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発明の名称 開閉体制御装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−248372(P2001−248372A)
公開日 平成13年9月14日(2001.9.14)
出願番号 特願2000−57404(P2000−57404)
出願日 平成12年3月2日(2000.3.2)
代理人 【識別番号】100067323
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 教光 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2E042
【Fターム(参考)】
2E042 AA01 CA01 CA15 CB04 CB05 CB06 CB17 CC03 CC10 DA01 
発明者 佐々木 幸彦 / 本木 秀和
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 開閉体の停止状態を動作用電源の供給に基づき解除して前記開閉体を自然移動させる連結解除手段と、開閉体の移動開始時及び移動中において、移動に関する制御に電源を必要とする場合、外部からの所定の供給電源と補助電源とを所定の条件に基づいて選択して用い、開閉体を所定方向に移動の指令に基づき前記連結解除手段を作動させ前記開閉体を前記所定方向に自然移動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする開閉体制御装置。
【請求項2】 前記開閉体開閉時における障害物を感知する障害物感知手段を備え、前記開閉体の自然移動時に障害物を感知可能な請求項1記載の開閉体制御装置。
【請求項3】 前記制御手段は、障害物感知手段に対して前記開閉体の自然移動時における動作用の電源を前記補助電源から供給可能とする請求項1記載の開閉体制御装置。
【請求項4】 前記開閉体を操作により自然移動可能にする強制閉鎖指示手段を備え、前記制御手段は、通常状態において前記連結解除手段の動作電源となる外部からの所定の供給電源の入力が常時前記連結解除手段に供給可能な状態となるよう信号路の切替状態を保持する一方、前記強制閉鎖指示手段による強制閉鎖指示時には前記外部からの所定の供給電源の入力に関わらず商用電源あるいは補助電源を前記連結解除手段に供給して前記開閉体を自然移動させる請求項1記載の開閉体制御装置。
【請求項5】 開閉体の停止状態を動作用電源の供給に基づき解除して前記開閉体を自然移動させる連結解除手段と、前記開閉体を操作により自然移動可能にする強制閉鎖指示手段と、前記強制閉鎖指示手段による強制閉鎖指示時には商用電源あるいは補助電源を前記連結解除手段に供給して前記開閉体を自然移動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする開閉体制御装置。
【請求項6】 前記開閉体を開閉駆動する駆動手段を備え、前記制御手段は、前記開閉体の自然移動時に障害物感知時には前記駆動手段を駆動して開閉体を反転移動させる請求項2記載の開閉体制御装置。
【請求項7】 前記制御手段は、前記外部から所定の信号が入力されることに基づき、動作用電源を補助電源に切り替える請求項1記載の開閉体制御装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉体の開閉を制御する開閉体制御装置に係り、特に、外部電源の供給の有無にかかわらず常時開閉体を自然移動制御可能な開閉体制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】防火シャッターは、火災発生時などに手動で開閉できるように自動閉鎖装置が設けられている。この自動閉鎖装置は、シャッターの開閉機に連結されたブレーキを解除するクラッチを切断、連結させるものであり、クラッチに連結されたワイヤが壁等まで延出されてなる。ワイヤの終端には操作レバーが設けられ、操作レバーを操作することにより、クラッチが切断され、ブレーキを解除してシャッターを自重閉鎖することができる。この際、操作レバーを手動操作した際に発生する力を元にして機械的に動作する構成である。
【0003】また、この自動閉鎖装置には、上記の操作レバーの手動操作に限らず、防災信号(パルス電圧)などの外部信号の入力に基づき、前記ブレーキを解除させる構成のものもある。自動閉鎖装置は2タイプあり、a)常に力や電源等を与えなければ常にブレーキが働く構成のものと、b)力や電源等を与えなければそのままの状態を維持するものがある。a)のタイプのものは、力や電源を与えた期間のみシャッターが自然閉鎖され、力や電源の供給が絶たれると再度その位置でシャッターの停止状態が保持される。b)のタイプのものは、通常ブレーキが働くよう構成されていて、解除するために力や電源が供給されると以降は、力や電源の供給が無くともブレーキ解除状態のままとなる。逆にブレーキ解除されるよう構成されているものもあり、この場合ブレーキをかけるための力や電源が供給されると以降は力や電源の供給が無くともブレーキがかかった状態のままとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動閉鎖装置は、手動操作でシャッターを自然閉鎖させた場合、シャッターは全閉位置まで降下するが、途中停止させたい場合があった。また、防災信号受信時においても自動閉鎖装置はこの防災信号に基づきシャッターは全閉するまで降下する。上記(a)タイプの自動閉鎖装置において防災信号が短い期間だけ出力された場合でも、通常、この期間中でシャッターが全閉するようになっている。
【0005】また、シャッターには、開閉時に障害物を感知する障害物感知装置が設けられたものがある。しかしながら、従来は、操作レバーを操作してシャッターを自然閉鎖させた場合、障害物感知装置への動作電源の供給の有無に関わらずシャッターが全閉するよう構成されている。自然降下中における障害物の感知でシャッターを途中停止させたい場合がある。
【0006】また、防災信号の入力を受けてシャッターを自動閉鎖させるよう構成した場合においても、障害物感知装置への動作電源の供給の有無に関わらず同様にこの自然閉鎖時における障害物感知機能を活かしたい場合がある。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、開閉体を外部電源供給の有無にかかわらず所望する時期に所定の移動指令で自然移動させることができ、また、自然移動させた際においても障害物の感知機能を働かせることができる開閉体制御装置を提供する事を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の開閉体制御装置は、開閉体の停止状態を動作用電源の供給に基づき解除して前記開閉体を自然移動させる連結解除手段と、開閉体の移動開始時及び移動中において、移動に関する制御に電源を必要とする場合、外部からの所定の供給電源と補助電源とを所定の条件に基づいて選択して用い、開閉体を所定方向に移動指令する信号の入力に基づき前記連結解除手段を作動させ前記開閉体を前記所定方向に自然移動させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、前記開閉体開閉時における障害物を感知する障害物感知手段を備え、前記開閉体の自然移動時に障害物を感知可能に構成できる。
【0010】また、前記制御手段は、障害物感知手段に対して前記開閉体の自然移動時における動作用の電源を前記補助電源から供給可能に構成することもできる。
【0011】また、前記開閉体を操作により自然移動可能にする強制閉鎖指示手段を備え、前記制御手段は、通常状態において前記連結解除手段の動作電源となる外部からの所定の供給電源の入力が常時前記連結解除手段に供給可能な状態となるよう信号路の切替状態を保持する一方、前記強制閉鎖指示手段による強制閉鎖指示時には前記外部からの所定の供給電源の入力に関わらず商用電源あるいは補助電源を前記連結解除手段に供給して前記開閉体を自然移動させる構成としてもよい。
【0012】また、他の発明は、開閉体の停止状態を動作用電源の供給に基づき解除して前記開閉体を自然移動させる連結解除手段と、前記開閉体を操作により自然移動可能にする強制閉鎖指示手段と、前記強制閉鎖指示手段による強制閉鎖指示時には商用電源あるいは補助電源を前記連結解除手段に供給して前記開閉体を自然移動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】また、前記開閉体を開閉駆動する駆動手段を備え、前記制御手段は、前記開閉体の自然移動時に障害物感知時には前記駆動手段を駆動して開閉体を反転移動させる構成にもできる。
【0014】また、前記制御手段は、前記外部から所定の信号が入力されることに基づき、動作用電源を補助電源に切り替える構成にもできる。
【0015】上記構成によれば、連結解除手段の連結解除により開閉体は自然移動する。この連結解除手段は、制御手段あるいは外部からの所定の供給電源を動作用電源とし電源供給により直ちに開閉体を自然移動させる。制御手段は、開閉体の移動制御に電源が必要なとき外部からの所定の供給電源と補助電源を選択して用い連結解除手段と障害物感知手段にそれぞれ供給する。これにより、外部電源の停電時であっても開閉体を自然移動制御でき、自然移動期間中に障害物感知を機能できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の開閉体制御装置を示す構成図である。本実施形態では開閉体として防火機能を有するシャッターの例を用いて説明する。出入口等に設けられるシャッター1は、開閉機Mの駆動に連動して上下方向に開閉自在である。
【0017】通常時におけるシャッター1の開閉は、壁等に設けられた操作手段3の各スイッチ(開SW3a、閉SW3b、停SW3c)を操作することにより、制御手段4がこの操作を検知し、外部電源ACにより開閉機Mを駆動制御して、同操作方向にシャッター1を開閉させる。
【0018】このシャッター1には、防火機能として火災時等に開閉機Mを電気的に駆動させずとも、シャッター1の自重で出入口を閉鎖させる機能を有している。この機能は、ブレーキ機構7と、連結解除手段10によって構成されている。
【0019】図2は、開閉機M部分の拡大図である。シャッター1は、開閉機Mの回転軸の回転により開閉(昇降)する。開閉機Mの側部には、回転軸にブレーキ機構6が連結されている。ブレーキ機構6は、回転軸の回転を停止、解放(切断、連結)するクラッチ7を備えている。このクラッチ7は、ブレーキ解放レバー8の動作により切断、連結される。
【0020】このブレーキ解放レバー8は、ワイヤ9の一端に連結されており、ワイヤ9の他端は壁等まで延出されている。火災時等には、ワイヤ9の他端を引っ張ることにより、この力でクラッチ7を切断して開閉機Mの回転軸を自由にでき、シャッター1の自重でシャッター1を自重降下させ出入口を閉鎖させることができる。この際、外部電源ACの供給の有無に関わらず、シャッター1を閉鎖させることができる。
【0021】連結解除手段10は、外部から制御信号(例えばDC24Vの防災信号)が入力されたとき、この防災信号に連動してシャッター1を閉鎖させるために設けられる。この連結解除手段10は前述したタイプ(a)の自動閉鎖装置で構成されており、ブレーキ開放レバー8が引っ張り操作された間、及び防災信号が入力された間のみブレーキを解除する構成となっている。防災信号が入力されると、この防災信号(の電圧)によって連結解除手段10は解除ピン11を突出駆動させる。解除ピン11は、突出によってブレーキ機構6のブレーキ解放レバー8の一端(係合ピン8a)に接触し、クラッチ7を切断するようになっている。これにより、火災時等に防災信号を受けると、この防災信号に連動してシャッター1を閉鎖させる。この際、外部電源ACの供給の有無に関わらず、防災信号を受信することによってシャッター1を閉鎖させることができる。
【0022】図1に戻り全体構成を説明する。このシャッター1には障害物感知手段15が設けられている。障害物感知手段15は、例えばシャッター1の下端部(座板)1bに設けられ、障害物接触時にスイッチが切り替わる感知スイッチ15aと、感知スイッチ15aの感知状態を検出する検出部15bで構成されている。感知スイッチ15aと検出部15bの間は、接続線を用いた配線や、光等を媒体とした送受信部を備えた無線通信の構成で互いに接続される。検出部15bは受信した感知信号を連結解除手段10、及び制御手段4に出力し、連結解除手段10はこの感知信号受信時には、解除ピン11を待避させクラッチ7を連結する。
【0023】制御手段4はこの感知信号に基づき開閉機Mへの電源供給を遮断しシャッター1を停止させる。この障害物感知手段15に送受信部を設けた構成においては、座板側に設けられる送信部は電池等で駆動するようになっている。なお、感知スイッチ15aは、上記構成の他、シャッター1のガイドレールに沿って上下に設けられたテーブスイッチで構成し、シャッター1には障害物接触時に差動片がテープスイッチを押圧する構成としてもよい。この他、出入口に光センサを設けて障害物を検知する構成にもできる。
【0024】この制御手段4には、前記操作手段3の他の機能の操作スイッチとして、強制閉鎖スイッチ(SW)3dが接続される。制御手段4は、この強制閉鎖SW3dの操作時には、通常時(防災信号を受信待機する通常モード)と異なる強制閉鎖モードでシャッター1を自重降下させる。この強制閉鎖SW3dは、シャッターを自重降下させる強制閉鎖指示手段を構成している。
【0025】図3は、制御手段4の内部構成を示す回路図である。この回路は、強制閉鎖モードに関連する連結解除手段10に関与する構成のみ記載されており、開閉機Mの駆動等他の制御回路は図示は省略している。外部電源ACは、電源回路20で整流されて駆動回路25側に出力される。電源回路20内部には、補助電源21が設けられており、切替回路22によって外部電源ACの供給断時に補助電源21に切り替わるよう構成されている。
【0026】切替回路22は、外部電源ACの供給時に通電状態となる駆動リレーR1と、この駆動リレーR1の通電期間中は外部電源AC側に切り替わった状態を保持し、外部電源ACの供給断時に補助電源21側に切り替わる2つのリレー接点R1−1、R1−2からなる。補助電源21は、外部電源ACの供給期間中に充電される2次電池によって構成されており、この補助電源21は外部電源ACの切断直後から容量に対応した所定時間の間、駆動回路25に電源を供給することができる。
【0027】駆動回路25は、電源回路20から供給された電源(DV24V)が駆動リレーR2、及び強制閉鎖用SW3dに接続されている。強制閉鎖用SW3dは常開接点であるため、通常時は、駆動リレーR2が非通電状態にある。対応して、通常状態においてリレー接点R2−2、R2−3は防災信号の入力端子30側に切り替わった状態が保持されている。この状態で防災信号が入力されると、防災信号が入力端子30〜出力端子31を介して連結解除手段10に出力される(シャッター1が自重降下する)ようになっている。
【0028】一方、火災発生等で強制閉鎖用SW3dが操作されると、駆動リレーR2が通電状態となり、リレー接点R2−1、R2−2が切り替わり、電源回路20からの電源が連結解除手段10に出力され、シャッター1を自重降下させることができる。強制閉鎖用SW3dには並列に自己保持用リレー接点R2−3が設けられており、駆動リレーR2の通電後は、この自己保持用リレー接点R2−3が自己保持状態となり、強制閉鎖用SW3dの操作が解除されても連結解除手段10への電源供給が継続され、シャッター1を全閉するまで継続できるようになっている。
【0029】防災信号制御盤27は、内部に補助電源28を有し、防災信号の受信時に、入力端子30に対して連続的に所定電圧を供給する。この補助電源28は、通常状態において外部電源を蓄電する2次電池等で構成され、前記電源回路20に設けられた補助電源21と同様の構成であり、この補助電源21を用いる構成にもできる。
【0030】また、強制閉鎖用SW3dには、直列に常閉接点の復帰SW3eが設けられている。シャッター1の全閉後に復帰SW3eを操作することにより、駆動リレーR2に対する電源回路20側からの通電状態を切断し、リレー接点R2−1,R2−2を切り替えて通常状態(防災信号の入力待機状態)に復帰させることができる。
【0031】上記の連結解除手段10には、障害物感知手段15の検知部15bが設けられている。即ち、この検知部15bを動作させるための電源は、前記制御手段4を介して外部電源ACあるいは防災信号によって常時得られるようになっている。これにより、外部電源ACの供給の有無、及び防災信号受信時、さらには、強制閉鎖SW3dの押下後等、全てのシャッター1開閉時に障害物感知を行えるようになる。詳細は省略するが、感知部15aが障害物を感知し、検知部15bがこの感知信号を受信すると制御手段4は、所定の障害物感知時制御を実行する。少なくとも開閉中のシャッター1を途中停止させるべく、開閉機Mを停止制御させる(同時にブレーキ機構6のブレーキを働かせてもよい)。なお、この検知部15bは連結解除手段10内部に設けるに限らず、動作用電源を制御手段4の出力端子31から得る構成として連結解除手段10の外部に設ける構成としてもよい。
【0032】次に、上記構成によるシャッター1の強制閉鎖にかかる動作を図4,図5のフローチャートを用いて説明する。制御手段4は、外部電源ACの供給の有無を判断する(S1)。外部電源ACが供給されている状態(S1−NO)においては、電源回路20の整流子2から駆動リレーR1への電源供給が継続した状態にある。この際、リレー接点R1−1は外部電源AC側に切り替わった状態が保持され、電源回路は外部電源ACに基づき所定電圧(DC24V)を駆動回路25側に供給する(S2)。
【0033】一方、外部電源ACが停電等で供給が断たれた状態になると(S11−YES)、整流子2から駆動リレーR1への電源供給が絶たれ、リレー接点R1−1は補助電源21側に切り替わり、補助電源21から上記所定電圧を駆動回路25側に供給する(S3)。以上のように、外部電源ACの供給の有無に関わらず、駆動回路25側には所定電源が連続して供給される。
【0034】この状態で、外部からの防災信号を受信待機状態にあり、制御手段4は操作スイッチ3の操作に基づきシャッター1を通常モードで開閉制御する。即ち、駆動回路25は、強制閉鎖SW3dが操作されない状態において駆動リレーR2が通電しておらず、リレー接点R2−1、R2−2は入力端子30,出力端子31間を接続する状態に保持されており、防災信号の待機状態にある。
【0035】そして、火災などで外部から防災信号が入力された場合には(S4−YES)、防災信号が出力端子31から出力される。これにより連結解除手段10、及び障害物感知手段15の検知部15bに防災信号の所定電圧が入力される。防災信号の入力により、連結解除手段10は、解除ピン11を突出させブレーキを解除してシャッター1を自重降下させて出入口を閉鎖する(S5,S6−NO,S7)。
【0036】シャッター1の自重降下時に、シャッター1が障害物に接触した場合には(S6−YES)、障害物感知手段15は検出部15bに入力した感知信号に基づき、制御手段4にシャッター1を停止させる停止信号を出力する。この際、連結解除手段10は、解除ピン7を待避しクラッチ7を連結させるとともに、ブレーキをかける。制御手段4は、停止信号の入力に基づき開閉機Mに供給する電源を切断しシャッター1を直ちに停止させる(S8)。なお、検出部15bは制御手段4における開閉機Mを駆動するための電源供給ラインの一部を直接切断すべくリレー接点を介在させる等の回路構成にする事もできる。
【0037】このように、防災信号の入力でシャッター1が自重降下する場合においても、障害物感知手段15による障害物を感知できるようになる。この後、出入口における障害物感知状態が解除されると(S9−YES)、障害物感知手段15は障害物の非感知状態に復帰し、連結解除手段10は解除ピン7を突出させクラッチを連結解除してシャッター1を再降下させる(S10)。この後、障害物が感知されない場合(S6−NO)、全閉まで降下すれば(S7ーYES)、終了する。シャッター1の全閉状態は、後述するようなリミットスイッチなどの下限位置検出手段を用いて検知する構成としてもよい。障害物が感知されない状態(S6−NO)が所定時間経過することを監視してシャッター1が全閉と判断し、自動的に連結解除手段10への電源供給を遮断して解除ピン11を待避させクラッチ7を連結させる初期状態に復帰させる事もできる。
【0038】上記装置は、防災信号の入力がなくとも強制閉鎖SW3dの操作によってシャッター1を自重降下させることができる。通常モードで防災信号が入力されていない状態(S4−NO)において、強制閉鎖SW3dが操作されると(S11)、電源回路20からの駆動電源が出力端子から連結解除手段10に供給され、シャッター1が自重降下する(S12)。
【0039】即ち、駆動リレーR2に電源回路20の電源出力が供給されて、リレー接点R2−1が閉じ、強制閉鎖SW3dと並列なリレー接点R2−1は駆動リレーR2の通電状態を自己保持する。同時に、リレー接点R2−2,R2−3が切り替わり、電源回路20(外部電源ACあるいは補助電源21)の電源電圧が出力端子31から連結解除手段10、及び障害物感知手段15の検知部15bに供給される。
【0040】連結解除手段10は、電源回路20からの電源に基づき、解除ピン11を突出させブレーキを解除してシャッター1を自重降下させて出入口を閉鎖する(S13,S14−NO,S15)。
【0041】シャッター1の自重降下時に、シャッター1が障害物に接触した場合には(S14−YES)、障害物感知手段15は検出部15bに入力した感知信号に基づき、制御手段4にシャッター1を停止させる停止信号を出力する。この際、連結解除手段10は、解除ピン7を待避しクラッチ7を連結させるとともに、ブレーキをかける。制御手段4は、停止信号の入力に基づき開閉機Mに供給する電源を切断しシャッター1を直ちに停止させる(S16)。このように、強制閉鎖SW3dを操作してシャッター1を自重降下させた場合においても、障害物感知手段15による障害物を感知できるようになる。
【0042】この後、出入口における障害物感知状態が解除されると(S17ーYES)、復帰SW3eの操作で通常状態への復帰が可能となる。この復帰SW3eを操作すると(S18−YES)、連結解除手段10を通常状態に復帰させることができる(S19)。この復帰については、連結解除手段10への電源供給状態を継続状態のままとしても良い他、図示のように、特定キーの押下などで連結解除手段10への電源供給を遮断してもよい。電源遮断は、例えば復帰SW3dの操作で駆動リレーR2への通電状態が解除され、リレー接点R2−1による自己保持状態が解除され、リレー接点R2−2、R2−3が切り替わり出力端子31は入力端子30に接続されて電源回路20からの電源を遮断する。これにより、連結解除手段10は防災信号の受信待機状態に復帰する。
【0043】この後、障害物が感知されない場合(S14−NO)、全閉まで降下すれば(S15ーYES)、終了する。このシャッター1の全閉は、後述する下限位置検出手段を用いて検知する構成としてもよい。なお、S18での復帰操作がなされずとも、障害物が感知されない状態(S14−NO)が所定時間経過することを監視してシャッター1が全閉と判断し、自動的に連結解除手段10への電源供給を遮断して解除ピン11を待避させクラッチ7を連結させる初期状態に復帰させる事もできる。
【0044】上述した制御手段4は、開閉体の移動開始時及び移動中において、移動に関する制御に電源を必要とする場合、外部からの所定の供給電源と補助電源とを所定の条件に基づいて選択して用いる構成とした。この移動に関する制御とは、移動開始、停止、再開、反転等の制御である。また、電源選択の具体例を説明する。
1.外部から所定の供給電源(上記実施形態の説明では防災信号)が入力されればこの電力を少なくとも制御開始時に用いるが、強制閉鎖SW押下時等、外部から所定の電源の供給がない状態においては補助電源を選択する。
2.外部から所定の供給電源の供給が途中で途絶えた場合には、補助電源に切り替える。この場合、開閉体が全閉あるいは全開に至るまで外部から所定の供給電源の供給が途絶えなければ、結果的に補助電源には切り替えない。
3.閉鎖の所定の中間位置で時間経過まで(例えば、通常は障害物に接触しないと思われる位置まで)は外部から所定の供給電源を用い、その後は外部から所定の供給電源の供給の有無にかかわらず補助電源に切り替える。
4.閉鎖の開始は外部から所定の供給電源の電力で行い、その後直ぐに補助電源に切り替えて全閉等の終了までは補助電源を用いる。
5.外部信号(外部からの所定の供給電源の場合、あるいは制御用信号の場合)は単に電源切り替えのタイミングとして用い、信号検出、閉鎖開始から全閉までは補助電源を用いる。
6.外部から所定の供給電源の供給状態(電圧値や電流値)を監視する手段を設け、監視している電圧値や電流値が低下したとき、外部から所定の供給電源が途絶えたと判断して補助電源に切り替える。
【0045】また、上記説明では、連結解除手段10の作動によるシャッター1の自重降下は、防災信号、あるいは電源回路20からの電源供給に基づき電気的制御で実行される構成としたが、これに限らず、前述したワイヤ9の他端を引っ張る機械的操作によっても自重降下させることができる。また、シャッター1が電気的制御で自重降下している最中にワイヤ9の引っ張りを戻せばシャッター1を直ちに途中停止させることもできる。
【0046】このワイヤ9を用いた自重降下の操作は、前述した強制閉鎖SW3dの操作と同様に、シャッターを自重降下させる強制閉鎖指示手段の他の例である。したがって、ワイヤ9の引っ張りを電気的に検知する検知手段を設けてワイヤ9の引っ張りを検知したときには強制閉鎖SW3dが操作されたと同じ状態を生成する構成としても良い。この場合、図3に示す回路上での具体例としては、強制閉鎖SW3dと並列にリレー接点(常開)を設け、ワイヤ9の引っ張りが検知手段で検知されたときにこの並列リレー接点を閉じる構成とすればよい。
【0047】また、防災信号に基づきシャッター1を自重降下させた後においても、復帰SW3eによる復帰操作で連結解除手段10を復帰させることもできる。この場合、S9においてシャッター1の自重降下後、一旦、強制閉鎖SW3dを操作して連結解除手段10に対し電源回路20側からの電源を供給させた後、復帰SW3eを操作して行えば、S17記載の同様の動作で連結解除手段10を復帰させることができる。
【0048】また、図示しないがシャッター1の閉鎖状態を検知する下限位置検出手段を設ける構成としてもよい。シャッター1の下限位置を検出する事により、障害物感知手段15の感知が障害物、あるいは床面のいずれであるかを判別でき、上記S7,S15における終了状態を判断できるようになる。この下限位置検出手段は、例えばガイドレールの下部間に設けたリミットSW、一対の投受光センサ、開閉機Mの回転数カウントによるシャッター1の移動位置検出などによってシャッター1の下限位置を検出する。上記構成によれば、シャッター1の下部(座板)が床面に着地すれば、障害物感知状態ではないと判断でき、同時に連結解除手段10を自動復帰できるようになる。
【0049】上記実施形態では、防災信号が単パルスなど短時間のみ供給される構成を前提として防災制御盤27(補助電源28)を用いる構成としたが、防災信号が連続的に供給される構成においては、防災制御盤27の構成は不要であり、防災信号の信号線を直接制御手段4の入力端子30に直接接続すればよい。
【0050】ところで、上記実施形態において、シャッター1は自重降下で自然閉鎖する構成であるため、この自然閉鎖に関して開閉機Mは何ら関与していない。したがって、本発明では開閉機Mを用いずシャッター1を自然閉鎖させるだけの構成にすることもできる。一方、本発明の障害物感知手段15にて障害物が感知された際にシャッター1を開放方向に反転駆動する場合や、防災信号を受けて定期的に降下訓練したり、設置時に全開状態にする必要が有る場合等には、開閉機Mを用いる構成としても良い。
【0051】上記の実施形態では、開閉体として昇降する防火シャッターを例に説明したが、本発明はこれに限らず通常のシャッターや、横開きシャッターにも適用できる。また、シャッターに限らず、スライディングドア等に適用しても同様の作用効果を得ることができる。さらに、昇降式のシャッターで自重降下(閉鎖)する例を説明したが、付勢手段を備えたドアなどで閉鎖側に付勢された構成では連結解除手段10の連結解除動作でこのドアを閉鎖限度位置まで自然閉鎖させることができるようになる。同様に開放側に付勢されている場合には連結解除動作で開放側へ自然開放させることができる。自然開放させる他の開閉体の例としては、通常時は上方で吊って全閉状態を保っているが、所定の信号を受信すると、吊った状態を解除して自重落下で開放させるものがある。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、連結解除手段に対する動作用電源を外部からの所定の供給電源あるいは補助電源のいずれかから常時供給可能に構成したので、開閉体を直ちに自然移動できるようになる。また、障害物感知装置を設けた構成により、開閉体の自然移動時に障害物を感知できるようになる。また、障害物感知装置に対して補助電源から動作用の電源を供給することにより、開閉体の自然時に外部電源の供給の有無にかかわらず障害物を感知できるようになる。また、強制閉鎖指示手段を設けて、通常時は外部から所定の供給電源を入力待機し強制閉鎖指示手段を用いた自然移動指示時には、外部からの供給電源の供給状態にかかわらず、動作用電源を連結解除手段に供給する構成とすれば、指示した任意の時期に開閉体を強制的に自然移動できるようになる。また、外部からの供給電源の供給状態そのものを監視せずとも、強制閉鎖指示手段の自然移動の指示で商用電源あるいは補助電源を連結解除手段に供給して開閉体を自然移動させる事もできるようになる。また、開閉体の駆動手段を設けて開閉体の自然移動時に障害物感知したときには開閉体を反転移動させることができるようになる。また、外部から所定の信号が入力されると、動作用の電源を補助電源に切り替える構成にして、補助電源を用いて開閉体を自然移動できるようになる。




 

 


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