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発明の名称 扉錠装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−248345(P2001−248345A)
公開日 平成13年9月14日(2001.9.14)
出願番号 特願2000−237180(P2000−237180)
出願日 平成12年8月4日(2000.8.4)
代理人 【識別番号】100073818
【弁理士】
【氏名又は名称】浜本 忠 (外2名)
発明者 泉 広明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 錠本体Aと錠操作部材Bとロック操作部材Cを備え、前記錠本体Aは、ハウジング10内にスライダ30とラッチ40とロック部材60を設けた形状で、そのスライダ30は、前記錠操作部材Bによって施錠位置と解錠位置とに移動し、前記ラッチ40はスライダ30が施錠位置の時にはハウジング10から突出し、かつスライダ30が解錠位置の時には引き込みされ、前記ロック部材60は、ロック操作部材Cによってロック位置とロック解除位置とに移動し、かつその移動方向はスライダ30の移動方向とは異なり、ロック位置の時にスライダ30の解錠方向への力によってロック解除方向への移動力が作用しないようにしたことを特徴とする扉錠装置。
【請求項2】 前記スライダ30が施錠位置の時にスライダ30とハウジング10との間にロック部材挿入用の隙間が形成され、前記ロック部材60は、前記隙間に挿入してスライダ30の解錠方向への移動を阻止するロック位置と、この隙間から抜け出しスライダ30の解錠方向への移動を許容するロック解除位置とに亘って移動するようにした請求項1記載の扉錠装置。
【請求項3】 前記ハウジング10内に、前記ロック操作部材Cによって上下に揺動する移動用部材70を設け、この移動用部材70とロック部材60を、移動用部材70が上方に揺動するとロック部材60がロック解除位置に向けて上方に移動し、かつ移動用部材70が下方に揺動するとロック部材60がロック位置に向けて下方に移動するように連結した請求項2記載の扉錠装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室ドアの扉などに用いる扉錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−232526号公報に開示された扉錠装置が知られている。この扉錠装置は図28に示すように、ケーシングaと、このケーシングa内面に沿って摺動するスライダbと、ケーシングa内に設けられケーシングaより出没自在なラッチボルトcと、ケーシングaに回転自在に支承され、ノブに連結した角軸dで回転されるリリースカムeと、ケーシングaに回転自在に支承されサムターンで回転されるロックカムfと、前記ラッチボルトcを突出方向に押す第1スプリングgと、スライダbを押す第2スプリングhを備えている。
【0003】ロックカムfが図28に示すように横向き姿勢の時にはスライダbの解錠方向への摺動をロックカムfで阻止し、施錠状態でロックする。ロックカムfが図29に示すように縦向き姿勢の時にはスライダbの解錠方向への摺動を許容してロックを解除する。ノブを回転して角軸dとともにリリースカムeを回転することでスライダbが第2スプリングhに抗して解錠方向に移動し、このスライダbでラッチボルトcが第1スプリングgに抗して移動して解錠状態となる。図29に示す状態からリリースカムeを前述と反対方向に回転するとスライダbが第2スプリングhで移動し、ラッチボルトcが第1スプリングgで移動して図28に示すように施錠状態となる。
【0004】前述の扉錠装置は、ノブを回転してリリースカムeを回転することで施錠状態、解錠状態となると共に、サムターンを回転してロックカムfを回転することでロック、ロック解除できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の扉錠装置は、スライダbの解錠方向への移動力でロックカムfにロック解除方向の回転力が作用する。このために、施錠及びロック状態でノブに力を加えたり、衝撃が作用したりしてスライダbに解錠方向への移動力が付与された時に、ロックカムfがロック解除方向に回転してロック解除されることがある。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決して誤動作によってロックが解除されることがないようにした扉錠装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、錠本体Aと錠操作部材Bとロック操作部材Cを備え、前記錠本体Aは、ハウジング10内にスライダ30とラッチ40とロック部材60を設けた形状で、そのスライダ30は、前記錠操作部材Bによって施錠位置と解錠位置とに移動し、前記ラッチ40はスライダ30が施錠位置の時にはハウジング10から突出し、かつスライダ30が解錠位置の時には引き込みされ、前記ロック部材60は、ロック操作部材Cによってロック位置とロック解除位置とに移動し、かつその移動方向はスライダ30の移動方向とは異なり、ロック位置の時にスライダ30の解錠方向への力によってロック解除方向への移動力が作用しないようにしたことを特徴とする扉錠装置である。
【0008】第2の発明は、第1の発明において前記スライダ30が施錠位置の時にスライダ30とハウジング10との間にロック部材挿入用の隙間が形成され、前記ロック部材60は、前記隙間に挿入してスライダ30の解錠方向への移動を阻止するロック位置と、この隙間から抜け出しスライダ30の解錠方向への移動を許容するロック解除位置とに亘って移動するようにした扉錠装置である。
【0009】第3の発明は、第2の発明において前記ハウジング10内に、前記ロック操作部材Cによって上下に揺動する移動用部材70を設け、この移動用部材70とロック部材60を、移動用部材70が上方に揺動するとロック部材60がロック解除位置に向けて上方に移動し、かつ移動用部材70が下方に揺動するとロック部材60がロック位置に向けて下方に移動するように連結した扉錠装置である。
【0010】
【作 用】第1の発明によれば、スライダ30を施錠位置とし、ロック部材60をロック位置としてスライダ30を解錠位置に向けて移動しないようにロックできる。この状態で衝撃等でスライダ30に解錠方向の力が作用した時に、ロック部材60にロック解除方向の移動力が作用しないので、誤動作でロックが解除されることがない。
【0011】第2の発明によれば、ロック部材60がロック位置の時にスライダ30に解除方向の力が作用すると、ロック部材60はスライダ30とハウジング10で押しつぶされるだけでロック解除位置に向かう移動力が作用しないので、誤動作でロックが解除されることがない。
【0012】第3の発明によれば、ロック操作部材Cで移動用部材70を上下に揺動することで、ロック部材60が上下に移動してロック解除位置、ロック位置に移動するので、ロック及びロック解除操作が容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1(a)に示すように、ドア枠1に扉2の吊元框3がヒンジ4で室内外側方向に回動自在に取付けてドア、例えば浴室ドアとしてある。前記扉2の戸先框(錠取付用框)5に扉錠装置6が取付けてある。前記扉2は図1(b)に示すように室内側に回動して開放作動する。例えば、浴室ドアの場合には浴室側に回動して開放し、脱衣室側に回動して閉じる。
【0014】前記錠取付用框5は図2に示すように、室内外側方向(見込み方向)に対向した見込み方向一対の側板7,7と、面内方向(見付け方向)外側の一端板8と、面内方向内側の他端板9で矩形状の中空部5aを有するアルミ押出形材で、一対の側板7の内面に突条7aが相対向して一体的に設けてある。
【0015】前記扉錠装置6は図2に示すように、錠取付用框5の中空部5a内に取付ける錠本体Aと、施錠解錠する錠操作部材Bと、施錠状態でロック、ロック解除するロック操作部材Cと、前記錠本体Aと錠操作部材Bとロック操作部材Cを錠取付用框5に取付けるために錠取付用框5の一対の側板7に取付けられる取付補助部材Dを有する。
【0016】前記錠本体Aは図3に示すように、ハウジング10と、スライダ30と、ラッチ40と、カム部材50とロック部材60と、ロック部材60をロック位置とロック解除位置とに亘って移動する移動用部材70と、第1弾性部材80と、第2弾性部材81等を有する。
【0017】前記ハウジング10はハウジングケース11とハウジングカバー12を連結した矩形箱形状である。その内部に、スライダ30が左右摺動自在に設けられるスライダ取付部13、ラッチ40が左右摺動及び回転自在に設けられるラッチ取付部14、カム部材50が回転自在に設けられるカム部材取付部15、ロック部材60が上下摺動自在に設けられるロック部材取付部16、移動用部材70が回転自在に設けられる移動用部材取付部17を有する。
【0018】前記ラッチ取付部14はスライダ取付部13の上方に位置し、ハウジングケース11にこのラッチ取付部14に開口したラッチ貫通孔18が形成してある。このラッチ貫通孔18は一対の円弧面と一対の直線面で非円形としてある。前記スライダ取付部13とカム部材取付部15は左右に隣接し、ハウジングケース11とハウジングカバー12にはカム部材取付部15に開口したカム部材取付用の第1孔19が相対向してそれぞれ形成してある。前記ロック部材取付部16はカム部材取付部15と移動用部材取付部17との間に位置し、ハウジングケース11とハウジングカバー12には移動用部材取付部17に開口した移動用部材取付用の第2孔20が相対向して形成してある。前記ハウジングケース11におけるスライダ取付部13とカム部材取付部15との間に、板状のカム部材支持突部21が設けてある。
【0019】前記スライダ30は、矩形状の縦板31の周縁に上板32、下板33、一端板34、他端板35を一体的に設けた矩形箱形状で、その上板32に縦片36が一体的に設けてあり、この縦片36には左右方向に向う孔37が形成されてラッチ支承部を形成してある。前記縦板31には開口窓38が形成され、一端板34の内面に突起39が設けてある。前記他端板35の上部寄りと下部寄りは中間部よりも厚肉で、上カム部材支持面35aと下カム部材支持面35bと凹陥部35cを形成している。
【0020】前記スライダ30は図4に示すように、ハウジング10のスライダ取付部13とカム部材取付部15とに亘って左右摺動自在に設けられ、そのスライダ30の縦片36がラッチ取付部14と対向する。ハウジングケース11のカム部材支持突部21が縦板31の開口窓38からスライダ30内に突出する。前記スライダ30は第1弾性部材80、例えばコイルスプリングで図4で左方の施錠位置に押される。この第1弾性部材80はハウジングケース11のカム部材支持突部21の突起21aとスライダ30の突起39とで保持される。
【0021】前記ラッチ40は図3に示すように頭部41と支持杆42を有する。この頭部41は円形基部43と、この円形基部43と連続した一対の円弧面と、斜め先端面44と平坦な施錠面45で平面形状略V字状で非円形断面形状の先端部で形成される。図4に示すように前記ハウジング10のラッチ取付部14にラッチ40が回転及び摺動自在に設けられ、その頭部41の先端部はラッチ貫通孔18に回転しないように挿通してハウジング10から出没自在である。前記支持杆42はスライダ30の縦片36の孔37に回転及び摺動自在に挿通し、支持杆42の切欠溝46にスナップリング等の抜止め具47を設け、支持杆42が縦片36の孔37から抜けないようにしてある。前記ラッチ40は第2弾性部材81、例えばコイルスプリングでラッチ貫通孔18から突出する方向に押される。
【0022】前記カム部材50は図3に示すように、一側カム面51と、上他側カム面52と、下他側カム面53と、略円弧形状の中間突出面54と、貫通孔55と、この貫通孔55の両端開口縁に設けた一対の円形突部56を有する。前記カム部材50は図4に示すように、スライダ30とカム部材支持突部21との間、つまりハウジング10のカム部材取付部15内に設けられ、一対の円形突部56がハウジングケース11、ハウジングカバー12の第1孔19に回転自在に嵌合している。一側カム面51がカム部材支持突部21に接している。
【0023】前記ロック部材60は図3のように矩形断面の棒状形状で、その上端部に一対の連結片61が一体的に設けてあり、その各連結片61に長孔62が形成してある。このロック部材60は、図4に示すようにハウジング10のロック部材取付部16に上下摺動自在に設けられる。
【0024】前記移動用部材70は図3に示すように、貫通孔71を有する本体72と、この本体72の貫通孔71の両端周縁部に設けられた円形突部73と、本体72に一体的に設けたレバー74を有する。このレバー74が前記ロック部材60の一対の連結片61間に嵌まり込み、長孔62に挿入したピン75で連結してある。このレバー74とピン75は一体であっても良い。前記移動用部材70は図4に示すように、ハウジング10の移動用部材取付部17内に設けられ、その一対の円形突部73がハウジングケース11、ハウジングカバー12の第2孔20に回転自在に嵌合している。
【0025】前記カム部材50の貫通孔55は四角形で、前述の錠操作部材Bで回転される四角形の軸57が嵌合している。前記移動用部材70の貫通孔71は四角形で、前述のロック操作部材Cで回転される四角形の軸76が嵌合している。
【0026】次に作動を説明する。図4は施錠状態を示し、錠操作部材Bが施錠位置で、カム部材50は縦向き姿勢となっている。カム部材50の一側カム面51におけるほぼ平坦面の上下中間部がカム部材支持突部21に接し、上他側カム面52、下他側カム面53がスライダ30の上カム部材支持面35a、下カム部材支持面35bにそれぞれ接し、中間突出面54が凹陥部35cに嵌まり合っている。
【0027】スライダ30が第1弾性部材80で押されて左方の施錠位置に保持され、その縦片36が施錠寄り位置となると共に、スライダ30の他端板35とハウジング10の他側内面との間に隙間が生じる。これによって、ラッチ40が第2弾性部材81によって突出方向に押され、ハウジング10の端面より突出して扉錠装置は施錠状態となる。図1において扉錠装置6が施錠状態であると、そのラッチ40が扉枠1の縦枠1aに設けた錠受け1bに係合し、扉2を室内側に回動して開放しようとしてもラッチ40の施錠面45が錠受け1bに接するので、扉2を開放できない。
【0028】ロック操作部材Cはロック位置で、移動用部材70は斜め下向き姿勢で、ロック部材60はピン75と長孔62を介して下方に移動してスライダ30の他端板35とハウジング10の内側内面との間に挿入され、スライダ30が図4で右方(解錠方向)に摺動しないようにロックしている。これにより、錠操作部材Bを操作してもスライダ30が解錠方向に移動しない。
【0029】前述の状態からロック操作部材Cを操作して軸76を図4で反時計方向に回転すると、移動用部材70が反時計方向に回転して図5に示す斜め上向き姿勢となるので、ピン75、長孔62を介してロック部材60が上方に移動して図5に示すようにスライダ30よりも上方位置(ロック解除位置)となる。錠操作部材Bを下方に揺動操作すると軸57とともにカム部材50が図4で時計方向に回転し、そのカム部材50が図5に示すように斜めの姿勢となり、上他側カム面52がスライダ30の上カム部材支持面35aを押し、スライダ30が第1弾性部材80に抗して右方に摺動して解錠位置となる。スライダ30の移動とともにラッチ40が第2弾性部材81に抗して右方に摺動して図5に示すようにハウジング10内に引き込みされて扉錠装置が解錠状態となる。
【0030】前述のように、スライダ30は左右方向に移動し、ロック部材60は上下方向に移動する。ロック部材60はスライダ30とハウジング10との間に介在してスライダ30の解除方向への移動を阻止する。これらが相俟って、ロック部材60でロックしている状態でスライダ30に解除方向への移動力が作用した場合に、ロック部材60は圧縮力を受けるだけでロック解除位置に向う力が何ら作用しない。したがって、誤動作でロック部材60がロック解除位置に移動することがなく、ロック状態を確実に維持できる。
【0031】また、スライダ30とラッチ40は上下に位置をずらしてハウジング10内に設けてあると共に、スライダ30を押す第1弾性部材80とラッチ40を押す第2弾性部材81は上下に位置をずらしてハウジング10内に設けてあるので、ハウジング10の左右寸法を小さくできる。これによって、図1に示す錠取付用框5の見付け寸法を小さくできる。
【0032】しかも、ロック部材60はロック位置とロック解除位置に亘って直線的に上下動するので、そのロック部材60はスライダ30の移動距離に見合う左右寸法であれば良く、ハウジング10の左右寸法をより一層小さくできる。
【0033】また、カム部材50は上他側カム52、下他側カム面53よりも突出した中間突出面54を有し、このカム部材50が縦向き姿勢(解錠姿勢)の時に、その中間突出面54がスライダ30の他端板35の凹陥部35cに嵌まり込んでいると共に、一側カム面51の平坦面がカム部材支持突部21に接している。これによって、カム部材50が回転しないように保持され、ロック解除した状態で錠操作部材Bの自重等による軸57の回転力でカム部材50が回転することを防止できる。
【0034】また、移動用部材70とロック部材60をピン75と長孔62で連結することで、ロック操作部材Cによる軸76の回転に基づく移動用部材70の上下回転をロック部材60の直線的上下動に変換しているので、その部分の形状が単純である。
【0035】前記移動用部材70は、ロック部材60に設けたラックと、軸76に設けたピニオンを噛合した形状としても良い。また、ロック操作部材Cをハウジング10に上下移動自在に設け、そのロック操作部材Cをロック部材60に連結してロック部材60をロック位置とロック解除位置に亘って上下方向直線的に移動させるようにしても良い。また、ロック部材60は上下方向ではなく、前後方向(つまり、図1における錠取付用框5の室内外側方向(見込み方向))に移動させても良い。
【0036】次に各部材の具体形状を説明する。ハウジングケース11は図3と図6と図7に示すように、矩形状の縦板11aの周縁部に上横板11b、下横板11c、左右の一端縦板11d、左右の他端縦板11eを一体的に設けた一側面が開口したほぼ箱形状である。前記一端縦板11dは他の板よりも幅広い。前記縦板11aの内面下部寄りで左右中間部に縦板状のカム部材支持突部21が一体的に設けてある。前記一端縦板11dの上下中間部に前記ラッチ貫通孔18が形成してあり、このラッチ貫通孔18と連続するようにラッチガイド凹部22が縦板11a内面に設けてある。このラッチガイド凹部22は前記ラッチ40の円形基部43と略同一曲率の略半円形状である。前記縦板11aの内面上下中間で他端寄りに中間突起部23が一体的に設けてあり、この中間突起部23と他端縦板11eでロック部材取付部16を形成している。
【0037】前記上横板11bの内面他端寄りと縦板11aの内面に亘って吊下片24と上突起部25が一体的に設けてあり、その吊下片24の突部24aに移動用部材70の本体72の切欠部72aが係合することで下向き姿勢、上向き姿勢に保持する。前記中間突起部23の上面23aは斜め下向きで、移動用部材70が下向き姿勢となった時のストッパを形成する。前記上突起部25の下面25aが斜め上向きで、移動用部材70が上向き姿勢となった時のストッパを形成する。
【0038】前記上横板11b、下横板11c、他端縦板11eの外面には係合突部26がそれぞれ一体的に設けられて係合受部を形成している。前記一端縦板11dは上横板11b、下横板11cよりも上方、下方に突出し、その突出した部分に係合片27が一体的に設けてある。
【0039】前記ハウジングカバー12は図3と図8と図9に示すように、矩形状の縦板12aと上横板12bと下横板12cと左右の他端縦板12dで左右の一端面と他側面が開口したほぼ箱形状で、前記ハウジングケース11の上横板11b、下横板11c、他端縦板11eの外面に重なり合うようにして嵌め込みされる。前記縦板12aの左右一端縁寄りにラッチガイド凹部28が設けてある。このラッチガイド凹部28はラッチ40の円形基部43と略同一曲率の略半円形状で、前記ハウジングケース11のラッチガイド凹部22とによって円形の前記ラッチ取付部14を形成する。前記上横板12b、下横板12c、他端縦板12dには前記係合突部26が係合する係合穴29がそれぞれ形成され、その係合穴29で係合部を形成している。
【0040】このようであるから、ハウジングケース11とハウジングカバー12を嵌め込みすることで係合突部26と係合穴29がスナップ式に係合し、ハウジングケース11とハウジングカバー12が連結されるから、ビス等の固定具やカシメ作業をせずにハウジング10を簡単に組立できる。前述のように組立てる際に、ハウジングカバー12の上横板12b、下横板12c、他端縦板12dは係合突起26の斜面に接することで外側に変形して係合穴29が係合するので、その上横板12b、下横板12cと他端縦板12dを不連続として変形し易くしてある。
【0041】また、錠本体Aを組立てる場合には、ハウジングケース11内にスライダ30、ラッチ40、カム部材50、ロック部材60、移動用部材70、第1弾性部材80、第2弾性部材81をそれぞれ設け、その後にハウジングカバー12を前述のように連結する。このようであるから、錠本体Aをビス等の固着具やカシメ作業などせずに簡単に組立できる。
【0042】前記錠操作部材Bは図10に示すように、前述の軸57が取付けられた一方のレバーハンドル82と、この軸57が嵌合して取付けられる他方のレバーハンドル83を有する。前記各レバーハンドル82,83は軸57の取付穴84と同心状に突起85を有し、この突起85は相対向した一対の円弧面86と相対向した一対の平坦面87を有する。
【0043】前記ロック操作部材Cは図10と図11に示すように、操作部材90と取付用部材91を有する。この操作部材90は、摘み92と軸93を有する。その軸93は摘み92と連続した円形軸93aと、この円形軸93aとの連続した矩形軸93bよりなり、その矩形軸93bが前述の移動用部材70の貫通孔71に嵌合する軸76を形成している。前記軸93の先端部分は先端面に開口した中空形状で、矩形状の係合片挿入用の凹陥部94を形成し、前記矩形軸93bの一対の面には係合穴95が前記凹陥部94に開口して形成してある。
【0044】前記取付用部材91は、円形の頭部96と軸97と一対の係合片98を有する。この軸97は、前記頭部96よりも小径で前記軸93の円形軸93aと同一径の円形軸97aと矩形軸97bを有し、その矩形軸97bの先端面に一対の係合片98が一体的に設けてある。前記頭部96の表面にスリット状の凹部99が形成してある。前記一対の係合片98は前記軸93の凹陥部94内に挿入されて図11に示すように係合穴95に係合する。
【0045】このようであるから、操作部材90と取付用部材91を対向して接近することで係合穴95と係合片98をスナップ式に係合することで連結できる。連結した状態では操作部材90と取付用部材91は一体となって回転する。
【0046】前記取付補助部材Dは図10に示すように、一側部材100と他側部材110を有する。前記一側部材100は図10、図12、図13に示すように、縦長板状の本体101と、この本体101の裏面上下寄りに一体的に設けた上下一対の連結横材102を有する。前記本体101には表面と裏面に貫通した第1挿入孔103と第2挿入孔104が上下に離隔して形成してあり、この第1挿入孔103と第2挿通孔104の間隔は前記ハウジング10の第1孔19と第2孔20の間隔と同一である。前記第1挿入孔103にレバーハンドル82,83の突起85、軸57が挿入し、この第1挿入孔103は相対向した一対の円弧面103aと相対向した一対の鉤形平坦面103bを有する形状で、レバーハンドル82,83の突起85の平坦面87が鉤形平坦面103bに接することで図14に示すようにレバーハンドル82,83の回転角度を所定角度、例えば35度に規制する。
【0047】前記第2挿入孔104には操作部材90の円形軸93aと取付用部材91の円形軸97aが嵌合する。
【0048】前記一対の連結横材102の間隔はハウジング10の上下寸法(ハウジングカバー12の上横板12bと下横板12cの外面間の寸法)と略等しい。前記各連結横材102は扁平な矩形中空形状で、先端面に開口した矩形状の凹陥部105を有し、かつこの凹陥部105に開口した係合穴106を有する。
【0049】前記他側部材110は図15と図16に示すように、縦長板状の本体111と、この本体111の上下寄り裏面に一体的に設けた上下一対の連結横材112を有する。前記本体111には表面と裏面に貫通した第1挿入孔113と第2挿入孔114が形成してあり、この第1挿入孔113、第2挿入孔114は前記一側部材100の第1挿入孔103、第2挿入孔104と同一形状、同一大きさで、上下の間隔も同一である。
【0050】前記各連結横材112は、前記一側部材100の連結横材102の凹陥部105内に嵌合する断面コ字形状で、前記係合穴106に係合する係合突部115を有する。
【0051】このようであるから、一側部材100と他側部材110を対向接近させ、一方の連結横材102の凹陥部105内に他方の連結横材112を嵌合することで係合突部115が係合穴106に係合し、一側部材100と他側部材110は図2に示すように連結されている。
【0052】次に扉錠装置を錠取付用框5に取付ける構造を説明する。図17に示すように、錠取付用框5の一端板8には錠本体挿入開口部120が形成され、この錠本体挿入開口部120よりも上方寄りと下方寄りに係止孔121がそれぞれ形成されている。前記錠本体挿入開口部120はハウジング10と略同一大きさの矩形状で、前記係止孔121は前記係止片27が挿入して係合する形状である。
【0053】このようであるから、錠本体Aを錠本体挿入開口部120に挿入することで、図18に示すように上下の係止片27が各係止孔121にそれぞれ挿入して係止するので、錠本体Aを錠取付用框5の中空部5a内に抜け出ないように取付けできる。図19に示すようにハウジング10の両側面(ハウジングケース11の縦板11a、ハウジングカバー12の縦板12a)が突条7aに接すると共に、一端面(ハウジングカバー12の他端縦板12d)が他端板9に接する。ハウジング10の両側面(前記各縦板11a,12a)にクサビ形状で弾性変形する複数の突片10aがそれぞれ設けてあるので、この突片10aが内側に弾性変形しながら中空部5a内に挿入され、挿入完了すると突片10aが各突条7aに、その弾性復元力で係合するので、錠本体Aは見込み方向にガタツキせずにしっかりと中空部5a内に支持される。なお、ハウジングケース11の一端縦板11dが錠取付用框5の一端板8における上下部分が錠本体挿入開口部120の周縁部に接する。
【0054】前記錠取付用框5の一対の側板7には、第1孔122と第2孔123が上下に離隔してそれぞれ形成してある。この第1孔122、第2孔123は錠本体挿入開口部120を基準として上下方向、見付け方向に位置決めされ、ハウジング10の第1孔19、第2孔20と合致するようにしてある。前記錠取付用框5の一対の側板7には下部孔124と上部孔125がそれぞれ形成してある。この下部孔124、上部孔125は錠本体挿入開口部120を基準として上下方向に位置決めされ、下部孔124は錠本体挿入開口部120の下端開口縁よりも下方位置で、上部孔125は錠本体挿入開口部120の上端開口縁よりも上方位置である。
【0055】前記一側部材100の上下一対の連結横材102を一方の側板7の下部孔124、上部孔125に挿入し、他側部材110の上下一対の連結横材112を他方の側板7の下部孔124、上部孔125に挿入して連結横材102,112を係合連結する。これによって、一側部材100と他側部材110は図2、図20に示すように本体101,111が側板7の外面に接するように取付けられ、第1孔19と第1挿入孔103,113が合致すると共に、第2孔20と第2挿入孔104,114が合致する。
【0056】また、図20に示すように、上の連結横材102の平坦な下面がハウジング10の上面(ハウジングカバー12の上横板12b)に接し、下の連結横材102の平坦な上面がハウジング10の下面(ハウジングカバー12の下横板12c)に接する。これによって、錠本体Aが錠取付用框5の中空部5a内に上下方向に動くことがないように保持される。
【0057】一方のレバーハンドル82に取付けた軸57を、一側部材100の第1挿入孔103、一方の側板7の第1挿入孔122、ハウジングカバー12の第1孔19、カム部材50の貫通孔55、ハウジングケース11の第1孔19、他方の側板7の第1孔122を貫通して他側部材110の第1挿入孔113より突出し、この軸57の突出端部に他方のレバーハンドル83の取付穴84を嵌合して連結する。
【0058】これによって、各レバーハンドル82,83が錠取付用框5の見込み方向両側に回転自在にそれぞれ取付けられると共に、各突起85が一側部材100の第1孔103、他側部材110の第1挿入孔113に回転自在に支承される。
【0059】前記操作部材90の軸93を一側部材100の第2挿入孔104、一方の側板7の第2孔123、ハウジングカバー12の第2孔20を貫通して移動用部材70の貫通孔71に嵌合する。前記取付用部材91の軸97を他側部材110の第2挿入孔114、他方の側板7の第2孔123、ハウジングケース11の第2孔20を貫通して操作部材90の軸93に前述のようにして連結する。
【0060】これによって、ロック操作部材Cが錠取付用框5に取付けられる。操作部材90の摘み92で軸93を回転することで前述のようにロック、ロック解除できる。また、取付用部材91の凹部99にコインなどを嵌め込んで回転することで、前述のようにロック、ロック解除できる。
【0061】前述のように、錠操作部材B、ロック操作部材C、取付補助部材Dをビス等の固着具を用いたり、カシメ作業せずに取付けでき、扉錠装置の取付け作業が容易である。しかも、前述のように錠本体Aをビス等の固着具を用いたり、カシメ作業せずに取付けできるので、これらが相俟って扉錠装置の取付け作業がより容易である。
【0062】また、操作部材90の矩形軸93b、取付用部材91の矩形軸97b、移動用部材70の貫通孔71は同一大きさの長方形状であるので、摘み92の向きと凹部99の向きが常に一定にできると共に、移動用部材70の姿勢と摘み92の向きを常に一定にでき、誤って組立てることが防止できる。
【0063】前記下部孔124、上部孔125は前記一側部材100の連結横材102が嵌合する大きさの矩形状である。前記下部孔124は見付け方向内側寄りで、上部孔125は見付け方向外側寄りである。つまり、図17に示すように第1孔122の中心と第2孔123の中心を結ぶ直線Xに対して下部孔124の見付け方向中心124aが見付け方向内側寄りで、上部孔125の見付け方向中心125aが見付け方向外側寄りである。
【0064】前記一側部材100の上の連結横材102は図12に示すように見付け方向外側寄りで、下の連結横材102は見付け方向内側寄りである。つまり、第1孔103の中心と第2孔104の中心を結ぶ直線Yに対して上の連結横材102の見付け方向中心が表面から見た時に見付け方向外側寄りで、下の連結横材102の見付け方向中心が表面から見て見付け方向内側寄りである。
【0065】前記他側部材110の上の連結横材112は図15に示すよう見付け方向外側寄りで、下の連結横材112は見付け方向内側寄りである。つまり、第1孔113の中心と第2孔114の中心を結ぶ直線Zに対して上の連結横材112の見付け方向中心が表面から見た時に見付け方向外側寄りで、下の連結横材112の見付け方向中心が表面から見た時に見付け方向内側寄りである。
【0066】このようであるから、一側部材100は錠取付用框5の一方の側板7に取付けできるが、他方の側板7に取付けようとすると上下の連結横材102と上部孔125、下部孔124が見付け方向に位置がずれるので取付けできない。したがって、一側部材100を誤って他方の側板7に取付けることが防止でき、一側部材100は必ず一方の側板7に取付けられるので、第1孔103の形状とレバーハンドル82,83の突起85の形状によってレバーハンドル82,83を図14に仮想線で示すように下方に揺動した時に解錠するようにできる。
【0067】すなわち、一側部材100を他方の側板7に取付けると第1孔103が見付け方向に反対形状となり、レバーハンドル82,83を上方に揺動した時に解錠するようになるので、操作性が悪い。
【0068】図21に示すように、前記ラッチ40の頭部41には工具挿入用の凹部48が斜め先端面44に開口して形成してある。この凹部48の形状は、マイナスドライバーなどの工具を挿入して工具を回転することでラッチ40が回転する形状である。前記ラッチ40は図4に示すようにラッチ貫通孔18より突出した状態において、前述のようにドライバーなどの工具で押すことで第2弾性部材81に抗してハウジング10内に押し込み可能である。
【0069】このようであるから、凹部48に工具を挿入してラッチ40をラッチ貫通孔18からハウジング10内に押し込み、その工具を回転することでラッチ40をハウジング10内で180度回転する。つまり、ラッチ貫通孔18は一対の円弧面と一対の平坦面を有する非円形状で、ラッチ40の頭部41は一対の円弧面と一対の平坦面を有する非円形状である。このラッチ40の頭部41がラッチ貫通孔18に挿入している状態ではラッチ40が回転できないようにすることでラッチ40が出没しても施錠面45の向きが変わらないようにしてある。このために、前述のようにラッチ40をハウジング10内に押し込んで回転する。工具を引き戻すことでラッチ40は第2弾性部材81で押されてラッチ貫通孔18から突出する。
【0070】したがって、錠本体Aを組立てたままの状態でラッチ40を180度回転して施錠面45の向きを180度変更できるので、扉錠装置を左右勝手違いに取付けできる。例えば、図1において戸先框5をヒンジ4で縦枠1aに開閉自在に取付け、吊元框3に扉錠装置6を取付けると扉錠装置6の錠本体Aが面外方向に反対向きとなり、ラッチ40の施錠面45が180度反対となって施錠できなくなるので、前述のようにラッチ40を180度回転して施錠できるようにする。
【0071】また、ハウジング10のラッチ取付部14はラッチガイド凹部22とラッチガイド凹部28で円形であり、ラッチ40の円形基部43がその円形のラッチ取付部14内でスムーズに回転するので、施錠面45の向きを容易に変えることができる。
【0072】なお、ハウジング10の形状、取付補助部材D等は扉錠装置を容易に組立てできると共に、框に容易に取付けるためであって、誤動作によってロック解除しないようにするのみであれば、ハウジング10の形状は前述のものに限らずビス止めでも良いし、取付補助部材Dも不要である。
【0073】次に錠本体Aの第2の実施の形態を説明する。前述の第1の実施の形態と同一部材は符号を同一とする。図22と図23に示すように、錠本体Aは前述の第1の実施の形態と同様で、ハウジング10と、スライダ30と、ラッチ40と、カム部材50と、ロック部材60と、ロック部材60をロック位置とロック解除位置とに亘って移動する移動用部材70と、第1弾性部材80と、第2弾性部材81等を有する。前記ハウジング10はハウジングケース11とハウジングカバー12を前述の第1の実施の形態と同様に連結した矩形箱形状で、カム取付部15の上方位置にスライダ取付部13があり、そのスライダ取付部13の上方位置にラッチ取付部14がある点が前述の第1の実施の形態と異なる。
【0074】前記ハウジングケース11は図24に示すように第1の実施の形態と略同一形状で、その一端縦板11dの上下横板11b,11cよりも突出した上下端部分にビス挿通孔130が形成され、このビス挿通孔130からビスを戸先框5に螺合することで固定すること、及び縦板11aにおける吊下片24と対向した部分に開口部131が形成されて吊下片24が上横板11bにのみ連結されて左右方向に弾性変位可能であること、縦板11aと一端縦板11dに亘って支持突部132が一体的に設けてあること、突片10aが無いことが第1の実施の形態のハウジングケース11と大きく異なる。
【0075】ハウジングカバー12は図25に示すように突片10aが無いことが第1の実施の形態のハウジングカバー12と大きく異なる。
【0076】図24と図25に示すように、ハウジングケース11の縦板11a、ハウジングカバー12の縦板12aにおけるスライダ取付部13を形成する部分にはスライダガイド用の左右方向に向う凹溝133、突条134が設けてあると共に、カム取付部15を形成する部分に左右方向に向う凹溝135が設けてある。
【0077】前記スライダ30は図23と図26に示すように、スライダ取付部13に沿って左右方向に摺動自在に支承される本体部140と、この本体部140に一体的に設けた上向部141と下向部142を有する。前記本体部140の両側面に、前記凹溝133に摺動自在に嵌まり合うガイド突条143が一体的に設けてある。前記上向部141はラッチ取付部14まで突出し、上端面に開口した切欠部144が形成してある。前記下向部142は、その下面142aが前記突条134に摺動自在に接する。前記本体部140と下向部142に亘ってカム接触部、例えば下面140a,142aと左右一端面140b,142bに開口した凹部145が形成してある。
【0078】前記カム部材50は図23と図26に示すように、本体部150とカム部151と突起部152を有する。前記本体部150は貫通孔55と、この貫通孔55の両端開口縁に設けた一対の円形突部56を有する軸形状である。前記カム部151は本体部150に上向きに一体的に設けたアーム形状で、前記スライダ30の凹部145に嵌まり込む。前記突起部152は本体部150に下向きに一体的に設けたアーム形状で、この突起部152が可動部材153の上向き凹部154に嵌まり込む。
【0079】前記可動部材153の両側面に設けた突条155が前記凹溝135に摺動自在に嵌まり合い、この可動部材153は図23に示すようにカム取付部15の下部寄りに左右摺動自在に取付けられる。前記第1弾性部材80は可動部材153とハウジングケース11の一端壁11dの内面との間に設けてあり、この第1弾性部材80で可動部材153が左右他方に摺動されてハウジングケース11の他端壁11eの内面に押し付け保持される。可動部材153が前述の状態の時にカム部材50の突起部152が上向き凹部154の左右方向の縦面154aに接する。
【0080】前記ラッチ40は第1の実施の形態のラッチ40と略同一形状で、その支持杆42に設けた抜止め具47と中間突起部23との間に第2弾性部材81が設けてある。このラッチ40の支持杆42が図23に示すようにスライダ30の上向部141の切欠部144に嵌まり合い、その支持杆42に設けた抜止め具47が上向部141の左右他端面に当接する。
【0081】前記ロック部材60、移動用部材70は前述した第1の実施の形態のロック部材60、移動用部材70と略同一形状で、移動用部材70が上向き姿勢、下向き姿勢となることによってロック部材60が上下に摺動してスライダ30をロック解除したり、ロックする。前記ハウジングケース11の吊下片24が第3弾性部材136で移動用部材70に向けて弾性変形され、その吊下片24の突部24aが移動用部材70の本体72の切欠部72aに強く係合するようにしてある。これによって、移動用部材70を上向き姿勢、下向き姿勢に強固に保持できる。
【0082】次に作動を説明する。図23の状態ではラッチ40が第2弾性部材81で左方の施錠位置に保持される。ラッチ40の支持杆42に設けた抜止め具47でスライダ30が図示の左方位置に保持される。カム部材50は第1弾性部材80、可動部材153、突起部152で反時計方向に回転されて支持突部132に当接した図示の位置に保持される。カム部材50のカム部151がスライダ30の凹部145の底部145aに接する。
【0083】図23に示す状態から図示しないレバーハンドル82,83を下方に操作してカム部材50を時計方向に回転すると、カム部151がスライダ30を右方に移動すると共に、可動部材153を左方に移動する。スライダ30がラッチ40を第2弾性部材81に抗して右方に移動(引き込み)されて解錠状態となる。
【0084】図23に示す状態から図示しないロック操作部材Cで移動用部材70を時計方向に回転して下向き姿勢とすると、ピン75、長孔62を介してロック部材60が下方に移動し、図27に示すようにスライダ30とハウジング10(ハウジングケース11の他端縦板11e)との間に介在してスライダ30の解錠方向への移動を阻止する。
【0085】以上のように、スライダ30よりも上方位置にラッチ40を設け、スライダ30よりも下方位置にカム部材50を設けてスライダ30とラッチ40とカム部材50をハウジング10の上下方向に位置をずらして設けたことにより、ハウジング10の左右寸法を小さくできる。また、カム部材50よりも下方位置に第1弾性部材80を設けたことにより、ハウジング10の左右寸法をより小さくできる。
【0086】さらに、第2弾性部材81を略円錐形状で、押し縮めた時に略平板形状となるコイルばねとしたので、ラッチ40をハウジング10内に引き込んだ時に第2弾性部材81の左右寸法(長さ)が小さくなる。これによって、ハウジング10の左右寸法をさらに小さくできる。
【0087】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、スライダ30を施錠位置とし、ロック部材60をロック位置としてスライダ30を解錠位置に向けて移動しないようにロックできる。この状態で衝撃等でスライダ30に解錠方向の力が作用した時に、ロック部材60にロック解除方向の移動力が作用しないので、誤動作でロックが解除されることがない。
【0088】請求項2に係る発明によれば、ロック部材60がロック位置の時にスライダ30に解除方向の力が作用すると、ロック部材60はスライダ30とハウジング10で押しつぶされるだけでロック解除位置に向かう移動力が作用しないので、誤動作でロックが解除されることがない。
【0089】請求項3に係る発明によれば、ロック操作部材Cで移動用部材70を上下に揺動することで、ロック部材60が上下に移動してロック解除位置、ロック位置に移動するので、ロック及びロック解除操作が容易である。




 

 


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