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油圧ショベルの吊荷運搬構造 - コベルコ建機株式会社
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発明の名称 油圧ショベルの吊荷運搬構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−193093(P2001−193093A)
公開日 平成13年7月17日(2001.7.17)
出願番号 特願2000−4215(P2000−4215)
出願日 平成12年1月13日(2000.1.13)
代理人
発明者 下垣内 宏
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 走行自在な下部走行体と、この下部走行体の走行方向の一側に回動自在に接続されるドーザ装置と、前記下部走行体の上部に旋回自在に搭載される上部旋回体と、この上部旋回体の前部に上下回動自在に接続されるアタッチメントと、このアタッチメントの先端近傍に備えられるとともに吊荷作業に使用可能な吊具とを有し、前記ドーザ装置に吊荷の一部を支持する吊荷支持部を備えたことを特徴とする油圧ショベルの吊荷運搬構造。
【請求項2】 前記吊荷支持部は、前記ドーザ装置のドーザブレード上部の一部を前方下方に受け口状に突出させることによって上面に形成される吊荷支持面であることを特徴とする請求項1記載の油圧ショベルの吊荷運搬構造。
【請求項3】 前記吊荷運搬時に、少なくとも前記上部旋回体の旋回動作を制限する誤動作防止手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の油圧ショベルの吊荷運搬構造。
【請求項4】 前記誤動作防止手段の切換えを行うスイッチを、前記下部走行体の走行操作を行う走行レバーに備えたことを特徴とする請求項3記載の油圧ショベルの吊荷運搬構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺物の吊り運搬を誤動作なく安定して行うことができる油圧ショベルの吊荷運搬構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に油圧ショベルは、走行自在な下部走行体と、この下部走行体の上部に旋回自在に搭載される上部旋回体と、この上部旋回体の前部に伏仰自在に搭載されるアタッチメントとから構成され、このアタッチメントの先端にバケット等掘削具を接続して掘削等の作業を通常行っている。一方、近年油圧ショベルの作業形態は多様化され、前記掘削作業の他に、アタッチメントの先端にフック等を接続し、このフックで荷物を吊る吊荷作業等にも使われることが多くなっている。また、前記下部走行体の走行方向の一側に排土作業を行うドーザ装置が備えられているものも多く存在している。このような油圧ショベルを特に都市部の路地等の狭範な場所で使用する際には、油圧ショベルは1台で何役もこなすことが多く、吊荷を吊った状態で長距離を移動する吊荷運搬作業等を行うこともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルで吊荷作業を行う場合、箱体等の直方形状の荷を吊る場合には重心をとりやすく安定性を容易に確保することが可能であるが、長パイプや敷板鉄板等の長尺物を吊って移動する場合には、移動時の慣性力等により、長尺物が回転等して不安定になることが多い。このため、この長尺物を吊って移動するときには、長尺物の回転を防ぐために長尺物を支える補助者が同行することが多い。これによれば、長尺物の回転を防止して安定した移動を行うことが可能であるが、補助者が油圧ショベルの作業半径内に入ることになるので、油圧ショベルのオペレータは移動に際して細心の注意を払う必要があり、走行速度を上昇できない等作業効率の低下を招く原因となっていた。
【0004】また、荷物の運搬中は、基本的に走行のみを行い、旋回等他の動作は必要としないことが多いが、油圧ショベルには旋回等の動作を制限する手段が備えられていないため、走行操作中のオペレータの肘等が操作レバーに接触して旋回等予期しない動作をする恐れがあった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、長尺物の吊り運搬に際して、作業効率の向上と誤動作防止を図った油圧ショベルの吊荷運搬構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、走行自在な下部走行体と、この下部走行体の走行方向の一側に回動自在に接続されるドーザ装置と、前記下部走行体の上部に旋回自在に搭載される上部旋回体と、この上部旋回体の前部に上下回動自在に接続されるアタッチメントと、このアタッチメントの先端近傍に備えられるとともに吊荷作業に使用可能な吊具とを有し、前記ドーザ装置に吊荷の一部を支持する吊荷支持部を備えたことを特徴とするものである。
【0007】これによると、長尺物の吊荷運搬作業に際して、長尺物の回転を確実に防止できるので、従来荷物の運搬作業に必要だった補助者等が必要なくなり、補助者が油圧ショベルの旋回半径内に立ち入る必要がなくなり、作業効率の向上につながる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の油圧ショベルの吊荷運搬構造において、前記吊荷支持部は、前記ドーザ装置のドーザブレード上部の一部を前方下方に受け口状に突出させることによって上面に形成される吊荷支持面であることを特徴とするものである。
【0009】この場合、吊荷支持部を、単にドーザブレード上部を切り欠いて形成した場合には、排土作業時にこの切り欠きから土砂が零れ落ちる心配があるが、本実施例のように吊荷支持部を受け口状に形成すれば、排土作業時の土砂は、この受け口によって塞き止められるので後方に零れ落ちる心配がない。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の油圧ショベルの吊荷運搬構造において、前記吊荷運搬時に、少なくとも前記上部旋回体の旋回動作を制限する誤動作防止手段を備えたことを特徴とするものである。
【0011】通常、操作レバーはいつでも動かせる状態にあるので、運搬作業中にオペレータが誤って操作レバーに接触した場合にも旋回動作を行ってしまうという問題があるが、この構成によると、確実に旋回動作を制限することができるので、作業時の機体及び吊荷の安定性を損なうことがない。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の油圧ショベルの吊荷運搬構造において、前記誤動作防止手段の切換えを行うスイッチを、前記下部走行体の走行操作を行う走行レバーに備えたことを特徴とするものである。
【0013】これによると、実際に吊荷運搬時に操作する走行レバーの近傍にスイッチを備えることができるので、より円滑に効率よく吊荷運搬作業を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る油圧ショベルの吊荷運搬構造の実施形態を示す油圧ショベルの側面図、図2は本発明に係る油圧ショベルの吊荷運搬構造の実施形態を示すドーザの要部詳細拡大図である。
【0015】図において、1は油圧ショベルであって、この油圧ショベル1は、走行自在な下部走行体2と、この下部走行体2の上部に旋回自在に接続される上部旋回体3と、この上部旋回体3の前端部に上下回動自在に接続されるアタッチメント4とを有している。
【0016】前記アタッチメント4は、一端を上部旋回体3に接続されるブーム41と、このブーム41の他端に接続されるアーム42と、このアーム42の他端に接続されるバケット43とを有している。前記ブーム41は、両端を上部旋回体3前端部とブーム41腹面に接続されるブームシリンダ41aによって回動自在とされている。前記アーム42は、両端をブーム41背面とアーム42端部とに接続されたアームシリンダ42aによって回動自在とされている。前記バケット43は、両端が前記アーム42の背面とバケット43端部とに接続されたバケットシリンダ43aによって回動自在とされている。前記バケット43とバケットシリンダ43aとの接続部近傍には吊荷作業用の吊具であるフック6が備えられている。このフック6を使用して例えば荷物Xを吊る場合には、ワイヤー61等で荷物Xを保持し、このワイヤー61の先端をフック6にかけることによって吊荷作業を行うことができる。
【0017】前記上部旋回体3は、中央近傍に運転席31を備えており、この運転席31の上方には、オペレータを雨水から守るキャノピ34が備えられている。また、この運転席31の左右両側には、前記ブームシリンダ41a,アームシリンダ42a,バケットシリンダ43a及び図示しない旋回モータの駆動を行う一対の操作レバー32が備えられている。また、運転席31の前方には、前記下部走行体2に備えられる図示しない一対の走行モータの駆動を行う一対の走行レバー33が備えられている。
【0018】前記下部走行体2の走行方向の一側には排土作業に用いられるドーザ装置5が揺動自在に備えられている。このドーザ装置5は、車幅方向に延設された断面視ノの字状のドーザブレード51と、このドーザブレード51を下部走行体2に接続する一対のドーザアーム52と、前記ドーザブレード51の上下回動を行う図示しないドーザシリンダとを有している。前記ドーザブレード51の上部51aには、例えば長尺の荷物Xの一端を保持する吊荷支持部53が備えられている。この吊荷支持部53は、ドーザブレード51の上部51aの一部を前方下方に突出させて受け口状に形成することによって、その受け口の上面側に荷物を保持できるように形成された吊荷支持面53aから構成される。
【0019】吊荷支持部53を、単にドーザブレード51上部51aを切り欠いて形成した場合には、排土作業時にこの切り欠きから土砂が零れ落ちる心配があるが、本実施例のように吊荷支持部を受け口状に形成すれば、排土作業時の土砂は、この受け口によって塞き止められるので後方に零れ落ちる心配がない。また、この吊荷支持部53は、ドーザブレード51の上面51aより上方に突出しないように形成するのがよい。これにより、吊荷支持部53が、旋回する上部旋回体3の下面と接触する恐れがなくなる。また、この吊荷支持部53は、前記アタッチメント4が走行方向と略平行(所謂、走行姿勢)となる位置におけるフック6の位置と略同一線状にその中心が位置するように形成するのが望ましい。これにより、長尺の荷物Xが車幅からはみ出る恐れがなく、狭範な場所でも壁面等を気にすることなく移動が行えるため運搬性の向上につながる。本実施例では、荷物Xを単数で示しているが、これに限らず、吊荷支持部53は複数の荷物を支持できることはいうまでもない。
【0020】次に本発明に係る油圧ショベルの吊荷運搬構造の実施形態に係る動作の説明を行う。油圧ショベル1を用いて荷物Xを運搬する場合には、先ず操作レバー32等を使用してアタッチメント4等を操作して、アタッチメント4の先端近傍に備えられるフック6を利用して荷物Xを吊る。次に、アタッチメント4が走行方向と略平行に位置するように操作しながら、荷物Xの一端をドーザブレード51の吊荷支持部53に載せる。次に荷物Xのフック6での吊り位置をなるべく吊荷支持部53と離れた位置で釣るように移動させながらアタッチメント4を運搬姿勢に移動させる。これにより、荷物Xを運搬することができる。このとき、荷物Xを地面に対して略平行に位置するようにアタッチメント4を操作して調整すれば荷物Xをさらに安定した状態で運搬することができる。逆に、荷物を降ろすときには、フック6での吊り位置を荷物Xの重心近傍に移動させれば安定した吊荷作業をおこなうことができる。これにより、従来荷物の運搬作業に必要だった補助者等が必要なくなり、作業の安全性の向上につながる。
【0021】上述した運搬作業においては、安定した作業の確保のために走行動作以外の動作はあまり必要とされないのが一般的である。特に旋回動作は、吊荷支持部53に載せている荷物Xが左右に振れて安定性が低下する心配があるため、必要とされない事が多い。しかしながら、操作レバー32はいつでも動かせる状態にあるので、運搬作業中にオペレータが誤って操作レバー32に接触した場合にも旋回動作を行ってしまうという問題がある。以下に説明する油圧回路は、この運搬作業中の誤動作を防止する機能を備えたものである。図3は本発明に係る油圧ショベルの吊荷運搬構造の実施形態を示す油圧回路の一例である。
【0022】図において、102は油圧ポンプであって、この油圧ポンプ102は、タンク103から圧油を吸い上げて旋回モータ100等のアクチュエータに圧油を供給し、アクチュエータの駆動を行っている。この旋回モータ100と油圧ポンプ102との間には、コントロールバルブ101が備えられており、このコントロールバルブ101の切換えにより、旋回モータ100の正転/逆転駆動を制御している。
【0023】前記コントロールバルブ101の切換えは、前述した操作レバー32によって行われる。詳述すると、操作レバー32をa方向へ操作すると、この操作量に基づいてパイロットポンプ104から吐出されたパイロット圧油がパイロットライン110aを通過してコントロールバルブ101のパイロット受圧部101aに至り、逆にパイロットライン110b側の圧油がタンク103に押し戻されるので、コントロールバルブ101をイ位置に切換えることができる。一方、操作レバー32をb方向へ操作すると、この操作量に基づいてパイロットポンプ104から吐出されたパイロット圧油がパイロットライン110bを通過してコントロールバルブ101のパイロット受圧部101bに至り、逆にパイロットライン110a側の圧油がタンク103に押し戻されるので、コントロールバルブ101をロ位置に切換えることができる。
【0024】パイロットライン110a,110bの途中には、誤動作防止手段である開閉弁106a,106bがそれぞれ備えられている。この開閉弁106a,106bのそれぞれは、常時パイロットライン110a,110bのそれぞれを開口する働きをなしているが、切換え時には、閉口する働きをなしている。この開閉弁106a,106bの切換えは、電源109からの電流の作用によって行われ、この電流の作用は、内部にばね108を備えた押しボタン式のスイッチ107のON/OFF操作によって制御される。詳述すると、スイッチ107のOFF時(スイッチ107を押していない状態)では、電源109からの電流は開閉弁106a,106bに作用せず、開閉弁106a,106bは開の状態に保持されたままであるので、パイロットライン110a,110bを開口状態に保持している。逆に、スイッチ107のON時(スイッチ107を押した状態)では、電源109からの電流が開閉弁106a,106bに作用し、開閉弁106a,106bが閉の状態となるので、パイロットライン110a,110bを閉口状態に保持している。
【0025】次に本発明に係る油圧回路の動作の説明を行う。スイッチ107を押していない状態では、開閉弁106a,106bに電源109からの電流は作用せず、パイロットライン110a,110bはそれぞれ開口状態に保持しているので、通常作業を行うことができる。すなわち、操作レバー32をa方向或いはb方向に傾倒操作すれば、この操作量に基づいたパイロット圧油がパイロットポンプ104から吐出されてコントロールバルブ101に作用する。コントロールバルブ101は、この操作量に応じて切換わるので、旋回モータ100に油圧ポンプ102からの圧油を供給することができる。これにより、旋回モータ100の正転/逆転駆動を行うことができる。
【0026】一方、スイッチ107を押した状態においては、電源109からの電流が開閉弁106a,106bのそれぞれに作用するので、開閉弁106a,106bは切換わり、パイロットライン110a,110bはそれぞれ閉口される。この状態においては、操作レバー32をa方向或いはb方向に傾倒操作したとしても、パイロットポンプ104から吐出されたパイロット圧油がコントロールバルブ101に作用することがないので、旋回モータ100が駆動する心配もない。これによると、吊荷運搬作業時にスイッチ107を押した状態にあるときは、旋回動作をすることがないので、オペレータは操作レバー32を気に留めることなく運搬作業を行うことができる。
【0027】なお、このスイッチ107は、前記走行レバー33に直接配置するかもしくはその近傍に配置するのがよい。これによると、走行レバー33操作中のスイッチ107操作を容易に行うことができる。また、ここでは旋回動作を制御する例について説明したが、本発明はこれに限らず、アタッチメント4の動作を併せて停止させるような制御を行うようにしてもよい。また、スイッチ107に変えて、例えば前記吊荷支持部53に荷物の荷重を検出する荷重検出器等を配置して、この荷重検出器により所定の荷重を検出した場合にのみ制御を行う構成としてもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によると、長尺物の吊荷運搬作業に際して、長尺物の回転を確実に防止できるので、従来荷物の運搬作業に必要だった補助者等が必要なくなり、補助者が油圧ショベルの旋回半径内に立ち入る必要がなくなり、作業効率の向上につながる。
【0029】請求項2に記載の発明によると、吊荷支持部を、単にドーザブレード上部を切り欠いて形成した場合には、排土作業時にこの切り欠きから土砂が零れ落ちる心配があるが、本実施例のように吊荷支持部を受け口状に形成すれば、排土作業時の土砂は、この受け口によって塞き止められるので後方に零れ落ちる心配がない。
【0030】通常、操作レバーはいつでも動かせる状態にあるので、運搬作業中にオペレータが誤って操作レバーに接触した場合にも旋回動作を行ってしまうという問題があるが、請求項3に記載の発明によると、確実に旋回動作を制限することができるので、作業時の機体及び吊荷の安定性を損なうことがない。
【0031】請求項4に記載の発明によると、実際に吊荷運搬時に操作する走行レバーの近傍にスイッチを備えることができるので、より円滑に効率よく吊荷運搬作業を行うことができる。




 

 


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