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発明の名称 水切りの取付装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−227261(P2001−227261A)
公開日 平成13年8月24日(2001.8.24)
出願番号 特願2000−37342(P2000−37342)
出願日 平成12年2月16日(2000.2.16)
代理人 【識別番号】100105382
【弁理士】
【氏名又は名称】伴 正昭
【テーマコード(参考)】
2E036
【Fターム(参考)】
2E036 RA08 RB02 UA01 
発明者 阿部 千賀雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 水切り1の端部1a又は該端部1aに付設した端部材2にクッション材4を取り付け、該クッション材4が建物開口部に装着された状態において、水切り1が熱伸縮によりその長手方向に移動可能とし、水切りの熱伸びを吸収させることを特徴とする水切りの取付装置。
【請求項2】 水切り1の端部1a又は該端部1aに付設した端部材2にシール材を設けるに当って、上記クッション材4に前記シール材を案内させることを特徴とする請求項1記載の水切りの取付装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物開口部の下縁に配置される水切りに関し、更に詳しくは、水切りが太陽熱等で伸縮しても、該伸縮を許容させて水切りを変形させないようにする水切りの取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート造りの建物の開口部において、該開口部の屋外側下部には、排水用の水切りが取り付けられることが多い。この水切りの取り付けに当っては、取付精度を考慮して開口部の幅長は水切りの幅長に比べて大きく形成されて、水切り裏面に充填するモルタルやアンカー等で固着されている。しかしながら、長い年月が経つと水切りとモルタル部(又は躯体部)はアルミ合金とモルタルとの熱膨張率の違いにより、これらの伸びに差が発生して遊離し、水切りの膨張に伴って水切り端部が側面のモルタル部等に突っ張り、水切りの中間部が湾曲して変形することがしばしば見られる。さらには、近年開口部の大きい窓が要求され、寸法の長い水切りが建物に取り付けられるようになり、より大きな熱伸びを考慮する必要が生じてきた。
【0003】従来、例えば実開昭55−180882号公報及び実開昭59−134680号公報に記載のように、施工において水切り端部にシール受けを充填してシールすることまでは提案されているが、上記水切りの伸縮の点に考慮が払われた技術は提案されていない。つまり、熱伸びによる水切りの変形の防止を考慮したものはない。水切りに関する技術ではないが、建物開口部に配置するサッシ枠と取付構造において、サッシ枠方立ての熱変形防止を考慮した技術は、特開平11−107637号公報に開示されているが、その対象とする部材が相違するばかりでなく、複数の隣接するサッシ枠部材の連結手段に特徴を有するもので、直ちに水切りの湾曲防止手段として適用できるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来技術の実情に鑑みて発明されたものであり、簡単な構成で、水切り端部において熱伸びを逃がすことによって水切りの変形を防止することができる水切りの取付装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するために、請求項1記載の水切りの取付装置は、水切り1の端部1a又は該端部1aに付設した端部材2に弾性を有する例えば発砲ポリエチレン等の発泡性の合成樹脂、合成ゴム、天然ゴムのいずれか又はこれらの素材の組み合わせ等からなるクッション材4を取り付け、該クッション材4が建物開口部に装着された状態において、モルタルを充填しても、水切り1が熱伸縮によりその長手方向に移動可能とし、水切りの熱伸びを吸収する(寸法を確保できる)ようにすることを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の水切りの取付装置は、請求項1記載の手段において、水切り1の端部1a又は該端部1aに付設した端部材2にシール材を取り付けるに当って、上記クッション材4に前記シール材を案内させることで、シーリング部5の形成を容易とすることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の態様】本発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。なお、全ての実施例1〜3は、例えば、図4に示すような建物8に適用されるが、本発明の適用に当っては、建物の形状・種類・大小等の形状に左右されるものではない。また、建物8の外壁はコンクリート或いはモルタル製であり、壁面を構成する躯体3には開口部9が複数個形成され、各開口部9には、図5〜7に示すように、縦枠6及び下(横)枠7等からなるサッシ枠が嵌合・固定されている。また、開口部9下縁と下枠7と間には、水切り1が配置される。そして更に、躯体3の開口部9の壁面(又は、モルタル部分がある場合は、モルタル部3aの壁面)と縦枠6及び下枠7との間には高分子合成樹脂等の公知のシール材からなるシーリング部5が形成される。
【0008】
【実施例1】実施例1は請求項1記載の発明の実施例であって、上記のような建物8の開口部9において、水切り1の端部1aと躯体3(又は、モルタル部3a)との間にクッション材4を配置し、水切り1が熱伸縮に伴って、その長手方向に躯体3に対して移動可能とする水切りの取付装置の典型例を示している。
【0009】水切り1は、開口部9の横幅より若干短い長さの板状体が選択される。その結果、水切り1の両端部1a,1aは、躯体3側の対応部との間に若干の隙間が形成される。この隙間により水切り1の膨張が許容される。換言すれば、開口部9の横幅に対する水切り1の長さは、予想伸長量を考慮して設定される。そして、この隙間にクッション材4及び必要に応じてシール材が介挿・配置される。
【0010】図1〜3を用いて、本実施例1の特徴であるクッション材4の説明をする。開口部9下縁に配置状態において、図3に示すように、水切り1の両端部に配置されるクッション材4は、弾性素材,例えば発泡ポリエチレン等の発泡性合成樹脂、合成ゴム、天然ゴム等のいずれか又はこれら素材の組み合わせからなるもので、施工時における形態としては、直方体或いは一定厚みの板状体となっており、該クッション材4は、予め施工以前に工場で水切り1の端部1aに取り付けられている。しかし、水切り1の端部1aへのクッション材4の取り付けは、状況に応じて、施工現場で行ってもかまわない。
【0011】実施例1の施工については、建物8の躯体3が完成し、コンクリートの養生後、躯体3の開口部9へのサッシ枠の取付が可能となった段階において、クッション材4を装着した水切り1をサッシ枠と共に配置した上、モルタルで支持させる。また、その後において、躯体3(又はモルタル部3a)とクッション材4付水切り1との隙間等に、バックアップ材として公知の手段でペースト状のシール材を充填し、シーリング部5を形成する。
【0012】上記構成により、仮に太陽熱等で水切り1がその長さ方向に熱膨張しても、その端部1aに当接しているクッション材4が押圧されてその分だけ縮小し、その変形(伸長)を許容する。したがって、水切り1が上方に湾曲・変形することはない。また、クッション材4の伸長・収縮によっても、躯体3との間に隙間を発生させないから、雨水の浸透等のおそれはない。なお、クッション材4の素材をシーリング部5と同一の素材とすれば、その施工を簡略化できる。更に、クッション材4とシーリング部5とを予め成形しておく手段を採用すれば、それらの成型加工を簡略化するばかりでなく、一体物(一体加工)とすることでシール機能も一層向上させることができる。
【0013】図8は実施例1の別例aを示しており、コ形クッション材4aは、水切り1の端部1aの上下及び側面を覆う断面コ形に形成し、開口部9への水切り1の装着状態においては、コ形クッション材4aとして躯体3の凹部に介挿・配置される。そして、上記水切り1及びコ形クッション材4aが開口部9に装着されたあと、シール材が投入されてシーリング部5が形成されることになる。
【0014】図9に示す実施例1の別例bは、水切り1の端部1aに装着するクッション材4に、端部1a嵌合用のスリット4dを穿設しておくもので、この別例bによれば、水切り1端部1aの装着がきわめて容易となる。この水切り1に対するクッション材4の装着は、別例a同様に施工以前に行えばよい。
【0015】
【実施例2】実施例2は、請求項1の発明のもう1つの実施例であって、水切り1の端部1aに付設した端部材2と躯体3との間にクッション材4を配置し、水切り1が熱伸縮によりその長手方向に躯体3に対して移動可能とする水切りの取付装置の典型例を示している。即ち、図10に示す実施例2は、水切り1の端部1aに配置する端部材2に、接着材、カシメ等により予めクッション材4を取り付けておくもので、施工時においては、図10(b)に示すように、クッション材4付端部材2をその取付部2aを介して水切り1の端部1aに、水切り1の下部位置となるとともにクッション材4が水切り1の上方に突出ように配置し、その後において、隙間にウエット状のシール材を充填するものである。なお、上記取付部2aは、躯体3上縁部と水切り1の下面との間に介挿し、モルタルの打設によりその位置を特定するようにしてもよい。
【0016】実施例2は、施工時直前まで水切り1とクッション材4とを別体とすることができるために、それらの取り扱いが容易になるほか、水切り1に対して各種クッション材4を選択・交換することができ、水切り1及びクッション材4双方の汎用性の向上を図ることができるという効果がある。施工後の状態は実施例1と同様である。
【0017】図11に示す実施例2の別例cは、水切り1の両端部1a,1aに付設する端部材2に、予めクッション材4を取り付けておくもので、施工時においてクッション材4付端部材2をその取付部2aを介して水切り1の端部1aに、図11(b)に示すように、水切り1の上部位置となるように取り付けるものである。本別例cは、施工時直前まで水切り1とクッション材4とが別体であるために、それらの取り扱いが容易になるなど別例bと同様の効果がある。なお、水切り1の端部1aへの端部材2の取付手段は種々考えられるが、カシメによる取付が最も一般的であり、水切り1と一体加工をしてもよいことは言うまでもない。また、上記実施例2は、後述の実施例3の課題・効果も同時に実現可能なことを付言しておく。
【0018】
【実施例3】実施例3は、請求項2の発明の実施例であって、水切り1の端部1a又は該端部1aに付設した端部材2と躯体3との間にシーリング部5用のシール材を配置するに当って、上記クッション材4に前記シール材を案内させる請求項1記載の水切りの取付装置の典型を示している。図12に示す実施例3は、板状の水切り1の端部1aから端部材2を下垂させ、図12(a)に示すように、該端部材2の上方に延出させて平板状のクッション材4を装着しておき、水切り1の配置に当って、クッション材4を躯体3の側面のモルタル部分及び下面に当接させると共に、水切り1上面、モルタル部分下面及びクッション材4の側面で囲まれる部分にシール材を案内させることができることから、その施工が容易になるという効果がある。なお、本実施例3において、水切り1と端部材2とは一体成形としてもよい。
【0019】本発明の実施例に用いるクッション材4は、単一の素材でもよいが、図15に示すように、硬質クッション材4b(水切り1側)と軟質クッション材4c(躯体3又はモルタル部3a側)との積層体で構成してもよく、この場合には、水切り1側への取付は硬質クッション材4bの一部に取付部を形成することで行う。なお、上記硬質クッション材4bの取付部は、躯体3上部と水切り1の下面との間に介挿すればよい。このクッション材4によれば、水切り1側に硬質クッション材4bが当接していることから、水切り1を安定した支持状態とすることができ、しかも、躯体3側には、軟質クッション材4cが当接していることから、躯体3との接合状態がよいという効果がある。
【0020】また、各実施例において、水切り1の両端部1a,1aにクッション材4を配置したものに代えて、水切り1の一端部のみに配置すればより簡単な構成で、本発明の課題を達成することができる。また、水切り1には下枠7に取り付けるためのビス孔10aを穿設したが、他の手段で装着するときにはビス孔10aを設ける必要はない。なお、特許請求の範囲の項には、実施例との対応関係を理解し易くするために図面符号を付したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上記構成により下記の効果を奏する。
1.請求項1記載の発明によれば、水切りの端部又は該端部に付設した端部材にクッション材を取り付け、該クッション材が建物開口部に装着された状態において、水切りが熱伸縮によりその長手方向に移動可能とし、水切りの熱伸びを吸収させることで、水切りの熱伸びによる変形を防止することができる。その結果、水切りの湾曲あるいは破壊、シーリング部の破損が防げ、躯体への雨水の進入を長期間にわたって防ぐことができる。
【0022】2.請求項2記載の水切りの端部構造は、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、水切りの端部又は該端部に付設した端部材にシール材を設けるに当って、上記クッション材に前記シール材を案内させることができるから、シーリング部の施工性が向上し、作業効率を向上させることができる。




 

 


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