樹脂を発泡させて充填され、発泡層内蔵管継手が作製される。
【0018】射出手段は、上述のようにキャビティ内の半製品を別のキャビティに移動して行われてもよいが、金型4を反転させて、各々のキャビティに別の射出成型機から熱可塑性樹脂及び発泡性熱可塑性樹脂のいずれかを射出して中間層12に発泡層を内蔵する熱可塑性樹脂管継手が成形されてもよい。又、金型4の2個のキャビティは、金型4を反転させる上記製造方法においては、一方のキャビティで熱可塑性樹脂を、他のキャビティで発泡性熱可塑性樹脂を同時に射出することを可能にする。又、金型4のキャビティの数は、2個に限定されるものではなく、例えば、1個であってもよく、又、成形のステージを分割し、各ステージをローテーションして用いる3個以上を有するものであってもよい。
【0019】本発明の発泡層内蔵管継手は、配管ラインの安全性を確保する必要上、外周層11、中間層12及び内周層13の各層の厚さ、形状等の寸法精度を要するものであるので、中間層12の形成には、中型の使用が必須となる。上記中型の形態は、形成された外周層11及び内周層13からなる半製品から容易に離型し得るものであれば特に限定されるものではないが、例えば、成形される発泡層内蔵管継手の各々の受口の外周層11及び内周層13の間に設けられた中型抜出し孔でキャビティ内に支持される2分割型中型等が挙げられる。
【0020】図2に示された本発明の発泡層内蔵管継手の製造方法の一例につき、工程を追って作業及び装置の動作の一例を以下に説明する。先ず、金型4のキャビティ43に外周層及び内周層を形成するための中型がインサートされ、型締めされる。次いで、射出成形機2によって熱可塑性樹脂が射出され、上記キャビティ43にゲート41を経て充填され、継手受口14やエルボ部15の外周層11と内周層13が形成される。
【0021】キャビティ43への熱可塑性樹脂の射出時、キャビティ44は、空であり、射出成形機3の射出動作は休止されていてもよく、先の射出サイクルにおいて、外周層及び内周層が形成された発泡層内蔵管継手の半製品が、キャビティ43から移動されていて、射出成形機2の射出サイクル内で同時に射出成形機3から発泡性熱可塑性樹脂を射出し、熱可塑性樹脂発泡体がキャビティ44にゲート42を経て充填され、中間層が形成されようになされていてもよい。
【0022】上記キャビティ43で形成された発泡層内蔵管継手の半製品は、中型が外され、キャビティ44に移動された後、上記のように射出成形機3から発泡性熱可塑性樹脂が射出され、熱可塑性樹脂発泡体層が外周層と内周層間に所定厚さで形成され、発泡層内蔵管継手が作製される。
【0023】図3は、請求項3記載の発明の発泡層内蔵管継手の製造方法の一例につき、その製造方法を概念的に示す説明図であって、図3(イ)は、発泡層内蔵管継手の成型機の配置図であって、図2(イ)に示される請求項2記載の発明の発泡層内蔵管継手の製造方法で用いられる発泡性熱可塑性樹脂の射出成形機3に替えて、発泡ウレタン樹脂層を形成するためのウレタン注入機6を配置したこと以外は、図2(イ)に示される成型機と同様に装備されている。
【0024】図3に示された請求項3記載の発明の発泡層内蔵管継手の製造方法は、上述する請求項2記載の発明の発泡層内蔵管継手の製造方法において、中型を外し内面層と外面層の間に中間層を形成べきキャビティ44が形成された後、射出成形機3に替えて、ウレタン注入機6で上記キャビティ44に発泡性ウレタン樹脂を注入し、発泡ウレタン樹脂層を所定厚さで形成して、発泡層内蔵管継手が作製される。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明の発泡層内蔵管継手は、叙上のように構成されているので、これを用いた配管ラインは、管継手部分を除く管本体部分のみを断熱、遮音部材で被覆すれば全配管ラインが気密に断熱、遮音施工でき、上記管本体部分の施工表面には、断熱、遮音部材を気密に被覆する際の円滑な被覆作業を阻害したり、施工された断熱、遮音部材の気密性を阻害する外周面の複雑な凹凸面がないので、配管ラインの断熱、遮音工事を効率よく、且つ、確実に実施し得るものであり、その仕上がりは、極めて見栄え良いものである。
【0026】請求項2及び3記載の発明の発泡層内蔵管継手の製造方法は、叙上のように構成されているので、いずれも、請求項1記載の発明の発泡層内蔵管継手を寸法精度高く且つ効率よく製造し得るものである。。




 

 


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