米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 固定構造物 -> 東レ株式会社

発明の名称 住宅構造部品
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−241112(P2001−241112A)
公開日 平成13年9月4日(2001.9.4)
出願番号 特願2000−50737(P2000−50737)
出願日 平成12年2月28日(2000.2.28)
代理人
発明者 田中 治 / 後藤 義秋 / 溝下 雅之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 金属インサートした合成樹脂からなることを特徴とする住宅構造部品。
【請求項2】 合成樹脂にインサートする金属片の厚みが0.1mmから6mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の住宅構造部品。
【請求項3】 合成樹脂にインサートする金属片の形状が板状および/または網状であることを特徴とする請求項1に記載の住宅構造部品。
【請求項4】 板状が水平形状および/または波状形状であることを特徴とする請求項3に記載の住宅構造部品。
【請求項5】 板状が1以上の穴を有することを特徴とする請求項3に記載の住宅構造部品。
【請求項6】 住宅構造部品が継ぎ手であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の住宅構造部品。
【請求項7】 住宅構造部品が位置決め部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の住宅構造部品。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅構造部品に関し、さらに詳しくは合成樹脂製に金属インサートすることにより高いじん性と破壊強度を有し、軽量であるため運搬が容易であり、さらに合成樹脂製であるため防錆性に優れた住宅構造部品に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅は木材を継ぎ合わせた構造体が多く、継ぎ合わせの方法は木材の一方を凸、他方を凹とした「木組み」が一般的である。しかし、阪神淡路大震災以降、木造住宅に対する地震耐久性向上の要求が高まり、木材同士を金属金具で連結する工法による耐久性向上が認知されるようになった。
【0003】しかしながら、金属製金具は建物を建設する際に重く持ち運びが不便である上、工事現場で金属製金具を落下させると人への災害が危惧される。また、使用環境により錆びて本来の機能が低下する危険がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述した金属製の住宅構造部品に代わる合成樹脂製でありながら高いじん性と破壊強度を有し、しかも軽量で防錆性を有する住宅構造部品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明の住宅構造部品は、主として次の構造を有する。すなわち、金属インサートした合成樹脂からなることを特徴とする住宅構造部品である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の住宅構造部品は、金属インサートした合成樹脂からなる。金属インサートした合成樹脂からなるものでなければ、前記したとおり、重すぎたり、強度が不十分であり、本発明の目的を達成できない。
【0007】本発明の住宅構造部品において、合成樹脂にインサートする金属片の厚みは0.1mm〜6mmを有する部材が好ましい。金属片の厚みをかかる範囲とすれば破壊強度の向上効果に優れ、軽量効果が損なわれることもない。
【0008】また、本発明において合成樹脂にインサートする金属片の形状は、板状および/または網状であることが好ましい。板状であると剛性、破壊荷重向上の点で有利であり、網状であると樹脂が金属片を覆うことにより金属片の固定効果が向上して一体化される上、網の伸縮性が応力緩和に有利となるため、じん性、破壊荷重の向上が期待できる。網を構成する金属線の間隔は、2mmから30mmの範囲が好ましい。かかる範囲であると十分な軽量効果を期待でき、十分な破壊強度の向上も期待できる。
【0009】インサートする金属片が板状である場合において、板状が水平形状および/または波状形状であることが好ましい。また、板状のすべてが同一の形状を有している必要はなく、例えば、一部が水平形状で一部が波状形状であるなども好ましい。さらに一部が丸棒状であってもよい。
【0010】また、インサートする金属片が板状である場合、1以上の穴を有すると、樹脂が金属片を包み込むことにより金属片の固定効果が向上し、しかも軽量化も期待できるので好ましい。
【0011】継手を木製角材に位置決めする住宅構造部品としては、断面が円型および/または多角形を有した円柱状および/または棒状が好ましく用いられる。当該住宅構造部品としては、一般に公知の製造法により得られるものを使用できるが、金属棒を樹脂の中心にインサートしたものが軽量で防錆性を有することから好ましい。
【0012】本発明に使用される合成樹脂としては、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート(GF−PET)、超高分子量ポリエチレン(UHPE)が好ましい。また、アクリロニトリルブタジエンゴム(ABS)、アクリロニトリルスチレン(AS)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)でもよい。さらに、ポリマーアロイでもよく、例えば、PC/ABS、PC/PET、PC/PBT、PC/PA、PA/ABS、PBT/ABS、PBT/PET、PA/変性PPEが挙げられる。
【0013】本発明に使用される合成樹脂としては、用途によって、強化材を配合してもよい。強化材としては、例えば、ガラス繊維、ガラスビーズ、PAN系やピッチ系の炭素繊維、ステンレススチール繊維、アルミニウム繊維、黄銅繊維などの金属繊維、石膏繊維、セラミック繊維、ジルコニア繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、酸化チタン繊維、炭化ケイ素繊維、チタン酸カリウムウイスカー、チタン酸バリウムウイスカー、ほう酸アルミニウムウイスカー、窒化ケイ素ウイスカーなどの短繊維(チョップドストランド)又は/及び長繊維(ロービング)、及びマイカ、タルク、カオリン、シリカ、炭酸カルシウム、ガラスビーズ、ガラスフレーク、ガラスマイクロバルーン、クレー、二硫化モリブデン、ワラステナイト、酸化チタン、酸化亜鉛、ポリリン酸カルシウム、グラファイト、合成雲母などの板片状、粉末状又は粒状のものが挙げられる。
【0014】本発明に使用される合成樹脂としては、成形性、耐熱性に代表される二次要求特性が特に必要となれば、本発明の効果を損なわない範囲で他の成分を添加してもよい。例えば、耐候剤(レゾルシノール系、ヒンダードフェノン系等)、離型剤及び滑剤(モンタン酸及びその金属塩、ステアラミド等)、顔料(カーボンブラック等)、染料(ニグロシン等)、等の安定剤を添加してもよい。
【0015】本発明において合成樹脂にインサートされる金属の素材としては、公知の製造法により得られるものを使用できるが、炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼、アルミウム鋼、マグネシウム鋼、黄銅鋼が好適である。
【0016】本発明の合成樹脂に金属インサートした住宅構造部品は、各種射出成形方法やプレス成形等により一工程で容易に製造することができる。また、あらかじめ成形した合成樹脂に金属を圧入する方法を用いてもよい。一工程による具体的製造方法としては、例えば、金型内にあらかじめ金属片を挿入し、たキャビティに溶融樹脂を充填して成形品を得る方法が挙げられる。かかる一工程による方法は効率、コストの面で好ましい。
【0017】
【実施例】以下に実施例及び比較例において、本発明をさらに具体的に説明する。
【0018】なお、じん性、破壊強度、軽量性、防錆性とは次の方法によって行った。
[じん性]ノギスを使用して荷重作用時の継ぎ手部品変形量を測定した。
[破壊強度]両持ちの木製横梁の中央に荷重を作用させて横梁の破壊強度を測定した。
[軽量性]計量器を使用して住宅構造部品の重量を計量した。
[防錆性]成形品を50℃×80%RHの恒温恒湿槽に3ヶ月間暴露し、肉眼で錆の発生の有無を確認した。
【0019】(実施例1,2及び比較例1)住宅構造部品として下記3種類の継ぎ手を用意した。継ぎ手の形状はいずれも150mm×200mmの長方形で、材質及び厚みはそれぞれ次の通りとした。
A:厚みが6mmの板状鋼製の継手[比較例1]B:ガラス繊維が30重量%含まれるナイロン6樹脂に、厚みが1mmの波状鋼をインサートし、継ぎ手厚みを10mmとした継手[実施例1]C:ガラス繊維が30重量%含まれるナイロン6樹脂に、直径3mmの針金で一辺が15mm角の空隙を有する網状鋼をインサートし、継ぎ手厚みを10mmとした継手[実施例2]【0020】一辺100mm、長さ500mmの木製角材を地盤面に対して垂直に立て、中心距離間が800mmの位置に2本配置した。その間に隙間なく一辺100mm、長さ700mmの木製角材を横にし、上記A〜Cの住宅構造部品を介して柱と横梁を連結した。次に、横梁の中央部に直径100mmの金属製半球状ノーズを当てて50mm/minの速度で圧縮荷重を重力方向に作用させた。これら荷重試験の結果から、じん性、破壊強度、軽量性、防錆性をそれぞれ評価した結果を表1に示す。これらの試験結果から明らかなように、本発明の合成樹脂に金属インサートした住宅構造部品B、Cは、従来の金属製のAと比較して、じん性、破壊強度、軽量性、防錆性がバランスよく優れていることが分かる。
【0021】
【表1】

【0022】
【発明の効果】本発明の合成樹脂に金属インサートした住宅構造部品は、住宅の構造部品として、じん性、破壊強度、軽量性、防錆性がバランスよく優れた性能を提供することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013