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発明の名称 車両用開閉体の開閉装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−132318(P2001−132318A)
公開日 平成13年5月15日(2001.5.15)
出願番号 特願平11−310366
出願日 平成11年10月29日(1999.10.29)
代理人 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外2名)
発明者 弓削 正明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 車体に取り付けたモータの回転力を直線運動に変換して出力する出力機構の伝動部材と、前記車体にヒンジ軸をもって開閉可能に枢着した開閉体の前記ヒンジ軸から離れた部分とを連結部材により連結し、前記モータの回転力により、前記伝動部材及び連結部材を介して、前記開閉体を開閉させるようにした車両用開閉体の開閉装置において、前記伝動部材を、撓曲可能にするとともに、前記ヒンジ軸とほぼ直交する面内において回動するように設け、かつ前記連結部材の一端部を前記開閉体に枢着し、同じく他端部を前記伝動部材に結合し、前記開閉体の開閉移動に追従して、前記連結部材が、前記伝動部材を撓ませながら傾動するようにしたことを特徴とする車両用開閉体の開閉装置。
【請求項2】 出力機構を、ヒンジ軸とほぼ直交する方向を向く基板の一端部に軸支されるとともに、モータの回転により正逆回転可能な駆動プーリと、前記基板の他端部に枢着された従動プーリとに掛け回された無端の伝動部材とからなるものとした、請求項1記載の車両用開閉体の開閉装置。
【請求項3】 伝動部材を、弾性を有する扁平なゴム製のものとした、請求項2記載の車両用開閉体の開閉装置。
【請求項4】 連結部材の他端部に、ベルトの扁平な面に当接して結合される連結部を形成した、請求項3記載の車両用開閉体の開閉装置。
【請求項5】 ベルトの両端末を、連結部材の他端部に結合することにより、ベルトを無端とした、請求項2〜4のいずれかに記載の車両用開閉体の開閉装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両における後部ドアのような開閉体を、モータ駆動により開閉させるようにした車両用開閉体の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワゴン車等の後部ドアを、モータ駆動により開閉させるようにした開閉装置としては、例えば実開平6-71852号公報に開示されているようなものがある。この開閉装置では、車体のルーフに、モータと、このモータに並設された減速機構と、減速機構のピニオンギヤに噛合して水平方向に揺動可能に枢着された伝動部材をなすセグメントギヤと、セグメントギヤの回転中心より離れた部位に枢着されて前後に往復直線運動する連結部材をなすロッドとを設け、このロッドの後端部を上下に開閉するドアに枢着し、セグメントギヤの揺動により、ロッドを前後動させることにより、ドアを開閉させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような従来の開閉装置においては、ドアの開閉に伴って、ロッドが、セグメントギヤに連結された前端部を中心にして上下に傾動できるように、ロッドの前端部を、ボールジョイントを用いてセグメントギヤに連結してあるため、ロッドとセグメントギヤとの連結が複雑になり、コスト高を招くこととなる。
【0004】本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、駆動装置の伝動部材と連結部材との連結を簡素化して、コスト低減を図ることができるようにした、車両用開閉体の開閉装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 車体に取り付けたモータの回転力を直線運動に変換して出力する出力機構の伝動部材と、前記車体にヒンジ軸をもって開閉可能に枢着した開閉体の前記ヒンジ軸から離れた部分とを連結部材により連結し、前記モータの回転力により、前記伝動部材及び連結部材を介して、前記開閉体を開閉させるようにした車両用開閉体の開閉装置において、前記伝動部材を、撓曲可能に形成するとともに、前記ヒンジ軸とほぼ直交する面内において回動するように設け、かつ前記連結部材の一端部を前記開閉体に枢着し、同じく他端部を前記伝動部材に結合し、前記開閉体の開閉移動に追従して、前記連結部材が、前記伝動部材を撓ませながら傾動するようにする。
【0006】(2) 上記(1)項において、出力機構を、ヒンジ軸とほぼ直交する方向を向く基板の一端部に軸支されるとともに、モータの回転により正逆回転可能な駆動プーリと、前記基板の他端部に枢着された従動プーリとに掛け回された無端の伝動部材とする。
【0007】(3) 上記(2)項において、伝動部材を、弾性を有する扁平状なゴム製のものとする。
【0008】(4) 上記(3)項において、連結部材の他端部に、ベルトの扁平な面に当接して結合される連結部を形成する。
【0009】(5) 上記(2)〜(4)項のいずれかにおいて、ベルトの両端末を、連結部材の他端部に結合することにより、ベルトを無端ととする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図3及び図4において、(1)は、ワゴン車等の車両のルーフ(2)の後端部に、左右方向を向くヒンジ軸(3)をもって上下方向に開閉可能に枢着され、車体の後端開口を開閉する開閉体をなす後部のドア、(4)は、ドア(1)と車体との間に伸縮自在に設けられ、ドア(1)に開扉方向への付勢力を付与して、ドア(1)を全開位置に保持しうるガスステーである。
【0011】(5)は、ルーフ(2)の後端部内側に取付ブラケット(6)により固定され、後述するリンク(18)を介してドア(1)に連結された駆動装置で、車両の適所に設けた操作スイッチ(図示略)を操作して電力を供給することにより、ドア(1)を自動開閉させるものである。
【0012】ドア(1)の下端部中央には、車体側に固着されたストライカ(図示略)に係合することによって、ドア(1)を全閉状態に拘束するドアロック(7)が装着されている。
【0013】駆動装置(5)は、特に、図1に示すように、正逆転可能な出力軸(8a)がヒンジ軸(3)とほぼ平行をなすように配設されたモータ(8)と、モータ(8)の出力軸(8a)に固着されたピニオン(8b)に噛合する大径歯車(9a)、その大径歯車(9a)の軸(9d)と同軸状に配設された出力側のピニオン(9b)と噛合する大径歯車(9c)とからなる減速機構(9)と、大径歯車(9a)の軸(9d)の中間に装着され、大径歯車(9a)とピニオン(9b)とを連係させたり、その連係を断ったりする電磁式のクラッチ(10)と、前後方向の基板(11)の後端部に連結され、かつモータ(8)から減速機構(9)を経て伝達された回転力を直線運動に変換する出力機構(12)とを備え、モータ(8)と出力機構(12)とは、平面視においてほぼL字状をなすようにルーフ(2)に配設されている。
【0014】(13)は、大径歯車(9c)に噛合して正逆回転し、その回転角度を計測するロータリエンコーダで、その回転により発生させられるパルス信号により、ドア(1)の移動量及び移動方向を知ることができるようになっている。
【0015】クラッチ(10)は、常時はモータ(8)と大径歯車(9c)との連係を断っており、操作スイッチを操作することにより給電されて、モータ(8)と大径歯車(9c)との間の連係を接続する。
【0016】出力機構(12)は、特に、図2に示すように、大径歯車(9c)と一体的に連結され、基板(11)の後端部に正逆回転可能に枢支された左右方向を向く駆動プーリ(14)と、基板(11)の前端部に軸支された左右方向を向く従動プーリ(15)と、駆動プーリ(14)と従動プーリ(15)とに掛け回されたゴム等の弾性撓曲可能な無端の伝動部材をなす扁平状のベルト(16)とからなっている。
【0017】ベルト(16)は、下側走行路において両端末が互いに突き合わされるようにして、後述する接続金具(19)により互いに結合されており、この両端末の接合部分が出力部(17)となっている。
【0018】出力部(17)には、前後方向を向く連結部材をなすリンク(18)の前端部が結合されている。リンク(18)の前端部には、ベルト(16)の下面に沿って折曲形成された連結部(18a)が形成され、この連結部(18a)とベルト(16)の両端末部の内側に形成された凹凸(17a)に係合する接続金具(19)とにより、ベルト(16)を下方と上方から挟み、締付ねじ(20)により連結部(18a)と接続金具(19)とを締結することにより、リンク(18)の連結部(18a)は、出力部(17)に結合され、駆動プーリ(14)と従動プーリ(15)との間を、ベルト(16)とともに前後に直線移動可能である。
【0019】リンク(18)の後端部は、ドア(1)におけるヒンジ軸(3)から若干離れた上部前面に固着された取付ブラケット(1a)に、左右方向の軸(1b)をもって枢着されている。
【0020】ベルト(16)は、出力部(17)の前後において、若干蛇行するように、すなわち、側面視において山形または谷形をなすようにして、リンク(18)の上下方向の傾動を許容するように弾性変形可能である。すなわち、ドア(1)の開閉動作に追従して、リンク(18)は、連結部(18a)をほぼ中心にして、若干上下方向に傾動することができる。
【0021】なお、伝動部材は、上記のような弾性変形可能なゴム製のベルト(16)に限定されるものではない。例えば、合成樹脂製のベルトであってもよいし、さらには、駆動プーリの外周面に歯を形成して、この駆動プーリの歯に噛合する歯を形成した歯付きベルトや、金属製または合成樹脂製のチェーンや、ケーブル等であってもよい。この場合には、リンク(18)の傾動を吸収しうる程度に、ベルトを弛ませて前後のプーリに掛け回すようにする。
【0022】次に、上記のように構成された車両用開閉体の開閉装置の動作について説明する。ドア(1)が図3に実線で示す閉止状態にあるとき、リンク(18)の連結部(18a)は、図2に実線で示すように、出力機構(12)の前方に位置している。この閉止状態においては、図示のように、リンク(18)の連結部(18a)には傾きが発生していない。
【0023】操作スイッチをオープン操作すると、アクチュエータ(図示略)により、ドアロック(7)とストライカとの係合は解除され、クラッチ(10)は接続状態になるとともに、モータ(8)は正転し、減速機構(9)及びクラッチ(10)を介して、駆動プーリ(14)が図2における反時計方向に回転させられる。これにより、ドア(1)はリンク(18)を介して後方に押され、ヒンジ軸(3)を中心に、図3に想像線で示す全開位置へ上向回動させられる。
【0024】そのとき、リンク(18)は、ドア(1)の開く方向への移動に追従して、基板(11)の後方に移動するが、その際、連結部(18a)は、ベルト(16)を撓ませて上向回動しつつ、図2に想像線で示すように傾斜状態になる。
【0025】また、ドア(1)がガスステー(4)により全開位置に保持されているときに、操作スイッチをクローズ操作すると、クラッチ(10)が接続されるとともに、モータ(8)が逆転させられ、駆動プーリ(14)及びベルト(16)を反転させ、リンク(18)は、図2に想像線で示す位置から前方に移動させられ、ドア(1)は、リンク(18)を介して前方に引き込まれて、閉止位置に移動させられる。このとき、リンク(18)は、ベルト(16)の撓みを緩めながら下向き回動して、元の状態に復帰する。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によると、連結部材を伝動部材に直接結合し、かつ開閉体の開閉に伴う連結部材の傾動を伝動部材により吸収するようにしたので、従来のようにボールジョイント等の高価な部品を用いることなく、伝動部材と連結部材とを簡単に連結でき、コストの低減を図ることができる。
【0027】(b)請求項2記載の発明によると、伝動部材が、駆動プーリと従動プーリとの間で容易に撓むことができるので、連結部材は容易に傾動できる。
【0028】(c)請求項3記載の発明によると、伝動部材の変形によってリンクの傾動を吸収できるので、連結部材をガタ付き無く伝動部材に結合でき、開閉体を円滑に開閉することができる。
【0029】(d)請求項4記載の発明によると、連結部材を確実に伝動部材に結合することができ、結合部の耐久性向上を図ることができる。
【0030】(e) 請求項5記載の発明によると、ベルトの端末同士の結合と、ベルトと連結部材との連結とを同一部分において単一の結合手段で達成することができるので、組付けが容易になる。




 

 


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