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発明の名称 貯湯式給湯装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−108251(P2001−108251A)
公開日 平成13年4月20日(2001.4.20)
出願番号 特願平11−286616
出願日 平成11年10月7日(1999.10.7)
代理人
発明者 中西 康雄 / 長尾 英也 / 田中 良彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、少なくとも前記貯湯槽の温水を熱交換加熱媒体として給湯運転と風呂追い焚き運転ができるように設備された貯湯式給湯装置であって、前記貯湯槽内に配置された給湯用の温水を加熱する給湯用熱交換コイルと、前記給湯用熱交換コイルに対応する位置に設けられた給湯用缶体温度センサと、前記貯湯槽内に配置された風呂用の温水を加熱する風呂加熱用熱交換コイルと、前記風呂加熱用熱交換コイルに対応する位置に設けられた風呂加熱用缶体温度センサと、を具備したことを特徴とする貯湯式給湯装置。
【請求項2】 貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、少なくとも前記貯湯槽の温水を熱交換加熱媒体として給湯運転と風呂追い焚き運転ができるように設備された貯湯式給湯装置であって、前記貯湯槽内に配置された給湯用の温水を加熱する給湯用熱交換コイルと、前記給湯用熱交換コイルに対応する位置に設けられた給湯用缶体温度センサと、前記貯湯槽内に配置された風呂用の温水を加熱する風呂加熱用熱交換コイルと、前記風呂加熱用熱交換コイルに対応する位置に設けられた風呂加熱用缶体温度センサとを備え、風呂追焚き時には前記風呂加熱用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の燃焼制御を行い、給湯時には給湯用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の温度制御を行い、給湯及び風呂の同時使用時には給湯用缶体温度センサを優先して貯湯缶体の温度制御を行うこと、を特徴とする貯湯式給湯装置。
【請求項3】 貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、少なくとも前記貯湯槽の温水を利用して給湯運転と風呂追い焚き運転ができるように設備された貯湯式給湯装置であって、前記貯湯槽内に配置された風呂用の温水を加熱する風呂加熱用熱交換コイルと、前記風呂加熱用熱交換コイルに対応する位置に設けられた風呂加熱用缶体温度センサと、前記貯湯槽内の温水を給湯に利用し、その給湯の利用に適した位置に配置された貯湯槽内の湯温を検出するための給湯用缶体温度センサとを備え、風呂追焚き時には前記風呂加熱用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の燃焼制御を行い、給湯時には給湯用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の温度制御を行うこと、を特徴とする貯湯式給湯装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯装置に関し、詳しくは燃焼缶体内に熱交換媒体槽としての貯湯槽を有し、給湯用あるいはその他の例えば風呂コイルの熱交換部を貯湯槽内に通すことで、通水を二次的に間接加熱するようにした貯湯式給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な貯湯式の給湯装置においては、燃焼室の上部にあまり大きくない貯湯槽を備え、貯湯槽内の湯を給湯に使用し、その一方で貯湯槽を熱交換媒体槽として、その中に風呂用の熱交換コイル等の熱交換部を配置する形式の給湯装置も提供されている。この形式の給湯装置では、貯湯槽が燃焼熱によって加熱され、そして貯湯槽内に配置された熱交換コイル内を通る通水は、貯湯槽内の温水によって二次的に間接加熱(液液交換)されることで行われていた。そして、このような貯湯式給湯装置においては、貯湯槽内の湯温を検出する缶体温度センサを設け、缶体温度センサの検出内容に基づいて、加熱燃焼を行い貯湯槽内の湯温を所定の温度に維持するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のものでは、風呂加熱を行うと貯湯槽内湯温が局部的に変化して、貯湯槽内で温度が高いところと風呂加熱により温度が低下したところが生じ、いざ給湯の際には、貯湯槽内の温度が缶体温度センサで検出している温度とずれてしまうことがあり適切な給湯に支障をきたすことがあった。ところで、上記貯湯槽を用いて、複数の機能を間接加熱で加熱しようとした場合には、更に次のような問題が生じる。すなわち、例えば貯湯槽内に給湯用の熱交換コイルと風呂加熱用のコイルと二つの熱交換部を設け、双方を間接加熱で加熱するようにした場合には、単にバーナを缶体温度センサに基づいて最大燃焼能力でオンオフ制御して貯湯槽の温度を高温の一定温度に保持するようにするのみでは、間接加熱による加熱熱量が変動して適切な加熱ができないという問題がある。一つの貯湯槽内に複数の熱交換器を配置した場合には、一方の使用で他の熱交換器に影響を与えている。例えば、貯湯槽内を所定の温度(82度)に保持するように缶体温度センサで温度を検出し維持しても、風呂の追焚きにより風呂用熱交換器に通水を行うと、その部分のみ貯湯槽内の温度が一時的に低下する。そのような場合に、その位置と缶体温度センサとの位置が離れているため、一見貯湯槽内の温度が所定温度に保持されているように見えるが、給湯側の間接加熱能力が実際にはかなり低下している場合があり、給湯側を通水すると望む温度より低い温度が出て来たり、出湯温度制御が適切に行われない状態となる。
【0004】そこで、本発明はこのような貯湯式給湯装置において、熱交換器を貯湯槽内に有する場合であっても、各機能の使用に即した適切な湯温制御を実現し得る貯湯式の給湯装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1記載の貯湯式給湯装置は、貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、少なくとも前記貯湯槽の温水を熱交換加熱媒体として給湯運転と風呂追い焚き運転ができるように設備された貯湯式給湯装置であって、前記貯湯槽内に配置された給湯用の温水を加熱する給湯用熱交換コイルと、前記給湯用熱交換コイルに対応する位置に設けられた給湯用缶体温度センサと、前記貯湯槽内に配置された風呂用の温水を加熱する風呂加熱用熱交換コイルと、前記風呂加熱用熱交換コイルに対応する位置に設けられた風呂加熱用缶体温度センサとを具備したことを特徴とする。請求項2記載の貯湯式給湯装置は、貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、少なくとも前記貯湯槽の温水を熱交換加熱媒体として給湯運転と風呂追い焚き運転ができるように設備された貯湯式給湯装置であって、前記貯湯槽内に配置された給湯用の温水を加熱する給湯用熱交換コイルと、前記給湯用熱交換コイルに対応する位置に設けられた給湯用缶体温度センサと、前記貯湯槽内に配置された風呂用の温水を加熱する風呂加熱用熱交換コイルと、前記風呂加熱用熱交換コイルに対応する位置に設けられた風呂加熱用缶体温度センサとを備え、風呂追焚き時には前記風呂加熱用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の燃焼制御を行い、給湯時には給湯用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の温度制御を行い、給湯及び風呂の同時使用時には給湯用缶体温度センサを優先して貯湯缶体の温度制御を行うことを特徴とする。請求項3記載の貯湯式給湯装置は、貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、少なくとも前記貯湯槽の温水を利用して給湯運転と風呂追い焚き運転ができるように設備された貯湯式給湯装置であって、前記貯湯槽内に配置された風呂用の温水を加熱する風呂加熱用熱交換コイルと、前記風呂加熱用熱交換コイルに対応する位置に設けられた風呂加熱用缶体温度センサと、前記貯湯槽内の温水を給湯に利用し、その給湯の利用に適した位置に配置された貯湯槽内の湯温を検出するための給湯用缶体温度センサとを備え、風呂追焚き時には前記風呂加熱用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の燃焼制御を行い、給湯時には給湯用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の温度制御を行うことを特徴とする。
【0006】請求項1記載の貯湯式給湯装置によれば、貯湯槽内の温度を検出する温度センサとして、給湯熱交換コイルの位置に対応する湯温を検出する給湯用缶体温度センサと、風呂加熱用熱交換コイルの位置に対応する湯温を検出する風呂加熱用缶体温度センサとを配置するようにしたので、給湯使用時には給湯缶体温度センサに基づいて、貯湯缶体内の温度を検出して貯湯槽内の温度を給湯動作に即した保温燃焼することができる。また、追焚き等の風呂加熱使用時には風呂加熱用缶体温度に基づいて、貯湯缶体内の温度を検出して貯湯槽内の温度を風呂加熱動作に即した保温燃焼することができる。請求項2記載の貯湯式給湯装置によれば、貯湯槽内の温度を検出する温度センサとして、給湯熱交換コイルの位置に対応する湯温を検出する給湯用缶体温度センサと、風呂加熱用熱交換コイルの位置に対応する湯温を検出する風呂加熱用缶体温度センサとを配置するようにしたので、給湯使用時には給湯缶体温度センサに基づいて、貯湯缶体内の温度を検出して給湯動作に即した貯湯槽内の温度を保温燃焼することができる。また、追焚き等の風呂加熱使用時には風呂加熱用缶体温度に基づいて、貯湯缶体内の温度を検出して貯湯槽内の温度を風呂加熱動作に即して保温燃焼することができる。更に給湯と風呂との同時使用時には、給湯缶体温度センサに基づいて貯湯缶体内の温度を検出して貯湯槽内の温度を保温燃焼するようにする。これにより精度の良い温度制御が要求される給湯において適切な制御ができ、風呂側は追焚き制御の制御は多少落ちるが同時に使用できる。請求項3記載の貯湯式給湯装置によれば、前記貯湯槽内に配置された風呂用の温水を加熱する風呂加熱用熱交換コイルと、前記風呂加熱用熱交換コイルに対応する位置に設けられた風呂加熱用缶体温度センサと、前記貯湯槽内の温水を給湯に利用し、その給湯の利用に適した位置に配置された貯湯槽内の湯温を検出するための給湯用缶体温度センサとを備えるようにしたので、貯湯式の1缶2水路の給湯装置においても、風呂追焚き時には前記風呂加熱用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の燃焼制御を行い、給湯時には給湯用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の温度制御を行うようにすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係る給湯装置の概略構成図、図2は本発明の制御動作を示すフローチャートである。
【0008】図1を参照して、先ず貯湯式給湯装置の全体構成を説明する。符号10は燃焼缶体で、燃焼室11の上部にいわゆるセミ貯湯槽といわれる貯湯槽12を備え、また燃焼室11に対しては、送風機13aや石油噴霧ノズル13bを備えた石油バーナ13が臨まされて設けられている。前記貯湯槽12は熱交換媒体槽としての機能を果たすもので、その貯湯槽12の温水が給湯に供されるものではない。貯湯槽12には複数本の排ガス通路14が縦方向に貫通する形で設けられている。また前記貯湯槽12には、給湯用缶体温度センサ12aと風呂加熱用缶体温度センサ12bの二つの缶体温度センサが設けられており、給湯用缶体温度センサ12aは貯湯槽12の給湯用加熱コイルの位置に対応する位置に配置されており、風呂加熱用缶体温度センサ12bは貯湯槽12の風呂用加熱コイルの位置に対応する位置に配置されている。そして、貯湯式給湯装置の使用状態に応じて貯湯を加熱する際に利用する缶体温度センサを切り替えて使用している。
【0009】前記貯湯槽12に対しては、給湯回路20が設けられている。給湯回路20は、入水路21と、給湯用熱交換部としての給湯用熱交換コイル22と、出湯路23と、前記入水路21から出湯路へのバイパス路24と、前記出湯路23とバイパス路24とからの湯水を混合する湯水混合手段25と、該湯水混合手段25から流出する温水を更に下流の給湯栓等の給湯端末29に導く給湯路26と、該給湯路26から分岐された浴槽専用給湯路27とを有する。前記給湯用熱交換コイル22は貯水槽12内に浸漬された形で、貯水槽12内の外周近くの位置で多数回大きく巻回されて構成されている。前記入水路21には入水温度センサ21aと入水流量センサ21bが設けられ、出湯路23には出湯温度センサ23aが設けられ、給湯路26には給湯温度センサ26aが設けられている。また前記給湯路26には総流量調節手段28が設けられている。この総流量調節手段28は、入水路21からの通水の全量が熱交換加熱されてもその出湯温度が設定給湯温度に達することができないようなことがないように、該給湯路26に流れる通水の総流量を規制するために設けられる流量制御弁である。
【0010】前記貯湯槽12に対して、風呂追い焚き用の循環回路30も設けられている。該風呂追い焚き用循環回路30は、風呂往路31と、風呂追い焚き用熱交換コイル32と、風呂復路33とを有する。前記風呂追い焚き用熱交換コイル32は燃焼缶体10の貯湯槽12内に前記給湯用熱交換コイル22の場合よりも内側の位置で多数回巻回されて構成されている。図示しない浴槽内の水は循環ポンプ34により、浴槽内から貯湯槽12内のに導かれ更に浴槽に戻すことにより、加熱される。前記風呂往路31と風呂復路33との間に三方弁35を介してバイパス路36が設けられ、該バイパス路36に前記浴槽専用給湯路27が、開閉弁27a、流量センサ27b、逆止弁27cを介して接続している。また前記風呂復路33には、風呂温度センサ33aと風呂水流スイッチ33bが設けられている。
【0011】また前記貯湯槽12に対して暖房回路40が構成されている。暖房回路40は、貯湯槽12の温水を直接使用して行うことができるように、貯湯槽12に対して、暖房高温往路41が貯湯槽12の最上部に直接接続され、暖房復路43が貯湯槽12の下部に直接接続されている。暖房復路43には循環ポンプ44が設けられ、その下流の途中からは暖房低温往路42が分岐して設けられている。貯湯槽12の上部からバイパス弁45を介してバイパス路46が暖房復路43に接続している。バイパス路46が接続する暖房復路43の途中には小さな貯水部47が設けられ、該貯水部47に前記燃焼缶体10の貯水槽12の水位を検出する水位検出センサ47a、暖房圧力逃し弁47bが設けられている。48はリザーブタンクで、貯湯槽12の水位が低下する等水量が減った際に、貯水部47を介して水を補給する。
【0012】50はコントローラで、給湯リモコン61、風呂リモコン62、暖房リモコン63と通信接続されており、装置各部の制御を行う。
【0013】以上の構成に基づいて給湯動作を説明する。今、給湯リモコン61により給湯運転のメインのスイッチがオンされた状態では、実際の給湯運転による給湯が行われていない場合であっても、石油バーナ13が必要に応じて燃焼され、燃焼缶体10の貯湯槽12内の水が加熱されて、いつでも給湯用熱交換コイル22内を通る水の熱交換加熱が可能な待機状態にされる。そして給湯端末29が開かれて実際の給湯が開始されると、入水路21からの水は、給湯用熱交換コイル22を通過することで貯湯槽12内の温水によって加熱され、出湯路23に出湯し、更に湯水混合手段25を通って給湯路26に流れて給湯端末29から流出する。
【0014】コントローラ50は、入水路21の入水温度センサ21aによる検出入水温度と、入水流量センサ21bによる検出入水流量と、出湯路23の出湯温度センサ23aによる検出出湯温度(通常は設定給湯温度よりも高温である)と、使用者等によって給湯リモコン61で設定された設定給湯温度とから、湯水混合後の温水が設定給湯温度になるように、バイパス路24を流れる水と出湯路23を流れる温水との混合比を演算して、その演算されて混合比になるように湯水混合手段25に対して指令する。これによって、出湯路23からの温水とバイパス路24からの非加熱水とが適切な混合比で混合され、所定の設定給湯温度の温水となって、給湯路26に流れる。また、給湯リモコン61により給湯運転のメインのスイッチがオンされた状態で風呂リモコン62等によって風呂追い焚き運転のスイッチがオンされると、循環ポンプ34がオンし、浴槽水が風呂往路31、風呂追い焚き用の熱交換コイル32、風呂復路33を通って循環し、風呂追い焚き用熱交換コイル32内を通る浴槽水が貯湯槽12の温水によって熱交換加熱される。また、暖房リモコン63がオンされることにより、循環ポンプ44が駆動し、貯湯槽12内の温水が暖房回路40を通って、図示しない暖房端末に循環される。
【0015】次に本発明の実施形態に係る石油バーナ13の燃焼制御について、図2のフローチャートを参照して、本発明の実施形態である制御動作について説明する。今、メイン運転スイッチがオンされているときにおいて、暖房が使用されているか否かを判断する(ステップS1)。その判断は、例えば暖房リモコン63等による暖房運転スイッチがオンしているか否かを判断する。暖房が不使用であれば、次に給湯が使用されているか否かを判断する(ステップS2)。その判断は、給湯端末29等が開放されることで、入水流量センサ21bが最低作動水量(MOQ)以上を検出することで給湯が開始されているか否かを判断できる。給湯が不使用であれば、次に風呂加熱が使用されているか否かを判断する(ステップS3)。その判断は、風呂追い焚き運転が行われているか否かを風呂水流スイッチ33bがオンしているか否かで判断する。ステップS3において、いいえの場合には、暖房、給湯、風呂加熱のいずれもが不使用であり、この場合にはステップS1に戻る。
【0016】ステップS3において、はいの場合は風呂加熱が単独使用である(ステップS4)。風呂加熱単独使用時の動作は、風呂加熱用缶体温度センサ12bの検出出力に基づいて、燃焼制御を行い、風呂加熱の保温温度を維持するために、例えば75度で燃焼をオンし、85度になれば燃焼をオフする。このとき風呂加熱用缶体温度センサに基づいて、燃焼制御を行うため風呂加熱に即した燃焼制御ができ、風呂加熱に最適な貯湯缶体内の保温が実現できる。
【0017】ステップS2において、給湯が使用されている場合には、次に風呂加熱が使用されているか否かを判断する(ステップS5)。風呂加熱が使用されていない場合には、給湯の単独使用である(ステップS6)。給湯単独時の動作は、給湯用缶体温度センサの検出出力に基づいて、燃焼制御を行い、給湯保温温度を維持するために、例えば79度で燃焼をオンし、85度になれば燃焼をオフする。このとき給湯用缶体温度センサ12aに基づいて、燃焼制御を行うため給湯に即した燃焼制御ができ、給湯に適した貯湯缶体内の保温が実現できる。
【0018】ステップS5において、風呂加熱使用であれば給湯運転と風呂加熱運転との同時運転(Q+F)である(ステップS6)。給湯運転と風呂加熱運転との同時運転(Q+F)の場合には、給湯用缶体温度センサ12aの検出出力に基づいて、燃焼制御を行い、給湯保温温度を維持するために、例えば79度で燃焼をオンし、85度になれば燃焼をオフする。このとき給湯用缶体温度センサ12aに基づいて、燃焼制御するため給湯に即した燃焼制御ができ、給湯に適した貯湯缶体内の保温が実現する。給湯動作と風呂追い焚き運転動作とを比較した場合には、給湯動作の場合には正確な湯温が要求される場合が多いが、それに対して風呂加熱の場合には多少加熱量が変動しても給湯の場合と比べて不快感は少ない。従って、給湯と暖房との同時使用時には給湯用缶体温度センサ12aに基づいて燃焼制御するようにしている。
【0019】ステップS1において、暖房使用であれば、次に給湯が使用されているか否かを判断する(ステップS8)。その判断は、給湯端末29等が開放されることで、入水流量センサ21bが最低作動水量(MOQ)以上を検出することで給湯が開始されているか否かを判断できる。給湯が不使用であれば、次に風呂加熱が使用されているか否かを判断する(ステップS9)。その判断は、風呂追い焚き運転が行われているか否かを風呂水流スイッチ33bがオンしているか否かで判断する。ステップS3において、いいえの場合には、暖房の単独使用状態である(ステップS10)。暖房運転の単独運転(H単独)の場合には、貯湯槽12の暖房への出口であるバイパス路46に近い方の缶体温度センサを利用する。図1の構成配置では、給湯缶体用温度センサ12aの方が近い位置にあるのでこちらに基づいて、貯湯槽12の湯の加熱燃焼制御を行う。図1の場合には暖房への出口であるバイパス路46に近い方に、給湯用缶体温度センサ12aがあるのでそうしているが、風呂加熱用缶体温度センサ12bの方が近ければこちらを使用すればよい。
【0020】ステップS9において、風呂加熱も使用していれば、暖房運転と風呂加熱運転の同時運転(H+F)である(ステップS11)。暖房運転と風呂加熱運転の同時運転(H+F)の場合には、風呂加熱用缶体温度センサ12bの検出出力に基づいて、燃焼制御を行い、給湯保温温度を維持するために、例えば75度で燃焼をオンし、85度になれば燃焼をオフする。このとき風呂加熱用缶体温度センサ12bに基づいて、燃焼制御するため風呂加熱に即した燃焼制御ができ、風呂加熱に適した貯湯缶体内の保温が実現する。暖房動作と風呂加熱運転とを比較した場合には、暖房動作より風呂加熱動作の場合の方が、正確な湯温制御が要求される場合が多い。風呂加熱運転に対して暖房運転の場合には多少加熱量が変動しても風呂加熱の場合と比べて不快感は少ない。従って、暖房と風呂加熱の同時使用時には風呂用缶体センサに基づいて燃焼制御するようにしている。
【0021】ステップS8において、給湯が使用されている場合には、次に風呂加熱が使用されているか否かを判断する(ステップS12)。風呂加熱が使用されていない場合には、給湯運転と暖房運転の同時使用である(ステップS13)。給湯運転と暖房運転との同時運転(Q+H)の場合には、給湯用缶体温度センサ12aの検出出力に基づいて、燃焼制御を行い、給湯保温温度を維持するために、例えば79度で燃焼をオンし、85度になれば燃焼をオフする。このとき給湯用缶体温度センサ12aに基づいて、燃焼制御するため給湯に即した燃焼制御ができ、給湯に適した貯湯缶体内の保温が実現する。給湯動作と暖房動作とを比較した場合には、給湯動作の場合には正確な湯温が要求される場合が多いが、それに対して暖房の場合には多少加熱量が変動しても給湯の場合と比べて不快感は少ない。従って、給湯と暖房との同時使用時には給湯用缶体温度センサ12aに基づいて燃焼制御するようにしている。
【0022】そして給湯運転と暖房運転との同時運転(Q+H)中に、風呂追い焚き運転も開始される(ステップS12ではい)と、給湯と追い焚きと暖房の3つの同時運転(Q+F+H)となる(ステップS14)。給湯と追い焚きと暖房の3つの運転がされている場合(Q+F+H)の動作は、給湯用缶体温度センサ12aの検出出力に基づいて、燃焼制御を行い、給湯保温温度を維持するために、例えば79度で燃焼をオンし、85度になれば燃焼をオフする。このとき給湯用缶体温度センサ12aに基づいて、燃焼制御するため給湯に即した燃焼制御ができ、給湯に適した貯湯缶体内の保温が実現する。給湯と追い焚きと暖房のうち最も精度良い温度制御が要求されているのは、給湯動作であり、それに対して暖房、風呂加熱の場合には多少加熱量が変動しても給湯の場合と比べて不快感は少ない。従って、給湯と暖房との同時使用時には給湯用缶体温度センサ12aに基づいて燃焼制御するようにしている。
【0023】なお、上記実施形態では、給湯運転、風呂加熱運転、暖房運転の3つの機能を有する1缶3水路の貯湯式給湯装置に基づいて説明したが、給湯運転、風呂加熱運転の2つの機能を有する1缶2水路の貯湯式給湯装置に適用できるのは勿論のことである。この場合には図2のフローチャートのステップS1,S8〜S14を省略した動作となる。
【0024】次に、本発明の別の実施例について説明する。図3がその実施例を説明するための概略構成図である。図3の符号で図1と共通するものは同じ番号を付してありその説明は省略する。図3に示す貯湯式給湯装置は、1缶2水路の貯湯式給湯装置であり、風呂加熱側は図1と同様に熱交換コイルを使用して間接加熱で加熱するようになっており、給湯側は貯湯槽内の湯をそのまま利用して給湯するようになっている。そして、このような給湯装置において、風呂加熱用缶体温度センサ12bは風呂用加熱コイルの位置に対応するように配置されている。給湯用缶体温度センサ12aは給湯に適した位置で貯湯槽内の湯温を検出できる位置に配置されている。この場合には、貯湯槽が小型で、風呂加熱を利用した場合には温度の低い湯が下方に下がってきて上部に高い温度の湯が位置するようになり、給湯後すぐに低い温度の湯が出てしまうので、この点を考慮して低い位置に給湯用缶体温度センサ12aを配置している。貯湯槽が大きいような場合で高温の湯を給湯の出湯路26付近に多量に貯湯できる構成のものでは、逆に出湯路26付近に給湯用缶体温度センサ12aを設ける方が望ましい。このような配置は装置の貯湯量、熱交換コイルの位置等を考慮して、風呂加熱に望ましい位置に風呂加熱用缶体温度センサ12bを、給湯に望ましい位置に給湯用缶体温度センサ12aを設ければ良い。そして、給湯動作を行うときには給湯用缶体温度センサ12aに基づいて、風呂加熱を行うときには風呂用缶体温度センサ12bに基づいて、燃焼加熱を行う。給湯と風呂加熱の同時使用時には給湯用缶体温度センサ12aに基づいて燃焼加熱をおこなう。その動作は、図2においてステップS1,S8〜S14を省略した動作と同じである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の貯湯式給湯装置によれば、貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、少なくとも前記貯湯槽の温水を熱交換加熱媒体として給湯運転と風呂追い焚き運転ができるように設備された貯湯式給湯装置であって、前記貯湯槽内に配置された給湯用の温水を加熱する給湯用熱交換コイルと、前記給湯用熱交換コイルに対応する位置に設けられた給湯用缶体温度センサと、前記貯湯槽内に配置された風呂用の温水を加熱する風呂加熱用熱交換コイルと、前記風呂加熱用熱交換コイルに対応する位置に設けられた風呂加熱用缶体温度センサとを具備するようにしたので、給湯使用時には給湯缶体温度センサに基づいて、貯湯缶体内の温度を検出して貯湯槽内の温度を給湯動作に即した保温燃焼することができる。また、追焚き等の風呂加熱使用時には風呂加熱用缶体温度に基づいて、貯湯缶体内の温度を検出して貯湯槽内の温度を風呂加熱動作に即した保温燃焼することができる効果がある。
【0026】請求項2記載の貯湯式給湯装置は、貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、少なくとも前記貯湯槽の温水を熱交換加熱媒体として給湯運転と風呂追い焚き運転ができるように設備された貯湯式給湯装置であって、前記貯湯槽内に配置された給湯用の温水を加熱する給湯用熱交換コイルと、前記給湯用熱交換コイルに対応する位置に設けられた給湯用缶体温度センサと、前記貯湯槽内に配置された風呂用の温水を加熱する風呂加熱用熱交換コイルと、前記風呂加熱用熱交換コイルに対応する位置に設けられた風呂加熱用缶体温度センサとを備え、風呂追焚き時には前記風呂加熱用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の燃焼制御を行い、給湯時には給湯用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の温度制御を行い、給湯及び風呂の同時使用時には給湯用缶体温度センサを優先して貯湯缶体の温度制御を行うことを特徴とするようにしたので、給湯使用時には給湯缶体温度センサに基づいて、貯湯缶体内の温度を検出して給湯動作に即した貯湯槽内の温度を保温燃焼することができる。また、追焚き等の風呂加熱使用時には風呂加熱用缶体温度センサに基づいて、貯湯缶体内の温度を検出して貯湯槽内の温度を風呂加熱動作に即して保温燃焼することができる効果がある。更に給湯と風呂との同時使用時には、給湯缶体温度センサに基づいて貯湯缶体内の温度を検出して貯湯槽内の温度を保温燃焼するようにする。これにより精度の良い温度制御が要求される給湯において適切な制御ができ、風呂側は追焚き制御の制御は多少落ちるが同時に使用できる効果がある。
【0027】また、請求項3記載の貯湯式給湯装置によれば、前記貯湯槽内に配置された風呂用の温水を加熱する風呂加熱用熱交換コイルと、前記風呂加熱用熱交換コイルに対応する位置に設けられた風呂加熱用缶体温度センサと、前記貯湯槽内の温水を給湯に利用し、その給湯の利用に適した位置に配置された貯湯槽内の湯温を検出するための給湯用缶体温度センサとを備えるようにしたので、貯湯式の1缶2水路の給湯装置においても、風呂追焚き時には前記風呂加熱用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の燃焼制御を行い、給湯時には給湯用缶体温度センサに基づいて貯湯缶体の温度制御を行うようにすることができ、使用状態に対応した適切な制御が実現できる効果がある。




 

 


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