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発明の名称 油圧配管の固定構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−279713(P2001−279713A)
公開日 平成13年10月10日(2001.10.10)
出願番号 特願2000−95360(P2000−95360)
出願日 平成12年3月30日(2000.3.30)
代理人
発明者 村上 良昭 / 植田 登志郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 部材の非回動部分に使用される硬質のチューブと部材の回動部分に使用される可撓性を有するホースとの組み合わせで大略構成される油圧配管の固定構造において、前記チューブとホースとの接続を行うH型のコネクタと、このコネクタの上下凹部に嵌合して該コネクタを前記部材に固定する固定部材とを有することを特徴とする油圧配管の固定構造。
【請求項2】 前記コネクタに、前記チューブをろう付接続したことを特徴とする請求項1記載の油圧配管の固定構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等建設機械に備えられるアタッチメントに配置される油圧配管の固定構造に関し、特にブーム背面に配置される油圧配管の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の油圧配管の固定構造を採用する油圧ショベルを図に基づいて詳細に説明する。図3は従来の油圧配管の固定構造を採用する油圧ショベルの側面図である。図において、50は油圧ショベルであって、この油圧ショベル50は、走行自在な下部走行体51と、この下部走行体51の上部に旋回自在に搭載される上部旋回体52と、この上部旋回体52の前部に上下及び左右に回動自在に搭載されるアタッチメント53とを備えている。前記上部旋回体52の前端部にはブラケット枢支部58が備えられている。このブラケット枢着部58の前部には、スイングブラケット57が左右方向に回動可能に取り付けられている。前記アタッチメント53は、前記スイングブラケット57の上端近傍に一端が取り付けられたブーム54と、このブーム54の他端側に一端が取り付けられたアーム55と、このアーム55の先端部に取り付けられた作業具であるバケット56とを有している。前記ブーム54は、両端が前記スイングブラケット57の前端部近傍とブーム55とに接続された一対のブームシリンダ54aによって上下回動自在とされている。また、前記アーム55は、前記ブーム54の背面とアーム55の端部との間に配置されたアームシリンダ55aによって回動自在とされている。さらに、前記バケット56は、このバケット56と前記アーム55の背面との間に配置されたバケットシリンダ56aによって回動自在とされている。これら各シリンダ54a,55a,56aへの圧油の供給は、上部旋回体52から導出されるとともに、スイングブラケット57内及びブーム54背面を通過して各シリンダ54a,55a,56aに至る複数の油圧配管59によってそれぞれ行われる。
【0003】次に前記油圧配管59のブーム54背面への固定構造(図3におけるA部分)を図4に基づいて説明する。図4は従来の油圧配管の固定構造を示す要部詳細図である。油圧配管59は可撓性のホース61と、このホース61の一端に接続される硬質のチューブ60との組み合わせから大略構成される。前記ホース61は、その先端に、ナット67を有する口金62を備えている。また、前記チューブ60の端部は、前記ナット67に螺合するボルト69を有するチューブコネクタ68が備えられており、このチューブコネクタ68と前記チューブ60とは、ロウ付70接続されている。これら、チューブ60,チューブコネクタ68,ボルト69,ナット67,口金62,ホース61の内部は、通路66によって連通されている。
【0004】前記油圧配管59の固定は、ブーム54背面に溶着される下部ブロック63と、この下部ブロック63に対面する上部ブロック64との間に前記チューブ60を狭持することによって行われる。なお、65は上部ブロック64の下部ブロック63への固定を行うボルトである。前記ホース61は、前述のように可撓性を有しているため、前記ブーム54とスイングブラケット57との接続部位,ブーム54とアーム55との接続部位といった回動部分に使用され、各部位の回動に柔軟に対応できるように構成されている。一方、前記硬質のチューブ60は、前記ホース61と逆に、回動に影響されない部位(例えばブーム54背面)に使用されるのが一般的である。この場合、チューブ60自体が硬質な為、組立時の位置決めが容易に行えるとともに、固定箇所を極力少なくできるという利点がある。
【0005】次に前記油圧ショベル50の動作の説明を行う。油圧ショベル50は下部走行体51に備えられる走行モータの駆動により走行動作を行う。また、上部旋回体52に備えられる旋回モータの駆動により旋回動作を行う。スイングブラケット57の左右回動は、上部旋回体52に備えられるスイングシリンダの伸縮駆動により行われる。ブーム54,アーム55及びバケット56の上下回動はそれぞれブームシリンダ54a,アームシリンダ55a及びバケットシリンダ56aの伸縮駆動により行われる。アタッチメント53に備えられる油圧配管59のホース61は、前記スイングブラケット57の左右回動及びブーム54,アーム55,バケット56の上下回動に応じて湾曲し、各部位の回動を吸収している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記アタッチメント53に備えられる油圧配管59は、前述の通り、硬質のチューブ60と可撓性のホース61との組み合わせで形成されている。これによれば、油圧配管59のアタッチメント53への組付を容易に行うことができるとともに、油圧配管59がアタッチメント53の回動部位の影響で屈折するといった心配もない。
【0007】ところで、前記油圧配管59のうち、特にスイングブラケット57内を通過してブーム54背面に至るホース61と、ブーム54背面に配置されるチューブ60との接続部位は、スイングブラケット57が左右回動を行い、さらにブーム54が上下回動を行うことから、この両回動を吸収するホース61の揺動が最も大きい部位といえる。このため、図4に示すようにチューブ60の一部を単に狭持固定しただけでは、前記ホース61の揺動によって発生する力(チューブ60を長尺方向に平行に押し引きしようとする力)に耐えきれず、チューブ60が押し引きされ、チューブ60の固定が確実に行われないという問題があった。このようにブーム54背面のチューブ59の位置がずれると、下部ブロック63及び上部ブロックと擦れ合うチューブ60が摩滅して油漏れが発生したり、チューブ60両端に配置するホース61の必要長さが狂ってしまい、ホース61が揺動時に部材に干渉して損傷する恐れがあった。
【0008】また、前記ホース61のそれぞれは、前述の通り、アタッチメント53の各部位の回動に応じて大きく揺動するため、この揺動によって生じる応力がホース61とチューブ60のブロック63,64による固定部分との間、即ち、ホース61とチューブ60の接続部分に最も集中する。この応力集中による影響は、特に強度的に弱いとされるチューブ60とチューブコネクタ68とを接続するろう付70部分に多く、クラックが発生し、油漏れが起きる原因となっていた。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、ホースの揺動の影響を受けない油圧配管の固定構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、部材の非回動部分に使用される硬質のチューブと部材の回動部分に使用される可撓性を有するホースとの組み合わせで大略構成される油圧配管の固定構造において、前記チューブとホースとの接続を行うH型のコネクタと、このコネクタの上下凹部に嵌合して該コネクタを前記部材に固定する固定部材とを有することを特徴とするものである。
【0011】これによると、従来技術のようにチューブが固定部材と擦れ合って摩滅して油漏れが発生したり、チューブ両端に配置するホースの必要長さが狂ってしまい、ホースが揺動時に部材に干渉して損傷すること等を防止できるので、油圧配管の高寿命化を図ることができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の油圧配管の固定構造において、前記コネクタに、前記チューブをろう付接続したことを特徴とするものである。
【0013】この場合、チューブのろう付部分をホースの揺動の影響を受けない部位で行うことができるので、従来のようにろう付部分に応力が集中し、クラックが発生して油漏れが起きるといった心配もない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る油圧配管の固定構造を採用するブームの側面図である。なお、従来技術と同一構成のものについては同符号を付し、その説明を省略する。
【0015】ブーム54(部材)は、スイングブラケット57の上端部にブームフットピン11を介して回動自在に接続されている。このブームの上下回動を行うブームシリンダ54aは、その一端がブーム54下部に回動ピン13を介して回動自在に接続され、他端がスイングブラケット57の前端部であって、前記ブーム54の接続部より下方に回動ピン12を介して回動自在に接続されている。ブーム54の上下回動は、ブームシリンダ54aの伸縮動作によって行われる。前記スイングブラケット57はブラケット枢支部58に左右回動自在に接続されている。
【0016】油圧配管14は、従来技術と同様に硬質のチューブ60と可撓性を有するホース61とから構成されている。前記ホース61は、従来技術と同様に上部旋回体側から導出されてスイングブラケット57内を通過し、ブームフットピン11の外周を廻ってブーム54の背面に至るように構成されている。このホース61は、ブーム54の上下回動によって生じる揺動を、湾曲部61aによって吸収するように構成されている。前記ホース61の端部は、前記チューブ60とコネクタ1を介して接続されている。この油圧配管14の固定は、前記チューブ60の一部とコネクタ1とをブーム54の背面にそれぞれ固定部材10,15で固定することによって行われる。
【0017】次に上述したコネクタ1の固定構造を図2に基づいて説明する。図2は本発明の実施形態に係るコネクタの固定構造を示す要部詳細図である。コネクタ1は、円筒部2と、この円筒部の左右両端部にそれぞれ備えられると共に該円筒部2の外径より大径に形成される固定部材3,4とを備えており、H型に形成されている。前記コネクタ1の固定部3,4のうち、ブーム54先端側に位置する固定部3には前記チューブ60の一部が嵌合するとともに、このチューブ60と固定部3とがろう付接続される構成となっている。一方、前記コネクタ1のブーム54根本側に位置する固定部4にはボルト5が形成され、口金62の先端にナット67を有するホース61のナット67が、前記ボルト5に螺着することでホース61が接続される構成となっている。
【0018】次に前記コネクタ1の固定構造を説明する。前記コネクタ1の円筒部2は、ブーム54背面に溶着される下部ブロック63及び下部ブロック63間に狭持され、ボルト65により固定される。ここで、前記円筒部2の長さは、前記下部ブロック63及び上部ブロック64の長さlと同等に設定する。これによれば、前記円筒部2の外径より大径に設定される固定部材3,4が、前記下部ブロック63及び上部ブロック64の両側面を狭持する形になるので(即ち、H型コネクタ1の上下凹部分にそれぞれ下部ブロック63,上部ブロック64が嵌合する状態)、ホース61の揺動によって発生するコネクタ1を押し引きしようとする力の影響を受けてもコネクタ1の固定位置がずれる心配がない。よって、従来技術のようにチューブ60が下部ブロック63及び上部ブロック64と擦れ合って摩滅して油漏れが発生したり、チューブ60両端に配置するホース61の必要長さが狂ってしまい、ホース61が揺動時に部材に干渉して損傷すること等を防止することができるので、油圧配管の高寿命化を図ることができる。
【0019】また、チューブ60とホース61との間にコネクタ1を介することにより、チューブ60のろう付70部分をホース61の揺動の影響を受けない部位で行うことができるので、従来のようにろう付部分に応力が集中し、クラックが発生して油漏れが起きるといった心配もない。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によると、従来技術のようにチューブが固定部材と擦れ合って摩滅して油漏れが発生したり、チューブ両端に配置するホースの必要長さが狂ってしまい、ホースが揺動時に部材に干渉して損傷すること等を防止できるので、油圧配管の高寿命化を図ることができる。
【0021】請求項2に記載の発明によると、チューブのろう付部分をホースの揺動の影響を受けない部位で行うことができるので、従来のようにろう付部分に応力が集中し、クラックが発生して油漏れが起きるといった心配もない。




 

 


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