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発明の名称 自動車用ドアロック装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−241244(P2001−241244A)
公開日 平成13年9月4日(2001.9.4)
出願番号 特願2000−51060(P2000−51060)
出願日 平成12年2月28日(2000.2.28)
代理人 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2E250
【Fターム(参考)】
2E250 HH02 JJ09 JJ45 KK01 LL01 MM03 PP02 PP04 PP07 PP10 
発明者 小林 二三雄 / 中村 仁 / 赤堀 正和
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ドアロック本体の樹脂ボディに形成した凹部内に、車体側のストライカと係脱可能なラッチと、このラッチに形成されたハーフラッチ爪部とフルラッチ爪部とに係合して、ラッチのドア開方向への回動を拘束するポールとを、回動可能に枢着して収容し、かつ前記ボディの凹部の開口面を硬質のカバープレートにより覆ってなる自動車用ドアロック装置において、前記カバープレートにおける前記ラッチのドア閉位置側の回動方向の側端部に、ハーフラッチ爪部側のラッチ外周面の回動軌跡よりも内方に位置し、かつラッチがフルラッチ位置を越えて回動したとき、前記ハーフラッチ爪部側のラッチ外周面が当接するほぼくの字形のストッパを設けたことを特徴とする自動車用ドアロック装置。
【請求項2】 ストッパを設けた部分と対向する樹脂ボディの凹部の側壁を一部切除して開口し、その開口部においてハーフラッチ爪部側のラッチ外周面とストッパとが当接するようにした請求項1記載の自動車用ドアロック装置。
【請求項3】 ハーフラッチ爪部側のラッチ外周面とストッパとの互いの当接面のいずれか一方に、内部を中空とした合成樹脂よりなる緩衝突部を設けた請求項1または2記載の自動車用ドアロック装置。
【請求項4】 ラッチが合成樹脂製のカバーにより覆われているものにおいて、緩衝突部をカバーと一体的に形成した請求項3記載の自動車用ドアロック装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアロック装置に係り、特に、ドアの閉扉時においてラッチが過回動するのを阻止しうるようにした自動車用ドアロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のドアロック装置におけるドアロック本体の正面図を示すもので(前面のカバープレートは取外して図示してある)、(1)は、自動車のドアの端面に取付けられる合成樹脂製の箱状のボディである。
【0003】ボディ(1)の前面に形成された凹部(1a)内のやや上方寄りには、車体に固着されたストライカ(2)を保持するU字状の保持溝(3)を備えるラッチ(4)が、前後方向を向く軸(5)により回動可能に枢着されている。
【0004】ラッチ(4)は、保持溝(3)を挟む両足片の先端に形成されたフルラッチ爪部(4a)とハーフラッチ爪部(4b)のみを残して、全表面が合成樹脂製のカバー(6)により覆われている。
【0005】ラッチ(4)の斜右下方には、ラッチ(4)のフルラッチ爪部(4a)とハーフラッチ爪部(4b)とに係合して、ラッチ(4)の反時計方向への回動を阻止し、ドアを全閉又は半ドア状態に保持するポール(7)が、前後方向を向く軸(8)によりボディ(1)に回動可能に枢着されている。(9)(10)は、それぞれラッチ(4)を反時計方向に、ポール(7)を時計方向に常時付勢するねじりばねである。
【0006】ドアが開かれた状態では、ラッチ(4)は、2点鎖線示の位置まで回動しており、この状態でドアを閉じると、相対的にボディ(1)に形成した案内溝(11)に沿って進入してくるストライカ(2)が、ラッチ(4)の保持溝(3)内に突入することにより、ラッチ(4)は、保持溝(3)内にストライカ(2)を抱き込みつつ、ポール(7)を反時計方向に蹴回動させながら、時計方向に強制回動させられる。
【0007】そして、ストライカ(2)が案内溝(3)の奥端に設けたゴム等の緩衝体(図示略)と当接する位置まで突入したとき、フルラッチ爪部(4a)がポール(7)の先端と係合して、ラッチ(4)はフルラッチ位置に保持され、ドアが全閉状態に拘束される(図の実線示の状態)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなドアロック装置において、ドアを勢いよく閉じると、ストライカ(2)が、案内溝(11)の奥部の緩衝体を大きく弾性変形させて、カバープレートに形成された案内溝の奥端と当接する位置まで移動するため、ラッチ(4)は、瞬間的に図示のフルラッチ位置を越えて時計方向に過回動することがある。
【0009】このようなことが繰り返されると、ラッチ(4)におけるハーフラッチ爪部(4b)側のカバー(6)の外周面が、それと近接するボディ(1)の側壁(1b)の内面と接触し、その部分を摩耗させたり、最悪の場合、側壁(1b)を破損させる恐れもある。また、案内溝(11)の奥部の緩衝体の劣化を早めたり、ストライカがカバープレートの案内溝と当接した際に金属音が発生したりする。
【0010】これを防止するために、従来のドアロック装置においては、側壁(1b)の肉厚を大きくして強度を高め、破損を防止したり、衝撃吸収性に優れる大きな緩衝体を取付けたり、カバープレートの案内溝の奥端に緩衝材を取付けたりするなどしている。
【0011】しかし、このように、側壁(1b)の肉厚を大としたり、大きな緩衝体を取付けたり、カバープレートの案内溝に緩衝材を取付けるなどすると、ボディ(1)やカバープレートが大きくなって、ドアロック装置全体の小型化に逆行するだけでなく、設計の自由度も損なわれる。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ドアを閉じた際のラッチの過回動を阻止することにより、ラッチがボディと衝突したり、ストライカがカバープレートの案内溝と当接するのを防止し、もって、ボディ側壁の肉厚や緩衝体及びカバープレートの大きさを最小限として、ボディの小型化を図るとともに、耐久性、信頼性に優れる自動車用ドアロック装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) ドアロック本体の樹脂ボディに形成した凹部内に、車体側のストライカと係脱可能なラッチと、このラッチに形成されたハーフラッチ爪部とフルラッチ爪部とに係合して、ラッチのドア開方向への回動を拘束するポールとを、回動可能に枢着して収容し、かつ前記ボディの凹部の開口面を硬質のカバープレートにより覆ってなる自動車用ドアロック装置において、前記カバープレートにおける前記ラッチのドア閉位置側の回動方向の側端部に、ハーフラッチ爪部側のラッチ外周面の回動軌跡よりも内方に位置し、かつラッチがフルラッチ位置を越えて回動したとき、前記ハーフラッチ爪部側のラッチ外周面が当接するほぼくの字形のストッパを設ける。
【0014】(2) 上記(1)項において、ストッパを設けた部分と対向する樹脂ボディの凹部の側壁を一部切除して開口し、その開口部においてハーフラッチ爪部側のラッチ外周面がストッパと当接するようにする。
【0015】(3) 上記(1)項または(2)項において、ハーフラッチ爪部側のラッチ外周面とストッパとの互いの当接面のいずれか一方に、内部を中空とした合成樹脂よりなる緩衝突部を設ける。
【0016】(4) 上記(3)項において、ラッチが合成樹脂製のカバーにより覆われているものにおいて、緩衝突部をカバーと一体的に形成する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、本発明は、上述した従来のドアロック装置の一部のみを改変したものであるため、それと同様の各部材には、同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明を省略する。また、ドアロック本体の後面に取付けられるベースプレート、及びそれに組付けられる施解錠機構についても、本発明とは直接関係しないので、それらの図示、及び詳細な説明を省略する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施形態を示すもので、ドアロック本体の前面にカバープレート(12)を取付けた状態の正面図、図2は、同じく、カバープレート(12)を取外した状態の正面図、図3は、カバープレート(12)の背面斜視図をそれぞれ示している。
【0019】金属板状のカバープレート(12)は、ボディ(1)の前端開口面に、ラッチ(4)やポール(7)等を覆うようにして取付けられ、その中央部には、ボディ(1)の案内溝(11)とほぼ同形をなす、右端が開口された案内溝(12a)が形成されている。
【0020】ラッチ(4)及びポール(7)の軸(5)(8)の前端部は、カバープレート(12)により支持されている。(13)は、後向きに凹ませた補強用のビードである。
【0021】カバープレート(12)の左端縁には、正面視ほぼくの字形をなすストッパ片(14)が後向きに一体的に連設されている。このストッパ片(14)は、図2の2点鎖線に示すように、ボディ(1)の凹部(1a)を囲む左方の側壁(1b)の外面と近接し、かつその上半部の内向折曲片(14a)は、ラッチ(4)のハーフラッチ爪部(4b)側の外周面の回動軌跡よりも内方(右方)に位置している。なお、ストッパ片(14)をくの字形に折曲するのは、ストッパ片(14)の曲げ剛性を高めるためである。
【0022】図2に示すように、ボディ(1)の側壁(1b)におけるストッパ片(14)の内向折曲片(14a)と対向する部分は、切除して開口(15)されている。
【0023】ラッチ(4)におけるハーフラッチ爪部(4b)側を被覆している樹脂製カバー(6)の左側面には、図4にも示すように、ラッチ(4)がフルラッチ位置に拘束されているとき、上記側壁(1b)の開口部(15)に位置して、ストッパ片(14)の内向折曲片(14a)と対向状に近接するようにした緩衝突部(16)が一体成形されている。この緩衝突部(16)の内部には、前後両端に貫通する中空状の空間(17)が形成され、ラッチ(4)の回動方向に若干弾性変形しうるようになっている。
【0024】上記実施形態において、ドアを勢いよく閉じ、ストライカ(2)が、ラッチ(4)をフルラッチ位置を越えて回動させようとすると、緩衝突部(16)の側面がストッパ片(14)の内向折曲片(14a)と面で当接し、ラッチ(4)の過回動は防止される。
【0025】その結果、ラッチ(4)を覆っているハーフラッチ爪部(4b)側のカバー(6)の外周面がボディ(1)の側壁(1b)に接触することがなくなり、それら互いの接触面の摩耗や、側壁(1b)の破損等を防止することができる。また、ストライカ(2)がカバープレート(12)の案内溝(12a)の奥端と当接することもなくなるので、金属音を発することはない。従って、従来のように、側壁(1a)の肉厚を大としたり、大きな緩衝体を設けたりする必要はなく、ドアロック装置全体の小型化が図れるとともに、設計の自由度も増す。
【0026】また、緩衝突部(16)は、ストッパ片(14)と衝突した際、若干内向きに弾性変形するので、衝撃が緩和されるとともに、衝撃音も小さくなる。さらに、ラッチ(4)とストライカ(2)との衝撃も緩和される。
【0027】図5は、本発明の第2の実施形態の要部を示すもので、カバープレート(12)に設けたストッパ片(14)の内向折曲片(14a)は、ボディ(1)の側壁(1b)の開口部(15)を通して、僅かに凹部(1a)内に位置するように折曲され、ラッチ(4)におけるハーフラッチ爪部(4b)側の外周面の一部と近接して対向するようにしてある。
【0028】この実施形態では、ラッチ(4)のカバー(6)を直接ストッパ(14)の内向折曲片(14a)と当接させて、ラッチ(4)の過回動を防止するようにし、上述の緩衝部材(16)は省略してある。この実施形態でも、ストッパ片(14)には合成樹脂製のカバー(6)が当接するので、金属的な衝撃音を発する恐れはない。また、カバー(6)を若干弾性を有する合成樹脂材により成形すれば、当接時の衝撃も緩和される。
【0029】図6は、本発明の第3の実施形態の要部を示すもので、上記第1の実施形態と同様の緩衝突部(16)を、ストッパ片(14)における内向折曲片(14a)側の内面に設けてある。この緩衝突部(16)は、例えばストッパ片(14)全体を合成樹脂(18)によりモールドして覆い、その際の工程において一体成形することができる。この第3の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0030】図7は、本発明の第4の実施形態の要部を示すもので、従来例と同様の側壁(1b)を有するボディ構造とし、側壁(1b)の内面とハーフラッチ爪部(4b)側のラッチ外周面との間の隙間に、上述のカバープレート(12)の後面に突設したストッパ片(19)を、フルラッチ位置にあるラッチ(4)におけるハーフラッチ爪部(4b)側の外周面と近接するようにして位置させてある。
【0031】この実施形態においても、ラッチ(4)の過回動は防止される。なお、図示は省略するが、上記図7に示す実施形態において、側壁(1b)の外方に位置させたストッパ片に、スリットを形成して側壁(1b)を跨がせ、ストッパ片の先端部を側壁(1b)とラッチ(4)間の隙間に位置させるようにしてもよい。
【0032】上記実施形態においては、ラッチ(4)が合成樹脂製のカバー(6)により覆われているものに適用した例を示しているが、第2〜第4の実施形態については、カバー(6)のないラッチ(4)とすることもできる。この際は、ストッパ片(14)(19)とラッチ(4)間の金属性の衝撃音をなくすために、図6に示す実施形態を除いて、ストッパ片(14)(19)の少なくともラッチ(4)との当接面に、若干弾性を有する合成樹脂材をコーティング又はモールド等により固着するのがよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ドアを勢いよく閉じた際のラッチの過回動が、カバープレートに設けたストッパにより阻止されるので、ラッチが樹脂ボディの側壁に衝突して、それを損傷させたり、ストライカがカバープレートの案内溝の奥端に当接して金属音が発したりすることはなく、耐久性、信頼性が高まる。また、従来のように、側壁の肉厚やストライカの緩衝体及びカバープレートの大きさを大とする必要はなく、ドアロック装置の小型化が図れるとともに、設計の自由度も増す。また、ストッパは、くの字形をなしているため、曲げ剛性が高く、長期間使用しても変形する恐れはない。
【0034】請求項2記載の発明によれば、ストッパとラッチ外周面との間の寸法が大となって余裕ができるので、ストッパの向きをラッチ外周面の回動方向に合せて自由に設定することができ、ラッチ外周面と面接触させたり、接触面積を増大させて衝撃荷重を分散させたりすることが可能となる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、ストッパとラッチ外周面との当接時の衝撃が緩和されるとともに、衝撃音も小さくなる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、緩衝突部をカバーとともに容易に形成しうるので、安価であり、かつカバーと一体成形されるのでラッチに対しての取付強度が高まる。




 

 


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