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発明の名称 油圧ショベル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−107396(P2001−107396A)
公開日 平成13年4月17日(2001.4.17)
出願番号 特願平11−287040
出願日 平成11年10月7日(1999.10.7)
代理人 【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司 (外2名)
【テーマコード(参考)】
2D015
3F204
【Fターム(参考)】
2D015 GA01 GB04 
3F204 AA09 BA01 CA05 FA02 FB01 FC02 FD10
発明者 土川 真司
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 走行体を備えたショベル本体の上面に運転席が設けられるとともに、ショベル本体の前部に、起伏自在なブームを備えた作業アタッチメントが取付けられて成る油圧ショベルにおいて、上記ショベル本体の上面における上記運転席の前方であって上記ブームの後方に、左右両側の縦手摺りと、この縦手摺り間に架け渡された横手摺りを備えたハンドレールが設けられ、このハンドレールは、上記ブームの起立状態でブームとの干渉が問題となる部分が低位部分として高さが上記ブームの起立状態でブームとの干渉が生じない寸法に設定され、ブームとの干渉が問題とならない部分が、高位部分として上記低位部分よりも高く形成されたことを特徴とする油圧ショベル。
【請求項2】 請求項1記載の油圧ショベルにおいて、ブームがショベル本体の車幅方向の中心に対して運転席から見て右側にオフセットして配置され、ハンドレールの右側に低位部分、左側に高位部分が形成されたことを特徴とする油圧ショベル。
【請求項3】 請求項1または2記載の油圧ショベルにおいて、ブームが縦軸まわりに左右にスイング作動可能に取付けられ、低位部分が、このブームの全スイング作動範囲を通じてブームと干渉しない範囲に設けられたことを特徴とする油圧ショベル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はショベル本体の上面に運転席、この運転席の前方に作業アタッチメントがそれぞれ配置される小形の油圧ショベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ミニショベルと称される小形の油圧ショベルにおいては、図4,5に示すように、クローラ式走行体1上に上部旋回体2が縦軸まわりに旋回自在に搭載されてショベル本体(ベースマシン)3が構成されている。
【0003】このショベル本体3には、上部旋回体2の上面中央部に運転席4が設けられ、この運転席4のシート下方にエンジンその他の機器類(図示しない)が設けられるとともに、運転席まわりに操作装置(5はその一例としてのレバー式操作装置である)が設けられている。
【0004】また、上部旋回体2における運転席4の前方にほぼ旋回体全幅に亘ってハンドレール6が取付けられ、このハンドレール6の直前方に図4中に二点鎖線で示す作業アタッチメント7が装着される。
【0005】この作業アタッチメント7は、起伏自在なブーム8を備え、標準仕様(掘削仕様)ではブーム8の先端にアーム9、このアーム9の先端にバケット10がそれぞれ取付けて構成される。11はブーム8を起伏させるブーム起伏シリンダ、12はアーム9を作動させるアームシリンダ、13はバケット10を作動させるバケットシリンダである。
【0006】ブーム8は、溝掘り作業がし易いように縦軸まわりに左右方向にスイング作動可能に取付けられ、スイングシリンダ14によって駆動される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ハンドレール6は、左右両側の縦レール6a,6aの上端間に横レール6bが水平に架け渡された逆U字形に形成され、運転者が前方に身を乗り出して掘削部分を確認する際や乗降時に手で体を支える手摺りとして使用される。
【0008】ところが、この場合、このハンドレール6の高さを、手摺り機能を果たす上で適正な寸法に設定すると、ブーム8を最大限起立させた状態でこのハンドレール6の横レール6bがブーム8と干渉する。
【0009】このため、このブーム8の実際上の最大起立角度がショベルが本来持っている角度以下に制限され、これによって作業アタッチメント7を含めた上部構造体の最小旋回半径が大きくなるという問題があった。
【0010】そこで従来は、やむを得ず図示のようにハンドレール6全体の高さを低くしてブーム8との干渉を防止しているが、その結果、ハンドレール本来の手摺り機能が大幅に低下し、とくに運転者が乗り降りする際の手の握り部分が低くなることで乗降しにくくなるという弊害が生じていた。
【0011】本発明は上記の事情に鑑み、ハンドレール本来の手摺り機能の大幅な低下を招くことなく、ブームとハンドレールの干渉を防止することができる油圧ショベルを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、走行体を備えたショベル本体の上面に運転席が設けられるとともに、ショベル本体の前部に、起伏自在なブームを備えた作業アタッチメントが取付けられて成る油圧ショベルにおいて、上記ショベル本体の上面における上記運転席の前方であって上記ブームの後方に、左右両側の縦手摺りと、この縦手摺り間に架け渡された横手摺りを備えたハンドレールが設けられ、このハンドレールは、上記ブームの起立状態でブームとの干渉が問題となる部分が低位部分として高さが上記ブームの起立状態でブームとの干渉が生じない寸法に設定され、ブームとの干渉が問題とならない部分が、高位部分として上記低位部分よりも高く形成されたものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の構成において、ブームがショベル本体の車幅方向の中心に対して運転席から見て右側にオフセットして配置され、ハンドレールの右側に低位部分、左側に高位部分が形成されたものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、ブームが縦軸まわりに左右にスイング作動可能に取付けられ、低位部分が、このブームの全スイング作動範囲を通じてブームと干渉しない範囲に設けられたものである。
【0015】上記構成によると、ハンドレールにおけるブームとの干渉が問題となる部分(低位部分)のみについて高さを低くしてブームとの干渉を回避しながら、他の部分(高位部分)では手摺りとして十分な高さを確保することができる。すなわち、必要な手摺り機能を維持ながらブームとハンドレールの干渉を防止することができる。
【0016】とくに請求項2の構成によると、運転者の乗降頻度の高い左側部分を高くできるため、乗降を助ける握り部分としての機能を十分確保することができる。
【0017】また、請求項3の構成によると、ブームが左右にスイングする所謂スイング式ショベルにおいて、全スイング作動範囲を通じてブームとハンドレールの干渉を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図3によって説明する。
【0019】なお、この実施形態において、図4,5に示す従来の油圧ショベルと同一部分には同一符号を付して示し、その重複説明を省略する。
【0020】作業アタッチメント7を構成するブーム8は、図3に示すように車幅中心Lに対して右側(運転席4から見て右側、以下にいう左右の方向性について同じ)にオフセットして配置され(図3中のαはこのオフセット量を示す)、起伏自在で、かつ、ここでは図示しないスイングシリンダによって縦軸Oまわりに左右にスイング作動可能に構成されている。
【0021】図3中、点線イはブーム8の正面向き、一点鎖線ロは最大左向き、二点鎖線ハは最大右向きの各状態を示している。
【0022】ハンドレール15は、ショベル本体3を構成する上部旋回体2の上面における運転席4の前方に旋回体全幅近くに亘って設けられている。
【0023】このハンドレール15は、ブーム8の直後部に位置するため、前記したようにブーム8の最大起立状態でブーム8との干渉の問題が生じる。
【0024】この場合、ブーム8が車幅中心に対して右側にオフセットして配置されているため、ハンドレール15の右側部分にブーム8との干渉の問題が生じる。また、ブーム8は左右にスイング作動するため、この干渉範囲がブーム幅寸法以上の幅方向範囲で発生する。
【0025】そこでこの油圧ショベルにおいては、上記ブーム8との干渉の問題が生じるハンドレール右側部分15Aは、全スイング作動範囲を通じてブーム最大起立状態でブーム8と干渉しない高さ寸法(たとえば図2の対地高さ寸法h1=1,033mm)に設定され、ブーム8との干渉の問題のない左側部分15Bは、右側部分15Aよりも高くて本来の手摺り機能を果たすのに必要かつ十分な高さ寸法(同h2=1,153mm)に設定されている。
【0026】すなわち、このハンドレール15は、低位部分15Aと高位部分16Bが段差をもって連続する段違い状に構成されている。
【0027】具体的構成としては、図2のように低位部分15Aは縦手摺り部16と横手摺り部17が鈍角で連続する鈎形に形成されている。一方、高位部分15Bは、低位部分15Aの縦手摺り部16よりも高い縦手摺り部18と、低位部分15Aの横手摺り部17の延長部分である下部横手摺り部19と、この下部横手摺り部19と平行な上部横手摺り部20とによって形成されている。
【0028】なお、ブーム8がスイングするこの油圧ショベルにおいては、通常、低位部分15Aが高位部分15Bよりも幅方向の広い範囲(たとえば高位部15Bの約2倍の寸法範囲)に形成される。
【0029】この構成によると、ブーム8とハンドレール15の干渉を防止しながら、ハンドレール15の左側高位部分15Bは手摺り機能を果たすのに必要かつ十分な高さを確保できるためハンドレール全体として手摺り機能の大幅な低下を招かない。
【0030】とくに、この実施形態の場合、乗降の頻度が高いハンドレール左側部分15Bの高さが高く、この部分15Bが乗降時の握り部分として有効に機能するため、手摺り機能低下の実害が最小限に少なくてすむ。
【0031】ところで、上記実施形態では、高位部分15Bの横手摺り部分を、下部及び上部両横手摺り部19,20から成る二重構造としたが、上部横手摺り部20のみから成る一重構造としてもよい。
【0032】一方、ブーム8が上記実施形態とは逆に左側にオフセットして配置される場合はこのブームオフセット側である左側部分を低位部分、右側部分を高位部分とし、ブーム8がオフセットしないで車幅中心線L上に配置される場合は、ブーム8との干渉の問題が生じるハンドレール中央部分を低位部分、左右両側部分を高位部分とすればよい。
【0033】また、上記実施形態ではスイング式の油圧ショベルを適用対象として例にとったが、本発明はスイング作動を行わない油圧ショベルにも適用することができる。
【0034】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、ハンドレールにおけるブームとの干渉が問題となる部分を低位部分としてその高さをブーム起立状態でブームとの干渉が生じない寸法に設定し、ブームとの干渉が問題とならない部分を高位部分として低位部分よりも高く形成したから、ハンドレールとブームの干渉を回避しながら、ハンドレールの他の部分(高位部分)では手摺りとして十分な高さを確保することができる。すなわち、必要な手摺り機能を維持ながらブームとハンドレールの干渉を防止することができる。
【0035】とくに請求項2の発明によると、運転者の乗降頻度の高い左側部分を高くできるため、乗降を助ける握り部分としての機能を十分確保することができる。
【0036】また、請求項3の発明によると、ブームが左右にスイングする所謂スイング式ショベルにおいて、全スイング作動範囲を通じてブームとハンドレールの干渉を防止することができる。




 

 


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