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発明の名称 アンカーボルト施工用治具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−279683(P2001−279683A)
公開日 平成13年10月10日(2001.10.10)
出願番号 特願2000−97447(P2000−97447)
出願日 平成12年3月31日(2000.3.31)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2D046
2E174
【Fターム(参考)】
2D046 AA03 
2E174 AA01 BA01 DA32
発明者 大島 和則
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 布基礎を成形する型枠のコーナー部の上面に装着したアンカーボルト保持板の上面に載置する基台と、この基台をアンカーボルト保持板の所定位置に固定するために基台に設けた固定手段と、基台に巻尺の目盛りテープの端部を固定するために基台に設けたテープクランプ手段と、コーナー部のアンカーボルト保持板に保持したアンカーボルトを挿通して基台の位置をアンカーボルトに合わせるために基台に穿孔したボルト位置決め孔と、ボルト位置決め孔に挿通したアンカーボルトのセンターと上記目盛りテープの基準点とを合わせるために基台に設けた目盛り合わせ用の目印とを具備したことを特徴とするアンカーボルト施工用治具。
【請求項2】 上記固定手段を、コーナー部のアンカーボルト保持板の形状に合わせて基台の裏面から突設した基台位置決め片と、コーナー部のアンカーボルト保持板を上記基台と挟持するために基台に設置した治具設置クランプとから構成したことを特徴とする請求項1に記載のアンカーボルト施工用治具。
【請求項3】 基台を水平に合わせるために目視する水平水準器と基台を水平に位置決めするための高さ調節ネジとを設けたことを特徴とする請求項1に記載のアンカーボルト施工用治具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物基礎施工において布基礎にアンカーボルトを埋設する際のアンカーボルトの位置決め及び位置確認を行う寸法出しに使用する治具に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来から、建物基礎施工において布基礎を施工する際には型枠を組立て、型枠にコンクリートを打設して行われるものである。建物の基礎をなす布基礎の上には柱や壁パネル等が配置されるものであり、柱や壁パネル等を固定するためにアンカーボルトが布基礎に立設されるものである。布基礎にアンカーボルトを立設するには布基礎を成形する際にアンカーボルトも同時に埋設されるものであり、つまり、あらかじめ型枠にアンカーボルトを配置した状態でコンクリートを打設して布基礎を成形するものである。アンカーボルトを型枠に配置する際の位置決めは型枠のコーナー部間に水糸を張って布基礎の厚さ方向の中心を出すと共に、型枠のコーナー部に配置するアンカーボルトを基準として巻尺で長さを計って行われるものであり、具体的な作業としては、型枠のコーナー部に配置するアンカーボルトのセンターに巻尺の目盛りテープの基準点を合わせて保持すると共に、巻尺の目盛りテープを延伸して所定の位置の型枠にアンカーボルト保持板を架設し、アンカーボルト保持板に上記水糸に合わせてアンカーボルトを保持して行くものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記作業は型枠のコーナー部に配置するアンカーボルトに巻尺を合わせて保持する作業員と巻尺の所定の寸法位置の型枠に他のアンカーボルトを配置する作業員との共同作業で行われるものであり、二人の作業員を必要とし、また、二人の作業員の熟練の程で上記作業の効率が左右されるものであった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、上記作業を一人の作業員で行わせて作業の効率を向上させることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明の請求項1に係るアンカーボルト施工用治具は、布基礎を成形する型枠2のコーナー部2aの上面に装着したアンカーボルト保持板3の上面に載置する基台1と、この基台1をアンカーボルト保持板3の所定位置に固定するために基台1に設けた固定手段4と、基台1に巻尺5の目盛りテープ5aの端部を固定するために基台1に設けたテープクランプ手段6と、コーナー部2aのアンカーボルト保持板3に保持したアンカーボルト7を挿通して基台1の位置をアンカーボルト7に合わせるために基台1に穿孔したボルト位置決め孔8と、ボルト位置決め孔8に挿通したアンカーボルト7のセンターと上記目盛りテープ5aの基準点9とを合わせるために基台1に設けた目盛り合わせ用の目印10とを具備したことを特徴とする。型枠2のコーナー部2aに装着したアンカーボルト保持板3にあらかじめアンカーボルト7を保持した状態で、アンカーボルト7をボルト位置決め孔8に挿通させると共に固定手段4によってアンカーボルト施工用治具Aの基台1をアンカーボルト保持板3の所定位置に固定し、上記アンカーボルト保持板3に固定したアンカーボルト施工用治具Aの基台1の目盛り合わせ用の目印10に巻尺5の目盛りテープ5aの基準点9(例えば0目盛り位置)を合わして巻尺5の目盛りテープ5aの端部をテープクランプ手段6で基台1に固定し、この状態から巻尺5の目盛りテープ5aを延伸させてアンカーボルト7のセンターを起点とした寸法測定を行い、他のアンカーボルト7'を所定位置に位置決めするものである。このようにしたことで、従来、2人の作業員で行われていた他のアンカーボルト7'の所定位置への配置作業のうち、1人の作業員が行っていたアンカーボルト7のセンターに巻尺5の目盛りテープ5aの基準点9を合わせて保持するといった作業をアンカーボルト施工用治具Aに上記作業員の肩代わりをさせることができ、他のアンカーボルト7'の所定位置への配置作業が巻尺5の目盛りテープ5aを延伸して所定位置を測定すると共に他のアンカーボルト7'を配置する作業を行う作業員一人で他のアンカーボルト7'の所定位置への配置作業を行うことができるものであり、また、上記理由と同様に布基礎成形施工の後の寸法検査等における寸法測定も一人の作業員で行うことができるものであり、施工作業の効率を向上させることができるものである。
【0006】また、本発明の請求項2に係るアンカーボルト施工用治具は、請求項1において、上記固定手段4を、コーナー部2aのアンカーボルト保持板3の形状に合わせて基台1の裏面から突設した基台位置決め片12と、コーナー部2aのアンカーボルト保持板3を上記基台1と挟持するために基台1に設置した治具設置クランプ13とから構成したことを特徴とする。これにより、コーナー部2aのアンカーボルト保持板3に基台位置決め片12を隣接させて上記アンカーボルト保持板3に対して所定位置に普遍的に基台1を載置することができると共に、その状態で治具設置クランプ13により基台1とアンカーボルト保持板3とを挟持してアンカーボルト保持板3にアンカーボルト施工用治具Aを固定することができるものである。
【0007】また、本発明の請求項3に係るアンカーボルト施工用治具は、請求項1において、基台1を水平に合わせるために目視する水平水準器14と基台1を水平に位置決めするための高さ調節ネジ15とを設けたことを特徴とする。これにより、コーナー部2aのアンカーボルト保持板3に基台1を固定する際に、水平水準器14を目視しながら高さ調節ネジ15を調整することで基台1を水平にし、アンカーボルト保持板3にアンカーボルト施工用治具Aを水平に固定することができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。本発明は上述したように布基礎にアンカーボルト7,7'を埋設する建物基礎施工作業において、型枠2に対して他のアンカーボルト7'を位置決めする際に使用される治具に関するものであり、図1乃至図3に本発明のアンカーボルト施工用治具Aを示し、図4にアンカーボルト施工用治具Aが固定されるコーナー部2aのアンカーボルト保持板3を示し、図5乃至図7に上記アンカーボルト施工用治具Aの使用形態について示すものであるが、上記アンカーボルト施工用治具Aを使用する前提となる部分より説明するものとする。
【0009】まず、建物基礎施工においてコンクリートを打設して成形される布基礎を施工する際には型枠2を組み上げるものである。ここで、型枠2は一対の型枠パネル2bをコンクリート打設用の隙間を介して平行に配設組立てして構成されるものである。従来の例において述べたように、布基礎の上に載置される柱や壁パネルを固定するためのアンカーボルトは、型枠2にコンクリートを打設する前に、型枠パネル2b,2bの上端に亘って架設したアンカーボルト保持板で保持され、その後、型枠2にコンクリートを打設してアンカーボルトが立設した布基礎が成形されるものである。アンカーボルト保持板はアンカーボルトを保持するだけでなく、型枠2に架設されることから型枠2の組み上げ後の形状を保持する役割も併せ持つものである。ここで、型枠2のコーナー部2aに架設されたアンカーボルト保持板3は型枠2のコーナー部2a以外に架設される矩形状平板の他のアンカーボルト保持板3'とは後述するように別部品を使用するものである。なお、アンカーボルトは、コーナー部2aのアンカーボルト保持板3に保持されたものはアンカーボルト7で表し、他のアンカーボルト保持板3'に保持されたものは他のアンカーボルト7'で表すものである。コーナー部2aに架設されたアンカーボルト保持板3は図4に示すように、コの字型板金である枠片16のコの字状内にT字形状の連結片17を架設して構成してあり、T字形状の連結片17を構成する2片の先端部がそれぞれコの字形状の枠片16の3片に連続してある。型枠2のコーナー部2aにアンカーボルト保持板3を架設する際には、T字形状の連結片17を構成する2片のそれぞれの中心を通る中心線を、それぞれ対向する一対の型枠パネル2b,2b間の中心線と、これと直交する他の対向する一対の型枠パネル2b,2b間の中心線とにそれぞれ一致させるように配置する。これにより、対向する一対の型枠パネル2b,2b間の中心線と、これと直交する別の対向する一対の型枠パネル2b,2b間の中心線とが交わる点に、つまりコーナー部2aの中心位置に、T字形状の連結片17を構成する2片の直角に交わる交点17aが位置されるものである。ここで、上記連結片17の交点17aには連結片17を上下に貫通する貫通孔を穿設しており、上記貫通孔にアンカーボルト7を挿通すると共にアンカーボルト7の上部で螺合されたナット7aを貫通孔の周縁の連結片17の上面に引っ掛けて係止しているものである。このように、連結片17を所定の位置に配置することで、コーナー部2aに架設されたアンカーボルト保持板3に保持されたアンカーボルト7をコーナー部2aの中心位置に確実に配置することができる。上記のように位置させたアンカーボルト保持板3では枠片16の3片がそれぞれ型枠パネル2bに載置し、枠片16の3片と型枠パネル2bを任意の固定手段で着脱自在に固定し、アンカーボルト保持板3を型枠2に架設するものである。
【0010】図1乃至3に示すように、アンカーボルト施工用治具Aは平板状の基台1に固定手段4,水平水準器14,高さ調節ネジ15,ボルト位置決め孔8,テープクランプ手段6が設けられて構成されるものである。
【0011】固定手段4は、基台1を上記コーナー部2aのアンカーボルト保持板3に固定するためのものであり、上下の水平片18,18と上記水平片18,18の間を連結した垂直片19と締め付けネジ20で形成された治具設置クランプ13と基台1の複数箇所で下方突出した基台位置決め片12から構成されるものである。治具設置クランプ13は、基台1に穿設された移動溝29に垂直片19が挿通されており、基台1の上方に上側の水平片18を位置すると共に、基台1の下方に下側の水平片18を位置している。また、締め付けネジ20は、垂直片19より長いネジ部長さを持つものであり、上側の水平片18に上下に貫通して螺合されている。そして、締め付けネジ20の下端を基台1の上面に当接させると共に下方向に螺進させることで、基台1に対して相対的に下側の水平片18を上方に持ち上げることができ、後述するように、下側の水平片18の上面と基台1の下面との間でアンカーボルト保持板3を挟持するものである。基台位置決め片12は、図3に示すように、基台1の下方向から見て、後述するボルト位置決め孔8を交点とするようなT字を縁取りするように配列され、基台1から下方突設されているものである。詳述すると、対向する一対の基台位置決め片12,12がそれぞれ直角をなすような位置に3箇所、計6個の基台位置決め片12が配列されているものである。更に言うと、後述するように対向する一対の基台位置決め片12,12に間にはアンカーボルト保持板3の連結片17を位置させるものであるので、対向する一対の基台位置決め片12,12の間隔は連結片17の巾と略同じ長さかそれ以上の長さに形成するものである。
【0012】水平水準器14は、液体22が詰まった中に少量の気体23が混入された内部の状態が見えるような透明な筐体21から形成されるものであり、上記筐体21の内部上面は扁平に形成されると共にその中央部には円形照準24が描かれているものである。上記水平水準器14は水平な状態であれば気体23が筐体21の内部上面の中央部の円形照準24内に位置するものであり、水平水準器14は基台1の上面に載置されるように設置されていることから、水平水準器14は基台1の水平状態を表すものであり、基台1の水平状態を気体23の位置で目視検査することができるものである。
【0013】高さ調整ネジ15は、基台1の複数箇所で上下に貫通して螺合されたものである。高さ調節ネジ15はネジ部下端を基台1を固定するアンカーボルト保持板3に当接させて上下に螺進させてことで基台1の高さを調整するものである。つまり、高さ調節ネジ15の基台1に設ける位置としては、上記基台1がアンカーボルト保持板3と接する位置で、且つ、アンカーボルト保持板3に対して基台1の高さ位置を変化させ易い基台1の周縁部に配置することが好ましく、本例では、後述する基台1とアンカーボルト保持板3の連結片17とが当接する部分で前後左右の4箇所の基台1の周縁に設けているものである。
【0014】ボルト位置決め孔8は、基台1を上下に貫通する円形の貫通孔であり、基台1の略中央部に位置し、上述したように、それぞれ直角をなすような位置に3箇所設置される対向する一対の基台位置決め片12,12が縁取るT字の交点に位置するものである。後述するが、このボルト位置決め孔8には、基台1をコーナー部のアンカーボルト保持板3に載置したときに、アンカーボルト保持板3にナット7a(図4)を介して取り付けられたアンカーボルト7がナット7aと共に挿通されるものである。上述したように一対の基台位置決め片12,12でアンカーボルト3の連結片17を位置させると共にボルト位置決め孔8にアンカーボルト保持板3に保持されたアンカーボルト7がナット7aと共に挿通させることで、基台1をアンカーボルト保持板3に対して所定位置に載置されるものである。
【0015】テープクランプ手段6は、巻尺5の目盛りテープ5aを載置するテープ台25及び巻尺5の目盛りテープ5aを挟持するクランプ26から構成されるものである。テープ台25は、直角に屈曲したL字型角柱であり、基台1の上面のボルト位置決め孔8の周縁に位置されたものである。その上面には、ボルト位置決め孔8に挿通されたアンカーボルト7のセンターを指し示す目盛り合わせ用の目印10がエッチングされているものである。クランプ26は、基台1の上面から上方に突出すると共にテープ台25の上方位置まで延出したクランプ吊り台27から下方に吊り下げられているものであり、ネジを介して上下方向に螺進するものである。クランプ26を下方向に螺進させると、ある位置でクランプ26の下面がテープ台25の上面に当接するものである。このような構成により、テープ台25とクランプ26の間に巻尺5の目盛りテープ5aを位置させると共に、クランプ26を下方向に螺進させると、巻尺5の目盛りテープ5aがクランプ26の下面とテープ台25の上面とで挟持されて固定されるものである。なお、本例では、クランプ26の下面に弾性材26aを貼り付けてあり、上記挟持効果を更に引き立たせているものである。更に詳述すると、クランプ吊り台27はテープ台25の直角屈曲部25aの外側に位置するものであり、テープ台25に巻尺5の目盛りテープ5aを載置する際に邪魔にならないものであり、クランプ吊り台27から垂下されるクランプ26はテープ台25の直角屈曲部25aの上面において当接するものであり、L字型角柱のテープ台25の上面に沿わせて直角方向の両方から巻尺5,5の目盛りテープ5a,5aをテープ台25に載置しても、一つのクランプ26で上記直角方向の両方からテープ台25に載置された目盛りテープ5a,5aを挟持することができるものである。
【0016】上記のように構成されたアンカーボルト施工用治具Aをコーナー部のアンカーボルト保持板3に取り付けるものであるが、下記のようにして行われるものである。図5に示すものはアンカーボルト施後用治具Aをアンカーボルト保持板3に取り付けた状態を示すものであるが、まず、アンカーボルト施工用治具Aは型枠2が形成するコーナー部2aに架設されたアンカーボルト保持板3の上面に載置されるものである。上述したように、アンカーボルト施工用治具Aの基台1の下面には基台位置決め片12が複数突設してあり、その配列は対向する一対の基台位置決め片12,12を3組それぞれ直角位置に配置してT字を縁取るようにされているものである。アンカーボルト施工用治具Aをアンカーボルト保持板3に載置する際には、上記複数の基台位置決め片12が縁取るT字に連結片17を合わせて行われるものであり、対向する一対の基台位置決め片12,12の間に連結片17を位置させるものである。上記のようにアンカーボルト施工用治具Aはアンカーボルト保持板3に載置されるものであり、アンカーボルト施工用治具Aの載置する位置は連結片17及び基台位置決め片12により簡単にアンカーボルト保持板3に対して所定位置に位置決めされるものであり、基台1のテープ載置台25と型枠2の型枠パネル2b,2b間の中心線が平行になるように行われるものである。このとき、上述したようにアンカーボルト施工用治具Aのボルト位置決め孔8にはアンカーボルト保持板3に保持されたアンカーボルト7及びナット7aが挿通されるものであり、これによっても更に基台1の位置をアンカーボルト保持板3に対して所定位置に特定することができるものである。
【0017】次に、アンカーボルト保持板3に載置されたアンカーボルト施工用治具Aを治具設置クランプ13を介してアンカーボルト保持板3に固定させるものである。アンカーボルト施工用治具Aをアンカーボルト保持板3に載置した状態では基台1の下面に連結片17が当接しているものであるが、この連結片17の下方に治具設置クランプ13の下側の水平片18を位置させ、締め付けネジ20の下端を基台1の上面に当接させると共に下方向に螺進させて基台1に対して下側の水平片18を上方に持ち上げ、下側の水平片18の上面と基台1の下面との間で連結片17を挟持するものである。このようにして、アンカーボルト施工用治具Aはアンカーボルト保持板3に固定されるものである。
【0018】アンカーボルト施工用治具Aは、後述するように巻尺5の目盛りテープ5aを固定させ、アンカーボルト保持板3'の位置決めや施工後の寸法検査等の寸法測定を行うものであるので、水平にアンカーボルト保持板3に取り付けられなければならない。ここで、上述したように型枠2は現場施工にて組み上げられるものであり、布基礎を成形する型であるので精度を特に気にして組み上げられるものではない。つまり、型枠2の上面は特に水平に保つようにされたものではなく、型枠2に架設されたアンカーボルト保持板3は水平に架設されていない場合が多いものである。そこで、上述した基台1に設けた水平水準器14及び高さ調節ネジ15を用いて基台1を水平にし、アンカーボルト保持板3にアンカーボルト施工用治具Aを水平に固定するものである。本例の場合、前後左右の4箇所の基台1の周縁に高さ調節ネジ15が設けられており、高さ調節ネジ15の下端を基台1の下面に位置するアンカーボルト保持板3の連結片17の上面に当接させ、高さ調節ネジ15をそれぞれ上下に螺進させることで基台1の前後左右のバランスを微調整し、水平水準器14に内在する気体23の位置を円形照準24に合わせるように目視をしながら、基台1を水平にすることができるものである。このようにして、アンカーボルト保持板3に固定されたアンカーボルト施工用治具Aは水平に固定されるものであり、後述する各寸法測定においての精度の向上を図っているものである。
【0019】上記のようにアンカーボルト保持板3に固定されたアンカーボルト施工用治具Aには、図6に示すように、テープ載置台25の上面に沿って巻尺5の目盛りテープ5aを載置し、他のアンカーボルト保持板3'の位置決めを行い、型枠2に他のアンカーボルト保持板3'を架設し、他のアンカーボルト7'を保持していくものである。テープ載置台25の上面に沿って巻尺5の目盛りテープ5aを載置する際には、目盛りテープ5aの基準点9(例えば0目盛り位置)をテープ載置台25の上面にエッチングされた目盛り合わせ用の目印10に合わせるものであり、上記目盛り合わせ用の目印10はボルト位置決め孔8に挿通されたアンカーボルト7のセンターを指し示すものであるので、コーナー部2aの中心位置に保持されたアンカーボルト7を起点として、他のアンカーボルト保持板3'及び他のアンカーボルト7'の位置決めの際の寸法測定を行うことができるものである。更に、上記のように、テープ載置台25の上面に載置された巻尺5の目盛りテープ5aはその端部をテープ台25とクランプ26の間に位置させ、クランプ26を下方向に螺進させて、クランプ26の下面とテープ台25の上面とで挟持されるものである。これにより、目盛りテープ5aの基準点9をテープ載置台25の上面の目盛り合わせ用の目印10に合わせて巻尺5の目盛りテープ5aをアンカーボルト施工用治具Aに固定することができるものであり、従来、2人の作業員で行われていた他のアンカーボルト保持板3'及び他のアンカーボルト7'の所定位置への配置作業のうち、1人の作業員が行っていたアンカーボルト7のセンターに巻尺5の目盛りテープ5aの基準点9を合わせて保持するといった作業をアンカーボルト施工用治具Aに上記作業員の肩代わりをさせることができ、他のアンカーボルト7'の所定位置への配置作業が巻尺5の目盛りテープ5aを延伸して所定位置を測定すると共に他のアンカーボルト保持板3'及び他のアンカーボルト7'を配置する作業を行う作業員一人で、他のアンカーボルト保持板3'及び他のアンカーボルト7'の所定位置への配置作業を行うことができるものである。これにより、従来2人で行ってきた作業をアンカーボルト施工用治具Aを使用することで一人で行うことができるものであり、施工作業の効率を向上させることができるものである。このように、型枠2には正確に位置決めされて架設されたアンカーボルト保持板3及び他のアンカーボルト保持板3'がアンカーボルト7及び他のアンカーボルト7'を保持し、この状態で型枠2にコンクリートを打設し、アンカーボルト7及び他のアンカーボルト7'が立設した布基礎が成形されるものである。
【0020】また、上記のように布基礎を成形した施工後にも、寸法検査は行われるものであり、これもアンカーボルト施工用治具Aを使用するものである。上述した寸法測定方法と同じようにクランプ26に巻尺5の目盛りテープ5aの端部を挟持させ、テープ載置台25の目印10に目盛りテープ5aの基準点9を合わせて目盛りテープ5aを延伸させて測定されるものである。この場合でも寸法測定の起点となるコーナー部2aのアンカーボルト7のセンターに目盛りテープ5aの基準点を合わせて目盛りテープ5aの端部を固定させる作業はアンカーボルト施工用治具Aが行っているので、目盛りテープ5aを延伸して測定する作業を一人の作業員が行えばいいものであり、寸法検査は作業員一人で行うことができるものであり、この場合でも作業の効率化を図ることができるものである。また、本例ではテープ載置台25の形状を直角屈曲部25aを有したL字型角柱にしているので、テープ載置台25の上面に沿って巻尺5の目盛りテープ5aを載置するだけで簡単に型枠2の型枠パネル2b,2b間の中心線に合わせた寸法測定も行うことができるものである。更に、図7に示すように、巻尺5の目盛りテープ5aをクランプ26でテープ載置台25に挟持して他方向に目盛りテープ5aを延伸させることで、例えば型枠2の対角線上の寸法測定も行うことができるものである。
【0021】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載のアンカーボルト施工用治具にあっては、上述のように構成されているので、型枠のコーナー部に装着したアンカーボルト保持板にあらかじめアンカーボルトを保持した状態で、アンカーボルトをボルト位置決め孔に挿通させると共に固定手段によってアンカーボルト施工用治具の基台をアンカーボルト保持板の所定位置に固定し、上記アンカーボルト保持板に固定したアンカーボルト施工用治具の基台の目盛り合わせ用の目印に巻尺の目盛りテープの基準点(例えば0目盛り位置)を合わして巻尺の目盛りテープの端部をテープクランプ手段で基台に固定し、この状態から巻尺の目盛りテープを延伸させてアンカーボルトのセンターを起点とした寸法測定を行い、他のアンカーボルトを所定位置に位置決めすることができるものであり、従来、2人の作業員で行われていた他のアンカーボルトの所定位置への配置作業のうち、1人の作業員が行っていたアンカーボルトのセンターに巻尺の目盛りテープの基準点を合わせて保持するといった作業をアンカーボルト施工用治具に上記作業員の肩代わりをさせることができ、他のアンカーボルトの所定位置への配置作業が巻尺の目盛りテープを延伸して所定位置を測定すると共に他のアンカーボルトを配置する作業を行う作業員一人でできるものであり、また、上記理由と同様に布基礎成形施工の後の寸法検査等における寸法測定も一人の作業員で行うことができるものであり、施工作業の効率を向上させることができるものである。
【0022】また、本発明の請求項2記載のアンカーボルト施工用治具は、請求項1の効果に加えて、上記固定手段を、コーナー部のアンカーボルト保持板の形状に合わせて基台の裏面から突設した基台位置決め片と、コーナー部のアンカーボルト保持板を上記基台と挟持するために基台に設置した治具設置クランプとから構成したので、コーナー部のアンカーボルト保持板に基台位置決め片を隣接させて上記アンカーボルト保持板に対して所定位置に普遍的に基台を載置することができると共に、その状態で治具設置クランプにより基台とアンカーボルト保持板とを挟持してアンカーボルト保持板にアンカーボルト施工用治具を固定することができるものであり、アンカーボルト施工用治具をコーナー部のアンカーボルト保持板に対して所定位置に固定させるに簡単にすばやく行うことができ、施工作業の効率が向上するものである。
【0023】また、本発明の請求項3記載のアンカーボルト施工用治具は、請求項1の効果に加えて、基台を水平に合わせるために目視する水平水準器と基台を水平に位置決めするための高さ調節ネジとを設けたので、コーナー部のアンカーボルト保持板に基台を固定する際に、水平水準器を目視しながら高さ調節ネジを調整することで基台を水平にし、アンカーボルト保持板にアンカーボルト施工用治具を水平に固定することができるものであり、アンカーボルトのセンターを起点として測定される寸法測定の精度が向上するものである。




 

 


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