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発明の名称 ガス制御弁ユニットのガス通路構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−173829(P2001−173829A)
公開日 平成13年6月29日(2001.6.29)
出願番号 特願平11−362039
出願日 平成11年12月21日(1999.12.21)
代理人 【識別番号】100089004
【弁理士】
【氏名又は名称】岡村 俊雄
【テーマコード(参考)】
3H106
3K068
【Fターム(参考)】
3H106 DA05 DA07 DA23 DA32 DB02 DB23 DB32 DC02 DD02 DD07 EE31 EE34 EE35 EE36 EE39 
3K068 AA01 CA04 EA03
発明者 植原 浩三
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ガス通路と、このガス通路の途中部を開閉する電磁開閉弁と、前記ガス通路を形成するとともに電磁開閉弁のボディを形成するボディ本体とを備えたガス制御弁ユニットにおいて、前記ボディ本体の内部のガス通路の少なくとも一部を、インサート成形によりボディ本体に組み込んだ管部材で構成したことを特徴とするガス制御弁ユニットのガス通路構造。
【請求項2】 前記管部材の一端部に前記電磁開閉弁の弁座を予め形成してから、この管部材をインサート成形によりボディ本体に組み込んだことを特徴とする請求項1に記載のガス制御弁ユニットのガス通路構造。
【請求項3】 前記ガス通路に連なる外部ガス通路をボディ本体の外部に形成する外部通路形成部材の一端部を、インサート成形によりボディ本体に組み込んだことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス制御弁ユニットのガス通路構造。
【請求項4】 前記管部材は、ボディ本体を構成する金属材料よりも高融点の金属材料で構成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のガス制御弁ユニットのガス通路構造。
【請求項5】 前記管部材は、ボディ本体をダイカスト成形により製作する際に、管部材のうちのボディ本体と接触する部分がボディ本体と溶着しやすい金属材料で構成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のガス制御弁ユニットのガス通路構造。
【請求項6】 前記ボディ本体は、前記管部材を介して連結される複数のボディ本体分割体からなることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のガス制御弁ユニットのガス通路構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はガス制御弁ユニットのガス通路構造に関し、特にボディ本体の内部のガス通路の少なくとも一部をインサート成形により組み込んだ管部材で構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、ガス給湯器等のガス機器においては、ガス供給源に接続されたガス供給系にガス制御弁ユニットが設けられ、そのガス制御弁ユニットには、ガス通路と、このガス通路の途中部を開閉する電磁開閉弁と、流量制御用の電磁比例弁と、ガス通路と弁類のボディを形成するボディ本体が設けられるのが普通である。
【0003】例えば、図7、図8に示すように、本出願人が実用化している従来のガス制御弁ユニット100 には、ガス機器本体へのガスの供給と遮断を行う電磁開閉弁としての元弁110 と、元弁110 の下流側に設けられてガス機器本体へのガス流量を調節する電磁比例弁120 が設けられている。ボディ本体101 は、元弁110 のボディとガス通路105aを形成するボディ部101aと、比例弁120 のボディとガス通路105cを形成するボディ部101bを有し、これらボディ部101a,101b を繋ぐ繋ぎ部101cの付近にガス通路105a,105c に連なるガス通路105bが形成されている。
【0004】元弁110 は、電磁コイル112 を含む駆動部111 、プランジャ113 、プランジャ113 の先端部に装着されたゴム製の弁体114 、ガス通路105bの上流端部に形成された弁座115 、弁体114 を弁座115 に弾性付勢する閉弁用のバネ116 を有する。駆動部111 が駆動されない状態では、閉弁用のバネ116 の付勢力により弁体114 が弁座115 に押圧されてガス通路105a,105b 間が遮断される(図8参照)。駆動部111 の電磁コイル112 に通電されると、バネ116 の付勢力に抗してプランジャ113 が退入駆動されて開弁する(図7参照)。
【0005】比例弁120 は、電磁コイル122 や永久磁石123 を含む駆動部121 、駆動部121の駆動部材124 に連結された弁体125 、ボディ本体101 のガス通路105cの下流端部に形成された弁座126 、ダイヤフラム127 を有する。ボディ本体101 には、ガス通路105cの下流側に連通するガス通路105dを形成するガス通路形成ボディ128が接続されている。駆動部121 の電磁コイル122 に供給する電流の大きさに比例して、弁座126 に対する弁体125 の開度が増加し、ガス流量が調節される。
【0006】前記ガス通路105a〜105cを形成するボディ本体101 は、通常、アルミダイカスト合金を用いてダイカスト成形により製作される関係上、ガス通路105bの内周面は型抜き勾配の付いたテーパ状内周面になる。また、ボディ本体101 をダイカスト成形するだけでは、弁座115,126 を所期の弁座形状に形成できないため、ボディ本体101 の成形後、機械加工を行うことで弁座115,126 を形成している。特に、元弁110 の遮断性能を確保する為に、元弁110 の弁座115 の加工精度を高めることは非常に重要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 図7、図8のガス制御弁ユニット100 では、ボディ本体101 をダイカスト成形により製作するため、ボディ本体101 に形成されるガス通路105bの内周面がテーパ状内周面になる。そのため、ガス通路105bの通路抵抗が大きくなり、ガス制御弁ユニット100 のガス供給能力を高めにくく、ガス制御弁ユニット100 の小型化を図るのが難しい。
【0008】前記ボディ本体110 の成形後、弁座115,126 を機械加工して形成しなければならないため、その機械加工の分製作費が高価になる。特に、元弁110 の弁座115やその付近に鋳造欠陥の巣が発生している場合には、弁座115 の切削加工に伴って巣が表面に露出する。その場合、元弁110 におけるガス遮断性能を確保できないため、ボディ本体110 が使用に供し得ない不良品となってしまうので、不良品発生率も高くなる。このように、元弁110 の遮断性能を確保することが難しく、信頼性に優れる元弁110 にすることが難しい。
【0009】本発明の目的は、ガス制御弁ユニットのガス通路構造において、ガス通路の通路抵抗を低減すること、ガス通路と電磁開閉弁の品質と信頼性を高めること、ガス制御弁ユニットの製作費を低減すること、などである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 請求項1のガス制御弁ユニットのガス通路構造は、ガス通路と、このガス通路の途中部を開閉する電磁開閉弁と、前記ガス通路を形成するとともに電磁開閉弁のボディを形成するボディ本体とを備えたガス制御弁ユニットにおいて、前記ボディ本体の内部のガス通路の少なくとも一部を、インサート成形によりボディ本体に組み込んだ管部材で構成したことを特徴とするものである。
【0011】このガス制御弁ユニットは、例えば、ガス給湯器等のガス機器において、ガス供給源からガス機器本体にガスを供給するガス供給系に設けられる。ボディ本体は、例えばアルミダイカスト合金を用いて、例えばダイカスト成形等の鋳造により製作される。
【0012】このガス制御弁ユニットのガス通路構造においては、ボディ本体の内部のガス通路の少なくとも一部を、インサート成形によりボディ本体に組み込んだ管部材で構成した。それ故、鋳造品ではなく圧延や引抜き成形や押出し成形により製作されたパイプ材を用いて、強度・耐食性に優れる管部材を適用できるから、高品質の信頼性に優れるガス通路を構成することができる。
【0013】しかも、内周面がテーパ状でなく通路断面積が一定の管部材を適用することで、そのガス通路の通路抵抗を低減することができ、ガス制御弁ユニットを小型化する上で有利である。なお、管部材の一端部に前記電磁開閉弁の弁座を予め形成してから、この管部材をインサート成形によりボディ本体に組み込むことも可能となる。
【0014】請求項2のガス制御弁ユニットのガス通路構造は、請求項1の発明において、前記管部材の一端部に前記電磁開閉弁の弁座を予め形成してから、この管部材をインサート成形によりボディ本体に組み込んだことを特徴とするものである。この構成によれば、弁座を形成する為にボディ本体に機械加工を施す必要がないので、ガス制御弁ユニットの製作費を低減することができる。しかも、管部材をインサート成形に供する前に、予め管部材の一端部に弁座を精度よく、安価に形成できるため、ガス遮断性に優れ高品質で信頼性に優れる電磁開閉弁にすることができる。
【0015】請求項3のガス制御弁ユニットのガス通路構造は、請求項1又は2の発明において、前記ガス通路に連なる外部ガス通路をボディ本体の外部に形成する外部通路形成部材の一端部を、インサート成形によりボディ本体に組み込んだことを特徴とするものである。この外部ガス通路は、例えば、ガス供給源からガス制御弁ユニットへガスを供給するガス供給通路、及び/又はガス制御弁ユニットから別の部品へガスを供給するガス供給通路である。外部ガス通路を形成する外部通路形成部材の一端部をインサート成形によりボディ本体に組み込むので、外部ガス通路を構成する部品点数を削減でき、ボディ本体と外部通路形成部材の組立て作業が不要になるため組立て費を低減することができる。
【0016】請求項4のガス制御弁ユニットのガス通路構造は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記管部材は、ボディ本体を構成する金属材料よりも高融点の金属材料で構成されたことを特徴とするものである。例えば、ボディ本体をアルミダイカスト合金で構成する場合に、管部材を例えばステンレス、鋼、種々の合金鋼などの何れかで構成することができる。管部材がボディ本体を構成する金属材料よりも高融点の金属材料で構成されるから、ダイカスト成形等によりボディ本体を製作する際に、管部材が溶損したり、熱変形したりするのを防止できる。
【0017】請求項5のガス制御弁ユニットのガス通路構造は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記管部材は、ボディ本体をダイカスト成形により製作する際に、管部材のうちのボディ本体と接触する部分がボディ本体と溶着しやすい金属材料で構成されたことを特徴とするものである。例えば、ボディ本体をアルミダイカスト合金で構成する場合に、管部材を例えばアルミニウムやアルミニウム合金で構成することができる。ダイカスト成形によりボディ本体を製作する際に、管部材のうちのボディ本体と接触する部分をボディ本体に溶着させるので、管部材とボディ本体とを完全に一体化することができるから、管部材とボディ本体との境界面からのガス漏れのおそれが皆無となる。
【0018】請求項6のガス制御弁ユニットのガス通路構造は、請求項1〜5の何れかの発明において、前記ボディ本体は、前記管部材を介して連結される複数のボディ本体分割体からなることを特徴とするものである。管部材は、鋳造品で構成するガス通路と比べて薄肉化可能であるため、一体のボディ本体に構成する場合と比較し、ボディ本体の小型化、軽量化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。本実施形態は、ガス給湯器に設けられるガス制御弁ユニットに本発明を適用した場合の一例である。
【0020】図1に示すように、ガス給湯器1には、ガス給湯器本体2と、ガス給湯器本体2にガスを供給するガス供給元管3A,3Bと、ガス給湯器本体2に水を入水する入水管4と、ガス給湯器本体2から湯水を出湯する出湯管5と、入水管4と出湯管5を接続するバイパス管6と、ガス供給元管3A,3Bに接続される本願特有のガス制御弁ユニット7等が設けられている。
【0021】ガス給湯器本体2には、入水管4と出湯管5に接続される熱交換器10と、熱交換器10を加熱する複数の燃焼管を有するバーナ11と、バーナ11の燃焼管の燃焼本数を設定された目標燃焼量に応じて適宜複数段階(例えば、4段階)に切替える電磁制御式の能力切替弁ユニット12と、点火プラグ13と、立消え安全装置14と、バーナ温度センサ15と、燃焼用空気の送風ファン16等が設けられている。尚、能力切替弁ユニット12は、例えば、ガス制御弁ユニット7の比例弁42により調節されたガス流量に応じて制御される。
【0022】ガス供給元管3Aは、ガス供給源のガス供給ポート20に接続されてガス制御弁ユニット7まで延び、ガス供給元管3Bは、ガス制御弁ユニット7から給湯器本体2の能力切替弁ユニット12まで延びている。
【0023】入水管4は、市水道の給水ポート25に接続されて給湯器本体2の熱交換器10まで延びている。入水管4には、熱交換器10に供給される水量を検出する入水量センサ26と、入水温度を検出する入水温度センサ27が設けられている。
【0024】出湯管5は、給湯器本体2の熱交換器10から延びて出湯ポート30に接続され、その出湯ポート30に給湯カラン31が接続されている。出湯管5には、バイパス管6の上流側において、熱交換器10で加熱された湯水の温度を検出する温度センサ32が設けられ、バイパス管6の下流側において、出湯ポート30からの出湯流量を調整するための流量調整弁33と、出湯管5内の湯水の温度を検出する温度センサ34が設けられている。
【0025】バイパス管6にはバイパス流量調整弁35が設けられ、このバイパス流量調整弁35の開度を変化させ、入水管4から出湯管5への通水量の調整を行うことで、給湯温度の微調整等を行えるようになっている。
【0026】前記ガス制御弁ユニット7について詳細に説明する。図2、図3に示すように、ガス制御弁ユニット7は、ガス通路40(40a〜40d)と、このガス通路40の途中部を開閉してガス機器本体2へのガスの供給と遮断を行う電磁開閉弁としての元弁41と、元弁41の下流側に設けられてガス機器本体2へのガス流量を調節する電磁比例弁42と、ガス通路40a,40cを形成するとともに元弁41及び比例弁42のボディを形成するアルミダイカスト合金で構成されたボディ本体43と、ボディ本体43の上端部に接続されたガス通路形成ボディ55等を備え、ボディ本体43の内部のガス通路40a〜40cの一部40bが、インサート成形によりボディ本体43に組み込んだステンレス製の管部材44で構成されている。
【0027】図2〜図4に示すように、ボディ本体43は2つのボディ本体分割体50,51からなり、これらボディ本体分割体50,51が管部材44を介して一体的に連結されている。2つのボディ本体分割体50,51はダイカスト成形により同時に製作され、その製作の際に管部材44がインサート成形により組込まれる。
【0028】ボディ本体分割体50は元弁41のボディを形成するとともに、その内部にガス通路40aが形成され、ボディ本体分割体50の上部の左端部側に元弁41の弁ケース60が気密に固着されている。一方、ボディ本体分割体51は、比例弁42のボディを形成するとともに、その内部にガス通路40dに連なるガス通路40cが形成され、ボディ本体分割体51の下端部側に比例弁42の弁ケース70が気密に固着されている。
【0029】管部材44は、ボディ本体43を構成する金属材料(アルミダイカスト合金)よりも高融点の金属材料(本実施形態ではステンレス)で構成されている。管部材44は、その左端部分をボディ本体分割体50の内部に突出させるとともに、右端部をボディ本体分割体51の内部に突出させるようにして、ボディ本体分割体50,51に気密に固着され、この管部材44の内部に、ガス通路40a,40cに連なるガス通路40bが形成されている。
【0030】ここで、管部材44の左端部に元弁41の弁座65を予め形成してから、この管部材44がインサート成形によりボディ本体43に組み込まれる。この弁座65は、管部材44の左端部分を外側へ折り返して厚肉化した部分に機械加工を施すことで形成される。また、比例弁42の弁座76については、別部材にて製作したものをインサート成形により組み付けて構成する。
【0031】元弁41は、電磁コイル62を含む駆動部61、プランジャ63、プランジャ63の先端部に装着されたゴム製の弁体64、管部材44の左端部に形成された弁座65、弁体64を弁座65に弾性付勢する閉弁用のバネ66等を有する。比例弁42は、電磁コイル72や永久磁石73や駆動部材74を含む駆動部71、駆動部材74に連結された弁体75、ガス通路40cの下流端付近に設けられた弁座76、ダイヤフラム77等を有する。
【0032】前記ガス制御弁ユニット7の作用・効果について説明する。元弁41においては、駆動部61が駆動されない状態で、図3に示すように、バネ66の付勢力により弁体64が弁座65に押圧されてガス通路40a,40b間が遮断される。駆動部61の電磁コイル62に通電されると、図2に示すように、バネ66の付勢力に抗してプランジャ63と一体的に弁体64が左方へ退入駆動されて開弁する。比例弁42においては、駆動部71によりの電磁コイル72に供給する電流の大きさに比例して、弁座76に対する弁体75の開度が変化してガス流量が調節される。
【0033】このガス制御弁ユニット7のガス通路構造においては、ボディ本体43の内部のガス通路40の一部を、インサート成形によりボディ本体43に組み込んだ管部材44で構成したので、管部材44として鋳造ではなく圧延や引抜き成形や押出し成形により製作されたパイプ材を用いて、強度・耐久性に優れる管部材44を適用することができ、これにより、高品質で信頼性の高いガス通路40bを構成することができる。
【0034】しかも、内面がテーパ状でなく通路断面積が一定の管部材44を適用することで、そのガス通路40bの通路抵抗を低減することができる。それ故、ガス制御弁ユニット7を小型化する上で有利であるし、ガス制御弁ユニット7を介して給湯器本体2に供給されるガス供給能力を高めることも可能になる。
【0035】管部材44の左端部に元弁41の弁座65を予め形成してから、この管部材44をインサート成形によりボディ本体43に組み込むので、弁座65を簡単に安価に形成することができる。弁座を形成する為にボディ本体43に切削加工を施す必要がないので、ガス制御弁ユニット7の製作費を低減することができる。しかも、管部材44をインサート成形に供する前に、予め管部材44の左端部に弁座65を精度よく安価に形成できるため、ガス遮断性に優れ高品質で信頼性の高い元弁41にすることができる。
【0036】ボディ本体43を構成する金属材料よりも高融点の金属材料で管部材44を構成するので、ダイカスト成形によりボディ本体43を製作する際に、管部材44が溶損したり熱変形したりするのを防止できる。ボディ本体43が、管部材44を介して連結される2つのボディ本体分割体50,51からなるので、2つのボディ本体分割体50,51を夫々ボディとする元弁41と比例弁42を設けることができる。そして、一体のボディ本体を構成する場合と比較し、ボディ本体43の小型化と軽量化を図ることができる。
【0037】次に、変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同じものには同一符号を付して説明を省略する。
【0038】1〕図5に示すように、このガス制御弁ユニット7Aは、前記ボディ本体分割体50に対応するボディ部80と、前記ボディ本体分割体51に対応するボディ部81と、これらボディ部80,81を繋ぐ繋ぎ部82とをダイカスト成形により一体的に製作したボディ本体43Aを設け、このボディ本体43Aの内部のガス通路40の一部を、インサート成形によりボディ本体43の内部に組み込んだ管部材44で構成したものである。このガス制御弁ユニット7Aのガス通路構造においては、管部材44がボディ本体43Aに覆われて外部へ露出しないため、管部材44とボディ本体43Aの隙間からガスが外部へ漏れる虞がなくなり、しかも、繋ぎ部82により管部材44を補強できるため、より信頼性に優れたガス通路40bを構成することができる。
【0039】2〕図6に示すように、このガス制御弁ユニット7Bは、前記ガス制御弁ユニット7Aにおいて、ガス通路40に連なる外部ガス通路86をボディ本体43Aの外部に形成するとともにガス供給管3Aの一部となるガス管85(外部通路形成部材)の上端部分を、インサート成形によりボディ本体43Aのボディ部80の下部に組み込んだものである。このガス制御弁ユニット7Bのガス通路構造においては、ガス供給源からガス機器本体2にガスを供給するガス管3Aを構成する部品点数を低減できるとともに、ボディ本体43Aとガス管85の組立て作業が不要になるため組立て費を低減することができる。
【0040】3〕アルミダイカスト合金製のボディ本体43(43A)をダイカスト成形により製作する際に、管部材44のうちのボディ本体43(43A)と接触する部分がボディ本体43(43A)と溶着しやすい金属材料(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金等)で、管部材44を構成してもよい。つまり、ダイカスト成形によりボディ本体43(43A)を製作する際に、管部材44のうちのボディ本体43(43A)と接触する部分をボディ本体43(43A)に溶着させるので、管部材44とボディ本体43(43A)とを完全に一体化することができるから、管部材44とボディ本体43(43A)の境界面からのガス漏れの虞がなくなる。尚、その他の金属材料でボディ本体43(43A)を構成した場合、管部材44のうちのボディ本体43(43A)と接触する部分がボディ本体43(43A)と溶着しやすい金属材料で、管部材44を構成してもよい。
【0041】4〕チクソモールド(亜鉛射出成形)により、ボディ本体43(43A)を製作してもよい。上記以外の種々の金属材料により、ダイカスト成形等の鋳造成形にてボディ本体43(43A)を製作してもよい。上記以外の種々の金属材料で管部材44を構成してもよい。
【0042】5〕その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態や変更形態に種々の変更を付加した形態で実施することも可能であるし、前記ガス給湯器以外のガス給湯器、更には、ガス給湯器以外のガス機器に設けられるガス制御弁ユニットに、本発明を適用することも勿論可能である。
【0043】
【発明の効果】 請求項1のガス制御弁ユニットのガス通路構造によれば、ボディ本体の内部のガス通路の少なくとも一部を、インサート成形によりボディ本体に組み込んだ管部材で構成したので、鋳造品ではなく圧延や引抜き成形や押出し成形により製作されたパイプ材を用いて、強度・耐食性に優れる管部材を適用できるから、高品質の信頼性に優れるガス通路を構成することができる。
【0044】しかも、内周面がテーパ状でなく通路断面積が一定の管部材を適用することで、そのガス通路の通路抵抗を低減することができ、ガス制御弁ユニットを小型化する上で有利である。なお、管部材の一端部に前記電磁開閉弁の弁座を予め形成してから、この管部材をインサート成形によりボディ本体に組み込むことも可能となる。
【0045】請求項2のガス制御弁ユニットのガス通路構造によれば、管部材の一端部に前記電磁開閉弁の弁座を予め形成してから、この管部材をインサート成形によりボディ本体に組み込んだので、弁座を形成する為にボディ本体に機械加工を施す必要がないので、ガス制御弁ユニットの製作費を低減することができる。しかも、管部材をインサート成形に供する前に、予め管部材の一端部に弁座を精度よく、安価に形成できるため、ガス遮断性に優れ高品質で信頼性に優れる電磁開閉弁にすることができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0046】請求項3のガス制御弁ユニットのガス通路構造によれば、ガス通路に連なる外部ガス通路をボディ本体の外部に形成する外部通路形成部材の一端部を、インサート成形によりボディ本体に組み込んだので、外部ガス通路を構成する部品点数を削減でき、ボディ本体と外部通路形成部材の組立て作業が不要になるため組立て費を低減することができる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0047】請求項4のガス制御弁ユニットのガス通路構造によれば、ボディ本体を構成する金属材料よりも高融点の金属材料で管部材を構成したので、ダイカスト成形等によりボディ本体を製作する際に、管部材が溶損したり、熱変形したりするのを防止できる。その他、請求項1〜3の何れかと同様の効果を奏する。
【0048】請求項5のガス制御弁ユニットのガス通路構造によれば、ボディ本体をダイカスト成形により製作する際に、管部材のうちのボディ本体と接触する部分がボディ本体と溶着しやすい金属材料で、管部材を構成したので、管部材とボディ本体とを完全に一体化することができるから、管部材とボディ本体との境界面からのガス漏れのおそれが皆無となる。
【0049】請求項6のガス制御弁ユニットのガス通路構造によれば、ボディ本体は、管部材を介して連結される複数のボディ本体分割体からなるので、鋳造品で構成するガス通路と比べて管部材を薄肉化することで、一体のボディ本体に構成する場合と比較し、管部材を含むボディ本体の小型化、軽量化を図ることができる。




 

 


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