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発明の名称 扉用ヒンジ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−317263(P2001−317263A)
公開日 平成13年11月16日(2001.11.16)
出願番号 特願2000−138019(P2000−138019)
出願日 平成12年5月11日(2000.5.11)
代理人 【識別番号】100073818
【弁理士】
【氏名又は名称】浜本 忠 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2E030
【Fターム(参考)】
2E030 AB02 BB03 GA02 GB04 GC01 GC04 GC06 HA01 HB04 HC02 HD01 HD02 HE01 
発明者 藤田 健一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 建物の出入口側又は扉に取付けられるブラケットの支承体取付部に雄支承体又は雌支承体を設けた第1金具と、扉又は建物の出入口側に取付けられるブラケットの支承体取付部に雌支承体又は雄支承体を設けた第2金具を備え、その雄支承体と雌支承体を回動自在に連結した扉用ヒンジであって、前記第1金具又は第2金具の支承体取付部に、第1支持金具40を、第1ねじ46の回転で前後方向に移動自在に設け、この第1支持金具40に第2支持金具43を、第2ねじ48の回転で左右方向に移動自在に設け、前記雄支承体又は雌支承体を、前記第1支持金具40の上下部と第2支持金具43の上下部を貫通して支承体取付部に対して前後方向、左右方向に移動自在としたことを特徴とする扉用ヒンジ。
【請求項2】 前記第1支持金具40は上横片40aと下横片40bと縦片40cでコ字形状で、その上横片40aと下横片40bに雄支承体又は雌支承体の軸が左右方向に移動可能に挿通する長孔41を有し、縦片40cに第1ねじ46が螺合するねじ孔42を有する形状で、前記第2支持金具43は上横片43aと下横片43bと縦片43cでコ字形状で、その上横片43aと下横片43bに前記軸が嵌合する孔44を有し、縦片43cに第2ねじ48が螺合するねじ孔45を有する形状で、前記第1ねじ46は支承体取付部に回転自在で、かつ軸方向に移動しないように支承され、前記第2ねじ48は支承体取付部に形成した前後方向の長孔37に回転自在で、かつ軸方向に移動しないように支承されている請求項1記載の扉用ヒンジ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の出入口に扉を開き位置と閉じ位置に亘って回動自在に取付ける扉用ヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】扉用ヒンジとしては、建物の出入口に取付けられる建物側金具と、扉に取付けられる扉側金具を軸で回動可能に連結したものが知られている。前述の扉用ヒンジを用いて扉を建物の出入口に回動自在に取付けた時に、その扉が前後方向、左右方向に傾くことがあり、その場合には扉を前後方向、左右方向に移動して建付け調整する必要がある。
【0003】扉を建付け調整できる扉用ヒンジが特許第2765816号公報に開示されている。この扉用ヒンジは図9と図10に示すように、建物側金具1と扉側金具2と軸3を備え、その軸3の一端部が扉側金具2の角筒部4内に挿入し、その扉側金具2に設けたX方向に向う第1ねじ軸5とY方向に向う第2ねじ軸6を軸3の第1雌ねじ孔7と第2雌ねじ孔8に螺入する。前記軸3の他端部を建物側金具2の軸受孔部9に嵌合して建物側金具1と扉側金具2を回動自在に連結してある。
【0004】前述の建物側金具1を建物の出入り口に取付けると共に、扉側金具2を扉に取付けた状態で、第1ねじ軸5を回転することで軸3に対して扉側金具2がX方向に移動し、第2ねじ軸6を回転することで軸3に対して扉側金具2がY方向に移動する。
【0005】このようであるから、扉を建物の出入口に取付けた状態で第1ねじ軸5を回転することで扉がX方向(左右方向)に移動し、第2ねじ軸6を回転することで扉がY方向(前後方向)に移動するので、扉の左右方向の傾き及び前後方向に傾きを修正して正常な状態とすること、つまり建付け調整できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の扉用ヒンジは、扉側金具2を軸3に対してX方向、Y方向に移動する時(つまり建付け調整する時)に軸3と扉側金具2がX方向には第1ねじ軸5のみで連結され、Y方向には第2ねじ軸6のみで連結される。このために建付け調整時に軸3に対して扉側金具2が不安定で、扉が出入口に対して動く恐れがある。特に、大重量扉の場合は動く恐れがある。
【0007】また、前述の扉用ヒンジは軸3に第1雌ねじ孔7と第2雌ねじ孔8を加工する必要があり、その加工が面倒である。
【0008】そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした扉用ヒンジを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、建物の出入口側又は扉に取付けられるブラケットの支承体取付部に雄支承体又は雌支承体を設けた第1金具と、扉又は建物の出入口側に取付けられるブラケットの支承体取付部に雌支承体又は雄支承体を設けた第2金具を備え、その雄支承体と雌支承体を回動自在に連結した扉用ヒンジであって、前記第1金具又は第2金具の支承体取付部に、第1支持金具40を、第1ねじ46の回転で前後方向に移動自在に設け、この第1支持金具40に第2支持金具43を、第2ねじ48の回転で左右方向に移動自在に設け、前記雄支承体又は雌支承体を、前記第1支持金具40の上下部と第2支持金具43の上下部を貫通して支承体取付部に対して前後方向、左右方向に移動自在としたことを特徴とする扉用ヒンジである。
【0010】第2の発明は、第1の発明において前記第1支持金具40は上横片40aと下横片40bと縦片40cでコ字形状で、その上横片40aと下横片40bに雄支承体又は雌支承体の軸が左右方向に移動可能に挿通する長孔41を有し、縦片40cに第1ねじ46が螺合するねじ孔42を有する形状で、前記第2支持金具43は上横片43aと下横片43bと縦片43cでコ字形状で、その上横片43aと下横片43bに前記軸が嵌合する孔44を有し、縦片43cに第2ねじ48が螺合するねじ孔45を有する形状で、前記第1ねじ46は支承体取付部に回転自在で、かつ軸方向に移動しないように支承され、前記第2ねじ48は支承体取付部に形成した前後方向の長孔37に回転自在で、かつ軸方向に移動しないように支承されている扉用ヒンジである。
【0011】
【作 用】第1の発明によれば、第1ねじ46の回転によって第1支持金具40が支承体取付部に対して第2支持金具43とともに前後方向に移動し、第2ねじ48の回転によって第2支持金具43か支承体取付部、第1支持金具40に対して左右方向に移動する。したがって、扉用ヒンジで扉を建物の出入口に取付けた状態で、第1ねじ46を回転することで扉が前後方向に移動し、第2ねじ48を回転することで扉が左右方向に移動するから、扉を建付け調整できる。
【0012】また、雄支承体又は雌支承体は第1支持金具40の上下部と第2支持金具43の上下部を貫通しているので、第1支持金具40が前後方向に移動する時には上下2点で支持されると共に、第2支持金具43が左右方向に移動する時には上下2点で支持される。したがって、建付け調整する時に雄支承体又は雌支承体が支承体取付部に対して安定した状態である。
【0013】また、雄支承体又は雌支承体には建付け調整用の孔を形成する必要がないので、その加工が容易である。
【0014】第2の発明によれば、第1ねじ46の回転による前後移動時には第2ねじ48が長孔37に沿って相対移動し、第2ねじ48の回転による左右移動時には第1支持金具40の長孔41に沿って軸が相対移動する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に示すように、建物の開口部10に枠体11が取付けられ、この枠体11が建物の出入口を形成している。前記枠体11は上枠12と下枠13と左右の縦枠14で方形状で、この枠体11に扉15が、下ヒンジ16と上ヒンジ17で閉じ位置と開き位置に亘って前後方向(見込み方向)に回動自在に取付けてある。前記下ヒンジ16は一方の縦枠14の下部寄りと扉15の下部寄りに亘って取付けてある。上記上ヒンジ17は一方の縦枠14の上部寄りと扉15の上部寄りに亘って取付けてある。
【0016】前記下ヒンジ16は図2に示すように、縦枠14の内面14a下部寄りに取付ける第1金具20と扉15の端面15aにおける下部寄りに取付ける第2金具30を備えている。前記第1金具20はブラケット21と、このブラケット21に設けた雄支承体22を有する。前記ブラケット21は図3に示すように、板状の取付部23と、この取付部23と一体的に連続した筒状の支承体取付部24を有する。具体的には一枚の板材を折り曲げ加工して形成してある。その取付部23が図2に示すように縦枠14の内面14aの下部寄りにビス25で固着され、その支承体取付部24は縦枠14の前後方向(見込み方向)一端面14bよりも突出している。前記雄支承体22はフランジ26を備えた軸27で、その軸27の下部を支承体取付部24内に挿入し、かつフランジ26を支承体取付部24の上端面24aに接して取付けられ、軸27の上部が支承体取付部24よりも上方に突出している。なお、軸27を下ねじ部を有する形状とし、その下ねじ部を支承体取付部24より突出してナットを螺合して固定しても良い。
【0017】前記第2金具30は図2に示すように、ブラケット31と、このブラケット31に前後方向、つまり見込み方向(Y方向)及び左右方向、つまり見付け方向(X方向)に移動自在に設けた雌支承体32と、この雌支承体32を移動する移動手段33と、前記雌支承体32をブラケット31に移動しないように固定する固定手段34を備えている。
【0018】前記ブラケット31は図4に示すように板状の取付部35と、この取付部35と一体的に連続した支承体取付部36を有する。この支承体取付部36は対向した一対の第1縦片36a,36aと、この第1縦片36aを連結する第2縦板36bと横片36cで平面形状コ字状である。前記支承体取付部36の相対向した第1縦片36a,36aには前後方向に長い長孔37が相対向して形成してある。前記支承体取付部36の第1縦片36aを連結する第2縦片36bには透孔38が形成してある。横片36cに孔36dが形成してある。前記取付部35が図2に示すように扉15の端面15aの下部寄りにボルト39で固着され、支承体取付部36が扉15よりも突出する。
【0019】前記支承体取付部36にはコ字状の第1支持金具40が一対の第1縦片36a,36aの内側面に沿って前後方向に移動自在に嵌め込みされる。この第1支持金具40の上横片40aと下横片40bには左右方向の長孔41が形成され、この上横片40aと下横片40bを連結する縦片40cにねじ孔42が形成してある。前記第1支持金具40内に第2支持金具43が左右方向に移動自在に嵌め込みされる。この第2支持金具43の上横片43aと下横片43bに孔44が形成され、その上横片43aと下横片43bを連結する縦片43cにねじ孔45が形成してある。
【0020】図5に示すように、支承体取付部36の第2縦板36bの透孔38に第1ねじ46を挿入してスナップリング47で抜け止めし軸方向に移動しないようにする。この第1ねじ46を第1支持金具40のねじ孔42に螺合し、その第1ねじ46を回転することで第1支持金具40が前後方向に移動するようにする。前記支承体取付部36の一方の長孔37に第2ねじ48を挿入し、その第2ねじ48を第2支持金具43のねじ孔45に螺合すると共に、他方の長孔37に挿入してスナップリング49で抜け止めして軸方向に移動しないようにする。前記第2ねじ48を回転すると第2支持金具43が第1支持金具40に対して左右方向に移動する。この第1ねじ46と第2ねじ48で移動手段33を形成している。
【0021】前記雌支承体32は図4に示すように、軸50と回転子51を備えている。前記軸50は下大径部50aと中間小径部50bと上ねじ部50cを有し、その下大径部50aの下面にねじ穴52が軸方向に形成され、中間小径部50bに縦長の長孔53が径方向に亘って形成されている。前記回転子51は下大径部51aと上ねじ部51bを有し、その下大径部51aの下面に支承用穴54が軸方向に亘って形成されている。前記軸50のねじ穴52に回転子51の上ねじ部51bが螺合され、軸50の下大径部50aの下面(軸50の下面)と回転子51の下大径部51aの上面との間にシム55が挿入可能としてある。
【0022】前記軸50の上ネジ部50cと中間小径部50bが、ブラケット31の支承体取付部36の下面に一体的に設けた下横片36cの孔36d、第1支持金具40の長孔41、第2支持金具43の孔44を貫通して上ねじ部50cがブラケット31の支承体取付部36よりも上方に突出する。上ねじ部50cに押えプレート56を挿入し、ナット57を螺合することで、軸50の下大径部50a上面が横片36cに当接すると共に、押えプレート56が支承体取付部36の上端面に接し、雌支承体32がブラケット31に固定される。これによって前記固定手段34を形成している。なお、前記第1ねじ46と第2ねじ48、少なくとも第2ねじ48は雌支承体32を挿通して取付けた後に螺合する。第2ねじ48は軸50の長孔53を貫通する。
【0023】前記第2金具30の雌支承体32の支承用穴54を第1金具20の雄支承体22の軸27に嵌合することで、第1金具20と第2金具30が回転自在に連結されると共に、回転子51の下面が軸27のフランジ26に接する。このようであるから、図6に示すように扉15の下部寄りを縦枠14の下部寄りに回動自在に取付けできる。
【0024】図6に示すように扉15を閉じ位置とすると、第1ねじ46が前後方向に向うと共に、第2ねじ48が左右方向に向う。この状態で、その第1ねじ46を回転することで第1支持金具40が前後方向に移動しようとするが、この第1支持金具40の上横片40a、下横片40bの長孔41に軸50の中間小径部50bが挿通していると共に、軸50は回転子51を介して第1金具20の軸27に嵌合しているので、軸50は前後に移動できない。このために、軸50、第1支持金具40に対してブラケット31が前後方向に移動し、扉15が前後方向(Y方向)に移動する。この時、第2支持金具43に螺合した第2ねじ48に対して長孔37が前後にスライドする。
【0025】第2ねじ48を回転すると第2支持金具43が左右方向に移動しようとするが、前述のように第2支持金具43と軸50が左右方向に移動できないので、軸50、第2支持金具43に対してブラケット31が左右方向に移動し、扉15が左右方向(X方向)に移動する。この時、第1支持金具40はブラケット31とともに左右に移動するが、その移動は長孔41で許容される。
【0026】前述のようであるから、第1ねじ46を回転することで扉15が前後方向(Y方向)に移動し、第2ねじ48を回転することで扉15が左右方向(X方向)に移動するから建付け調整できる。この時にはナット57を弛め、建付け調整したらナット57を締付けて雌支承体32をブラケット31に固定する。
【0027】また、第1支持金具40の上下横片40a,40bと第2支持金具43の上下横片43a,43b、つまり第1・第2支持金具40,43の上下部が軸50に接しているので、建付け調整時に軸50と第1支持金具40、第2支持金具43が安定した状態である。
【0028】また、回転子51を回転することで回転子51に対して軸50が上方に移動し、扉15が上方に移動する。回転子51の下大径部51aの上面と軸50の下大径部50aの下面との間の隙間が生じる。この隙間にシム55を挿入して回転子51を反対方向に回転することで前述の下大径部51aの上面と下大径部50aの下面でシム55を挟着する。このようであるから、扉15の高さ調整ができる。
【0029】前記上ヒンジ17は図2に示すように、第1金具60と第2金具70を備えている。前記第1金具60はブラケット61と押え材62を有する。そのブラケット61は板状の取付部63と、この取付部63と一体的に連続したコ字状片64を有する形状で、そのコ字状片64は対向した一対の第1縦片64aと、この一対の第1縦片64aを連結する第2縦片64bで平面形状コ字状で、前後方向に開口した支承凹部65を形成している。前記押え材62は図7に示すように取付片62aと押え片62bでL字形状で、その押え片62bの角穴66をコ字状片64の一方の第1縦片64aの幅狭い部分に嵌め込むと共に、取付片62aをねじ67で他方の第1縦片64aに固着して取付けられる。この押え材62で支承凹部65を閉塞して雌支承体68を形成する。
【0030】前記第2金具70はブラケット71と、このブラケット71に前後方向と左右方向に移動自在に設けた雄支承体72と、その雄支承体72を移動する移動手段73と、雄支承体72を固定する固定手段74を有する。前記ブラケット71は図8に示すように前述の下ヒンジ16の第2金具30のブラケット31と略同一形状で、符号を同一として説明を省略する。
【0031】前記雄支承体72は図8に示すように、下ねじ部72aと中間軸部72bとフランジ部72cと上軸部72dを有する軸形状で、その中間軸部72bに軸方向に長い長孔75が径方向に貫通して形成してある。前記雄支承体72の下ねじ部72aが支承体取付部36の孔36d、第1支持金具40の長孔41、第2支持金具43の孔44を貫通して支承体取付部36よりも下方に突出し、その下ねじ部72aに押えプレート56を設けると共に、ナット57を螺合して固定される。これによって、雄支承体72のフランジ部72cが支承体取付部36の横片36cに接し、上軸部72dがブラケット71よりも上方に突出する。
【0032】図7に示すように、雄支承体72の上軸部72dが第1金具60の雌支承体68に回転自在に嵌合し、第1金具60と第2金具70が回動自在に連結される。つまり、雄支承体72の上軸部72dがコ字状片64の一対の第1縦片64aと第2縦片64bに接すると共に、押え材62の押え片62bが上軸部72dに接する。
【0033】図6に示すように、扉15を閉じ位置とすると第1ねじ46が前後方向に向うと共に、第2ねじ48が左右方向に向うので、前述の下ヒンジ16と同様に第1ねじ46を回転することで扉15が前後方向(Y方向)に移動し、第2ねじ48を回転することで扉15が左右方向(X方向)に移動する。
【0034】次に扉15を取付ける作業手順を説明する。扉15の端部15aの下部寄り、上部寄りに下ヒンジ16の第2金具30のブラケット31、上ヒンジ17の第2金具70のブラケット71をそれぞれ取付ける。縦枠14の下部寄りと上部寄りに下ヒンジ16の第1金具20のブラケット21、上ヒンジ17の第1金具60のブラケット61をそれぞれ取付け、押え材62は取り外した状態とする。
【0035】扉15を持ち上げて下ヒンジ16の第2金具30の雌支承体32を第1金具20の雄支承体22に嵌合して連結し、扉15の下部寄りを縦枠14の下部寄りに回動自在に取付ける。これと同時に上ヒンジ17の第2金具70の雄支承体72の上軸部72dを第1金具60の支承凹部65に嵌め合わせ、扉15の上部寄りを縦枠14の上部寄りに仮取付けする。
【0036】押え材62を取付けて雄支承体72の上軸部72dを支承凹部65から抜け出ないように支持し、第1金具60と第2金具70を回動自在に連結する。
【0037】前述のようにして扉15を取付けることで、その扉15の取付け作業が容易である。
【0038】前記下ヒンジ16、上ヒンジ17の第1金具20,60を扉15の端面15aの下部寄り、上部寄りに取付け、第2金具30,70を縦枠14内面14aの下部寄り、上部寄りに取付けても良い。また、下ヒンジ16の第1金具20の雄支承体22を前後方向、左右方向に移動自在とし、第1金具30の雌支承体32を前後方向、左右方向に移動しないように固定しても良い。また、上ヒンジ17を下ヒンジ16と同一形状としても良い。
【0039】また、図4と図5に示すように第2ねじ48を軸50の長孔53に挿通したのは回転子51を回転する時に軸50が共回りしないようにするためであり、軸50の共回りを他の手段で防止すれば第2ねじ48は軸50の長孔53に挿通する必要がなく、一方の第1縦片36aの長孔37に回転自在で、かつ軸方向に移動しないように支承しても良い。例えば、軸50を矩形断面形状とし、第1支持金具40の長孔41及び第2支持金具43の矩形状の孔44に挿通することで軸50の共回りを防止する。
【0040】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、第1ねじ46の回転によって第1支持金具40が支承体取付部に対して第2支持金具43とともに前後方向に移動し、第2ねじ48の回転によって第2支持金具43か支承体取付部、第1支持金具40に対して左右方向に移動する。したがって、扉用ヒンジで扉を建物の出入口に取付けた状態で、第1ねじ46を回転することで扉が前後方向に移動し、第2ねじ48を回転することで扉が左右方向に移動するから、扉を建付け調整できる。
【0041】また、雄支承体又は雌支承体は第1支持金具40の上下部と第2支持金具43の上下部を貫通しているので、第1支持金具40が前後方向に移動する時には上下2点で支持されると共に、第2支持金具43が左右方向に移動する時には上下2点で支持される。したがって、建付け調整する時に雄支承体又は雌支承体が支承体取付部に対して安定した状態である。
【0042】また、雄支承体又は雌支承体には建付け調整用の孔を形成する必要がないので、その加工が容易である。
【0043】請求項2に係る発明によれば、第1ねじ46の回転による前後移動時には第2ねじ48が長孔37に沿って相対移動し、第2ねじ48の回転による左右移動時には第1支持金具40の長孔41に沿って軸が相対移動する。




 

 


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