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発明の名称 野縁の取付構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−279859(P2001−279859A)
公開日 平成13年10月10日(2001.10.10)
出願番号 特願2000−99226(P2000−99226)
出願日 平成12年3月31日(2000.3.31)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
発明者 木村 友久 / 西尾 一朗
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 野縁の一端部を建物の外壁の上部に設けた野縁受け材に支持し、野縁の他端部を軒先側の軒天下地材に固着具にて固着する野縁の取付構造であって、上記野縁受け材は、下側支持片と、下側支持片よりも上方位置で下側支持片とは非平行に配設された弾性変形自在な上側押さえ片とを備えており、野縁の一端部を下側支持片と上側押さえ片との間に挿入して野縁の他端部を軒天下地材に固着した状態で、野縁の一端部の下面が下側支持片に面接触し且つ上側押さえ片が野縁の上面に弾接して野縁を上から押さえ付けてなることを特徴とする野縁の取付構造。
【請求項2】 野縁は、野縁受け材に支持される一端部側で高く且つ軒天下地材に固着される他端部側で低くなるように傾斜して取り付けられ、野縁受け材の下側支持片は野縁の傾斜方向と略平行に配設され、下側支持片と非平行に配設される上側押さえ片の前端部が下側支持片の前端部よりも前方に突出すると共に、上側押さえ片と下側支持片との間の最短距離が野縁の一端部の厚み以上とされていることを特徴とする請求項1記載の野縁の取付構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野縁の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、軒天井の下地材となる野縁を取り付けるにあたっては、野縁の一端部を建物の外壁の上部に設けた取付金具に釘打ち固定し、野縁の他端部を軒先側の軒天下地材に釘打ち固定していた。このため従来では、野縁を取り付けるにあたっては、野縁の他端部を1人の作業者が支え、別の1人が野縁の一端部を取付金具に釘打ち固定する必要があり、そのために作業人数が増え、施工性が悪くなるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、野縁の取り付け作業の人員を削減して省施工を達成できると共に、野縁の一端部を野縁受け材にて確実に支持でき、施工の信頼性を高めることができる野縁の取付構造を提供するにあり、また他の目的とするところは、野縁を傾斜して取り付けることが容易な野縁の取付構造を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明にあっては、野縁2の一端部2aを建物の外壁3の上部に設けた野縁受け材4に支持し、野縁2の他端部2bを軒先側の軒天下地材5に固着具にて固着する野縁の取付構造であって、上記野縁受け材4は、下側支持片7と、下側支持片7よりも上方位置で下側支持片7とは非平行に配設された弾性変形自在な上側押さえ片8とを備えており、野縁2の一端部2aを下側支持片7と上側押さえ片8との間に挿入して野縁2の他端部2bを軒天下地材5に固着した状態で、野縁2の一端部2aの下面2dが下側支持片7に面接触し且つ上側押さえ片8が野縁2の上面2cに弾接して野縁2を上から押さえ付けてなることを特徴としており、このように構成することで、野縁2の一端部2aを上側押さえ片8と下側支持片7との間に挿入した状態で野縁2の他端部2bを軒天下地材5に釘打ち固定ができるようになり、1人の作業者でも野縁2の取り付けが可能となる。しかも野縁2の他端部2bを固定した状態では、野縁2の一端部2aの下面2dが下側支持片7に面接触し、上側押さえ片8が野縁2の上面2cに弾接して、野縁2に上側押さえ片8による上からの押し付け力がかかることによって、野縁2の一端部2aを釘などの固着具を用いずに野縁受け材4にて確実に支持できるようになるので、野縁2の取り付け強度を十分に確保できる。
【0005】また上記下側支持片7及び上側押さえ片8は、外壁3側で高く且つ外壁3から離れる程低くなるようにそれぞれ傾斜しており、上側押さえ片8の前端部8aが下側支持片7の前端部7aよりも前方Fに突出していると共に、上側押さえ片8と下側支持片7との間の最短距離Sが野縁2の一端部2aの厚みD以上とされているのが好ましく、この場合、野縁2の一端部2aを下側支持片7と上側押さえ片8との間に挿入する際に、下側支持片7全体を下方から見渡すことができ、野縁2の挿入作業が容易となり、しかも、野縁2の一端部2aが先に上側押さえ片8に当たって上側押さえ片8を上方に押し広げることで、挿入作業がスムーズにでき、しかも野縁2を所定の傾斜状態にしたときに上側押さえ片8に対して無理な押し上げ力がかからないようにできる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0007】本実施形態の野縁2は、図1〜図3に示すように、外壁3の上端部の長手方向の複数箇所に、外壁3側で高く且つ軒先側で低くなるように傾斜して取り付けられている。野縁2の一端部2aは建物の外壁3の上部に設けた野縁受け材4にて支持され、他端部2bは軒先側の鼻板10に取り付けられた軒天下地材5に釘打ち固定されている。なお図1、図2中の11は傾斜屋根板、11aは野地板、12は軒樋、12aは軒樋取付金具、13は軒天井1と野縁受け材4との間に設けられる換気用の隙間であり、図1の矢印B方向に換気が行われるようになっている。
【0008】上記野縁受け材4は、金属などの剛性材料からなり、図4、図5に示すように、外壁3に取り付けられる壁取り付け部15と、略コ字状の受け材本体17とが一体に構成されている。野縁受け材4は外壁3の長手方向略全長に亘って延びており、上記壁取り付け部15が外壁3の外装材16上部に釘40で固着されている。略コ字状の受け材本体17は、下側支持片7と、下側支持片7の後端から斜め上方に立ちあがる立ち上がり片18と、立ち上がり片18の上端から前方Fに突出する水平片19と、水平片19の前端から垂下する垂直片20と、垂直片20の下端から斜め前下方に突出する弾性変形自在な上側押さえ片8とが一体形成されており、上側押さえ片8と下側支持片7との間に野縁2の一端部2aが挿入支持されるようになっている。
【0009】下側支持片7は、野縁2の傾斜した取り付け方向A(図2)と略平行に配設されている。上側押さえ片8は、下側支持片7よりも上方位置で下側支持片7とは非平行に配置されている。ここでは、上側押さえ片8の傾斜角度θ2は下側支持片7の傾斜角度θ1よりも大きくなっており、野縁2の一端部2aが下側支持片7と上側押さえ片8との間に挿入されたときに上側押さえ片8が上方に撓んで野縁2の上面2cに弾接できるようにしてある。また、野縁2の挿入を容易にするために、上側押さえ片8の前端部8aを下側支持片7の前端部7aよりも前方Fに突出させてあり、且つ、上側押さえ片8と下側支持片7との間の最短距離Sを野縁2の一端部2aの厚みD(図6(b))と略同等(或いはそれ以上)に設定してある。ここで下側支持片7は野縁2の下面2dを下方から支持する働きをし、上側押さえ片8は野縁2の上面2cに弾接して野縁2を上から押さえ付ける働きをする。
【0010】上記構成の野縁2を取り付けるにあたっては、先ず、図6(a)の矢印イで示すように、野縁2の一端部2aを野縁受け材4の斜め下方から下側支持片7と上側押さえ片8との間に挿入する。この段階では、野縁2の下面2dは下側支持片7に面接触しておらず、点又は線で接触している。その後、図6(b)、図7の矢印ロで示すように、野縁2の他端部2bを上方に持ち上げて、軒先側の他端部2bを軒天下地材5に釘6(図8)で固着することにより、野縁2を傾斜状態で取り付けることができる。このとき、野縁受け材4の下側支持片7は野縁2の傾斜した取り付け方向Aと略平行に配設されているので、施工後は図6(b)に示すように、野縁2の一端部2aの下面が下側支持片7に面接触した状態となり、またこのとき、上側押さえ片8が野縁2の上面2cに当たって矢印ハで示す方向に弾性変形しながら下側支持片7と略平行になる。これにより上側押さえ片8は野縁2の上面2cに弾接して野縁2を上から押さえ付けた状態となる。従って、釘などの固着具を用いずに野縁2の一端部2aを野縁受け材4に確実に支持できるようになる。その後、軒天井1を野縁2に取り付ける。最後に、図3のように軒天井1の軒先側端部1aを覆う化粧材30を釘31で野縁2の他端部2bに固着すると共に、鼻板10の下端部に軒先見切材32を釘33で固着する。また図1のように、野縁2の一端部2aを釘34で野縁受け材4の水平片19に固定(この釘による固定は省略可能)した後に、軒天井1の壁側端部1bを覆う壁際見切材35を野縁受け材4の下側支持片7から下方に垂下した垂下片36に対して釘37で固着する。
【0011】しかして、野縁2の他端部2bを軒天下地材5に釘6で固着する際に、野縁2の一端部2aが野縁受け材4にて支持されているため、1人の作業者でも野縁2の取り付けが可能となり、人員を削減して省施工化を図ることができる。しかも、野縁2の一端部2aの下面2dが下側支持片7に面接触状態で支持され、且つ上側押さえ片8が野縁2の上面に弾接して野縁2を上から押さえ付けることによって、野縁2の一端部2aを釘などの固着具を用いずに野縁受け材4にて確実に支持できるようになり、野縁2の取り付け強度を十分に確保できる。この結果、野縁2の取り付け作業の人員を削減して省施工を達成できるものでありながら、野縁2の一端部2aを野縁受け材4にて確実に支持でき、施工性能を向上させることができる。
【0012】しかも、野縁2を傾斜して取り付ける場合でも、野縁受け材4の下側支持片7を野縁2の取り付け方向Aと略平行に傾斜させてあるので、野縁2の一端部2aを下側支持片7と上側押さえ片8との間に挿入する際に、下側支持片7全体を下方から見渡すことができ、野縁2の挿入作業が容易となる。またこのとき、上側押さえ片8の前端部8aが下側支持片7の前端部7aよりも前方Fに突出しているため、野縁2の一端部2aが先に上側押さえ片8に当たって上側押さえ片8を上方に押し上げるので、下側支持片7と上側押さえ片8との間が広がり、野縁2の一端部2aをスムーズに挿入できるようになる。そのうえ上側押さえ片8と下側支持片7との間の最短距離Sが野縁2の一端部2aの厚みDが同等(或いはそれ以上)とされているため、野縁2の他端部2bを持ち上げて傾斜状態にしたときでも、上側押さえ片8に対して無理な押し上げ力がかからず、野縁受け材4の機能を長期に亘って維持できるという利点もある。
【0013】なお、前記実施形態では、外壁3側で高く且つ外壁3から離れる程低くなるように傾斜した軒天井1に使用される野縁2を例示したが、野縁2は水平軒天井にも使用できるものである。その一例として図9に示すように、野縁受け材4の下側支持片7を水平に配設する。これにより、野縁2の一端部2aを下側支持片7と上側押さえ片8との間に挿入した後に野縁2を水平にすることで、前記実施形態と同様な作用効果が得られるものである。
【0014】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっては、野縁の一端部を建物の外壁の上部に設けた野縁受け材に支持し、野縁の他端部を軒先側の軒天下地材に固着具にて固着する野縁の取付構造であって、上記野縁受け材は、下側支持片と、下側支持片よりも上方位置で下側支持片とは非平行に配設された弾性変形自在な上側押さえ片とを備えており、野縁の一端部を下側支持片と上側押さえ片との間に挿入して野縁の他端部を軒天下地材に固着した状態で、野縁の一端部の下面が下側支持片に面接触し且つ上側押さえ片が野縁の上面に弾接して野縁を上から押さえ付けるので、野縁の一端部を上側押さえ片と下側支持片との間に挿入した状態で野縁の他端部を軒天下地材に釘打ち固定ができるようになり、1人の作業者でも野縁の取り付けが可能となる。しかも、野縁の他端部を固定した状態では、野縁の一端部の下面が下側支持片に面接触し、上側押さえ片が野縁の上面に弾接して、野縁に上側押さえ片による上からの押し付け力がかかることによって、野縁の一端部を釘などの固着具を用いずに野縁受け材にて確実に支持できるようになるので、野縁の取り付け強度を十分に確保できる。この結果、野縁の取り付け作業の人員を削減して省施工を達成できるものでありながら、野縁の一端部を野縁受け材にて確実に支持でき、施工の信頼性を高めることができる。
【0015】また請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて野縁は、野縁受け材に支持される一端部側で高く且つ軒天下地材に固着される他端部側で低くなるように傾斜して取り付けられ、野縁受け材の下側支持片は野縁の傾斜方向と略平行に配設されているので、野縁の一端部を下側支持片と上側押さえ片との間に挿入する際に、下側支持片全体を下方から見渡すことができ、野縁の挿入作業が容易となる。また、下側支持片と非平行に配設される上側押さえ片の前端部が下側支持片の前端部よりも前方に突出すると共に、上側押さえ片と下側支持片との間の最短距離が野縁の一端部の厚み以上とされているので、野縁を傾斜して取り付ける場合でも、野縁の一端部を下側支持片と上側押さえ片との間に挿入する際に、野縁の一端部が先に上側押さえ片に当たって上側押さえ片を上方に押し広げるので、挿入作業がスムーズにでき、しかも野縁を所定の傾斜状態にしたとき、上側押さえ片に対して無理な押し上げ力がかからず、野縁受け材の機能を長期に亘って維持できるものである。




 

 


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