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発明の名称 手摺とその施工方法並びにその施工装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−90303(P2001−90303A)
公開日 平成13年4月3日(2001.4.3)
出願番号 特願平11−267252
出願日 平成11年9月21日(1999.9.21)
代理人 【識別番号】100095430
【弁理士】
【氏名又は名称】廣澤 勲
【テーマコード(参考)】
2E101
【Fターム(参考)】
2E101 HH18 LL02 LL13 
発明者 石黒 哲夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 基台コンクリートに設けられたドリル穴に支柱の下端部が挿入され固定された手摺において、上記ドリル穴は基台コンクリート表面に連続する径の太い大径部とこの大径部の底面に同心的に形成された径が細い小径部が設けられ、上記支柱の下端面にはこの支柱よりも径が細い取付部が設けられ、上記支柱の下端部は上記ドリル穴の大径部に嵌合され、上記取付部は上記ドリル穴の小径部に嵌合されて固定されていることを特徴とする手摺。
【請求項2】 上記ドリル穴の内側には、上記支柱との間にモルタルが充填され、上記小径部の内側には上記取付部との間に接着剤が充填されて固定されていることを特徴とする請求項1記載の手摺。
【請求項3】 基台コンクリートに大径部と小径部が連続するドリル穴を形成し、手摺を保持する支柱の下端面にこの支柱よりも径が細い取付部を設け、上記ドリル穴の上記小径部に接着剤を注入し、上記支柱の下端部をこのドリル穴に挿入して上記取付部をこの小径部内に嵌合し、この後上記大径部内には、上記支柱との間にモルタルを充填することを特徴とする手摺の製造方法。
【請求項4】 穴明け機に連結して使用し、基台コンクリートに手摺の支柱を嵌合するドリル穴を形成するドリルにおいて、この穴明け機に保持される棒状の柄部と、上記柄部の一端部に形成されこの柄部の長手方向に対して直角に形成された円板状部と、上記円板状部の上記柄部と反対側面の中心に設けられたドリル部と、上記円板状部の上記ドリル部を有する面に形成された切削刃とが設けられていることを特徴とする手摺の施工装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリートブロックに固定される手摺とその施工方法並びにその施工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製で中空の長尺部材を組み立てて作られた手摺は、特開平4−231543号公報や図5に示すように、手摺1の支柱2が、ベランダの側縁部等の基台コンクリート3に取り付けられていた。手摺1の支柱2は中空で、支柱2の中心には鉄パイプ等の支柱補強部材4が貫通しネジ5で取り付けられていた。支柱補強部材4の下端部は、支柱2の下端面2aから下方に突出し取付部4aとなっていた。
【0003】一方、基台コンクリート3には、取付部4aがわずかなゆとりを有して嵌合される円筒状のドリル穴6が形成され、支柱2の取付部4aが、エポキシ樹脂7を介してドリル穴6に固定されていた。支柱2の下端面2aは、基台コンクリート3表面に当接し、支柱2は基台コンクリート3に立設されていた。また、支柱2の下端部付近には、互いに対向する一対のコの字形の支柱カバー8が、支柱2の両脇から両面テープ9等で取り付けられていた。
【0004】また、このような手摺の施工方法は、特開平4−231543号公報の手摺支柱の立設方法に開示されている通り、基台コンクリート3にドリル等で穴を開け、エポキシ樹脂7を充填して取り付け部4aを嵌合し固定するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場合、基台コンクリート3と支柱2との境界付近に隙間が生じやすく、外見上良好でないためこれを隠す支柱カバー8を取り付ける必要があり、取付部材が多くコストがかかり、また施工工数が多いものであった。そして、支柱2は、取付部4aがドリル穴6に挿入されて取り付けられていたが、水平方向に加わる力に対してより強い取付方法が求められていた。
【0006】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、施工が簡単で取付強度が高く、外観がすっきりとした手摺とその施工方法並びにその施工装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、基台コンクリートに設けられたドリル穴に支柱の下端部が挿入され固定された手摺で、上記ドリル穴は基台コンクリート表面から連続する径の太い大径部とこの大径部から同心的に連続する径が細い小径部を備えている。また、上記支柱の下端面にはこの支柱よりも径が細い取付部が設けられ、上記支柱の下端部付近は上記ドリル穴の大径部に嵌合され、上記取付部は上記ドリル穴の小径部に嵌合されている。そして、上記小径部の内側には上記取付部との間にエポキシ樹脂等の接着剤が充填され、上記大径部の内側には上記支柱との間にモルタルが充填されて固定されている。
【0008】またこの発明は、基台コンクリートに大径部と小径部が連続する2段のドリル穴を形成し、手摺を保持する支柱の下端面にこの支柱よりも径が細い取付部を設け、上記ドリル穴のこの小径部にエポキシ等の接着剤を注入し、上記支柱の下端部をこのドリル穴に挿入して上記取付部をこの小径部内に嵌合し、上記大径部内に上記支柱との間にモルタルを充填する手摺の製造方法である。
【0009】また、穴明け機に連結して使用し、基台コンクリートに手摺の支柱を嵌合するドリル穴を形成するドリルで、この穴明け機に保持される棒状の柄部と、上記柄部の一端部に形成されこの柄部の長手方向に対して直角に形成された円板状部と、上記円板の上記柄部と反対側面の中心に設けられ上記円板状部に対し直角に突出するドリル部と、上記円板状部の上記ドリルを有する面に形成された切削刃が設けられている。
【0010】この発明の手摺は、手摺の支柱の下端部と、この下端部の側面に連続する下端面と、上記取付部が基台コンクリートに埋め込まれて固定されるため、取付強度が高い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図4はこの発明の一実施形態の手摺10とその施工方法を示すものである。手摺10はアルミニウム合金等の金属製で中空の長尺部材を組み合わせて設けられ、そして手摺10は中空の支柱12を有している。支柱12の中心には鉄製の丸パイプ等の支柱補強部材14が、図示しないネジ等で取り付けられている。支柱補強部材14の下端部は、支柱12の下端面12aから下方に突出して取付部15となっている。
【0012】支柱12を取り付けるベランダの側縁部等の基台コンクリート16には、支柱12の下端部12bと取付部15が挿入されるドリル穴18が設けられている。ドリル穴18は、基台コンクリート16表面に開口される径が太い大径部20と、大径部20の底部中心に形成され大径部20と同心で径が細い小径部22が連続して設けられている。大径部20には支柱12の下端部12bが嵌合され、大径部20の内側には下端部12bとの間にモルタル24が充填されている。そして、小径部22の内側には取付部15との間にエポキシ樹脂26が充填されている。
【0013】次に、この実施形態の手摺10の施工方法について説明する。まず、図2に示すように基台コンクリート16表面に、図示しない穴明け機で所定深さのドリル穴18を形成する。次に、ドリル穴18とその周辺にある切削粉塵を集塵機によって吸引除去する。そして、ドリル穴18の小径部22に、図示しない樹脂材料混合押出治具により、エポキシ樹脂26を充填する。充填量は、例えば小径部22の体積の七分目を目安とする。次に、エポキシ樹脂26の吹き出しに注意しながら、支柱12の下端部12bをドリル穴18内に差し込むとともに取付部15を小径部22に嵌合し、エポキシ樹脂26が硬化するまで静置する。次に、ドリル穴18の大径部20の内側に支柱12との隙間にモルタル24を充填し、硬化させる。このとき、エポキシ樹脂26とモルタル24が硬化するまで、支柱12を図示しないサポート治具等で固定するとよい。
【0014】次に、この実施形態の手摺10の、基台コンクリート16表面にドリル孔18を形成する施工装置であるドリル28について図3に基づいて説明する。ドリル28は、図示しない穴明け機の回転軸に保持される棒状の柄部30を有し、柄部30の側面には穴明け機の回転軸に係止される係止溝32が設けられている。柄部30の先端には、柄部30の長手方向に対して直角に円板状部34が一体に形成され、円板状部34の側周面34aには螺旋状の切り粉逃げ溝36が複数本形成されている。円板状部34の、柄部30に対して反対側の端面34bには、一面に切削刃37が形成されている。円板状部34の端面34bの中心には、柄部30の延長線上に突出するドリル部38が設けられている。また、逃げ溝36に加えてまたはその代わりに、円盤状部34に所定間隔で、切り屑や冷却水を排出する透孔を適宜設けてもよい。
【0015】そして、ドリル28は図示しない穴明け機の回転軸に取り付けられ、さらにこの穴明け機は図示しない穴明け機治具に保持される。そして、ドリル28で基台コンクリート16にドリル穴18を形成するとき、ドリル部38は小径部22を、そして円板34の刃37は大径部20を形成するため、大径部20と小径部22を同時に形成する。
【0016】この実施形態の手摺10によれば、支柱12の下端部12bと取付部15が基台コンクリート16に埋められて固定されるため、基台コンクリート16に保持される面積が広くて取付強度が高く、特に水平方向に加えられる力に対して強固である。支柱12が埋め込まれるドリル穴18は、切削刃37が形成された円板34とドリル部38が一体となったドリル28により、大径部20と小径部22が同時に形成されるため、少ない工数で簡単に形成可能である。そして、基台コンクリート16にドリル穴18を開ける際は、ドリル28を取り付けた穴明け機を穴明け機治具に保持して作業するため、作業者が穴明け機を保持する必要が無く、安全で自動的に穴明け作業を行うことができる。また、基台コンクリート16の大径部20に充填されたモルタル24は、硬化した後は基台コンクリート16と一体に見え、支柱12は基台コンクリート16表面から立設されているようになり、外観がすっきりしたものとなる。このため支柱12に支柱カバー等を取り付ける必要が無く、外観がシンプルで、コストが安価で作業工程も少ないものとなる。
【0017】なお、この発明の手摺とその施工方法とその施工装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、手摺以外に門柱や塀にも利用可能である。さらに、支柱や取付部等、各部材の形状や素材は適宜変更可能である。
【0018】
【発明の効果】この発明の手摺とその施工方法とその施工装置は、基台コンクリートとの取付強度が高く安全である。そして外観がすっきりしているため、化粧用の支柱カバーを必要とせずコストが安価である。また、ドリル穴の形成が簡単で、施工が容易である。




 

 


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