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発明の名称 ガスケットの製作方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−49964(P2001−49964A)
公開日 平成13年2月20日(2001.2.20)
出願番号 特願平11−224980
出願日 平成11年8月9日(1999.8.9)
代理人 【識別番号】100073818
【弁理士】
【氏名又は名称】浜本 忠 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2E016
【Fターム(参考)】
2E016 BA01 BA03 BA07 CA01 CB01 CC02 DA06 DB09 DC01 DD09 DE02 
発明者 松田 敏夫 / 扇原 久三 / 数井 秀孝
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 底部10と両側立上り部11で断面略上向コ字状となった硬質樹脂の本体部12と、この両側立上り部11に一体的に設けた軟質樹脂の一対のシール部13で断面略U字状で、パネルの大きさに合った長さのガスケット2を製作する方法であって、形状記憶性を有する硬質樹脂を用いて断面略U字状に押出し成形したガスケットを略同一断面形状にサイジング処理し、ガスケット内部まで冷却して形状を記憶させ、その後に圧延してフラット形状のガスケットとし、このフラット形状のガスケットを巻きつけ、運搬した後に巻き戻して加熱することで、記憶した断面略U字状のガスケットに復元し、この後にパネルの大きさに合った長さに切断することを特徴とするガスケットの製作方法。
【請求項2】 前記加熱により記憶した断面略U字状のガスケットに復元した後に冷却して形状安定化するようにした請求項1記載のガスケットの製作方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬質材料と軟質材料により断面略U字状で複層ガラス等のパネルの縁部に装着されるガスケットを押出し成形し、運搬した後に使用形状とするガスケットの製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複層ガラスの縁部に装着されるガスケットとしては例えば、硬質材料により底部と両側立上り部で断面略上向きコ字状となった本体部と、この両側立上り部に一体的に設けた軟質材料よる成る一対のシール部で断面略U字状のガスケットが知られている。このガスケットは複層ガラスの縁部に、底部が複層ガラスの端面に接し、一対のシール部が複層ガラスの幅方向両側面に接するように装着される。
【0003】前述のガスケットは樹脂材料を用いて押出成形機で断面略U字状の長尺材に押出し成形される。押出し成形された長尺材を運搬し易い長さに切断し、その複数の切断材をダンボール箱などの容器に入れて製造場所(工場)から複層ガラス組立場所(工場)まで運搬する。組立場所において切断材を複層ガラスの大きさに合った長さに切断して使用形状とし、その後に複層ガラスの縁部に装着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにしてガスケットを押出し成形、運搬、使用形状として製作すると運搬効率が悪く、運搬費用が高い。使用形状とする作業効率が悪い。ガスケットの材料歩留りが悪い。
【0005】すなわち、押出し成形された長尺材を切断し、その切断材を1本毎に容器に入れて運搬するために、その作業が面倒で時間がかかるので運搬効率が悪く、運搬費用が高い。
【0006】また、組立場所で容器から切断材を1本毎に取り出し、その後に切断して使用形状とするので、その作業が面倒で時間がかかるので使用形状とする作業効率が悪い。
【0007】また、運搬される切断材の長さは運搬上の理由で制限があるので、その切断材を複層ガラスの大きさに合った長さに切断した時に複層ガラスの大きさに合った長さ以下の長さの切断材が残ることがある。この残った切断材は使用できないのでガスケットの材料歩留りが悪い。
【0008】このことを解消するには、押出し成形した長尺材を製造場所でボビンに巻き付け組立場所まで運搬し、組立場所で巻き戻して複層ガラスの大きさに合った長さに切断して使用形状とすることが考えられる。
【0009】しかしながら、押出し成形したガスケットは硬質材料と軟質材料で断面略U字状であるので、前述のようにボビンに巻き付けると巻き付ける張力(テンション)等によりねじれなどが生じ形状がくずれてしまう。
【0010】形状がくずれると巻き戻し、切断して使用形状とした後に複層ガラスに装着した際に正しく装着できないことがある。特に底部は複層ガラスの端面に接して支える部分であるから、その底部は平坦面であることが重要で、前述のように形状がくずれて底部が平坦面でなくなると複層ガラスの端面に底部を正しく接して装着できない。
【0011】そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにしたガスケットの製作方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、底部10と両側立上り部11で断面略上向コ字状となった硬質樹脂の本体部12と、この両側立上り部11に一体的に設けた軟質樹脂の一対のシール部13で断面略U字状で、パネルの大きさに合った長さのガスケット2を製作する方法であって、形状記憶性を有する硬質樹脂を用いて断面略U字状に押出し成形したガスケットを略同一断面形状にサイジング処理し、ガスケット内部まで冷却して形状を記憶させ、その後に圧延してフラット形状のガスケットとし、このフラット形状のガスケットを巻きつけ、運搬した後に巻き戻して加熱することで、記憶した断面略U字状のガスケットに復元し、この後にパネルの大きさに合った長さに切断することを特徴とするガスケットの製作方法である。
【0013】第2の発明は、第1の発明において前記加熱により記憶した断面略U字状のガスケットに復元した後に冷却して形状安定化するようにしたガスケットの製作方法である。
【0014】
【作 用】第1の発明によれば、押出し成形したガスケットを巻きつけて運搬するので、短時間に多量のガスケットを運搬できる。これによって、運搬効率が良く、運搬費用が安い。
【0015】しかも、断面略U字状に押出したガスケットをフラット形状に圧延し、そのフラット形状のガスケットを巻きつけるので、巻きつけの張力等でガスケットにねじれなどの変形が生じることがない。
【0016】また、巻きつけたフラット形状のガスケットを巻き戻して加熱することで記憶した断面略U字状のガスケットに復元させ、その後にパネルの大きさに合った長さに切断して使用形状のガスケットとするので、短時間に簡単に使用形状のガスケットを製作でき、その作業効率が良い。
【0017】しかも、巻き戻したガスケットをパネルの大きさに合った長さに切断するので、無駄となるガスケットの長さがきわめて短い。これによってガスケットの材料歩留りが良い。
【0018】さらに、加熱することで記憶した断面略U字状のガスケットに復元させるので、フラット形状のガスケットを巻きつけて運搬する際に生じたねじれや曲がりを元にもどし記憶した断面略U字状のガスケットに復元できる。
【0019】第2の発明によれば、復元したガスケットを直ちに形状安定化させることができ、そのガスケットを切断する際に形状が変わることがない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面に基づき実施例を説明する。本発明のパネルは複層ガラス、単層ガラスあるいはガラス以外のパネルを使用したものなどを含むが、以下複層ガラスに基づき説明する。
(ガスケットの装着状態)図1に示すように、複層ガラス1の縁部にガスケット2が装着され、そのガスケット2が框3のガラス取付凹溝4内に嵌め込まれて複層ガラス1と框3のガラス取付凹溝4開口縁5との間を気密、水密する。前記ガスケット2は底部10と両側立上り部11で断面略上向コ字状の本体部12と、この両側立上り部11に一体的に設けた一対のシール部13で断面略U字状である。
【0021】前記本体部12は硬質塩化ビニルなどの形状記憶性を備えた硬質樹脂である。前記形状記憶性を備えた硬質樹脂としては、より形状記憶性を発揮させるために重合度が大きく、可塑剤・充填材・強化材などの添加剤の添加量が小さいものを用いた方がより効果的である。前記シール部13は軟質塩化ビニルなどの軟質樹脂である。
【0022】底部10が複層ガラス1の端面1aに接し、かつセッティングブロック6の上面に載置して複層ガラス1を支持する。一対のシール部13が複層ガラス1の両側面1bに接し、かつガラス取付用凹溝4開口縁5に接している。
【0023】次にガスケットの製作方法を説明する。図2に示すように押出成形機20の第1投入部21に硬質塩化ビニルを投入し、第2投入部22に軟質塩化ビニルを投入してガスケット23を押出し成形する。このガスケット23は図1に示すガスケット2と同様に本体部12と一対のシール部13で断面略U字状である。押出し成形したガスケット23をサイジング部24でサイジング処理する。具体的には冷却、型に吸引して寸法出し及び底部10を平坦面(フラット面)とする。つまり、吸引しながら冷却して形状安定化を行なう。
【0024】サイジング処理で形状安定化したガスケット25は図1に示すガスケット2と同様に本体部12と一対のシール部13で断面略U字状である。この形状安定化したガスケット25を冷却部26で十分に冷却し、そのガスケット内部まで完全に冷却(熱を取る)することで、形状安定化した状態の本体部12の形状を記憶させる。前記冷却部26は水槽で、その水槽内をガスケット25をくぐらせて水冷する。なお、前記冷却部26は冷却水をガスケットに噴射するものでも良い。
【0025】冷却したガスケット27を一対のローラ28及び段差ローラ29を通して図3に示すフラット形状のガスケット30に圧延する。このフラット形状のガスケット30は本体部12がほぼ平板状に圧延され、一対のシール部13は圧延によって変形しない。なお、このフラット形状のガスケット30は本体部12の底部10と両側立上り部11の境目部に曲りぐせとなる一対の曲り跡31を有する。
【0026】フラット形状のガスケット30を筒状体、例えばボビン32の胴部33に巻き付ける。ボビン32は胴部33の両側にフランジ34を有すると共に、胴部33はフラット形状のガスケット30の幅に比べて長尺で、ボビン32を矢印で示すように左右方向に移動しながら回転することでフラット形状のガスケット30を螺旋状に巻き取るようにしている。これによって、ボビン32にフラット形状のガスケット30を大量に巻き取ることができる。
【0027】ボビン30に巻き付けたフラット形状のガスケット30を押出し成形場所から組立場所まで運搬する。図4に示すように組立場所でボビン32に巻き付けてあるフラット形状のガスケット30を巻き戻し、加熱部35で加熱して本体部12を記憶した形状に復元する。前記加熱部35は90℃〜100℃の液を入れた槽で、その90℃〜100℃の液の中をフラット形状のガスケット30を通すことで加熱する。このようにして加熱することで、ボビン32に巻き取った際に生じる曲り、ねじれ癖がなくなり、前述の形状安定化した状態の本体部12の形状により近い形状に復元すると共に、その加熱を効率的に行うことができる。なお、加熱部35は70℃〜120℃の蒸気中をフラット形状のガスケット30を通すことで加熱するものとしても良い。
【0028】記憶した形状に復元したガスケット36を冷却部37で冷却して復元された形状を安定化する。前記冷却部37は水槽で、その水槽にガスケット36をくぐらせることで水冷する。
【0029】冷却して形状安定化されたガスケット38は図5に示すように、本体部12と一対のシール部13で断面略U字状の記憶した形状と同一の形状である。
【0030】冷却して形状安定化されたガスケット38の底部10に駆動ロール39と従動ロール40が圧接して矢印方向に搬送される。この搬送力でボビン32からフラット形状のガスケット30が巻き戻しされると共に、加熱部35、冷却部37を通過する。
【0031】搬送されたガスケット38がカッタ41で複層ガラス1の大きさに合った長さに切断され、その切断されたガスケットが使用形状のガスケット42となる。この使用形状のガスケット42を図1に示すように複層ガラス1の縁部に装着する。
【0032】前述の図4において加熱部35と冷却部37の間に修正部を設け、元の形状に復元したガスケット36を図5に示す形状に修正するようにしても良い。前記修正部としては、例えば図6に示すように、ガイド50と一対のローラ51を備えている。ガイド50は図1に示す本体部12の底面10と両側立上り部11に接する断面形状のブロックである。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、押出し成形したガスケットを巻きつけて運搬するので、短時間に多量のガスケットを運搬できる。これによって、運搬効率が良く、運搬費用が安い。
【0034】しかも、断面略U字状に押出したガスケットをフラット形状に圧延し、そのフラット形状のガスケットを巻きつけるので、巻きつけの張力等でガスケットにねじれなどの変形が生じることがない。
【0035】また、巻きつけたフラット形状のガスケットを巻き戻して加熱することで記憶した断面略U字状のガスケットに復元させ、その後にパネルの大きさに合った長さに切断して使用形状のガスケットとするので、短時間に簡単に使用形状のガスケットを製作でき、その作業効率が良い。
【0036】しかも、巻き戻したガスケットをパネルの大きさに合った長さに切断するので、無駄となるガスケットの長さがきわめて短い。これによってガスケットの材料歩留りが良い。
【0037】さらに、加熱することで記憶した断面略U字状のガスケットに復元させるので、フラット形状のガスケットを巻きつけて運搬する際に生じたねじれや曲がりを元にもどし記憶した断面略U字状のガスケットに復元できる。
【0038】請求項2に係る発明によれば、復元したガスケットを直ちに形状安定化させることができ、そのガスケットを切断する際に形状が変わることがない。




 

 


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