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発明の名称 タイト材の固定構造及びタイト材の固定方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−280038(P2001−280038A)
公開日 平成13年10月10日(2001.10.10)
出願番号 特願2000−94312(P2000−94312)
出願日 平成12年3月30日(2000.3.30)
代理人 【識別番号】100107560
【弁理士】
【氏名又は名称】佐野 惣一郎
【テーマコード(参考)】
2E036
【Fターム(参考)】
2E036 AA01 AA02 BA01 CA01 CA03 DA02 DA09 DA12 DA16 EA03 EB02 EB03 EC06 FA10 FB01 GA02 HA01 HB05 
発明者 曽根 正伸
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 形材の長手方向にタイト材の保持部を取り付けるタイト材取付溝部を備え、タイト材取付溝部は、タイト材の保持部の挿入空間を規定する壁部と、挿入空間の幅よりも狭い開口部とを備え、形材にタイト材を固定するタイト材の固定構造において、壁部又は開口部の少なくとも一方を、タイト材取付溝部の長手方向の全長に亘ってかしめてタイト材の保持部をタイト材取付溝部に固定していることを特徴とするタイト材の固定構造。
【請求項2】 開口部をタイト材取付溝部の底部に向けてかしめていることを特徴とする請求項1に記載のタイト材の固定構造。
【請求項3】 形材の長手方向にタイト材の保持部を取り付けるタイト材取付溝部を備え、タイト材取付溝部は、タイト材の保持部の挿入空間を規定する壁部と、挿入空間の幅よりも狭い開口部とを備えており、形材にタイト材を固定するタイト材の固定方法において、壁部又は開口部をタイト材の保持部の寸法よりも広げておき、タイト材取付溝部の長手方向の一端からタイト材の保持部を挿入空間に挿入した後、壁部又は開口部の少なくとも一方を、タイト材取付溝部の長手方向の全長に亘ってかしめたことを特徴とするタイト材の固定方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシの枠又は障子框等の形材にタイト材を固定するタイト材の固定構造及びタイト材の固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サッシの枠や障子には、気密材又は水密材としてタイト材が取付られている。
【0003】かかるタイト材を取り付ける枠や障子の形材は、形材の製造時に押出成形によりタイト材取付溝部を形成しておき、タイト材取付溝部にその長手方向の端部からタイト材を挿通した後、タイト材取付溝部を部分的にかしめて固定している。
【0004】例えば、特開平10−205238号公報には、タイト材取付溝部の長手方向における一箇所又は数ヶ所を部分的に切り曲げあるいは折り曲げて、タイト材をかしめ止めする技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した公報に開示の従来技術では、タイト材取付溝部を部分的にかしめるものであるから、長尺のタイト材に局部的な歪みが生じやすく、タイト材の作用部(先端部)が被当接部(対峙する障子や枠)にタイト材の長手方向全体に亘って略均一に当接し難くいため、気密性や水密性が低下することがある。
【0006】また、タイト材取付溝部の局部的なかしめにより部分的にせん断力が作用し、樹脂製のタイト材が、部分的に劣化や損傷しやすくなるため、寿命が低下するという問題がある。
【0007】更に、形材を切り曲げしている場合にはその部分からタイト材取付溝部内に雨水等が侵入し易くなり、気密性や水密性が低下する虞れがある。また、局部的な折り曲げの場合には、部分的にせん断力が作用するため、タイト材取付溝部が劣化又は損傷し易く、切り曲げの場合と同様に気密性や水密性が低下する虞れがある。特に、部分的にかしめる場合には、強固にタイト材を固定するために、局部的に大きな力でかしめる必要があるので、形材にかかるせん断力も大きい。
【0008】しかも、形材の一部を切り曲げ又は押し曲げる場合には、障子や枠の外観を害するという問題がある。
【0009】本発明は、上述した事情に鑑みたものであり、タイト材や形材の劣化を防止しつつ容易に且つ強固にタイト材を固定できるタイト材の固定構造及びタイト材の固定方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、形材の長手方向にタイト材の保持部を取り付けるタイト材取付溝部を備え、タイト材取付溝部は、タイト材の保持部の挿入空間を規定する壁部と、挿入空間の幅よりも狭い開口部とを備え、形材にタイト材を固定するタイト材の固定構造において、壁部又は開口部の少なくとも一方を、タイト材取付溝部の長手方向の全長に亘ってかしめてタイト材の保持部をタイト材取付溝部に固定していることを特徴とする。
【0011】この請求項1に記載の発明では、タイト材取付溝部の長手方向の一端からタイト材の保持部を挿入空間に挿入し、タイト材取付溝部の壁部又は開口部をタイト材取付溝部の長手方向の全長に亘ってかしめて、タイト材を固定する。
【0012】タイト材取付溝部は、従来のように壁部又は開口部を部分的に大きくかしめる必要がなく、長い範囲に亘って小さくかしめてタイト材を固定できるので、固定が容易である。また、タイト材に局部的なせん断力が作用し難いため、部分的な劣化や損傷を防止でき、タイト材の長寿命化を図ることができる。更に、タイト材取付溝部にかかるせん断力を小さくできるので、タイト材取付溝部の劣化や損傷を低減できる。
【0013】また、タイト材取付溝部を長手方向全体に亘ってかしめているので、局部的なタイト材の歪みを防止でき、タイト材の作用部(先端部)全体を略均一に被当接部に当接でき、気密性や水密性に優れる。
【0014】また、形材には、タイト材取付溝部の全体をかしめているので、局部的な凹み等がなく、外観がよい。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、開口部をタイト材取付溝部の底部に向けてかしめていることを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を奏するとともに、開口部をタイト材取付溝部の底部に向けてかしめているので、挿入空間内にある保持部のみを圧するので、開口部側にあるタイト材の作用部に歪みが生じ難いとともに、固定を強固にできる。
【0017】また、開口部をかしめているので、開口部にかかる力を壁部が弾力的に受けることができ折れ難いので、タイト材取付溝部の損傷を防止できる。
【0018】請求項3に記載の発明は、形材の長手方向にタイト材の保持部を取り付けるタイト材取付溝部を備え、タイト材取付溝部は、タイト材の保持部の挿入空間を規定する壁部と、挿入空間の幅よりも狭い開口部とを備えており、形材にタイト材を固定するタイト材の固定方法において、壁部又は開口部をタイト材の保持部の寸法よりも広げておき、タイト材取付溝部の長手方向の一端からタイト材の保持部を挿入空間に挿入した後、壁部又は開口部の少なくとも一方を、タイト材取付溝部の長手方向の全長に亘ってかしめたことを特徴とする。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、タイト材の保持部を挿入空間に挿入する前には、開口部又は壁部を広げているので、タイト材を挿入し易い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、第1実施の形態に係る引き違いサッシの縦断面図であり、図2は図1に示す引き違いサッシの横断面図であり、図3は形材のタイト材取付溝部の斜視図であり、図4はタイト材の固定方法を説明する断面図である。
【0021】図1及び図2に示すように、本実施の形態にかかる引き違いサッシ1は、枠3と障子5と備えており、障子5は下枠(形材)7のレール11及び上枠9のレール13に沿って走行するようになっている。
【0022】障子5の上框(形材)15には、タイト材取付溝部17が設けられており、このタイト材取付溝部17にタイト材19が固定されている。また、下枠7にも、タイト材取付溝部17が設けられており、障子5に当接するタイト材19が固定されている。
【0023】また、障子5の召合わせ框(形材)21にも、タイト材取付溝部17が形成されており、他方の召合わせ框23に当接するタイト材19が取付られている。
【0024】タイト材19は、樹脂又は合成ゴム製であり、タイト材取付溝部17に挿入される保持部25と、タイト材19を取り付けた形材に対峙する枠や框に当接する作用部27とが一体に設けられており、横断面が全体として略T字形状を形成している。タイト材19は、形材(例えば、上框15)に対峙する枠や框(例えば、レール13)に作用部27が弾性を持って当接し、サッシ1の水密性及び気密性を高めている。
【0025】タイト材取付溝部17は、底部29と、底部29に立設されて互いに対向する一対の壁部31、31及び開口部33、33とを備えており、壁部31と開口部33とが略直角に設けられて横断面が全体として略コ字形状をしている。このタイト材取付溝部17は、形材の長手方向に沿って連続して形成されている。
【0026】タイト材取付溝部17の底部29と壁部31、31とでタイト材19の保持部25が挿入される挿入空間35を規定しており、開口部33、33は挿入空間35の幅よりも開口の幅を狭めており、開口部33、33の間からタイト材19の作用部27が突設している。
【0027】開口部33、33では、互いに対峙する一方の部分33をかしめ(曲げ)ており、図3に示す本実施の形態では、上側の開口部33が、タイト材取付溝部17の底部29に向けて曲げられており、タイト材19の保持部25を挿入空間35内で底部29に向けて圧接している。
【0028】壁部31と開口部33とが連続する角部には、折り曲げを案内する凹部37が形成されており、かしめによる折り曲げがし易いようになっている。
【0029】次に、タイト材19の固定する方法について説明する。図4の(a)に示すように、タイト材取付溝部17の開口部33を、予め外側に広げた状態としてあり、タイト材19の保持部25の挿入空間35を広げておく、この状態で、タイト材取付溝部17の長手方向の一端側からタイト材19の保持部25を、挿入空間35に挿入する(図4の(b)参照)。タイト材19は、挿入空間35が広くなっているので、挿入しやすい。
【0030】次に、図4の(c)に矢印Sで示すように、開口部33をタイト材取付溝部17の底部29側に向けて折り曲げてるようにしてかしめる。開口部33のかしめは、タイト材取付溝部17の長手方向の全長に亘って行なう。かしめは、ローラ等を用いておこなうことができる。
【0031】タイト材取付溝部17は、開口部33をその長手方向の全体に亘ってかしめて、タイト材19を固定しているので、開口部33を部分的にかしめる場合よりも小さい力でかしめるだけでタイト材19を強固に固定することができ、固定が容易である。また、開口部33を部分的にかしめずに長手方向の全体に亘ってかしめているので、開口部33に局部的にかかるせん断力も小さくでき、開口部33の劣化や損傷を低減できる。
【0032】また、タイト材取付溝部17では、開口部33を長手方向に亘ってその全体をかしめているので、局部的な凹み等がなく、外観がよい。
【0033】一方、タイト材19においては、局部的なせん断力が作用し難いため、タイト材19の部分的な劣化や損傷を防止でき、タイト材19の長寿命化を図ることができる。
【0034】更に、開口部33を長手方向全体に亘ってかしめているので、局部的なタイト材19の歪みを防止でき、タイト材19の作用部27を被当接部(例えば、レール13)に略均一に当接させることができ、気密性や水密性に優れる。
【0035】以下に、本発明の他の実施の形態について説明するが、上述した実施の形態と同様の作用効果を奏する部分には、同一の符号を付することとし、その部分の詳細な説明を省略する。
【0036】図5及び図6に示す第2実施の形態では、第1実施の形態と異なり開口部33をかしめるのでなく、タイト材19の挿入空間35を規定する壁部31をかしめる例をしめしたものである。この第2実施の形態では、図6の(a)に示すように、挿入空間35を広げるようにして予め壁部31を外側に広げておき、図6の(b)に示すように、タイト材取付溝部17の長手方向の一端からタイト材19の保持部25を挿入空間35に挿入する。次に、図6の(c)に矢印Tで示すように、壁部31をT方向に曲げるようにしてかしめる。
【0037】この第2実施の形態においても、上述した実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0038】本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
【0039】例えば、図7に示すように、形材として突き合わせ框39においても同様に用いることができる。尚、この図7に示す実施の形態では、タイト材19の作用部27は断面が略三角形形状である。
【0040】また、本発明にかかるタイト材の固定構造及びタイト材の固定方法は、サッシ1の枠3や障子5に限らず、ドアやドア枠等の他の形材においても同様に用いることができる。
【0041】また、壁部31又は開口部33は、それぞれ対峙する一方の部分をかしめたが、これに限らず、対峙する両方の壁部31、31(又は開口部33、33)をかしめるものであってもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、タイト材取付溝部は、その長手方向の全体に亘ってかしめてタイト材を固定しているので、長い範囲に亘って小さくかしめてタイト材を固定できるので、固定が容易である。
【0043】また、タイト材に局部的なせん断力が作用し難いため、部分的な劣化や損傷を防止でき、タイト材の長寿命化を図ることができる。更に、タイト材取付溝部にかかるせん断力を小さくできるので、タイト材取付溝部の劣化や損傷を低減できる。タイト材取付溝部を長手方向全体に亘ってかしめているので、局部的なタイト材の歪みを防止でき、タイト材の作用部全体を略均一に被当接部に当接でき、気密性や水密性に優れる。
【0044】また、形材には、タイト材取付溝部の全体をかしめているので、局部的な凹み等がなく、外観がよい。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果を奏するとともに、開口部をタイト材取付溝部の底部に向けてかしめているので、挿入空間内にある保持部のみを圧するので、タイト材の作用部に歪みが生じ難いとともに固定を強固にできる。
【0046】また、開口部をかしめているので、開口部にかかる力をタイト材取付溝部の壁部が弾力的に受けることができ、かしめ時にタイト材取付溝部の損傷を防止できる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、タイト材の保持部を挿入空間に挿入する前には、開口部を広げているので、タイト材を挿入し易い。




 

 


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