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発明の名称 網状構造体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−262709(P2001−262709A)
公開日 平成13年9月26日(2001.9.26)
出願番号 特願2000−80237(P2000−80237)
出願日 平成12年3月22日(2000.3.22)
代理人 【識別番号】100079083
【弁理士】
【氏名又は名称】木下 實三 (外2名)
発明者 倉本 敬万 / 江口 隆光
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の第1交差部材および第2交差部材を交差状に配置した一対の平面状の網体が離間して対向配置されているとともに、これらの網体間に配置されて当該網体同士を接合する接合部材で立体的に構成され、かつ前記接合部材が前記両網体の対向方向に対して傾斜して設けられてトラスを形成している複数の網状パネルユニットと、長手方向に湾曲した支持部材とで構成され、前記複数の網状パネルユニットが前記支持部材の長手方向に沿って並設されている網状構造体。
【請求項2】 前記支持部材は前記複数の網状パネルユニットの両網体間を貫通している請求項1に記載の網状構造体。
【請求項3】 前記複数の網状パネルユニットは平面矩形とされ、短辺方向に沿って並設されている請求項1または請求項2に記載の網状構造体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、網状構造体に係り、パーゴラやアーチ等の構造体に関する。
【0002】
【背景技術】本発明者は、特願平11−116498号において、図5に示すような網状パネルユニット20を提案している。この網状パネルユニット20は、互いに離間して配置されてそれぞれの面状部分を形成する大網体21および小網体22と、これらの大、小網体21,22を接合する複数の接合部材23とで立体的に構成され、この接合部材23により、直交する二方向の断面においてトラス構造が形成されている。
【0003】大網体21は、短辺側に沿った複数の短尺線材211と、長辺方向に沿った複数の長尺線材212とを交差状に配置して接合した矩形状となっている。小網体22も同様な構成とされ、複数の短尺線材221および長尺線材222が交差状に配置されて矩形状となっている。接合部材23は、トラスを形成するために折曲したジグザグ状とされ、網状パネルユニット20の短辺方向(各短尺線材211,221)に沿って連続している。
【0004】このような網状パネルユニット20は、フェンス、トレリス、植栽壁、門柱、門扉、パーゴラ、アーチ、庇、手摺壁、テーブル、ベンチなどを構成するのに好適に用いることができ、特に網状であるから、蔓植物を絡ませることで景観を良好にできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の網状パネルユニット20を用いて例えばパーゴラ等を構成する場合、パーゴラの屋根部分を湾曲面で形成したいという要望がある。この際、湾曲した屋根を網状パネルユニット20単体で形成しようとすると、網状パネルユニット20を大きなプレスを使用して湾曲させたり、あるいは、大、小網体21,22を湾曲させた後、これらを接合部材23で接合する必要がある。
【0006】しかしながら、立体トラス構造の網状パネルユニット20は強度的に優れているため、この強度に勝る外力で網状パネルユニット20を湾曲させようとすると、全体が湾曲する以前に、大、小網体21,22と接合部材23との溶接箇所が損壊するという問題がある。また、大、小網体21,22を予め湾曲させた場合には、湾曲した大、小網体21,22の取扱性が低下し、接合部材23との溶接を容易に行えないという問題が生じる。
【0007】本発明の目的は、全体を湾曲して見せることができ、かつ製作も確実で容易にできる網状構造体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る網状構造体は、複数の第1交差部材および第2交差部材を交差状に配置した一対の平面状の網体が離間して対向配置されているとともに、これらの網体間に配置されて当該網体同士を接合する接合部材で立体的に構成され、かつ前記接合部材が前記両網体の対向方向に対して傾斜して設けられてトラスを形成している複数の網状パネルユニットと、長手方向に湾曲した支持部材とで構成され、前記複数の網状パネルユニットが前記支持部材の長手方向に沿って並設されていることを特徴とする。
【0009】このような構成では、湾曲した支持部材に取り付けられる個々の網状パネルユニット自身は湾曲していないが、各網状パネルユニットを支持部材に沿って並設することで、網状構造体全体としては湾曲しているように見える。従って、網状パネルユニットを湾曲させる必要がないから、溶接箇所等が損壊したり、製造時の作業性が低下するといった問題も生じない。
【0010】本発明の請求項2に係る網状構造体は、前記支持部材を前記複数の網状パネルユニットの両網体間を貫通させることを特徴とする。このような構成では、支持部材が網状パネルユニットの内部に位置することになるので、支持部材が外観上見え難くなり、意匠性が向上する。
【0011】本発明の請求項3に係る網状構造体は、前記複数の網状パネルユニットを平面矩形とし、短辺側に沿って並設することを特徴とする。このような構成では、各網状パネルユニットが短辺方向に沿って配置されるから、短辺方向の長さが長辺方向の長さよりも十分に小さい網状パネルユニットを複数用いれば、各網状パネルユニットでは、支持部材の長手方向に沿った直線部分が短くなる。このため、全体としてより自然な湾曲形状が形成されるようになり、また、支持部材の長手方向に対して交差する方向の長さも十分に得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態の網状構造体を含んで構成されたパーゴラ1を示す正面図、図2は、パーゴラ1の分解斜視図である。パーゴラ1は、互いに平行でかつ鉛直に立設された側面パネル2と、これら側面パネル2の上端間に架設された湾曲した網状構造体としての屋根パネル3とで構成されている。
【0013】側面パネル2は、図5で説明した矩形状の網状パネルユニット20で形成されている。ここでは、網状パネルユニット20を構成する部材には同一符号を付してそれらの説明を省略する。このような網状パネルユニット20は、長辺側が鉛直に、短辺側が水平になるように、かつ大網体21が内側に、小網体22が外側になるように立設され、大、小網体21,22間を貫通する二本の支柱40に連結されている。ただし、網状パネルユニット20の向き等は、パーゴラ1全体の形状を勘案して任意に決められてよい。
【0014】支柱40は、図4に示すように、一対のウェブ41,42と、これらの端部間を連結する一対のフランジ43,44とを備えたアルミ製等の中空の押出形材であるとともに、上端が外側から内側に向かって下り傾斜となるように適宜な角度で切断されている。支柱40の内側のフランジ43には図示しない複数のピース状の金属ステイが間隔を空けて固定されており、この金属ステイに取り付けられる図示しない連結金具によって大網体21が金属ステイおよび連結金具間で挟持され、網状パネルユニット20が支柱40に連結されている。
【0015】屋根パネル3は、短辺方向に沿って並設された複数(本実施形態では4つ)の平面矩形の網状パネルユニット30と、長手方向に湾曲した一対の支持部材50とで構成されている。網状パネルユニット30は、アルミ製の大網体31および小網体32と、これらを接合する接合部材33とで構成されている。
【0016】大網体31は、第1交差部材としての複数(本実施形態では7本)の短尺線材311と、第2交差部材としての複数の(本実施形態では3本)の長尺線材312を交差状に配置した構成であり、これらで区画される平面正方形の区画部34(図3)が短辺側に沿って6列、長辺側に沿って2列形成されている。
【0017】小網体32は、第1交差部材としての複数(本実施形態では6本)の短尺線材321と、第2交差部材としての複数の(本実施形態では2本)の長尺線材322を交差状に配置した構成であり、これらで区画される平面正方形の区画部34(図3)が短辺側に沿って5列、長辺側に沿って1列形成されている。
【0018】接合部材33は、網状パネルユニット30の長辺側に沿って連続しており、網状パネルユニット20の短辺側に沿って連続した接合部材23と同じ形状および長さを有している。
【0019】すなわち、これらの大、小網体31,32および接合部材33で構成される網状パネルユニット30は、網状パネルユニット20の大、小網体21,22よりも区画部の数が少ないだけであり、区画部の大きさや他の構造は全く同じである。この際、網状パネルユニット30の長辺方向の区画部34の数は、網状パネルユニット20の短辺方向の区画部の数と同じとされ、長さがそれぞれ等しい。また、各網状パネルユニット30は、短辺方向と長辺方向とで区画部34の数が大きく違うことにより、細長のユニットに形成されている。
【0020】支持部材50は、前述した支柱40と同一断面形状の押出形材を湾曲させたものであり、図4にも拡大して示すように、一対のウェブ51,52および一対のフランジ53,54を備え、両端が支柱40の上端と当接する角度に切断されている。この支持部材50は、各網状パネルユニット30の大、小網体31,32間を短辺方向に貫通している。
【0021】支持部材50の図中下側のフランジ53には、複数のピース状の金属ステイ55が網状パネルユニット30の数だけ間隔を空けて固定されている。この金属ステイ55には大網体31の短尺線材311、長尺線材312、および接合部材33の互いの接合部分があてがわれ、この接合部分を挟持するようにして下方から連結金具56が金属ステイ55にビス止めされ、よって各網状パネルユニット30が支持部材50に連結さる。なお、隣接する網状パネルユニット30の大網体31同士を必要に応じて別の連結金具で連結してもよい。
【0022】以上のことにより、網状パネルユニット30は、これ自身湾曲していないが、湾曲した支持部材50に複数連結されることにより、各網状パネルユニット30を含めた屋根パネル3全体が湾曲して見えるようになる。
【0023】ここで、屋根パネル3において、支持部材50の長さが約1300〜2500mm程度、湾曲部分の半径が約200〜3300mm程度の場合、網状パネルユニット30は3〜5つ程度用いられる。また、この際の大、小網体31,32の一区画部34の一辺の長さは、限定されるものではないが、約200mm程度である(網状パネルユニット20でも同様である)。この一辺の長さがあまりにも長いと、短辺側の直線部分が目立ち、全体での湾曲感が損なわれる。反対に極端に短いと、網状部分が小さくなって目立たなくなり、意匠性が損なわれる。
【0024】図4において、支持部材50の端部と前記支柱40の端部とは、それぞれのウェブ41,51同士が連結プレート60を介して連結され、ウェブ42,52同士がもう一つの連結プレート60を介して連結されている。この際、支柱40の一方のウェブ41には貫通孔41Aが穿設され、他方のウェブ42には貫通孔42Aが穿設されている。貫通孔41Aは貫通孔42Aよりも上端寄りに穿設され、各貫通孔41A,42Aに挿通されるビス47,48の先端が中空部分で緩衝し合うのを防いでいる。支持部材50の一方のウェブ51には貫通孔51Aが、他方のウェブ42には貫通孔52Aがそれぞれ穿設され、貫通孔41Aは貫通孔42Aよりも上方寄りに穿設され、各貫通孔41A,42Aに挿通されるビス57,58の先端が中空部分で緩衝し合うのを防いでいる。
【0025】各連結プレート60は、支柱40および支持部材50の連結角度に応じた「く」字形状とされた同一形状のものであって、表裏を反転させることでウェブ41,51側用とウェブ42,52側用とを使い分けるようになっている。具体的には、連結プレート60をウェブ41,51用として用いる場合には、ビス47,57の螺号用の4つのビス孔61が上方側に位置するように設置され、逆に、ウェブ42,52用として用いる場合には、各ビス孔61が下方側に位置するように設置される。なお、各連結プレート60に穿設された丸孔62は、一方の連結プレート60に螺合されるビス47,57またはビス48,58の先端が他方の連結プレート60と緩衝するのを防ぐためである。
【0026】以上のように構成されたパーゴラ1は以下のように施工される。先ず、工場等において、網状パネルユニット20に支柱40を挿入して互いを連結し、側面パネル2を組み立てておく。また、網状パネルユニット30に支持部材50を挿入して互いに連結し、屋根パネル3を組み立てておく。この後、これらを施工現場に搬入する。ただし、各パネル2,3の組立作業を施工現場で行ってもよい。続いて、コンクリート等の打設によって形成された基礎部分に支柱40の下端側を埋め込むことで側面パネル2を立設する。そして、屋根パネル3を側面パネル2の上端間に架設する。この時、支柱40の上端もしくは支持部材50の両端に連結プレート60を仮止めしておき、屋根パネル3の架設後に本固定を行う。
【0027】このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)パーゴラ1の屋根パネル3では、網状パネルユニット20に比べて小さい網状パネルユニット30が長手方向に湾曲した支持部材50に複数連結されているので、網状パネルユニット30自身が短辺方向に湾曲していなくとも、これらの網状パネルユニット30を含んだ屋根パネル3全体を湾曲したように見せることができる。このため、網状パネルユニット20のような大きなユニットを湾曲させる必要がないので、溶接箇所の損壊や、作業の煩雑さを解消でき、湾曲した屋根パネル3を確実かつ容易に製作できる。
【0028】(2)支持部材50は、網状パネルユニット30の大、小網体31,32間を貫通しているため、支持部材50を目立たなくでき、意匠性を向上させることができる。また、支柱40も、網状パネルユニット20の大、小網体21,22間を貫通しているので、側面パネル2での意匠性も向上させることができる。
【0029】(3)各網状パネルユニット30は短辺方向に沿って配置されているから、支持部材の長手方向に沿った直線部分を短くでき、屋根パネル3全体としてより自然な湾曲形状を形成できる。また、各網状パネルユニット30の長辺側が十分に長いことにより、パーゴラ1のトンネル状部分を確実に形成できる。
【0030】(4)屋根パネル3では、各網状パネルユニット30を貫通した支持部材50が補強材としても作用するので、屋根パネル3に加わる外力に良好に対抗できる。また、側面パネル2でも、支柱40が補強材となり、やはり強度を向上させることができる。
【0031】(5)支柱40および支持部材50を連結する連結プレート60は、取付箇所によって向きを変えることにより、一種類で対応可能に構成されているから、部材点数を低減でき、組立時の繁雑さも解消できる。
【0032】(6)支柱40のウェブ41,42では、貫通孔41A,42Aの位置がずれており、支持部材50のウェブ51,52でも、貫通孔51A,52Aの位置がずれているので、ウェブ41,42間およびウェブ51,52間が狭い中空とされていても、これらに挿通されるビス47,48,57,58が互いに緩衝するのを防止できる。
【0033】(7)支柱40および支持部材50の狭い中空部分に配置される連結プレート60には、ビス47,48,57,58に対応した位置に丸孔62が設けられているから、それらのビス47,48,57,58の先端が連結プレート60と緩衝する心配もない。
【0034】なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例えば、前記実施形態の網状パネルユニット30は、大網体31の区画部34が縦2列、横6列、小網体32の区画部34が縦1列、横5列となる大きさに形成されていたが、本発明の網状構造体に用いられる網状パネルユニットの大きさはこれに限定されるものではなく、その実施にあたって任意に決められてよい。また、前記網状パネルユニット30では、側面形状が台形になるのに対し、平行四辺形となるような形状の網状パネルユニットを用いてもよい。さらに、平面形状においても、四角形に限定されず、円形や楕円形など、曲線を含む平面形状であってもよく、任意である。
【0035】前記実施形態の網状パネルユニット20,30は、直交する二方向の断面においてトラス構造が形成されるようになっていたが、トラス構造としては、一方向から見た場合にのみ形成されるものであってもよい。
【0036】前記実施形態の屋根パネル3では、大網体31が下側、小網体32が上側となるように各網状パネルユニット30が配置されていたが、これらの上下が逆の場合でも本発明に含まれる。また、このような場合、支持部材50に対して網状パネルユニット30を上方側から連結金具56等を用いて連結してもよい。
【0037】本発明の網状構造体としては、パーゴラ1を構成する屋根パネル3に限らず、植栽壁、アーチ、東屋の屋根、庇、カーポートの屋根など、湾曲した面状部分で形成できる任意の構造体に適用できる。
【0038】その他、網状構造体を構成する網状パネルユニットや支持部材の具体的な形状や材質等は、本発明の目的を達成できる範囲で適宜変更可能である。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、湾曲した支持部材に複数の網状パネルユニットが連結されているので、網状パネルユニット自身を湾曲させなくとも、この網状パネルユニットを含んで構成された網状構造体の全体を湾曲したように見せることができる。従って、網状パネルユニットを湾曲させる必要がないことにより、溶接箇所の損壊や、作業の煩雑さを解消でき、湾曲した網状構造体を確実かつ容易に製作できるという効果がある。




 

 


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