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発明の名称 目地材および目地防水工法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−336229(P2001−336229A)
公開日 平成13年12月7日(2001.12.7)
出願番号 特願2000−159240(P2000−159240)
出願日 平成12年5月29日(2000.5.29)
代理人 【識別番号】100073461
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 武彦
【テーマコード(参考)】
2E001
【Fターム(参考)】
2E001 DA01 FA02 FA03 FA09 FA11 FA14 FA16 FA51 GA63 GA72 HA01 HA03 HA04 HA14 HC01 HC02 HD11 HE02 LA01 LA03 LA09 LA12 LA17 MA15 
発明者 宮地 京一 / 岡野 信夫 / 高田 雅紀 / 中村 和久
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】建築物の外装面において外装部材の間に構成される目地の防水を果たす目地材であって、前記目地の間隔よりも広い幅の帯状をなし、厚み方向に圧縮変形性を有し、水密性のある表面を有し、幅方向において側端部よりも中央部が薄い目地材。
【請求項2】全幅が30〜60mmであり、前記中央部の厚みが0.5〜2mmであり、前記側端部と中央部との厚みの差が1〜5mmである請求項1に記載の目地材。
【請求項3】発泡ゴムシートからなる請求項1または2に記載の目地材。
【請求項4】前記側端部および中央部が平坦で、両者の間に段差を有する請求項1〜3の何れかに記載の目地材。
【請求項5】建築物の外装面において外装部材の間に構成される目地の防水工法であって、建築物の外装下地面のうち目地になる個所に請求項1〜4の何れかに記載の目地材を配置する工程(a) と、前記目地材の上に目地の幅に相当する間隔をあけて外装部材を配置し、外装部材で目地材の側端部を押圧し圧縮変形させて外装部材を外装下地面に取り付け固定する工程(b) と、両側面が外装部材、底面が目地材で囲まれた目地に、ガスケットを嵌め込んで取り付ける工程(c) とを含む目地防水工法。
【請求項6】前記工程(a) が、目地材として、左右の側端部の間隔が目地の幅に相当する目地材を用い、前記工程(b) が、外装部材の端縁を目地材の側端部の内縁に配置する請求項5に記載の目地防水工法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目地材および目地防水工法に関し、詳しくは、建築物の外装施工の際に、外装部材同士の隣接個所に形成される目地の防水施工を行うために用いられる目地材と、この目地材を用いた目地防水工法とを対象にしている。
【0002】
【従来の技術】建築物の外装施工として、外装下地面にボード状の外装部材を敷設したあと、外装部材同士の隣接個所に形成される隙間あるいは間隙である目地に、防水性などを付与したり外観性を向上させたりする目地防水施工が行われる。目地の防水施工として、外装部材が施工される外装下地面のうち、目地とその両側の一定幅にわたって、発泡ゴムなどの水密性および圧縮変形性に優れた目地シートを配置しておき、目地シートの上に外装部材を取り付けた後、目地には合成ゴムなどからなるガスケットを嵌め込む技術が知られている。
【0003】この方法では、目地の底面全体が目地シートで覆われるとともに、目地シートが目地の両側で外装部材と外装下地面との間の隙間を塞ぐ。目地シートよりも下側の外装下地面あるいは外装部材と外装下地面との間に、水分が浸入することが確実に阻止される。さらに、ガスケットが、外装部材の外部から目地への水の浸入を阻止する。その結果、ガスケットと目地シートとの両方の防水機能が相乗的に発揮されて、確実な防水を果たすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、目地の底面に目地シートが配置された状態で、目地にガスケットを嵌め込む構造では、目地の実質的な深さが浅くなったり深さにばらつきが生じたりし易く、ガスケットの嵌め込みが確実に行い難いという問題がある。外装下地面に配置された目地シートのうち、外装部材が配置される個所では外装部材で目地シートが押さえ付けられ、厚み方向に圧縮変形させられる。外装部材を外装下地面に強く押しつけて、目地シートの厚みがほとんど無くなるまで、目地シートを圧縮変形させる。この目地シートの圧縮変形によって、外装部材と外装下地面との隙間の防水性を確保することができる。
【0005】ところが、目地の部分では、目地シートは全く圧縮変形させられないので、元の厚みのままで残る。この目地シートの厚み分だけ、目地の深さが浅くなる。また、圧縮変形性の高い目地シートは、ガスケットを嵌め込んだときには厚み方向に圧縮変形を起こすが、ガスケットの装着後に弾力的に復元することで、ガスケットを押し出すような作用を生じることもある。外装部材と外装下地面とで挟み付けられた目地シートの一部が、目地の方に、はみ出して膨れ上がった状態になり、目地の底が浅くなるとともに目地の底面形状が平坦でなくなる。このことによっても、ガスケットの正確な取り付けが行い難くなる。
【0006】目地に装着されたガスケットが正確に取り付けられていないと、目地および外装面の外観仕上がりが悪くなってしまう。また、使用中にガスケットが浮き上がったり脱落したりすると、外観性が悪くなるだけでなく、防水機能の点でも大きく損なわれることになる。外装部材と外装下地面との間における防水機能を高めるために、圧縮変形性の高い目地シートを用いるほど、上記のような問題が顕著に現れる。本発明の課題は、前記したような目地シートを用いた目地の防水施工において、ガスケットの嵌め込みを確実かつ良好に行え、目地シートとガスケットとの両方による優れた防水機能を十分に発揮できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる目地材は、建築物の外装面において外装部材の間に構成される目地の防水を果たす目地材であって、目地の間隔よりも広い幅の帯状をなし、厚み方向に圧縮変形性を有し、水密性のある表面を有し、幅方向において側端部よりも中央部が薄い。
〔目 地〕通常の建築物において、外装面を構成する外装部材同士の隣接個所に存在する隙間あるいは間隙である。建築物の外装面は、壁面のほか、床面や天井面、屋根面などであってもよい。
【0008】外装部材は、化粧コンクリート板や気泡コンクリート板、セラミック板など、通常の建築物における外装部材と同様の建築材料が用いられる。外装部材は、通常、矩形状などのボード状をなしている。外装部材は、鉄筋コンクリートなどからなる壁面の基礎構造、あるいは、基礎構造の表面に合板や石膏ボード、柱材、桟材などからなる外装下地材を施工した上に、外装部材を順次敷き並べて施工される。すなわち、外装部材は合板等の外装下地面に施工される。このとき、外装部材の継目個所に、一定幅の間隙すなわち目地を設けることで、外装面の外観意匠性を高めることができる。外装部材の形状や寸法に、ある程度の誤差やずれがあっても、目地の部分で吸収して目立たなくすることができる。外装部材に加わる負荷を目地の部分で逃がすこともできる。この目地に、防水機能や密封機能を持たせることで、外装部材同士の継目における防水性あるいは密封性を向上させることができる。
【0009】目地の幅や深さは、外装部材の寸法や配置構造、あるいは、目地に必要とされる機能によって決められる。このような目地の仕上げ施工に用いられるのが目地材である。
〔目地材〕基本的には、通常の目地防水工法に用いられる防水機能を有する目地材と同様の材料および構造が採用される。
<幅>目地材は、目地の間隔よりも広い幅の帯状をなしており、目地を挟んで配置される両側の外装部材と外装下地面との間に、目地材の両側端部が挟み込まれた状態で施工される。目地材の幅は、外装部材および外装下地面と十分な接触面積が確保でき、良好な防水機能が発揮できる程度に目地の幅よりも広ければよい。具体的な数値範囲は施工条件によって異なる。通常は、目地材の幅−目地の幅=20〜50mmの範囲に設定される。目地幅が10mmでは、目地材の幅を30〜60mmの範囲に設定される。
【0010】<材料>目地材の材料は、厚み方向に圧縮変形性を有し、水密性のある表面を有するものが用いられる。具体的には、発泡ゴムなどの合成ゴム材料や合成樹脂材料が使用できる。目地材が厚み方向に圧縮変形を起こすことで、外装部材と外装下地面との間の隙間に目地材が密着して塞ぐことになる。一般的に、圧縮変形性が高いほど、防水性能は向上する。圧縮変形性を評価する基準として、元厚2〜3mmのものが0.5〜1mmに圧縮される程度のものが好ましい。
【0011】目地材のうち、外装下地面と接触する側および外装部材と接触する側の何れかまたは片方に、密着性のある表面を有していれば、外装下地面および外装部材に対して目地材を密着させて確実に位置決め固定させることができる。外装下地面および/または外装部材と密着するので、水が浸入できる隙間があき難くなる。このような水分の浸入を阻止する機能を水密性と言う。密着性のある表面は、施工作業中あるいは施工後に目地材がずれることが防げる。但し、目地材のうち、外装下地面や外装部材とは当接せず目地の底に露出する中央部の表面については、密着性がなくても良い。
【0012】なお、本明細書において、目地材の表面とは、施工状態で上面あるいは外側になる面のことだけを意味しているものではなく、目地材の外部に露出している面、すなわち、狭義の表面と裏面との両方を包含する意味で用いる。目地材は、一つの材料のみで形成しておくこともできるし、複数の材料を組み合わせたものでもよい。例えば、圧縮変形性の高い材料の表面に密着性の高い材料を積層したものが採用できる。目地材の形状維持性を高めるために、剛性の高い材料層を積層しておいたり、目地材の強度を高めるために機械的強度の高い材料を積層しておいたりすることができる。例えば、合成ゴムや合成樹脂からなるシート材料の内部に不織布などの補強材を埋め込んだものが用いられる。中央部の表面で密着性を示さないようにするために、粘着材料の表面に非粘着性の合成樹脂フィルムなどを貼っておくことができる。
【0013】<厚み>目地材の厚みは、前記した圧縮変形性による防水機能を発揮させるのに十分な厚みに設定される。具体的には、施工条件によっても異なるが、通常、目地材の最大厚み部分の厚みを2〜5mmの範囲に設定する。目地材が薄過ぎると防水機能が不充分になり易く、目地材が厚すぎると外装部材と外装下地面との間の隙間が大きくあきすぎることになる。目地材の厚みは、幅方向において側端部よりも中央部が薄くなるようにしておく。側端部と中央部とで厚みに差を付けるには、側端部と中央部との間に段差を設けておいてもよいし、中央部から側端部へと高くなる傾斜をつけておいてもよいし、中央部が底になる曲面形状で湾曲させておいてもよい。段差や傾斜、湾曲を組み合わせることもできる。
【0014】目地材を複数の材料層で構成する場合、一部の層は、側端部と中央部とで厚みに差がなく、一部の層のみで側端部と中央部との間に厚みの差を設けておいてもよい。また、厚みが一様な材料層の上に、側端部のみに別の材料層を積層することによって、側端部と中央部との間に厚みの差を付けることもできる。側端部と中央部との厚みの差は、施工条件によっても異なるが、通常は1〜5mmの範囲に設定することができる。ここで厚みの差は、中央部で最も厚みが薄い個所と側端部で最も厚みが分厚い個所とで測定する。目地材の中央部は、破れたり孔があくことによって外装下地面のほうに水が浸入し易くなるので、ある程度の機械的強度が必要である。そのために、中央部のうちで最も厚みが薄い部分でも厚みを0.5〜2mm程度に設定しておくことが望ましい。
【0015】<段差>目地材として、何れも平坦な水平面からなる中央部と側端部との間に段差を付けておく場合、厚みの薄い中央部の幅を目地の幅に合わせておくことができる。施工時には、厚みのある側端部が、外装部材と外装下地面との間に挟まれて圧縮変形を受ける。側端部の厚みを中央部と同程度になるまで圧縮変形させることができる。その結果、施工状態での目地材を、中央部と側端部との間に厚みの差がほとんどない平坦な状態にすることができる。
<剥離シート>目地材のうち密着性を有する表面に、PETフィルムなどからなる剥離シートを取り付けておくことができる。剥離シートを設けておくことで、輸送保管などの取扱い中に、目地材の密着面に塵埃などが付着して密着性が損なわれてしまうことが防げる。剥離シートは、目地材の施工前に取り外してしまう。
【0016】〔目地防水工法〕基本的には、通常の目地材およびガスケットを用いた目地防水工法と同様の方法が適用される。
(a) 建築物の外装下地面のうち目地になる個所に目地材を配置する。目地になる個所は、予め外装部材の寸法や配置構造をもとにして算出しておけばよい。目地の中心と目地材の中心とを合わせ、目地の長さ方向に沿って帯状の目地材を敷設していく。目地材の底面が粘着性を有するものであれば、目地材は外装下地面に密着して位置決め固定されていく。
【0017】(b) 目地材の上に目地の幅に相当する間隔をあけて外装部材を配置する。外装部材は、目地材のうち、比較的に厚みのある側端部の上に配置される。目地材の側端部と中央部とが段差などで明確に区分されている場合には、左右の側端部の内縁に外装部材の端縁を配置することができる。目地材の表面に傾斜や湾曲があって側端部と中央部とが明確に区分されていない場合には、予め設定された目地幅に合わせて傾斜や湾曲の途中に外装部材の端縁が配置されるようにする。外装部材は、釘打ちやビス締めなどの通常の取付手段を用いて、外装下地面に対して取り付け固定される。このとき、外装部材で目地材の側端部を押圧し圧縮変形させる。この圧縮変形によって、外装部材と目地材および目地材と外装下地面との間の密封性すなわち防水性が向上する。
【0018】(c) 目地にガスケットを嵌め込む。目地は、両側面が外装部材、底面が目地材で囲まれている。ガスケットは、弾力的な変形性に優れた合成ゴムや合成樹脂などで形成されている。ゴムや樹脂の中に補強のために金属や樹脂型の芯材などを埋め込んでおくこともできる。金属バネ材を埋め込むことで弾力的な変形性をより向上させることもできる。ガスケットの形状は、目地の内側面に当接して防水を果たすヒレ状部分や、目地の表面を覆って外観意匠性を向上させる表面部分などを備えておくことができる。
【0019】目地にガスケットを嵌め込んだときに、ガスケットの底部が、目地の底面に配置された目地材の表面に当接するか少し隙間があくようにする。目地材の復元力でガスケットが目地からはみ出すことがなければ、ガスケットの底部で目地材を少し圧縮変形させるような状態であってもよい。
【0020】
【発明の実施形態】図1は、目地材を外装下地面に施工した状態を表している。外装下地面は、合板などからなる外装下地材22および木質の桟材20などで構成されている。桟材20は、外装部材を取り付ける際の釘やビスを打ち付けたり接着したりする部材として有効である。目地材10は、帯状の発泡ゴムシートからなり、桟材20の表面に沿って配置されている。発泡ゴムシートは、裏面側になる表面に密着性を有するので、桟材20の表面に密着して位置決め固定される。
【0021】目地材10の断面形状は、厚みT2 が薄い中央部14と、中央部14の左右で厚みT1 が分厚い側端部12とで構成されている。中央部14と側端部12は何れも表面が水平で平坦であり、中央部14と側端部12との間にはT1 −T2 に相当する段差がついている。目地材10の具体的な寸法例を挙げる。全幅=60mm、側端部12の幅=左右に25mmずつ、中央部14の幅10mm、側端部12の厚みT1 =3mm、中央部14の厚みT2 =1mm、段差T1 −T2 =2mm。図2は、外装部材を施工し、目地防水施工を完了した状態を表す。
【0022】外装部材30は、セメント板からなり、側端上部には斜めに切り落とした面取り形状が設けられている。外装部材30は、桟材20の上に配置された目地材10の表面に配置される。外装部材30の側端縁同士の間には目地Jの幅に相当する間隔をあける。外装部材30の側端縁が、目地材10の側端部12の内縁に一致するように配置される。外装部材30を、桟材20に釘打ちなどで固定する。このとき、外装部材30で目地材10の側端部12を桟材20に対して強く押圧する。目地材10の側端部12は厚み方向に大きく圧縮変形させられる。外装部材30が桟材20に固定されてしまえば、目地材10の側端部12の圧縮変形は固定された状態になる。圧縮変形させられた状態の側端部12の厚みは、中央部14の厚みと同じ程度まで薄くなっている。圧縮変形された目地材10の側端部12が、上下で外装部材30および桟材20の表面に密着して圧接させられることになり、目地材10と外装部材30および桟材20との間には水が浸入できる隙間がなくなる。
【0023】外装部材30が施工された状態で、外装部材30同士の隙間には目地Jが構成される。目地Jは、両側面が外装部材30で、底面が目地材10で構成されている。目地Jにガスケット40が嵌め込まれる。ガスケット40は弾力性のあるゴム材料の成形体からなり、左右に張り出したヒレ状部分を弾力的に変形させながら目地Jに押し込んで取り付ける。ガスケット40のヒレ状部分が外装部材30の側端面に当接することで、防水機能を果たす。目地Jの底は、目地材10のうち、厚みが薄い中央部14で構成されているので、目地Jの深さは十分に確保されている。ガスケット40は目地Jの内部に確実に収容される。
【0024】ガスケット40の上部は、目地Jの上面を塞ぐように配置される。外装部材30同士の隙間にはガスケット40の上部形状による意匠が表現される。その結果、目地Jにおける防水性が格段に向上するとともに、外観意匠性にも優れたものとなる。
〔別の実施形態〕図3は、前記実施形態とは構造の異なる目地材10を示している。図3(a) では、目地材10の上面が、円弧状の湾曲面になっている。目地材10の厚みは、中央部14が低く左右の側端部12で高くなっている。但し、中央部14から側端部12へと滑らかに厚みが変化しているので、中央部14と側端部12との間に明確な境界線は存在しない。
【0025】このような構造の目地材10を用いて、前記同様の目地施工を行うと、外装部材30と桟材20との間に挟まれた目地材10は、左右の側端に近い部分ほど大きく圧縮変形させられて、外装部材30および桟材20に強く押しつけられて防水機能を果たす。左右の側端から中央に向かう位置ほど、目地材10の圧縮変形は少なくなる。したがって、目地Jの底面に露出する部分の目地材10は、ほとんど圧縮変形を受けない。外装部材30による圧縮変形は、目地Jの内側端に近い位置の目地材10に対しては小さいので、目地Jの外側で大きく圧縮変形させられた目地材10の一部が目地Jのほうにはみ出して膨れた状態になることも起こり難い。目地材10の湾曲をガスケット40の底面の形状に対応させておけば、ガスケット40が目地材10の中央部14の湾曲形状に嵌まり込んだ状態で安定して取り付けられることになる。
【0026】図3(b) では、目地材10を、合成樹脂シートからなる基材18と、ブチルゴムシートからなる圧縮変形部16とで構成している。基材18は全幅にわたって一定の厚みを有する防水材料である。圧縮変形部16は、目地材10の左右に分離して、側端部12に対応する位置のみに配置されている。したがって、目地材10の中央部14では基材18の表面が露出している。このような構造の目地材10を目地施工に用いると、外装部材30と桟材20の間に挟み込まれるのは、目地材10のうち圧縮変形部16を有する側端部12である。基材18は変形しなくても、圧縮変形部16が十分に圧縮変形することで、外装部材30と桟材20との間の防水機能を果たすことが可能である。目地Jの外部から浸入する水は、主に、外装部材30と目地材10の側端部12との間から内部に入り込むので、この部分に圧縮変形部16が存在していれば、防水機能は十分に発揮できる。
【0027】目地Jにガスケット40を装着するときには、目地Jの底には基材18が存在している。基材18は薄いので、ガスケット40を装着するために必要な深さを十分に確保することができる。また、圧縮変形させられる圧縮変形部16と基材18とは別部材であるので、圧縮変形部16がいくら大きく変形しても、その影響で基材18の表面が膨らんだり凹凸ができたりすることはない。この点でも、ガスケット40の装着が行い難くなることが少なくなる。図3(c) では、目地材10の中央部14は比較的に薄くて平坦であり、側端部12は中央部14よりも厚く、複数個の三角山形の突起13が間隔をあけて並べられている。
【0028】側端部12では、材料そのものの圧縮変形性に加えて、突起13の形状に伴う変形性によって、大きな圧縮変形が可能であり、外装部材30に対する水密性が高くなる。
【0029】
【発明の効果】この発明にかかる目地材および目地防水工法は、目地材が有する圧縮変形性によって外装部材と外装下地面との間の防水を確実に果たすことができる。しかも、目地材は、幅方向において側端部よりも中央部が薄いので、目地の底に薄い中央部が配置されることになり、目地にガスケットを確実かつ安定して装着することができる。その結果、ガスケットによる防水機能と圧縮変形性を有する目地材による防水機能との両方の機能を相乗的に発揮させて、防水機能に優れた目地を構成することができる。しかも、ガスケットの装着が正確で安定しているため、目地を含む外装面の外観意匠性も良好なものとなる。




 

 


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