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成形人工芝生および成形人工芝生構造体 - 東レ株式会社
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発明の名称 成形人工芝生および成形人工芝生構造体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−32205(P2001−32205A)
公開日 平成13年2月6日(2001.2.6)
出願番号 特願平11−204545
出願日 平成11年7月19日(1999.7.19)
代理人
発明者 高橋 稔
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 熱可塑性樹脂からなり、かつ、葉部とベースシートとが一体成形されてなる成形人工芝生であって、該成形人工芝生の端部が溶融結合されて、広幅シートを構成していることを特徴とする成形人工芝生。
【請求項2】 該成形人工芝生が、少なくともベースシート部分が溶融して成形人工芝生の端部同士を結合しているものである請求項1記載の成形人工芝生。
【請求項3】 該成形人工芝生が、その縦方向ならびに幅方向のそれぞれの端部が溶融結合されて広幅シート化されたものである請求項1または2記載の成形人工芝生。
【請求項4】 該溶融結合が、超音波溶着または高周波溶着によるものである請求項1〜3のいずれかに記載の成形人工芝生。
【請求項5】 葉部とベースシートとが一体成形されてなる熱可塑性樹脂からなる成形人工芝生の端部が溶融結合されて構成された広幅の成形人工芝生が、基盤上に敷設されているか、または、該基盤上にクッション材を積層し、その上に敷設されていることを特徴とする成形人工芝生構造体。
【請求項6】 該クッション材が、ジョイントテープで連結されているものである請求項5記載の成形人工芝生構造体。
【請求項7】 該成形人工芝生構造体が、斜面に連結、敷設されて滑走面を形成している滑走スポーツ用のものである請求項5または6記載の成形人工芝生構造体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜面に敷設して滑走面として使用される滑走スポーツ用の成形人工芝生および成形人工芝生構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スキー、スノーボード、ソリ等、雪面上を滑走するスポーツは雪の降る地域が主であったが、気候の変化に伴う積雪量の減少で、過冷却水の噴霧による人工雪の利用や粉砕雪の利用などが実行されてきた。しかし雪の利用は気温が零度以下である必要があり、使用できる場所が限定されていた。近年、増大するスキー人口に対応し、自然の天候に左右されず、いつでも安全なスキーのできる場所を提供できる表層材として成形人工芝生が注目されている。成形人工芝生は、熱可塑性樹脂の成型品で、天然芝様の葉がベースシート表面に成形されてなる三次元構造を有している。かかる成形人工芝生を用いた人工スキー場は、近年のスキー愛好家の急増により、降雪のない春から秋にかけての利用はもちろん、四季を問わず利用されているのが実情である。
【0003】かかる人工スキー場の成形人工芝生は、突き合わせた状態で接着剤で連結されたの連結部を有するが、下位側の成形人工芝生の連結部の端縁は、繰り返し滑降による強い力を受けることや、繰り返しの降雨により、次第に剥がれ、めくり上がりが生じる現象が生じる。更に幅方向に隣接する成形人工芝の幅端縁を突き合わせた状態で連結された部位には、剥がれた後に成形人工芝の収縮による隙間が生じ、滑走性、安全性を低下し、さらに人工スキー場の美観を損なったりするなどの問題が発生している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、成形人工芝生の連結部における剥がれ、めくり上がりがなく、斜面に敷設される上位側と下位側の成形人工芝生の連結部ならびに隣接する成形人工芝生の幅方向の端縁における連結部のそれぞれが耐久性に優れている成形人工芝生および成形人工芝生構造体を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。すなわち、本発明の成形人工芝生は、熱可塑性樹脂からなり、かつ、葉部とベースシートとが一体成形されてなる成形人工芝生であって、該成形人工芝生の端部が溶融結合されて、広幅シートを構成していることを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の成形人工芝生構造体は、かかる広幅の成形人工芝生が、基盤上に敷設されているか、または、該基盤上にクッション材を積層し、その上に敷設されていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり成形人工芝生の連結部における剥がれ、めくり上がりがなく、斜面に敷設される上位側と下位側の成形人工芝生の連結部ならびに隣接する成形人工芝生の幅方向の端縁における連結部のそれぞれが耐久性に優れている成形人工芝生について、鋭意検討し、該成形人工芝生の端部を溶融結合して広幅シート化したものを使用してみたところ、かかる課題を一挙に解決することを究明したものである。
【0008】本発明の成形人工芝生とは、熱可塑性樹脂からなり、かつ、天然芝様の葉がベースシートと一体成形され、該葉がベースシート表面に成形されてなる三次元構造を有するものであって、その成形人工芝生の端部を溶融結合して広幅シート化したものであり、かかる成形人工芝生は、斜面に連結、敷設して滑降面を形成させた滑降スポーツ用の構造体として使用されるものである。
【0009】かかる熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6・10等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂等が使用される、中でもポリエチレン系のオレフィン系樹脂が好ましく使用される。
【0010】本発明で用いられる成形人工芝生は、特公昭521569号公報等で提案されている方法、すなわち、ドラムの周辺に人工芝生の葉を成形する円筒状に6本から8本の葉の切り込みを入れた芯金を入れた金型が配列してあり、それを繋ぐ基材部の溝が設けられた装置で作る。すなわち、このドラムに、前述された樹脂が押し出され、円筒と芯金の隙間の葉を形成する金型に該樹脂が充填される。また、該熱可塑性樹脂は、基材部の溝にも充填され、葉の部分は底面で繋がれる。底面部はシート状になり、これをベースシートという。充填された樹脂はドラムの回転とともに冷却され、冷却固化されて、成形体化する。この成形体、つまり成形人工芝生は、押出装置の反対側で、ドラムから剥ぎ取られ、巻き取られる。この成形人工芝生は、葉の部分がベースシート上に林立する三次元状の立体的構造の形で巻き取られるものである。
【0011】本発明は、かかる成形人工芝生において、その縦方向、つまり滑走面でいえば上位側と下位側の端部で連結するとき、ならびに、幅方向に隣接してなる成形人工芝生の端部(両端)で連結するとき、いずれもそれぞれの端部を溶融結合して広幅シート化するものである。さらに、かかる幅広成形人工芝生においても、その上位側と下位側を端部で連結するとき、ならびに、幅方向に隣接してなる成形人工芝生の端部で連結するときも、前記同様に、いずれもそれぞれの端部を溶融結合して広幅シート化するものである。上述端部とは、該成形人工芝生の少なくともベースシートであり、この部分を溶融結合して広幅化するものである。
【0012】かかる溶融結合としては、熱融着法によるものであれば、手段を問わないが、好ましくは超音波溶着器、または高周波溶着器を用いて溶融結合し一体化したものが、極めて短時間に溶融結合することができ、耐久性に優れた連結部を提供することができるのでよい。
【0013】かかる超音波溶着装置は、出力が150W〜3KW、発振周波数が10〜50KHzの範囲にあるもの、または、高周波溶着装置は、出力が3〜20KW、発振周波数が20〜40MHzの範囲にあるものを使用する。かかる溶着装置の先端断面形状は、多角形、円形、楕円形等いずれの形状でもよい。また、かかる溶着装置の材質は、ジュラルミン、チタン合金、ステンレス、燐青銅や、さらにジュラルミンにクロムメッキしたもの、さらに燐青銅にクロムメッキしたもの等が用いられる。
【0014】本発明は、かくして得られる広幅の成形人工芝生を各種の用途に使用するものであるが、特に滑走スポーツ用構造体に好適に使用される。すなわち、かかる広幅の成形人工芝生を、基盤上に敷設するか、または、該基盤上にクッション材を積層し、その上に敷設する形からなる成形人工芝生構造体を形成するものである。
【0015】かかる滑走スポーツ用構造体としては、代表的には人工スキー場であるが、これに敷設される成形人工芝生は、縦方向の長さは、かなり長いものも製造することができるが、過度に長いと取扱い上の問題があり、例えば30m位のものが好ましく、幅の方は例えば1m位のものが用いられる。そしてゲレンデの長さはかなりの距離があるので、成形人工芝生を敷設するとき、斜面の上位側の成形芝生の下側端部と、同下位側の成形人工芝生の上側端部とを、突き合わせて、少なくともベースシートを溶融結合して連結する。かかる人工スキー場では、該成形人工芝生と基盤の間に、クッションの役目を果たすアンダーパッドを敷設するのが好ましい。かかるアンダーパッドは、アンダーパッド自身の連結部を補強するために、ジョイントテープが使用される。このような施工法は、該成形人工芝生の幅方向に隣接する成形人工芝の結合にも同様に施され連結される。
【0016】かかる滑走スポーツ用構造体を構成する実施態様を例示すれば、基本的には基盤であるコンクリート面に全面接着工法により、アンダーパッドを敷きつめ、その上に上記成形人工芝生をアンダーパッドと同様に全面接着工法により敷設する。かかるアンダーパッドとしては、プラスチック発泡体、例えばポリエチレン発泡体等が使用され、厚さはスキー用の場合10〜50mm、ソリ用では5〜20mm程度のものが使用される。このアンダーパッドは、滑走者が転倒したときなどに衝撃緩衝の役目を果たし、怪我を防止するためのものである。
【0017】更に、上記の成形人工芝生とアンダーパッドとの間には必要に応じてナイロン不織布、塩化ビニール樹脂シート、ポリプロピレンクロス等の層を補強のために、そして要すれば2層以上組み合わせて積層してもよい。
【0018】かかる成形人工芝生の連結部付近と、該成形人工芝生の下層(上記アンダーパッドの層又はナイロン不織布など補強のための層)との間、並びに幅方向に隣接する成形人工芝生の幅端縁と下層(上記アンダーパッドの層又はナイロン不織布など補強のための層)との間に、それぞれジョイントテープ(メシュ)を敷き込んで、強固に結合させるのが好ましい。
【0019】かかるジョイントテープは、合成樹脂接着剤、たとえばアクリル酸エステル共重合、スチレンブタジエンゴム、ポリエステル、ポリエポキサイド、湿気硬化型ウレタン系等公知のもので、さらに、1成分系、2成分系、無溶剤型、溶剤型とエマルジョン、ラテックスタイプなどを使用することができる。これらの中でも湿気硬化型ウレタン系の接着剤が好ましく使用される。
【0020】かくして得られる本発明の成形人工芝生では、それぞれの成形人工芝生の端部周縁部が溶融結合されているので、強固に連結部が一体化され、剥がれ、めくり上がりなどの現象を防ぐことが可能となった。
【0021】
【実施例】以下、実施例を用いて、本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1滑降面において、下地基盤上に前述した接着剤を用いてアンダーパッドを接着固定する。アンダーパッド上には上位側の成形人工芝生の端縁と下位側の成形人工芝生が付き合わした状態で連結部をなす。連結部は成形人工芝生の下層にジョイントテープを介在し、アンダーパッドとジョイントテープ、ジョイントテープと上位側、下位側それぞれの成形人工芝生と接着剤で接着固定する。幅方向に隣接する成形人工芝生の幅端縁の連結部も前述同様の工法で接着固定し比較例とした。次に比較例による工法で敷設した連結部を超音波溶着器、または高周波溶着器を用いて溶融結合し実施例とした。
【0022】比較例、実施例の連結部耐久性についてはリッソンテスターを用いて剥がれ、めくれ強制促進試験を実施した。総重量20kg、接地面積40cm2 の足が4個付いた回転摩耗用踏車を装着しているリッソンテスターを用い、往復100回で約14min の回転速度とし往復3万回、試験片は常時湿潤状態とした。
【0023】その結果、下表に示すように、比較例では剥がれ、めくれが発生したが、実施例では異常のないことを立証した。
【0024】
【表1】

【0025】実施例2平面において、下地基盤上に前述した接着剤を用いてアンダーパッドを接着固定する。アンダーパッド上には成形人工芝生の長さ方向、並びに幅方向の端縁ベースシート部を付き合わした状態で連結部をなす。連結部は成形人工芝生の下層にジョイントテープを介在し、アンダーパッドとジョイントテープ、ジョイントテープと端縁ベースシートとを接着剤で接着固定し比較例とした。次に比較例による工法で敷設した連結部を超音波溶着器、または高周波溶着器を用いて溶融結合し広幅成形人工芝生とし実施例2とした。
【0026】比較例、実施例の連結部耐久性については実施礼1と同様の試験方法により剥がれ、めくれ強制促進試験を実施した。
【0027】その結果、下表に示すように、比較例では剥がれ、めくれが発生したが、実施例では異常のないことを立証した。
【0028】
【表2】

【0029】
【発明の効果】本発明によれば、成形人工芝生の端縁の溶融結合部が、剥がれたり、めくり上がったりせず、また隙間等を発生しにくく、滑走性、安全性、美観が共に優れた広幅の成形人工芝生および滑走スポーツ用構造体を、容易かつ安定して提供することができる。




 

 


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