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発明の名称 小型油圧ショベル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−279719(P2001−279719A)
公開日 平成13年10月10日(2001.10.10)
出願番号 特願2000−96640(P2000−96640)
出願日 平成12年3月31日(2000.3.31)
代理人 【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2D015
【Fターム(参考)】
2D015 EA02 
発明者 村上 良昭
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 上部旋回体のフロアプレートから立ち上げられた箱状の機器カバー内にエンジンユニット、油圧機器、燃料タンク等を収容し、その機器カバー上に運転席を配置した小型油圧ショベルにおいて、キャビンを、前記機器カバーの側面及び後面が外部に露出してそのキャビン側面及び後面の一部を兼ねる状態で、前記機器カバーと前記フロアプレートとに跨がって設けたことを特徴とする小型油圧ショベル。
【請求項2】 前記機器カバーの後面が跳ね上げ式に開放できるように構成されており、跳ね上げられるその機器カバー後面に対向する前記キャビン後部が、跳ね上げ角度が大きくとれるように傾斜面に形成されている請求項1記載の小型油圧ショベル。
【請求項3】 前記キャビンの外壁が、前記上部旋回体の旋回フレームの外壁と略面一につながるように構成されている請求項1または2に記載の小型油圧ショベル。
【請求項4】 運転席が固定されるシート支持板から略水平方向に取付板を張り出し、この取付板の外周縁部から前記キャビンの側壁を立ち上げるように構成した請求項1〜3のいずれかに記載の小型油圧ショベル。
【請求項5】 前記シート支持板及び前記取付板が、旋回フレームに対して脱着可能な箱状フレームに一体に形成されている請求項4記載の小型油圧ショベル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型油圧ショベルに搭載されるキャビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ミニショベルと称される小型油圧ショベルは、中型、大型のもののように周囲が覆われているキャビン構造をなさず、運転席が外部に開放されているオープン構造が一般的である。しかしながら、転倒を想定すると、オペレータが運転席から放り出されないような保護手段を講じることが望まれる。
【0003】そこで、小型油圧ショベルの上部旋回体上にキャビンを搭載することが考えられる。その場合、上部旋回体上のスペースが制約されている小型油圧ショベルにおいて、キャビンとエンジンユニット等を収容している機器カバーとを独立して配置しようとするとキャビンサイズを大きくすることができず、また、キャビンサイズを大きくするためにキャビンが機器カバーを兼ねるように構成すると、そのキャビンにエンジン点検用や給油を行うための開口部を設ける必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】小型油圧ショベルの上部旋回体上にはできる限りサイズの大きなキャビンを搭載して居住性を向上させることが好ましいが、上記した理由から、例えば中型機のキャビンの構成をそのまま小型油圧ショベルに適用することはできず、若しくは機器カバーを含めて新たに設計し直さない限りは小型油圧ショベルに適用することができないという問題がある。もちろん、設計し直したキャビンは既存の小型油圧ショベルに適用することができない。
【0005】本発明は、小型油圧ショベルにキャビンを適用する場合の課題を考慮してなされたものであり、現状の機器カバーのレイアウトを設計変更することなく小型油圧ショベルにサイズの大きなキャビンを取り付けることができるように構成された小型油圧ショベルを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、上部旋回体のフロアプレートから立ち上げられた箱状の機器カバー内にエンジンユニット、油圧機器、燃料タンク等を収容し、その機器カバー上に運転席を配置した小型油圧ショベルにおいて、キャビンを、機器カバーの側面及び後面が外部に露出してそのキャビン側面及び後面の一部を兼ねる状態で、機器カバーとフロアプレートとに跨がって設けた小型油圧ショベルである。
【0007】請求項2の本発明は、上記機器カバーの後面が跳ね上げ式に開放できるように構成されており、跳ね上げられるその機器カバー後面に対向するキャビン後部が、跳ね上げ角度が大きくとれるように傾斜面に形成されている小型油圧ショベルである。
【0008】請求項3の本発明は、上記キャビンの外壁が、上記上部旋回体の旋回フレームの外壁と略面一につながるように構成されている小型油圧ショベルである。
【0009】請求項4の本発明は、運転席が固定されるシート支持板から略水平方向に取付板を張り出し、この取付板の外周縁部から上記キャビンの側壁を立ち上げるように構成した小型油圧ショベルである。
【0010】請求項5の本発明は、上記シート支持板及び取付板が、旋回フレームに対して脱着可能な箱状フレームに一体に形成されている小型油圧ショベルである。
【0011】請求項1の本発明に従えば、キャビンを、機器カバーの側面及び後面が外部に露出してそのキャビン側面及び後面の一部を兼ねる状態で搭載しているため、機器カバーを新たに設計し直す必要がない。
【0012】請求項2の本発明に従えば、機器カバー後面が跳ね上げ式に開放される構成において、キャビン後部を傾斜面に形成したため、開放される機器カバー後面がキャビンと干渉せず、跳ね上げ角度を大きくすることができる。従ってメンテナンス用の開口面積を広げることができる。
【0013】請求項3の本発明に従えば、キャビンの外壁が、上部旋回体の旋回フレームの外壁と略面一につながるように構成したため、スペースが限られている小型油圧ショベルにサイズの大きなキャビンを搭載することができる。
【0014】請求項4の本発明に従えば、シート支持板から張り出した取付板上にキャビンを搭載しているため、機器カバーの配置に拘束されずサイズの大きなキャビンを取り付けることができる。また、既存の油圧ショベルに本発明を適用する場合は、既存のシート支持板に代えて本発明の取付板付きシート支持板を取り付けることにより、キャビンを搭載することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した一実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明に係る小型油圧ショベル用キャビンが適用される小型油圧ショベルの構成を示したものであり、(a)は正面図、(b)はショベルを後方から見た右側面図である。
【0017】両図において小型油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2上に上部旋回体3が旋回自在に搭載されており、この上部旋回体3の前側にはフロントアタッチメント4が備えられている。このフロントアタッチメント4は、ブーム4a,アーム4b,バケット4c及びこれらを駆動させるブームシリンダ4d,アームシリンダ4e,バケットシリンダ4fとから主として構成されている。
【0018】また、上部旋回体3の後側には図示しないエンジンユニット、燃料タンク、作動油タンク、バッテリ等を収容する機器カバー5が設けられ、この機器カバー5と上部旋回体3におけるオペレータの脚元に位置するフロアプレート3aとに跨がってキャビン6が設けられている。
【0019】キャビン6の外壁は、上部旋回体3の旋回フレームの外壁と略面一につながるように構成されており、小型油圧ショベル1であっても最大限の居住空間を確保することができるようになっている。このキャビン6内には運転席7が備えられ、この運転席7の左右には操作レバー8を備えたコントロールボックス9が配置されている。
【0020】キャビン6の側面にはオペレータ乗降時に開閉されるドア6aが設けられ、そのドア6aの後方に嵌め込み式の窓6b,6cが設けられている。キャビン6の後方下部は、機器カバー5上面との間で楔状の隙間が形成されるように傾斜面6cが形成されており、機器カバー5の後カバー(機器カバー後面)5aを開放するときにその跳ね上げ角度を大きくとれるようになっている。
【0021】また、図中6dは傾斜面6cの幅方向端部に形成され、メンテナンス時の作業スペースを確保するために設けられた切欠き部である。
【0022】図2〜図4は上記キャビン6の取付構造を示したものであり、図2は正面図、図3はショベルを前側から見た左側面図、図4は同じく後方から見た右側面図である。
【0023】図2において、上部旋回体3の後部には一対の支柱10,10が立設され(手前側のみ図示)、上部旋回体3の中央部には一対の取付金具11,11が突設され(手前側のみ図示)、それらの支柱10,10と取付金具11,11に対してキャビン6を支持するためのブラケット12が固定されている。
【0024】ブラケット12は、機器カバー5を避けるようにしてL字状に形成されており、そのブラケット12上に運転席7やコントロールボックス9等が配設される。ブラケット12の上板部120後端には上記支柱10,10と接続するためのL形鋼からなる接続金具120aが備えられ、一方、ブラケット12の前板部121,121(手前側のみ図示)の下端には上記取付金具11,11と接続するための接続金具121a,121aが備えられている。
【0025】一対の前板部121は、図3に示すように、ショベル幅方向に離間配置されており、その間に形成される開口122は、図示しないヒータの吹出し孔が形成されている前パネルで遮蔽されるようになっている。
【0026】また、上板部120の各後端は、図4に示すように、帯板状の接続プレート123でショベル幅方向に接続されており、この接続プレート123に上記接続金具120aが固定されている。
【0027】各支柱10の下端には板状の接続脚10aが備えられ、この接続脚10aはボルト10bを介して旋回フレームに固定されている。なお、各上板部120の後端部であって且つ外寄りには、キャビン6のフレームを位置決めして固定するための固定座120bがそれぞれ取り付られている。
【0028】図5は上記ブラケット12を拡大して示したものである。
【0029】同図において、ブラケット12は、運転席7が取り付けられる運転席固定板(シート支持板)124を有し、この運転席固定板124の両側(ショベル幅方向)に、コントロールボックスを取り付けるための筒体からなるコントロールボックス固定部125aが接続され、このコントロールボックス固定部125aの外側にさらに上板部120aが接続されている。上記上板部120aは機器カバー5上面に沿って外向きに延設されており、キャビン6を取り付けるための取付板として機能する。
【0030】コントロールボックス固定部125aの前端からは、第二の前板部125bが垂下されておりこの第二の前板部125bは上記した前板部121と接続されている。また、第二の前板部125bの下端部にはL形鋼からなる接続板126が架設されており、この接続板126に対してフロアプレート3aの後縁が接続される。
【0031】各前板部121の下端部にはそれぞれ取付座121a,121aが設けられており、この取付座121a,121aは、図示しないボルトを介してフロアプレート3aに固定される。また、前板部121の側面には、サイドカバー5b(図1参照)のフレームに接続するための孔付き接続片121bが設けられている。
【0032】左側の上板部120aの後端部には、角部(二点鎖線で示す)120cが切り欠かれた形状の袋部120dが設けられている。この袋部120cはサイドカバー5bを開放してメンテナンスを行う際に、作業スペースを確保するためのものである。
【0033】このように、ブラケット12は、機器カバー5の上面と前面を覆うようにして機器カバー5とは別体に構成されており、しかもショベル幅方向に上板部120aをオーバーハングさせて拡張しているため、このブラケット12上に搭載されるキャビン6のサイズを大きくすることができる。
【0034】しかも、上板部120aの外縁は、上部旋回体3の旋回フレームの輪郭と略一致するように延設されているため、底面が旋回フレームの床面積とほぼ同等のキャビン6を実現することができる。すなわち、小型油圧ショベル1に対して中型機並みのキャビンを形成することができるようになる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、請求項1の本発明によれば、キャビンが、機器カバーの側面及び後面を外部に露出させてそのキャビンの側面及び後面の一部を兼ねるように構成しているため、機器カバーを新たに設計し直すことなく、小型油圧ショベルにキャビンを搭載することができる。
【0036】請求項2の本発明によれば、機器カバー後面が跳ね上げ式に開放される構成において、キャビン後部を傾斜面に形成したため、開放される機器カバー後面がキャビンと干渉せず、跳ね上げ角度を大きくすることができる。従ってメンテナンス用の開口面積を広くすることができる。
【0037】請求項3の本発明によれば、キャビンの外壁が、上部旋回体の旋回フレームの外壁と略面一につながるように構成したため、スペースが限られている小型油圧ショベルにサイズの大きなキャビンを搭載することができる。
【0038】請求項4の本発明によれば、シート支持板から張り出した取付板上にキャビンを搭載しているため、機器カバーの配置に拘束されずサイズの大きなキャビンを取り付けることができる。また、既存の小型油圧ショベルに備えられているシート支持板に代えて本発明の取付板付きシート支持板を取り付ければ、既存の小型油圧ショベルにもサイズの大きなキャビンを搭載することが可能になる。




 

 


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