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発明の名称 建材用ガスケット及びパネル体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−152565(P2001−152565A)
公開日 平成13年6月5日(2001.6.5)
出願番号 特願平11−338924
出願日 平成11年11月30日(1999.11.30)
代理人 【識別番号】100107560
【弁理士】
【氏名又は名称】佐野 惣一郎
【テーマコード(参考)】
2E001
【Fターム(参考)】
2E001 DA01 FA03 FA52 GA01 GA07 GA10 HE01 KA01 KA07 LA03 LA16 MA02 MA04 MA06 MA11 
発明者 新井 芳夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】一端部と他端部とが対向することにより、略中空状の断面を成しており、且つ一端部と他端部との少なくとも一方が変形自在であり、一端部と他端部との間から中空部内に電気配線を挿通自在にしたことを特徴とする建材用ガスケット。
【請求項2】請求項1に記載の建材用ガスケットと、シーリング材と、パネルとを備え、パネル間に形成された目地における外側にシーリング材を設け、目地における内側に建材用ガスケットを設けて目地を塞いでおり、一端部及び他端部を内側に向けていることを特徴とするパネル体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建材用ガスケット及びパネル体に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−270083号公報には、電気配線をパネル体に設ける場合に、電気配線をフレーム内に収納し、このフレームをパネル表面から突設させた構成が開示されている。また、特開平10−205014号公報には、建材の目地を塞ぐガスケットに中空を設け弾性変形を容易にして密着し易くし、目地における水密性を高めた構成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の公報に開示の技術では、電気配線をパネルから突設させて配線しているため、外観を損なうという問題がある。また、電気配線は、フレーム内に収納しているため、電気配線の挿入及び取り出しがし難くく、メンテナンスがし難いという問題がある。これに対して、後者のガスケットは、中空内を等圧にする孔を設けて潰れ易くしており、電気配線を設けることはできず、電気配線はガスケットと別に配線する必要がある。従って、従来技術では、電気配線用のスペースが別途必要になるとともに、電気配線のメンテナンスがし難いという課題あった。
【0004】そこで、本発明は、電気配線用のスペースを削減することができ且つ電気配線のメンテナンスが容易な建材用ガスケット及びパネル体の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、建材用ガスケットが、一端部と他端部とが対向することにより、略中空状の断面を成しており、且つ一端部と他端部との少なくとも一方が変形自在であり、一端部と他端部との間から中空部内に電気配線を挿通自在にしたことを特徴とする。
【0006】この請求項1に記載の発明によれば、電気の配線に建材用ガスケットを利用し、建材用ガスケットの中空内に電気配線を設けることができるので、電気配線スペースを削減することができる。しかも、電気配線スペースを別途設ける必要がないので、外観がよい。また、一端部と他端部とが対向して略中空を閉じており、中空内の電気配線が露出されないので、外観がよい。更に、中空内の電気配線を挿通するときには、一端部と他端部との少なくとも一方を変形させて、中空を開いて電気配線を挿通し、挿通した電気配線を取り出すときには、挿通時と同様に一端部と他端部との少なくとも一方を変形させて、中空を開いて電気配線を取り出す。従って、電気配線の挿入及び取り出しが容易であり、電気配線のメンテナンスが容易である。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建材用ガスケットと、シーリング材と、パネルとを備え、パネル間に形成された目地における外側にシーリング材を設け、目地における内側に建材用ガスケットを設けて目地を塞いでおり、一端部及び他端部を内側に向けていることを特徴とする。
【0008】この請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を奏するとともに、目地の内側に設けられた建材用ガスケットは目地の深さの途中まで配置されているので、シーリング材は目地の外側から目地の途中まで充填すればよく、シーリング材の充填量を少なくすることができる。また、シーリング材を充填する厚みが少ないので、短時間でシーリング材を固化させることができ、施工時間を短くできる。目地にシーリング材を充填するときには、目地では建材用ガスケットがシーリング材を受けているので、シーリング材が目地内に垂れ下がるのを防止でき、目地表面をきれいに仕上げることができる。更に、目地の外側にシーリング材を充填することにより、建材用ガスケットの中空内に水が入り難く、電気配線の漏電を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態にかかるパネル体の平面図であり、図2は図1に示すパネル体のA−A断面図である。本実施の形態にかかるパネル体1は、庇の屋根を構成するものであり、複数のパネル3と、各パネル3を躯体5に固定するブラケット7と、パネル間の目地4に設けた軟質の建材用ガスケット(以下、単に「ガスケット」という)10及びシーリング材43を備えている。各パネル3は、ガラス間に太陽電池9が挟持されている。パネル3には、縁部の所定位置にブラケット7の取り付け孔11が形成されている。ブラケット7は、本体13と、躯体固定部15、パネル取り付け部17とを備えており、図1に示す本実施の形態では、パネル取り付け部17は、躯体固定部15の四方に設けられており、4枚のパネルを付き合わせた位置で、これらの4枚のパネルを取り付けて躯体5に固定している。ブラケット7は、本体13と、躯体固定部15、パネル取り付け部17とを備えており、本実施の形態では、パネル取り付け部17は、躯体固定部15の四方に設けられており、4枚のパネルを付き合わせた位置で、これらの4枚のパネルを取り付けて躯体5に固定している。躯体5は、庇の垂木(下地パイプ)である。尚、図2において、符号21は野縁である。躯体5には、台座22が固定されており、躯体固定部15は、台座22にボルト24により固着されている。ブラケット7のパネル取り付け部17は、パネル表面押え部25と、パネル裏面押え部27と、雄ねじ29とナット31とから構成されており、パネル取り付け部17と本体13とは位置調節部33によりパネル取り付け部17と本体13との位置が調整可能になっている。パネル表面押え部25は、パネル3に形成された取り付け孔11の周囲部において、パネル表面3aに当接しており、パネル表面3aとの当接面には、E.Pゴム(エチレンプロピレンゴム)等の軟質部材35が貼付されている。パネル裏面押え部27は、パネル表面押え部25とともにパネル3を挟むようにしてパネル裏面3bに当接しており、パネル表面押え部25と同様に、パネル裏面3bとの当接面には、E.Pゴム(エチレンプロピレンゴム)等の軟質部材36が貼付されている。従って、パネル表面押え部25とパネル裏面押え部27とでパネル3を挟持するが、それぞれパネル3との間に軟質部材35、36を介在させているので、施工時におけるパネル3の厚み方向における位置ずれや、施工後における厚み方向の変位を吸収することができる。パネル裏面押え部27には、パネル3の表面側にナット31が固定されており、ナット31はパネル3の取り付け孔11内に配置されている。ここで、ナット31と取り付け孔11の周面との間には、所定の間隙32があり、ナット31が取り付け孔11内で多少移動でき、パネル面内方向における位置ずれを許容できるようになっている。また、ナット31には、周面にE.Pゴム等の軟質部材38が貼付されており、パネル3の取り付け孔11の周面に弾性を持って当接可能であり、ナット31が取り付け孔11の周面に当接したときにパネル3の破損を防止して、パネル面内方向の位置ずれや変位を吸収している。雄ねじ29は、パネル表面押え部25側から挿通されて、ナット31に螺合して、パネル3に対してパネル表面押え部25とパネル裏面押え部27とを圧接させている。位置調節部33は、パネル裏面押え部25の裏面に溶接により固定されたボルト34と、ブラケット本体13にボルト34を挿通して、袋ナット40と位置決めナット39とにより本体13を挟んで固定しており、袋ナット40の螺合量を調整してボルト34に対する本体13の固定位置の調整ができるようになっている。尚、符号37は、ロックナットである。ガスケット10は、パネル端面間の目地4の内側に配置されており、ガスケット10には中空部41が設けられている。中空部41の中空42には、電気配線45が収納されており、この電気配線45はパネル3の太陽電池9に導通されている。ガスケット10の中空42を利用して、ガスケット10内に電気配線45を収納しているので、電気配線用の配線スペースを別途設ける必要がなく、電気配線45のスペースを削減することができる。更に、電気配線45は、目地4に収められたガスケット10内に収納されているので、パネル3からの突設を防止でき、外観がよい。また、パネル端面間の目地4において、パネル3の外側(表面側)にはパネル3の厚みの略半分までシーリング材43が充填されており、残り半分の内側(裏面側)にガスケット10が配設されている。目地4の外側にシーリング材43を充填しているので、ガスケット10の中空42内に水が入り難く、電気配線の漏電を防止できる。また、パネル3、3間の目地4において、パネル体1の外側はシーリング材43により化粧されているので、外観がよい。尚、ガスケット10は、各パネル3、3間で各パネル端面にシリコンシール49により接着されている。ガスケット10は、全体が軟質部材でできており、弾性変形可能である。目地4に埋設される中空部41が断面円弧形状であり、ひれ状の一端部51と他端部53とが互いに重なり合って中空42を閉じており、一端部51と他端部53との重なり部分を開いて電気配線45の挿入及び取り出しができるようになっている。このように、一端部51と他端部53とを重ねる構成とすることにより、パネル3の変位等によりパネル3間が狭くなってもガスケット10が容易に変形し、圧縮力を吸収するので、ガスケット10の破損や目地4からの飛び出し等を防止している。更に、一端部51と他端部53とに多少の長さのずれや変形が生じても中空を閉じることができる。尚、ガスケット10は、係止部47がパネル3の端面に係止されて、位置決めされている。
【0010】次に、本実施の形態にかかるパネル体1の施工方法について説明する。ブラケット7の躯体固定部15を躯体5にボルト24を締め付けて固定する。次に、パネル端面を突き合わせてパネル3を並べ、各パネル3の取り付け孔11の周囲において、パネル表面側にパネル表面押え部25を配置し、パネル裏面側にパネル裏面押え部27を配置し、パネル裏面押え部27に固定されているナット31をパネル3の取り付け孔11内に位置させる。また、パネル裏面押え部27に固定されているボルト34を本体13に挿通させておく。この状態で、雄ねじ29をパネル3の表面側から挿通し、ナット31に螺合させて締め付けて、パネル3を表面押え部25と裏面押え部27とで挟持する。この施工方法においては、ナット31が取り付け孔内に間隙32を設けて配置されているので、パネル取り付け孔11内でナット31をずらすことによって、パネル3の位置ずれがあっても容易に取り付けできる。また、ナット31をずらしたときにナット31の周面には軟質部材38が設けられているので、金属部分が直接パネル端面に当接することがなく、パネル3の損傷を防止する。更に、施工後にパネル3が変位しても取り付け孔11内にナット31の遊び用の間隙32があるので、ナット31とパネル3とが圧接してパネル3に無理な力がかかり難くく、パネル3の損傷を防止できる。更に、ナット31がパネル3に当接した場合でもナット31の周面に設けた軟質部材38がパネル3に弾性を持って当接するので、パネル3の損傷を防止できる。次に、調節部33において、ボルト34に袋ナット40と位置決めナット39とを閉め付けて固定するが、位置決めナット39の螺合量を調整して、ブラケット本体13に対するパネル取り付け部17の前後位置を調整する。これにより、パネル3の厚み方向におけるパネル3どうしのずれを容易に調節できる。一方、パネル3、3間の目地4の内側(パネル裏面側)に、ガスケット10を埋め、シリコンシール49でガスケット10を固定する。これにより、ガスケット10は、目地4の内側において、パネル3の略半分の厚みまで埋め込まれる。次に、パネル表面側から目地にシーリング材43を充填する。シーリング材43の厚みはパネル3の略半分にできるから、シーリング材43が乾く時間を短くでき、施工時間が短くなるともに、シーリング材43が垂れ下げるのを防止でき、目地4の表面をきれいに仕上げることができる。また、シーリング材43は目地4の略半分程度の深さを充填すれば足りるので充填量を少なくすることができる。しかも、目地4の外側にシーリング材43を充填することにより、ガスケット10の中空42内に水が入り難く、電気配線45の漏電を防止できる。ガスケット10の中空42内に電気配線45を収納するときには、一端部51及び他端部53の重なりを開いて、電気配線45を中空42内に挿入する。電気配線45をガスケット10から取り出すときには、一端部51と他端部53との重なりを開いて取り出す。従って、電気配線45の挿入及び取り出しが容易にでき、施工が容易であるとともにメンテナンスが容易にできる。
【0011】本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、ガスケット10において、中空42の開口に設けた一端部51と他端部53との両方をひれ状にすることに限らず、一方のみをひれ状にしてもよい。また、一端部51と他端部53とは、中空42を閉じる状態では、重ねて配置することに限らず、突き合わせて中空42を閉じるものであってもよい。更に、本明細書において、「一端部と他端部とを対向する」とは、一端部51と他端部53とが当接したり、重合して中空42を形成することに限らず、一端部51と他端部53とが間隔をあけて位置し、ガスケット10内に略中空を形成するものも含む。ガスケット10は、太陽電池9を内臓したパネル3の目地4に設けることに限らず、太陽電池9を内臓していないパネル3の目地4であってもよいし、また、パネル3の目地4に限らない。更に、電気配線45は、太陽電池9に導通することに限らない。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、電気の配線に建材用ガスケットを利用し、建材用ガスケットの中空内に電気配線を設けているので、電気配線スペースを削減することができる。また、建材用ガスケットの中空内に電気配線を収納しているので、電気配線用のスペースを別途設ける必要がなく、外観がよい。更に、建材用ガスケット内に電気配線を挿入及び取り出すときには、一端部と他端部との少なくとも一方を変形させて、中空を開くので、建材用ガスケットの中空内へ電気配線を挿入及び取り出しが容易であり、電気配線のメンテナンスが容易にできる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、上述した請求項1に記載の効果を奏するとともに、シーリング材は目地の途中まで充填すればよいので、充填量を少なくすることができる。また、シーリング材を充填する厚みが少ないので、短時間で固化させることができ、施工時間を短くできる。目地にシーリング材を充填したときに、シーリング材が目地内に垂れ下がるのを防止でき、目地表面をきれいに仕上げることができる。更に、目地の外側にシーリング材を設けているので、建材用ガスケットの中空内に水が入り難く、電気配線の漏電を防止できる。




 

 


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