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発明の名称 戸 車
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−12134(P2001−12134A)
公開日 平成13年1月16日(2001.1.16)
出願番号 特願平11−183291
出願日 平成11年6月29日(1999.6.29)
代理人 【識別番号】100070529
【弁理士】
【氏名又は名称】縣 一郎 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2E034
【Fターム(参考)】
2E034 BA02 BD01 BD02 BD03 BD05 DA05 
発明者 堀 隆 / 永田 強
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 長方形の金属板を略コ字状に屈設して取付枠1を形成し、取付枠1の対向する側面板2に絞り加工によって有底円筒状の車軸4を直角に成形し、該車軸4に合致する軸孔11を有するローラー10を車軸4に軸支してなることを特徴とする戸車。
【請求項2】 略コ字状に屈設した取付枠1の対向する両側面板2に絞り加工によって対称形の車軸4を成形してなる請求項1記載の戸車。
【請求項3】 略コ字状に屈設した取付枠1の対向する一方の側面板2に絞り加工によって車軸4を成形し、他方の側面板2には車軸4が嵌入できる透孔8を穿設してなる請求項1記載の戸車。
【請求項4】 略コ字状に屈設した取付枠1の対向する両側面板2に絞り加工によって車軸4を成形し、対向する車軸4の先端の底部5間に空隙部6を設け、一方の車軸4の底部5にグリース注入用の小孔7を穿設してなる請求項1記載の戸車。
【請求項5】 略コ字状に屈設した取付枠1の対向する両側面板2に成形する車軸4に僅かにテーパーをつけ、ローラー10の軸孔11にも車軸4に合致するテーパーをつけてなる請求項1記載の戸車。
【請求項6】 略コ字状に屈設した取付枠1の対向する側面板2に絞り加工によって車軸4を成形し、車軸4にローラー10を軸支し、取付枠1の背面板3側を倒コ字状の枢支部17を有する外枠16に嵌入し、外枠16の枢支部17の端部に調整ネジ31を備えた調整固定部材25を固定するとともに、外枠16、取付枠1および調整固定部材25とをピン33で軸支して取付枠1を揺動自在に形成し、調整ネジ31を取付枠1の背面板3に当接し高さ調整可能に形成してなる請求項1記載の戸車。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の開口部に装備された引違い戸、障子などの建具に取付けられて使用する戸車であって、ローラーは枠体に一体成形手段で成形した車軸に軸支した頑丈な戸車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、枠体に車軸を一体成形手段で成形した戸車は、たとえば図7に示すように、2個のL形材の横片の側端同志を回動自在に枢支して戸車ブラケットを形成し、対向するそれぞれの縦片より先端径が細くなった円錐台状の車軸を突設し、両車軸によって保持される車輪が戸車ブラケットの中央へ来るように形成し、車輪がすりへったようなときは戸車ブラケットを建具から取り外し、L形材を開いて車輪を抜き出して交換する戸車が実公昭56−50057号公報に開示されている。
【0003】また潤滑油を充填した戸車は、図8に示すように、軸孔を有するローラーと、軸孔に嵌められたブッシュと、ブッシュに挿通された軸とより形成され、軸孔の内周面に環状溝が形成され、ブッシュの外周面に環状溝に嵌合する環状突起が設けられ、ブッシュの長さの中間部にブッシュを径方向に貫通する潤滑油充填用孔を形成した戸車が実開昭59−185384号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べた、図7に示した戸車は、2個のL形材にそれぞれ円錐台状の車軸を突設し、このL形材の横片を蝶番いして回動自在に形成した戸車であるから、建具などの戸車取付体への取付け状態によっては、戸車のブラケットが不安定であり、車輪の回動もがたつき円滑に行かない傾向があり、頑丈な戸車とはいえない。また戸車の製作も面倒であるなど問題点がある。
【0005】また図8に示した車軸に嵌挿するブッシュに潤滑油充填用の孔部を設けた戸車は、戸車の構成が複雑であり、部品点数も多く、戸車の製作コストが高くつく、さらにブッシュに潤滑油を補給することが、簡易に行うことができず大変難しいことであるなど問題点がある。
【0006】この発明は、上述の問題点を考慮して発明したものであり、請求項1記載の発明は、戸車の製作が簡易にでき戸車の枠体である取付枠と車軸とを絞り加工によって一体に成形し、車軸の精度を高め、頑丈な戸車に仕上げることができ、しかもローラーの回転ががたつかず円滑かつ安定している戸車を提供することが主たる目的である。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、取付枠の両側から車軸を対称的に正確かつ少量の加工量によって成形し、精度の高い戸車を提供することが目的である。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、取付枠の一方の側面に絞り加工によって車軸を成形し、他方の側面に車軸を安定した状態で保持できる形態に形成した頑丈な戸車を提供することが目的である。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、車軸に簡単かつ容易にグリースを充填することができ、しかもグリースの補給もきわめて簡便にできる形態の戸車を提供することが目的である。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、簡単な構造でローラーを車軸のセンターにおいて、的確かつ安定した状態で回動させることができる戸車を提供することが目的である。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、戸車を建具などに取付けたとき、簡単に高さ調整ができ、戸車の有効かつ適切な利用ができる形態に形成した戸車を提供することが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するため、この発明のうち請求項1記載の発明は、長方形の金属板を略コ字状に屈設して戸車の枠体となる取付枠1を形成し、取付枠1の対向する側面板2の内面に絞り加工によって有底円筒状の車軸4を側面板2に対し直角に突出するように成形し、この車軸4に合致する軸孔11を中心に設けたローラー10を車軸4に軸支した戸車を主な構成とするものである。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、長方形の金属板を略コ字状に屈設した取付枠1の対向する両側の側面板2の内面に、絞り加工によって対称形の車軸4を直角に成形した戸車である。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、長方形の金属板を略コ字状に屈設した取付枠1の対向する一方の側面板2の内面に、絞り加工によって車軸4を直角に成形し、他方の側面板2には前記車軸4が嵌入し保持することができる透孔8を穿設した戸車である。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、長方形の金属板を略コ字状に屈設した取付枠1の対向する両側の側面板2の内面に、絞り加工によって車軸4をそれぞれ直角に成形し、対向する車軸4の先端の底部5間に間隙のある空隙部6を設け、どちらか一方の車軸4の底部5にグリース注入用の小孔7を穿設した戸車である。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、長方形の金属板を略コ字状に屈設した取付枠1の対向する両側の側面板2の内面に成形する車軸4に、それぞれ僅かに傾斜するテーパーをつけ、ローラー10の中心に設けた軸孔11にも車軸4に合致するテーパーをつけた戸車である。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、長方形の金属板を略コ字状に屈設した取付枠1の対向する側面板2に、絞り加工によって車軸4を直角に成形し、この車軸4にローラー10を軸支し、取付枠1の背面板3側を、倒コ字状に屈設した枢支部17を有する外枠16に嵌入し、外枠16の枢支部17の端部に調整ネジ31を備えた調整固定部材25を固定するとともに、外枠16と取付枠1および調整固定部材25とを1本のピン33で軸支して取付枠1を揺動自在に形成し、調整固定部材25に備えた調整ネジ31を取付枠1の背面板3に当接し、戸車の高さ調整ができるように形成した戸車である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の戸車の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0019】この発明の戸車は、図1に示すように長方形の金属板を中央で折曲げ全体が略コ字状を呈するように屈設して取付枠1を形成し、取付枠1は対向する側面板2とその間に背面板3を設け、図2に示す第1実施例の戸車は、側面板2の内面における先端側の中央に相対する方向に直角に突出する有底円筒状の車軸4を絞り加工によって両側の側面板2に一体に成形して頑丈な車軸4を形成する。
【0020】両側の側面板2の内面に成形した車軸4は、相対する先端の底部5の間に間隙を設けて空隙部6を形成し、この空隙部6は潤滑油であるグリースを充填させることができ、したがって一方の車軸4の底部5にグリース注入のための小孔7が穿設されている。
【0021】一方ローラー10は中心に車軸4を嵌挿できる軸孔11が穿設され、ローラー10は取付枠1の両側の側面板2から直角に突出し、かつ一体成形された車軸4に回動自在に軸支されて戸車を形成している。
【0022】以上説明した形態の戸車の製作は、まず長方形の金属板における両側の先端側中央に絞り加工によって、同方向で直角に突出する有底円筒状の同形の車軸4を成形する。次に金属板を両車軸4間で折曲げ全体が略コ字状を呈するように屈設して背面板3と側面板2を形成する。その際相対する車軸4間にローラ10を介在させ、ローラ−10の軸孔11に車軸4を挿入してプレス加工して取付枠1を固定し戸車を製作する。
【0023】なお取付枠1は図1に示すように、側面板2の表面で車軸4よりも背面板3に寄った個所に段差部12が設けられ、この段差部12と背面板3との間の下方にピン孔13が穿設されている。
【0024】この戸車は、図6に示すように外枠16および調整固定部材25と組合わされ、高さ調整ができる戸車に組立てられる。外枠16は金属板を倒コ字状に屈設して一端の側面に幅広い枢支部17を設け、この枢支部17内には取付枠1の背面板3側が嵌入でき、かつ下方には取付枠1の側面板2に穿設したピン孔13と合致するピン孔18が穿設され、また天井板19にも前後にビス孔22が穿設され、建具などの下面にビス止めできるように形成されている。
【0025】枢支部17の端部に嵌込む調整固定部材25は、熱可塑性樹脂を射出成形手段によって一体成形した縦長の直方体で主体部26は外枠16の枢支部17に嵌入でき、上部にはU字溝27が凹設され、調整ネジ31の操作が容易にできるように形成され、U字溝27の一部に切込部28が設けられ、調整ネジ31を螺合する座板32を収容する。主体部26の下部の内端に突出する栓部29を設け、栓部29にはピン孔30が貫設され、この栓部29は取付枠1の背面板3に形成した切欠部14に挿入できる。
【0026】戸車の組立ては、座板32に調整ネジ31を螺合させて調整固定部材25の切込部28に収容して主体部26を外枠16の枢支部17に嵌込むとともに、取付枠1を枢支部17に嵌込み、切欠部14に栓部29を挿入し、外枠16のピン孔18、取付枠1のピン孔13および調整固定部材25のピン孔30をそれぞれ合致させてピン33を挿通して固定し、戸車を図5に示すように組立て、調整ネジ31の先端を取付枠1の背面板3に当接させて取付枠1の揺動を規制し戸車の高さ調整を行なうものである。
【0027】図3に示す第2実施例の戸車の形態は、取付枠1の側面板2に成形する車軸4の形態が第1実施例の車軸4の形態と異なり、取付枠1の一方の側面板2には絞り加工によって有底円筒状の長い車軸を一体に成形し、他方の側面板2には、車軸4が対応する個所に車軸4が嵌入できる透孔8を穿設して車軸4を挿入し、車軸4を安定した状態で固定することができる。
【0028】戸車の製作は、長方形の金属板における一方の先端側中央に絞り加工によって有底円筒状の長い車軸4を成形し、他方の先端側中央すなわち中央で折曲げた際、車軸4に対応する個所に車軸4が嵌入できる大きさの透孔8を穿設し、金属板の中央で略コ字状に屈設するとともに、車軸4にローラー10を嵌込み押圧して車軸4の先端を対向する側面板2の透孔8に嵌込み固定して戸車を組立てる。なお戸車の使用態様は第1実施例と同様である。
【0029】図4に示す第3実施例の戸車の形態は、取付枠1の側面板2に成形する車軸4の形態が前記各実施例の車軸4の形態とは多少異なり、両側の側面板2には絞り加工によって有底円筒状の車軸4を一体に成形するが、車軸4は僅かにテーパーがつけられ、そして双方の車軸4の先端の底部5間にはグリース充填用の空隙部6が形成され、一方の車軸4の底部5にはグリース注入用の小孔7が穿設されている。
【0030】この車軸4に嵌挿するローラー10は、図4に示すように車軸4に合致するように軸孔11の中心部分が突出し、両側へやや傾斜する形態の軸孔11を設け、ローラー10が常に車軸4のセンターで安定した状態で回動が行なえるように形成したところに特長がある。戸車の製作および使用態様については第1実施例の戸車と同一の工程で製作し、また使用態様も同一である。
【0031】
【発明の効果】この発明の戸車は、以上説明したとおりの構成であり、この構成によって下記の効果を奏する。
【0032】この発明のうち請求項1記載の発明は、長方形の金属板を略コ字状に屈設して取付枠を形成し、取付枠の対向する側面板に絞り加工によって有底円筒状の車軸を直角に成形し、車軸に合致する軸孔を有するローラーを車軸に軸支したことによって、一枚の金属板から簡単に戸車の枠体を製作することができ、しかも戸車の車軸が絞り加工による一体成形で有底円筒状であるから頑丈で、かつ精度のよい戸車で長期の使用に耐え、円滑で安定した走行ができる効果がある。
【0033】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、略コ字状に屈設した取付枠の対向する両側面板に絞り加工によって対称形の車軸を成形したことによって、取付枠の両側の側面板に対称的に車軸を成形するから、絞り加工による加工量が少なくてすみ、しかも精度のよい戸車を簡単に製作することができる効果がある。
【0034】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、略コ字状に屈設した取付枠の対向する一方の側面板に絞り加工によって車軸を成形し、他方の側面板には車軸が嵌入できる透孔を穿設したことによって、取付枠の一方の側面板に成形した車軸を他方の側面板で受止め安定した状態を保持でき、頑丈な戸車に形成することができる。また小型の戸車に適した形態の戸車である効果がある。
【0035】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、略コ字状に屈設した取付枠の対向する両側面板に絞り加工によって車軸を成形し、対向する車軸の先端の底部間に空隙部を設け、一方の車軸の底部にグリース注入用の小孔を穿設したことによって、簡単な構造でグリースを戸車に充填でき性能のよい戸車に仕上げることができ、しかもグリースはいつでも簡単に補給できる効果がある。
【0036】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、略コ字状に屈設した取付枠の対向する両側面板に成形する車軸に僅かにテーパーをつけ、ローラーの軸孔にも車軸に合致するテーパーをつけたことによって、ローラーを車軸のセンターにおいて常時安定した状態で回動させることができ、戸車の走行時における振れを解消できる効果がある。
【0037】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、略コ字状に屈設した取付枠の対向する側面板に絞り加工によって車軸を成形し、車軸にローラーを軸支し、取付枠の背面板側を倒コ字状の枢支部を有する外枠に嵌入し、外枠の枢支部の端部に調整ネジを備えた調整固定部材を固定するとともに、外枠、取付枠および調整固定部材とをピンで軸支して取付枠を揺動自在に形成し、調整ネジを取付枠の背面板に当接し高さ調整可能に形成したことによって、戸車を使用するとき、戸車を有効に利用して、戸車の適切な利用を実現できる効果があるなど、この発明の奏する効果はきわめて顕著である。




 

 


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