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発明の名称 回転ドアの制御装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−32626(P2001−32626A)
公開日 平成13年2月6日(2001.2.6)
出願番号 特願平11−206304
出願日 平成11年7月21日(1999.7.21)
代理人 【識別番号】100073818
【弁理士】
【氏名又は名称】浜本 忠 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2E052
【Fターム(参考)】
2E052 AA02 CA06 DA08 DB08 EA05 EB01 EC01 EC02 GA01 GA05 GB01 GB12 GD07 GD08 GD09 KA10 KA12 KA13 KA27 
発明者 大浦 俊雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 2つの出入口10を有する円弧外壁11と、この円弧外壁11内に沿って回転自在な回転ドア体12を備えた回転ドアにおいて、前記出入口10に通行人が接近したことを検出する主センサ21と、前記回転ドア体12の回転方向手前側部分に通行人が接近したことを検出する第1センサ23と、前記回転ドア体12を回転するモータ31と、このモータ31を駆動制御するコントローラ30を備え、前記コントローラ30は、主センサ21の検出信号でモータ31を低速駆動し、かつ第1センサ23の検出信号でモータ31を高速駆動することを特徴とする回転ドアの制御装置。
【請求項2】 2つの出入口10を有する円弧外壁11と、この円弧外壁11内に沿って回転自在な回転ドア体12を備えた回転ドアにおいて、前記出入口10に通行人が接近したことを検出する主センサ21と、前記回転ドア体12の位置を検出する手段と、前記回転ドア体12を回転するモータ31と、このモータ31を駆動制御するコントローラ30を備え、前記コントローラ30は、主センサ21の検出信号でモータ31を低速駆動し、かつ回転ドア体12が回転開始してから出入口10を閉じる位置となった信号でモータ31を高速駆動する回転ドアの制御装置。
【請求項3】 2つの出入口10を有する円弧外壁11と、この円弧外壁11内に沿って回転自在な回転ドア体12を備えた回転ドアにおいて、前記出入口10に通行人が接近したことを検出する主センサ21と、前記回転ドア体12の回転方向手前側部分に通行人が接近したことを検出する第1センサ23と、前記回転ドア体12の位置を検出する手段と、前記回転ドア体12を回転するモータ31と、このモータ31を駆動制御するコントローラ30を備え、前記コントローラ30は、主センサ21の検出信号でモータ31を低速駆動し、かつ第1センサ23の検出信号と回転ドア体12が回転開始してから出入口10を閉じる位置となった信号における先に入力された方の信号でモータ31を高速駆動する回転ドアの制御装置。
【請求項4】 前記回転ドア体12の回転方向前方側部分に通行人が接近したことを検出する第2センサ25を設け、前記コントローラ30は、モータ31を高速駆動した後に設定時間経過後に第2センサ25の検出信号が入力されない時にはモータ31を急速駆動し、その後に第2センサ25の検出信号が入力された時にモータ31を低速駆動する請求項1又は2又は3記載の回転ドアの制御装置。
【請求項5】 前記コントローラ30は、回転ドア体12が高速回転中に主センサ21の検出信号が入力された時にモータ31を低速駆動する請求項1又は2又は3記載の回転ドアの制御装置。
【請求項6】 前記回転ドア体12の回転方向前方側部分と通行人の間の距離を検出する補助センサ40を設け、前記コントローラ30は、補助センサ40の検出距離が第1設定距離以下の時に、その検出距離に応じてその検出距離が第2設定距離となるようにモータ31を増速・減速し、かつ検出距離があらかじめ設定した第3設定距離以下の時にモータ31を停止するものとした請求項1又は2又は3記載の回転ドアの制御装置。
【請求項7】 前記回転ドア体12に警報器50を取付け、前記円弧外壁11の出入口10近くに報知器51を取付け、前記警報器50は、回転ドア体10が出入口10を閉じ開始する位置となった時に、回転ドア体12が出入口10に接近したことを警告動作し、前記報知器51は、回転ドア体12が出入口10を開放している状態の時に、通行可能であることを報知動作する請求項1又は2又は3記載の回転ドアの制御装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ドアの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平4−37912号公報に示す回転ドアが知られている。この回転ドアは図9に示すように、対向した2つの出入口1を有する円弧外壁2と、この円弧外壁2内に沿って矢印a方向に回転する回転ドア体3を備えている。前記回転ドア体3は2つの円弧ドア4,4と、2つの開閉ドア5,5を備えている。前記円弧ドア4は円弧外壁2と同心形状で、その円弧外壁2の内面に沿って回転可能である。前記開閉ドア5は円弧ドア4側を中心として開閉自在な開きドアで、非常時等に開放して回転ドア体3の中央部を開放する。前記円弧ドア4の回転方向の長さ(ドア幅)は出入口1の回転方向の長さ(出入口幅)よりも若干長く、円弧ドア4で出入口1を開閉する。
【0003】前述の回転ドアは回転ドア体3を図9に示すように出入口1を開放した位置で停止し、一方の出入口1に人が近づくと回転開始する。一方の出入口1から内部に入った通行人は回転ドア体3の回転に追従して他方の出入口1に向けて歩行し、他方の出入口1から外部に出る。この後に回転ドア体3は図9に示す前述の位置で停止し待機する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の回転ドアにおいては回転ドア体3を高速で回転すれば出入口1を早く開閉できると共に、通行人が内部を速く歩くことができるので、通行人が短時間に通過できる。しかしながら、回転ドア体3が回転開始すると一方の出入口1が閉じ開始されるので、回転ドア体3を高速で回転開始すると一方の出入口1が速い速度で閉じられ、一方の出入口1から内部に入ろうとした通行人は恐怖感を受ける。このために、従来の回転ドアにおいては通行人が恐怖感を受けない程度のゆっくりとした速度で回転ドア体3を回転しているので、通行人が通過するのに要する時間が長くかかる。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした回転ドアの制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、2つの出入口10を有する円弧外壁11と、この円弧外壁11内に沿って回転自在な回転ドア体12を備えた回転ドアにおいて、前記出入口10に通行人が接近したことを検出する主センサ21と、前記回転ドア体12の回転方向手前側部分に通行人が接近したことを検出する第1センサ23と、前記回転ドア体12を回転するモータ31と、このモータ31を駆動制御するコントローラ30を備え、前記コントローラ30は、主センサ21の検出信号でモータ31を低速駆動し、かつ第1センサ23の検出信号でモータ31を高速駆動することを特徴とする回転ドアの制御装置である。
【0007】第2の発明は、2つの出入口10を有する円弧外壁11と、この円弧外壁11内に沿って回転自在な回転ドア体12を備えた回転ドアにおいて、前記出入口10に通行人が接近したことを検出する主センサ21と、前記回転ドア体12の位置を検出する手段と、前記回転ドア体12を回転するモータ31と、このモータ31を駆動制御するコントローラ30を備え、前記コントローラ30は、主センサ21の検出信号でモータ31を低速駆動し、かつ回転ドア体12が回転開始してから出入口10を閉じる位置となった信号でモータ31を高速駆動する回転ドアの制御装置である。
【0008】第3の発明は、2つの出入口10を有する円弧外壁11と、この円弧外壁11内に沿って回転自在な回転ドア体12を備えた回転ドアにおいて、前記出入口10に通行人が接近したことを検出する主センサ21と、前記回転ドア体12の回転方向手前側部分に通行人が接近したことを検出する第1センサ23と、前記回転ドア体12の位置を検出する手段と、前記回転ドア体12を回転するモータ31と、このモータ31を駆動制御するコントローラ30を備え、前記コントローラ30は、主センサ21の検出信号でモータ31を低速駆動し、かつ第1センサ23の検出信号と回転ドア体12が回転開始してから出入口10を閉じる位置となった信号における先に入力された方の信号でモータ31を高速駆動する回転ドアの制御装置である。
【0009】第4の発明は、第1又は第2又は第3の発明において、前記回転ドア体12の回転方向前方側部分に通行人が接近したことを検出する第2センサ25を設け、前記コントローラ30は、モータ31を高速駆動した後に設定時間経過後に第2センサ25の検出信号が入力されない時にはモータ31を急速駆動し、その後に第2センサ25の検出信号が入力された時にモータ31を低速駆動する回転ドアの制御装置。
【0010】第5の発明は、第1又は第2又は第3の発明において、前記コントローラ30は、回転ドア体12が高速回転中に主センサ21の検出信号が入力された時にモータ31を低速駆動する回転ドアの制御装置である。
【0011】第6の発明は、第1又は第2又は第3の発明において、前記回転ドア体12の回転方向前方側部分と通行人の間の距離を検出する補助センサ40を設け、前記コントローラ30は、補助センサ40の検出距離が第1設定距離以下の時に、その検出距離に応じてその検出距離が第2設定距離となるようにモータ31を増速・減速し、かつ検出距離があらかじめ設定した第3設定距離以下の時にモータ31を停止するものとした回転ドアの制御装置である。
【0012】第7の発明は、第1又は第2又は第3の発明において前記回転ドア体12に警報器50を取付け、前記円弧外壁11の出入口10近くに報知器51を取付け、前記警報器50は、回転ドア体10が出入口10を閉じ開始する位置となった時に、回転ドア体12が出入口10に接近したことを警告動作し、前記報知器51は、回転ドア体12が出入口10を開放している状態の時に、通行可能であることを報知動作する回転ドアの制御装置である。
【0013】
【作 用】第1の発明によれば、通行人が出入口10に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始し、出入口10から内部に入った通行人が歩行して回転ドア体12の回転方向手前側部分に接近すると回転ドア体12が高速で回転する。したがって、通行人が一方の出入口10から内部に入る時には回転ドア体12が低速で回転しているので通行人が恐怖感を受けることがない。内部に入った通行人が歩行して回転ドア体12の回転方向手前側部分に接近すると回転ドア体12が高速で回転するので、通行人は内部を速く歩行して短時間で他方の出入口10から外部に出ることができ、短時間に通過できる。
【0014】第2の発明によれば、通行人が出入口10に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始し、通行人が出入口10から内部に入った後に回転ドア体12が出入口10を閉じると回転ドア体12が高速で回転する。したがって、通行人が一方の出入口10から内部に入る時には回転ドア体12が低速で回転しているので通行人が恐怖感を受けることがない。通行人が内部に入った後に回転ドア体12が回転して出入口10を閉じると回転ドア体12が高速で回転して他方の出入口10が速く開放するので、内部をゆっくり歩行している通行人は他方の出入口10が開放したことを知って速く歩行して他方の出入口10から外部に出ることができ、短時間に通過できる。
【0015】第3の発明によれば、通行人が出入口10に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始し、通行人が出入口10から内部に入って速く歩行して回転ドア体12の回転方向手前側部分に接近した時及び内部に入った通行人がゆっくりと歩行し回転ドア体12の回転方向手前側部分に接近する以前に回転ドア体12が出入口10を閉じた時に回転ドア体12が高速で回転する。したがって、通行人が一方の出入口10から内部に入る時には回転ドア体12が低速で回転しているので通行人が恐怖感を受けることがない。内部に入った通行人が速く歩行しても、ゆっくり歩行しても他方の出入口10から短時間に外部に出ることができ、短時間に通過できる。
【0016】第4の発明によれば、通行人が内部に入り回転ドア体12が高速回転した後に第2センサ25の検出信号が入力されない時に回転ドア体12が急速回転するので、通行人はより一層短時間に通過できる。また、急速回転中に第2センサ25の検出信号が入力されると回転ドア体12が低速回転するので、誤って回転ドア体12が通行人に速い速度で衝突することを防止できる。
【0017】第5の発明によれば、回転ドア体12が高速回転している時に次の通行人が出入口10に接近すると回転ドア体12は低速回転となるので、次の通行人が恐怖感を受けることがない。
【0018】第6の発明によれば、回転ドア体12と通行人が第1設定距離以内に接近すると、その距離が第2設定距離となる回転速度で回転ドア体12が高速回転すると共に、回転ドア体12と通行人が第3設定距離以上接近すると回転ドア体12が停止する。したがって、通行人と回転ドア体12が衝突することなく通行人の歩行速度に見合う回転速度で回転ドア体12が回転するので、安全に通過できる。
【0019】第7の発明によれば、内部の通行人が回転ドア体12が出入口10を閉じ開始したことを認識できるし、外部の人が、回転ドアを通行可能であることを認識できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に示すように、対向した2つの出入口10を有する円弧外壁11と、この円弧外壁11内に沿って矢印a方向に回転する回転ドア体12で回転ドアを形成している。前記回転ドア体12は2つの円弧ドア13と2つの開閉ドア14を備えている。
【0021】前記円弧ドア13は、円弧外壁11と同心形状の円弧外側壁15と直線形状の第1・第2内側壁16,17で平面形状略三角形状のドア本体18と、このドア本体18の円弧形状のガイド部19に沿って回転方向にスライド自在に設けた円弧形状のスライドドア20を備えている。前記スライドドア20はドア本体18内に収納された収納位置と、回転方向と反対側に突出した突出位置に亘ってスライドする。前記ドア本体18の回転方向の寸法(つまり、ドア幅)は出入口10の回転方向寸法(つまり、出入口幅)よりも小さく、前記スライドドア20を収納位置とした時の円弧ドア13の回転方向の寸法(ドア幅)は出入口10の出入口幅よりも小さい。前記スライドドア20を突出位置とした時の円弧ドア13のドア幅は出入口10の出入口10の出入口幅よりも大きい。
【0022】前記開閉ドア14はドア本体18(第1内側壁16と第2内側壁17の連結部)に開閉自在に連結された開きドアで、回転ドア体12の中央部を開閉する。
【0023】前記各出入口10の近傍に主センサ21がそれぞれ設けてあり、この主センサ21で主検知域22の人を検出する。前記各第1内側壁16(つまり、円弧ドア13の回転方向手前側部分)に第1センサ23がそれぞれ設けてあり、この第1センサ23で第1検知域24の人を検出する。前記各第2内側壁17(つまり、円弧ドア13の回転方向前方側部分)に第2センサ25がそれぞれ設けてあり、この第2センサ25で第2検知域26の人を検出する。
【0024】前記各センサの検出信号は図2に示すようにコントローラ30に入力される。コントローラ30は入力された検出信号に基づいてモータ31を回転制御し、そのモータ31で回転ドア体12を回転する。前記モータ31の回転数がエンコーダ32で検出され、そのエンコーダ32で検出したモータ回転数はコントローラ30に入力される。コントローラ30は入力されたモータ回転数に基づいて回転ドア体12の位置を判断する。
【0025】次に回転ドアの開閉動作を説明する。回転ドア体12は図1に示すように出入口10を開放する位置に停止して待機する。スライドドア20は突出位置である。図3(a)に示すように、通行人Aが一方の主検知域22(図1で上部の主検知域22)に入ると一方の主センサ21が検出信号を出力する。コントローラ30はモータ31に低速駆動指令を出力し、モータ31を低速で駆動する。これによって回転ドア体12は矢印a方向に低速で回転開始する。
【0026】通行人Aは矢印bで示すように一方の出入口10から内部に入り、他方の出入口10に向けて歩行する。この時、回転ドア体12は低速で回転するので円弧ドア13が一方の出入口10をゆっくりと閉じ、通行人Aが恐怖感を受けることがない。
【0027】内部を歩行した通行人Aが図3(b)に示すように第1検知域24に到達すると第1センサ23が検出信号を出力する。第1センサ23の検出信号でコントローラ30はモータ31に高速駆動指令を出力し、モータ31を高速で駆動する。これによって回転ドア体12は矢印a方向に高速で回転する。
【0028】コントローラ30はエンコーダ32のモータ回転数に基づいて図3(c)に示すように回転ドア体12が出入口10を閉じる位置まで回転したことを判断する。回転ドア体12がさらに回転して図3(d)に示すように他方の出入口10を開放開始し、通行人Aは矢印cで示すように他方の出入口10から外部に出る。
【0029】また、前述の図3(a)に示すように内部に入った通行人Aがゆっくり走行し、通行人が第1検知域24に到達する以前に回転ドア体12が低速で回転して図3(c)に示す出入口10を閉じる位置まで回転した時にはコントローラ30はモータ31に高速駆動指令を出力し、モータ31を高速で駆動する。これによって回転ドア体12は矢印a方向に高速で回転する。
【0030】図3(d)に示すように通行人Aが外部に出た後に回転ドア体12は高速で回転し続ける。図3(a)に示す待機位置よりも若干手前の位置となったことをコントローラ30が判断する。コントローラ30はモータ31の低速駆動指令を出力し、モータ31を低速駆動し、回転ドア体12を低速で回転する。回転ドア体12が図3(a)に示す待機位置となったことをコントローラ30が判断し、コントローラ30はモータ31の係止指令を出力し、モータ31を停止することで、回転ドア体12を待機位置で停止する。
【0031】前述の動作中において回転ドア体12が高速で回転している際に通行人が内部で立ち止まったりして第2検知域26に人がいる場合等、第2センサ25が検出信号を出力すると、コントローラ30はモータ31の低速駆動指令を出力してモータ31を低速駆動する。これによって回転ドア体12を低速で回転して通行体Aに回転ドア体12が衝突することを防止する。この時、ブザー等を作動して通行人が回転ドア体12が接近してきたことを感知できるようにする。
【0032】前述の動作中において回転ドア体12が高速で回転している際に、次の通行人が主検知域22に入った時にはコントローラ30は出入口10が開いている位置であること(図3d)を判断しモータ31の低速駆動指令を出力し、モータ31を低速駆動する。これによって回転ドア体12を低速で回転する。
【0033】回転ドア体12が前述の図3(c)に示す位置よりも若干手前の位置(例えば出入口10を閉じ開始する位置)まで回転したことをコントローラ30が判断したら、コントローラ30でスライドドア20を収納位置に向けてスライドするようにしても良い。例えば、図4に示すようにスライド用モータ33でピニオン34を駆動し、スライドドア20にラック35を固着する。このラック35にピニオン34を噛合し、スライド用モータ33を正転するとスライドドア20が突出位置から収納位置に向けてスライドし、逆転するとスライドドア20が収納位置から突出位置に向けてスライドするようにする。前述のコントローラ30が回転ドア体12が前述の位置となったと判断したらスライド用モータ33に正転指令を出力して正転駆動し、スライドドア20を収納位置に向けてスライドする。
【0034】このようにすれば、出入口10が早く開口開始するので、内部の通行人は早く外部に出ることができる。なお、収納位置にスライドしたスライドドア20は待機位置で停止する以前に突出位置にスライドする。
【0035】以上の説明では第1センサ23の検出信号と回転ドア体12が出入口10を閉じた位置の信号の先に入力された方の信号でモータ31を高速駆動したが、第1センサ23の検出信号のみ、又は回転ドア体12が出入口10を閉じた位置の信号のみでモータ31を高速駆動しても良い。
【0036】次に本発明の第2の実施の形態を説明する。前述の動作中において回転ドア体12が高速で回転開始してから設定時間経過してもコントローラ30に第1センサ23の検出信号が入力され、第2センサ25の検出信号が入力されていない時、例えば通行人Aが通常より速い速度で歩いている場合には、コントローラ30はモータ31に急速駆動指令を出力し、モータ31を急速駆動(つまり、前述の高速駆動よりも速い速度)し、回転ドア体12を急速で回転する。
【0037】この急速回転中に前述のように第2センサ25の検出信号、主センサ21の検出信号の一方がコントローラ30に入力した時には前述と同様に回転ドア体12を低速で回転する。
【0038】次に本発明の第3の実施の形態を説明する。図5に示すように回転ドア体12の各円弧ドア13の第2内側壁17(回転ドア体12の回転方向前方側部分)に補助センサ40を設ける。前記補助センサ40は、第2内側壁17から通行人Aまでの距離を検出するセンサで、その検出距離は図6に示すようにコントローラ30に入力され、第2内側壁17と通行人Aが第1設定距離以内に接近した時、つまり第2内側壁17と通行人Aとの間の距離が第1設定距離以下の時に検出距離に応じてモータ31を制御する。前記コントローラ30は補助センサ40の第2設定距離よりも長い検出距離に応じてリニア若しくは数段階のモータ31増速指令を出力し、第2設定距離よりも短い検出値に応じてリニア若しくは数段階のモータ31減速指令を出力し、第2設定距離よりも短い第3設定距離以下の時にはモータ停止指令を出力する。例えば、第1設定距離が2m、第2設定距離が1m、第3設定距離が0.5mとしてある。
【0039】一方の主検知域22に人が入ると主センサ21が検出信号を出力し、コントローラ30がモータ31低速駆動指令を出力し、前述と同様に回転ドア体12を低速で回転開始する。一方の出入口10から通行人Aが内部に入り、他方の出入口10に向けて歩行する。回転ドア体12の第2内側壁17が通行人Aに接近し、その間隔が2mとなると、その検出距離が1mとなるまでの間コントローラ30がモータ31増速指令を検出距離に比例して出力する。これによって、回転ドア体12の第2内側壁17と通行人Aの間の距離が2mから1mの時に回転ドア体12の回転速度は増速され、2mの時よりも1mの時が速くなる。
【0040】前述の補助センサ40の検出した距離が1m以下になるとコントローラ30はモータ31減速指令を検出距離に比例して出力する。これによって、回転ドア体12の第2内側壁17と通行人Aの間の距離が1mから0.5mの時に回転ドア体12の回転速度は減速される。
【0041】前述の補助センサ50の検出距離が0.5m以下の時にはコントローラ30がモータ31停止信号を出力し、モータ31が停止して回転ドア体12が停止する。停止と同時にブザーを作動するか、停止の表示や音声を出して通行者に注意をうながす。この後に、補助センサ40の検出距離が1m以上となるとコントローラ30はモータ31駆動指令を出力し、モータ31を駆動して回転ドア体12を回転する。
【0042】前述の動作を繰り返すことで回転ドア体12は通行人Aの歩行速度に見合った回転速度で回転し、常に通行者Aとの距離を1mに保つ。
【0043】前述の補助センサー40による回転ドア体12の制御動作は単独で行っても良いし、前述の第1の実施の形態における第1センサ23の検出信号による制御動作と組み合わせても良い。つまり、第1の実施の形態における第2センサ25の代わりに補助センサ50を設けても良い。
【0044】次に第4の実施の形態を説明する。図7に示すように、回転ドア体12の任意の位置、例えば各円弧ドア13の第2内側壁17にブザー、音声発生器などの警告器50を取付ける。この警告器50を図8に示すようにコントローラ30で作動するようにする。回転ドア体12が出入口10を閉じ開始する位置となったことをエンコーダ32の回転信号でコントローラ30が検出したら、コントローラ30が警告器50を作動、例えばブザー作動、ドア接近の音声出力し、通行人Aに回転ドア体12が出入口10に接近したことを知らせる。
【0045】また、円弧外壁11の出入口10近くにブザー、音声発生器などの報知器51を取付ける。この報知器51はコントローラ30により作動する。コントローラ30がエンコーダ32の回転信号に基づいて回転ドア体12が出入口10を開放している状態(つまり、通行人が通行可能な状態)であることを検出したら、コントローラ30が報知器51を作動、例えばブザー間欠作動、通行可能な音声を発生し、通行可能であることを知らせる。
【0046】なお、回転ドアの内部天井に多数個の照明具を設け、前述の動作状況等に応じて照明具の点灯割合や点灯パターンを変えて動作状況等を知らせるようにしても良い。
【0047】以上の各実施の形態では円弧ドア13をスライドドア20を有するものとしたが、図9に示すようにスライドドアを備えない円弧ドアとしても良い。また、2つの開閉ドア14を設けたが、この開閉ドア14は固定でも良い。また、エンコーダ32を用いて回転ドア体12の位置を検出したが、円弧外壁11の任意の位置にスイッチを設け、このスイッチを回転ドア体12がONすることで前述した回転ドア体12の位置を検出するようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、通行人が出入口10に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始し、出入口10から内部に入った通行人が歩行して回転ドア体12の回転方向手前側部分に接近すると回転ドア体12が高速で回転する。したがって、通行人が一方の出入口10から内部に入る時には回転ドア体12が低速で回転しているので通行人が恐怖感を受けることがない。内部に入った通行人が歩行して回転ドア体12の回転方向手前側部分に接近すると回転ドア体12が高速で回転するので、通行人は内部を速く歩行して短時間で他方の出入口10から外部に出ることができ、短時間に通過できる。
【0049】請求項2に係る発明によれば、通行人が出入口10に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始し、通行人が出入口10から内部に入った後に回転ドア体12が出入口10を閉じると回転ドア体12が高速で回転する。したがって、通行人が一方の出入口10から内部に入る時には回転ドア体12が低速で回転しているので通行人が恐怖感を受けることがない。通行人が内部に入った後に回転ドア体12が回転して出入口10を閉じると回転ドア体12が高速で回転して他方の出入口10が速く開放するので、内部をゆっくり歩行している通行人は他方の出入口10が開放したことを知って速く歩行して他方の出入口10から外部に出ることができ、短時間に通過できる。
【0050】請求項3に係る発明によれば、通行人が出入口10に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始し、通行人が出入口10から内部に入って速く歩行して回転ドア体12の回転方向手前側部分に接近した時及び内部に入った通行人がゆっくりと歩行し回転ドア体12の回転方向手前側部分に接近する以前に回転ドア体12が出入口10を閉じた時に回転ドア体12が高速で回転する。したがって、通行人が一方の出入口10から内部に入る時には回転ドア体12が低速で回転しているので通行人が恐怖感を受けることがない。内部に入った通行人が速く歩行しても、ゆっくり歩行しても他方の出入口10から短時間に外部に出ることができ、短時間に通過できる。
【0051】請求項4に係る発明によれば、通行人が内部に入り回転ドア体12が高速回転した後に第2センサ25の検出信号が入力されない時には回転ドア体12が急速回転するので、通行人はより一層短時間に通過できる。また、急速回転中に第2センサ25の検出信号が入力されると回転ドア体12が低速回転するので、誤って回転ドア体12が通行人に速い速度で衝突することを防止できる。
【0052】請求項5に係る発明によれば、回転ドア体12が高速回転している時に次の通行人が出入口10に接近すると回転ドア体12は低速回転となるので、次の通行人が恐怖感を受けることがない。
【0053】請求項6に係る発明によれば、回転ドア体12と通行人が第1設定距離以内に接近すると、その距離が第2設定距離となる回転速度で回転ドア体12が高速回転すると共に、回転ドア体12と通行人が第3設定距離以上接近すると回転ドア体12が停止する。したがって、通行人と回転ドア体12が衝突することなく通行人の歩行速度に見合う回転速度で回転ドア体12が回転するので、安全に通過できる。
【0054】請求項7に係る発明によれば、内部の通行人が回転ドア体12が出入口10を閉じ開始したことを認識できるし、外部の人が、回転ドアを通行可能であることを認識できる。




 

 


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