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発明の名称 谷樋カバー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−317167(P2001−317167A)
公開日 平成13年11月16日(2001.11.16)
出願番号 特願2000−136274(P2000−136274)
出願日 平成12年5月9日(2000.5.9)
代理人 【識別番号】100105382
【弁理士】
【氏名又は名称】伴 正昭
発明者 古谷 亨
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 屋根R1,R2の谷部に配設された谷樋Uの上部に設置されるカバーにおいて、孔1・・・を適宜間隔で穿設した二つのアルミニウム合金製あるいは硬質樹脂製の板材2,3の一端縁側を山型にヒンジ機能を持たせた連結部4で連結するとともに、それぞれの他端縁に略コ状の軒先嵌合枠5,5をヒンジ機能を持たせた連結部6により連結し、かつ、両板材2,3の山型内側に弾性金具7を装着したことを特徴とする谷樋カバー。
【請求項2】 屋根R1,R2の谷部に配設された谷樋Uの上部に設置されるカバーにおいて、孔1・・・を適宜間隔で穿設した二つのアルミニウム合金製あるいは硬質樹脂製の板材2,3の一端縁側を山型にヒンジ機能を持たせた連結部4で連結するとともに、それぞれの他端縁に略コ状の軒先嵌合枠5,5を一体的に設け、かつ、両板材2,3の山型内側に弾性金具7を装着したことを特徴とする谷樋カバー。
【請求項3】 上記連結部4,6を構成する二部材の内のいずれかの部材の端部を、二部材の連結状態を保持させるビス9,9のネジ溝部8,8としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の谷樋カバー。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】谷形状屋根部の交差線(谷底部)に配設される谷樋において、該谷樋の排水機能を確保するために設ける谷樋カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】屋根に積もった雪を建屋の周囲に自然落下させることは、建屋に出入する人にとって、いつ屋根から雪が落ちるかわからないといった危惧があるばかりでなく、場所によっては落下した雪が隣地境界線を越えて、近隣に迷惑を与えるという問題がある。
【0003】これらの問題に対処するために、積雪地帯でも比較的積雪量が少ない地域では、屋根に積もった雪を屋内暖房の余熱や地下水の熱によって、屋根の上で融雪したり、或いは、屋根の形状を山型でなく谷型として屋根の谷面の交差線に谷樋を配設することで融雪水を建屋内に設置した排水ダクトを通して、地下に流す手段が採用されている。しかしながら、上記の後者の手段においては、積雪や融雪水の凍結、ゴミ等により、谷樋の排水機能が阻害され、家屋に重大な漏水被害をもたらすことがあり、このために谷樋に排水機能を確保するためのカバーを設けている。
【0004】この谷樋カバーには、谷樋上に格子状のスノコあるいは孔のあいたパネル等を単に差渡して載置しただけのものがあるが、このようなものは、風や積もった雪によってはずれることがある。そこで、実公昭63−47222号公報(図14参照)にみられるように、カバー本体11を合成樹脂等の材料とし、谷樋の巾寸法に多少の大小があっても、谷樋カバーの両端を施工時に両手で湾曲して取付枠12に取り付けるようにしたものがある。しかし、カバー本体は、積雪荷重に対する材料強度も必要であることから、カバー本体を撓めることができる湾曲可能な材料の利用には限度があり、谷樋の巾寸法に対応した種々の幅のカバー本体を準備する必要が生ずる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技術にかかる谷樋カバーの不具合を解消させることを課題として発明されたものであり、第1の課題は、軒先への嵌合作業を容易にするとともに、積雪荷重による屋根部の破損を防止することができる谷樋カバーを提供することにある。
【0006】第2の課題は、屋根部への取付作業を容易にするとともに、広い範囲の谷樋巾寸法に対応できる谷樋カバーを提供することにある。また、更に、上記課題に加えて、谷樋カバーの流通面・施工面で取扱性の向上をはかった谷樋カバーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するために、本発明は、以下の手段を講じた。即ち、請求項1記載の谷樋カバーは、屋根R1,R2の谷部に配設された谷樋Uの上部に設置されるカバーにおいて、孔1・・・を適宜間隔で穿設した二つのアルミニウム合金製あるいは硬質樹脂製の板材2,3の一端縁側を山型にヒンジ機能を持たせた連結部4で連結するとともに、それぞれの他端縁に略コ状の軒先嵌合枠5,5をヒンジ機能を持たせた連結部6により連結し、かつ、両板材2,3の山型内側に弾性金具7を装着したことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の谷樋カバーは、屋根R1,R2の谷部に配設された谷樋Uの上部に設置されるカバーにおいて、孔1・・・を適宜間隔で穿設した二つのアルミニウム合金製あるいは硬質樹脂製の板材2,3の一端縁側を山型にヒンジ機能を持たせた連結部4で連結するとともに、それぞれの他端縁に略コ状の軒先嵌合枠5,5を一体的に設け、かつ、両板材2,3の山型内側に弾性金具7を装着したことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の谷樋カバーは、上記いずれかの手段において、上記連結部4,6を構成する二部材の内のいずれかの部材の端部を、二部材の連結状態を保持させるビス9,9のネジ溝部8,8としたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
【実施例1】実施例1は、図1〜9に示されている。実施例1の谷樋カバーCは、図1に示すように、全体として長尺の板材からなる山形で両端部に屋根軒先部への装着部を有するものであり、使用態様としては、図7に示すように、屋根R1,R2の谷部に配設された谷樋Uの上部に設置されるものである。上記長尺の板材は、円形の多数の孔1・・・を適宜間隔で穿設した二枚のアルミニウム合金製の押出成形された平板状の板材2,3と、板材2,3のそれぞれの一端縁側を山型にヒンジ機能を持たせた連結部4で連結されている。
【0011】(板材2)一方の板材2は、図3に示すように横長の略長方形状で、図3における上・下端縁が連結部4,6となる。また、板材2の上端縁の全幅には、正面視円筒状で且つ長さ方向に沿ってその一部が切りかかれた湾曲受部2aが形成され、下端縁は両端部が一定長さに亘って切り欠かれた状態で、断面円形の嵌合軸部2bが形成されている。上記湾曲受部2aの両端部にはネジ溝が形成され、ビス9,9のネジ溝部8,8を構成している。また、板材2の下面にはその長さ方向に沿って鈎状のバネ受け2cが板材2と一体に形成されている。
【0012】(板材3)また、他方の板材3は、図4に示すように、横長の略長方形状で、図4における上・下端縁が連結部4,6となる。また、板材3の上・下端縁には、両端部が一定長さに亘って切り欠かれた状態で、断面円形の嵌合軸部3bが形成されている。嵌合軸部3bは、正面視円柱状で、湾曲受部2a又は後述の軒先嵌合枠5に形成された湾曲受部5aの内径と略同一の外径を有する。更に、板材3の下面にはその全長に亘って鈎状のバネ受け3cが板材3と一体に形成されている。
【0013】(連結部4)連結部4は、ヒンジ機能を持たせるために、板材2の湾曲受部2aに、板材3の嵌合軸部3aが湾曲受部2aの切欠き部の範囲内で回動可能に嵌合された状態で形成されている。また、嵌合された状態において、ネジ溝部8,8に座金を介してビス9,9が取り付けられる。
【0014】(軒先嵌合枠5)軒先嵌合枠5は、図5に示すように、板材2,3と同一長さで、アルミニウム合金製で押出成形されたもので、正面視略コ字形に形成され、その縦板部に円形の多数の孔1・・・が適宜間隔で穿設され、更に、その肩部に沿って正面視略円形の湾曲受部5aが形成されている。また、上記湾曲受部5aの両端部にはネジ溝が形成され(図外)、ネジ溝部を構成している。この軒先嵌合枠5の屋根R1,R2の軒先当接面には、合成樹脂枠からなる緩衝枠10が積層されている。そして、この軒先嵌合枠5は、谷樋カバーCにおいて、板材2,3の正面視の左右にそれぞれ連結される。
【0015】(連結部6)即ち、板材2,3の縁部の嵌合軸部2bと嵌合軸部3bが、軒先嵌合枠5の湾曲受部5aに嵌合され、ヒンジ機能を持って連結部6とされ、嵌合された状態において、座金を介してネジ溝部にビス9,9が取り付けられる。
【0016】(弾性金具7)また、板材2,3が連結部4により連結された状態で、両板材2,3の底面のバネ受け2c,3c間には、倒立Ω形の弾性金具7が弾発状態で装着されており、板材2,3を開き勝手としている。なお、この弾性金具7の形状は、上記倒立Ω形に限定されることなく、弓形、円弧形、くの字形など種々の形状が考えられる。
【0017】(屋根R1,R2間に装着)谷樋カバーCは、板材2,3を、図1に示す状態に連結したあと、図9に示すように、ビス9,9・・をネジ溝部に座金等を介してネジ止めして一体物とし、この状態を製品とする。谷樋カバーCを現場において屋根R1,R2の軒先間に装着するには、図6に示すように、谷樋カバーCの一方の軒先嵌合枠5を屋根R1の軒先に嵌合させ、次いで、もう一方の軒先嵌合枠5を、図7に示すように、他方の屋根R2の軒先に嵌合させればよい。この軒先への嵌合後において、ビス9,9はネジ溝部8,8にネジ止めしたままでも良いが、取り外してもよい。図7に示す状態は、谷樋カバーCを屋根R1,R2の軒先間に装着した完了状態を示しているが、図8に示すように、軒先嵌合枠5,5が回転して、軒先部に添った姿勢としてもよい。
【0018】(実施例1の効果)実施例1によれば、谷樋カバーCの軒先への嵌合作業を容易にするとともに、積雪荷重による屋根部の破損を防止することができる。また、谷樋カバーCをアルミニウム合金等の金属製で構成することで、屋根上の雪を、屋内暖房の余熱や地下水の熱を用いて、効果的に融雪できる。更に、屋根R1,R2の軒先間隔の大小に容易に対応させることができ、しかも、谷樋カバーCの施工時、容易に谷樋カバーCを開閉(幅の調整)ができるから、作業が容易になり、しかも、軒先嵌合枠5に緩衝枠10を積層したから屋根R1,R2の軒先を傷めないという効果もある。
【0019】また、実施例1の連結部4,6のネジ溝部8,8には、ビス9,9がネジ止めされているから、板材2の湾曲受部2aから板材3の嵌合軸部3aが抜け出ることはなく、また、板材2,3の嵌合軸部2b,3bから、軒先嵌合枠5の湾曲受部5aが分離することもない。したがって、谷樋カバーCは運搬中に分解することもなく、破損や紛失もなく、施工時の取り扱いも容易である。
【0020】
【実施例2】実施例2は、図10に示されている。この実施例2は、板材2,3と軒先嵌合枠5とを一体物として押出成形したもので、実施例1と比べて連結部6が存在しない点のみが相違する。この実施例2によれば、板材2,3に対する軒先嵌合枠5の回動がないから、屋根の軒先部の傾斜への順応がないものの、実施例1と同様の効果が期待できる外、取付作業は容易であり、広い範囲の谷樋巾寸法に対応させることができる。
【0021】
【実施例3】実施例3は、図11,12に示されている。実施例1と相違する点は、板材2,3のうち、板材2の幅(図11では、その長さ)を、板材3より長く形成したものである。作用効果は、実施例1と基本的には同じであるが、実施例3では、積雪状態で板材3側に多く荷重が架かることになることから、屋根R1,R2側の耐荷重応力との関係で設定すればよい。
【0022】
【実施例4】更に、図13に示すように、連結部4を構成する嵌合軸部2b及び嵌合軸部3aの少なくとも両端部の断面形状を、中実(実施例1〜3)ではなく、略U字形(嵌合軸部3a内に空間部を形成)とし、内周にネジ溝部8を設けてビス9のネジ止めを可能としたものである。この場合、湾曲受部2a,5a側には、ネジ溝部8を設ける必要はない。なお、図13の記載及び上記説明は、板材2の湾曲受部2aと板材3の嵌合軸部3aとからなる連結部4の場合を示しているが、連結部6についても同様である。
【0023】この実施例4によれば、上記実施例1〜3の谷樋カバーCが有する効果と同様のものが期待できるばかりでなく、嵌合軸部2b,3a側にネジ溝部8を設けてビス止めしたことにより、谷樋カバーCの切り詰めは、切断のみで組替えの対応が可能となる。換言すれば、板材3の上・下端縁には、実施例1〜3のような両端部が一定長さに亘って切り欠かれた状態にする必要はない。また、嵌合軸部2b,3aの端部切り口を湾曲受部2a,5aの端部切り口より、若干突出させて形成した上、ネジ溝部8を設けてビス止めすれば、座金を省略することも可能である。
【0024】(他の実施例)上記各実施例においては、板材2,3の素材をアルミニウム合金製としたが、これに代えて、硬質樹脂製としても同様の効果が得られる。また、連結部4,6を板材2,3の全長に亘って形成したが、構成を簡略化するために連結部は部分的に設けることも可能である。更に、上記実施例においては、ネジ溝部8は、予めネジ溝を形成しておくものとして説明したが、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、ネジ溝部8には、予めネジ溝を設けず、ビスのねじ込みによりネジ溝が形成されるものも含むものである。したがって、本発明の請求項3の構成要件であるビスも、種々のタイプのビス、例えば、タッピングビスなどねじ込みタイプのビスも含むものである。また、ビスに限らず、抜け止め防止機能があれば、他の止め具でもよい。
【0025】更に、板材2,3は平坦な板体の他、剛性を向上させるために、全体として湾曲や折曲させてもよく、波板形状としてもよい。更に、孔1は、円形形状の他方形状、三角形状等であってもよい。更に、連結部4は、軒先嵌合枠5,5間に複数個所設けてもよい(実施例1〜4は、連結部4は一箇所のみ)。しかし、この場合には、連結部4,4間に別途板材が必要となる。更に、弾性金具7の代替手段或いは付加的手段として、湾曲受部2aや嵌合軸部2bの素材が持つ弾性(金属弾性又は樹脂弾性)を活用してもよい。
【0026】更に、軒先嵌合枠5については、軒先に庇が付設されている場合には、庇にも適用できることは言うまでもない。なお、上記特許請求の範囲の項には実施例との対応関係を明瞭にするために図面符号を付したが、本発明をこれに限定されるものではない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、上記構成により、下記の効果を奏する。1.請求項1記載の発明によれば、屋根の谷部に配設された谷樋の上部に設置されるカバーにおいて、孔を適宜間隔で穿設した二つのアルミニウム合金製あるいは硬質樹脂製の板材の一端縁側を山型にヒンジ機能を持たせた連結部で連結するとともに、それぞれの他端縁に略コ状の軒先嵌合枠をヒンジ機能を持たせた連結部により連結し、かつ、両板材の山型内側に弾性金具を装着したことで、谷樋カバーを屋根の軒先の間隔の大小に容易に対応させて幅の調整ができるから、軒先への嵌合作業が容易となる。また、谷樋カバーをアルミニウム合金等の金属製で構成すれば、屋根上の雪を、屋内暖房の余熱や地下水の熱を用いて効果的に融雪でき、積雪荷重による屋根部の破損を防止することができる。また、軒先嵌合枠に緩衝枠を積層すれば、屋根の軒先を傷めないという効果もある。
【0028】2.請求項2記載の発明によれば、屋根の谷部に配設された谷樋の上部に設置されるカバーにおいて、孔を適宜間隔で穿設した二つのアルミニウム合金製あるいは硬質樹脂製の板材の一端縁側を山型にヒンジ機能を持たせた連結部で連結するとともに、それぞれの他端縁に略コ状の軒先嵌合枠を一体的に設け、かつ、両板材の山型内側に弾性金具を装着したことで、板材に対する軒先嵌合枠の回動がないから、屋根の軒先部への姿勢順応がないものの、その分取付作業は容易であり、広い範囲の谷樋巾寸法に対応させることができる。
【0029】3.請求項3記載の発明によれば、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、連結部を構成する二部材の内のいずれかの部材の端部を、二部材の連結状態を保持させるビスのネジ溝部としたことで、谷樋カバーの一体性が損なわれることがない。換言すれば、谷樋カバーCの輸送中に分解することもなく、破損や紛失もなく、施工時の取り扱いも容易である。




 

 


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