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発明の名称 軒天井の取付け構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−271467(P2001−271467A)
公開日 平成13年10月5日(2001.10.5)
出願番号 特願2000−82216(P2000−82216)
出願日 平成12年3月23日(2000.3.23)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
発明者 小谷 英幸 / 兵藤 俊正
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 野縁に見切り縁を介して軒天井板を取付ける軒天井の取付け構造であって、見切り縁における野縁に対する取付片より屋内外方向に間隔を隔てて一対の垂下片を垂下させ、一方の垂下片の下端部から軒天井支持片を延出し、他方の垂下片の下端部から鼻板に連結されるスペース片を延出し、一対の垂下片に換気口を形成し、取付片において見切り縁を野縁に取付け、軒天井支持片に軒天井板を載置して一方の垂下片と軒天井板の端面との間に第1風路を形成し、スペース片を鼻板に連結して他方の垂下片と鼻板との間に第2風路を形成し、かつ、各垂下片の下端から対向する垂下片側に向けて覆い片を延出して成ることを特徴とする軒天井の取付け構造。
【請求項2】 覆い片の上に底面が広く上開口が狭くなる接続溝を形成して成ることを特徴とする請求項1記載の軒天井の取付け構造。
【請求項3】 軒長さ方向において接続される見切り縁のうち一部のものの換気口は閉塞されていることを特徴とする請求項1又は2記載の軒天井の取付け構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒天井の取付け構造に関し、詳しくは、軒天井の取付け箇所における換気効率を高めながら、こうもりのような小動物が侵入するのを防止し、かつ、このような構成としながら、外観が低下するのを防止しようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、野縁に見切り縁を介して軒天井板を取付ける軒天井の取付け構造においては、鼻板及び家屋の外壁に見切り縁を取付け、見切り縁に野縁を支持し、軒天井板を野縁に取付けるとともに軒天井板の端部を見切り縁にて覆うのである。
【0003】この場合、見切り縁に換気口を形成して、風路を形成して軒天井裏の換気を図るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような換気構成において、良好な換気を図るために換気口を大きくする場合には、こうもりのような小動物が軒天井裏に侵入するという問題があった。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、軒天井の取付け箇所における換気効率を高めながら、こうもりのような小動物が侵入するのを防止することができ、かつ、このような構成としながら、外観が低下するのを防止することができる軒天井の取付け構造を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、野縁1に見切り縁10を介して軒天井板8を取付ける軒天井の取付け構造であって、見切り縁10における野縁1に対する取付片2より屋内外方向に間隔を隔てて一対の垂下片3,3を垂下させ、一方の垂下片3の下端部から軒天井支持片4を延出し、他方の垂下片3の下端部から鼻板5に連結されるスペース片7を延出し、一対の垂下片3,3に換気口11,11を形成し、取付片2において見切り縁10を野縁1に取付け、軒天井支持片4に軒天井板8を載置して一方の垂下片3と軒天井板8との間に第1風路イを形成し、スペース片7を鼻板5に連結して他方の垂下片3と鼻板5との間に第2風路ロを形成し、更に、各垂下片3、3の下端から対向する垂下片3、3側に向けて覆い片15、15を延出して成ることを特徴とするものである。
【0007】このような構成によれば、取付片2から屋内外方向に間隔を隔てて垂下した一対の垂下片3、3の両側において第1風路イ、第2風路ロを形成することができ、従来の一つの風路ハのものに比べて換気効率を倍増することができ、したがって、換気口11を大きくしなくてもよく、こうもりのような小動物が侵入するのを防止することができる。更に、各垂下片3、3の下端から対向する垂下片3、3側に向けて覆い片15、15を延出していて、覆い片15によって下方から見た場合に換気口11を隠すことができ、一対の垂下片3、3に換気口11を形成しながら外観が低下するのを防止することができる。
【0008】請求項2においては、覆い片15の上に底面が広く上開口が狭くなる接続溝17を形成していることを特徴とするものである。このような構成によれば、接続溝17、17に板状のジョイナー18を挿入することによって、見切り縁10を容易に接続することができて施工性を高めることができる。
【0009】請求項3においては、軒長さ方向において接続される見切り縁10…のうち一部のものの換気口11は閉塞されていることを特徴とするものである。このような構成によれば、隣地等との関係で、軒先部において防火措置が必要な場合には、該当箇所において換気口11が閉塞された見切り縁10bを使用することで対応することができるものであり、例えば、隣地側から塵埃や排気が及ぼされる箇所において換気口11が閉塞された見切り縁10aを使用することでよく、多様な使用形態を選択することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を説明する。図1(a)は軒先部の断面図である。図2は見切り縁の拡大断面図である。図3は見切り縁の一部破断した正面図である。図5は屋内側の断面図である。
【0011】屋内側において固定されている外壁パネル19には壁際廻り縁22をビス23にて固定している。屋外側において垂木20の先端部に鼻板下地材21がドリルビス24にて固定されている。壁際廻り縁22と鼻板下地材21とにわたって野縁1を固定している。鼻板下地材21及び野縁1の先端に鼻板5を当接させてビス25にて固定している。更に、鼻板5には軒樋控え具26を当接させてビス27にて共に鼻板下地材21に固定している。軒樋控え具26には軒樋28を支持させて屋根29からの排水を受けるようにしている。
【0012】見切り縁10は、例えば、金属の押出成形品であり、軒天井における野縁1に対する取付片2より屋内外方向に間隔を隔てて一対の垂下片3,3を垂下させている。一方の垂下片3の下端部から軒天井支持片4を延出している。他方の垂下片3の下端部から鼻板5の下端に当接するスペース片7を延出している。軒天井支持片4に取付片2の先端よりも突出する位置に軒天井板8に対する位置決め用のストッパー9を形成している。スペース片7にもストッパー9を設けている。一対の垂下片3,3に換気口11,11を形成している。このように見切り縁10を形成している。
【0013】しかして、見切り縁10が取付片2においてビス14にて野縁1に固定され、又、壁際廻り縁材30が壁際廻り縁22に固定させる。見切り縁10の軒天井支持片4と壁際廻り縁材30とにわたって軒天井板8を載設する。軒天井支持片4のストッパー9に軒天井板8の端部が当接して、スペース片7が鼻板5の下面に当接するとともにスぺース片7のストッパー9が鼻板5に当接している。図中33は軒先見切りであり、鼻板5にビス止めされている。
【0014】このような取付け状態において、軒天井支持片4に軒天井板8を載置して一方の垂下片3と軒天井板8との間に第1風路イを形成するのであり、又、スペース片7を鼻板5当接していて他方の垂下片3と鼻板5との間に第2風路ロを形成している。
【0015】このように、取付片2から屋内外方向に間隔を隔てて垂下した一対の垂下片3,3の両側において第1風路イ、第2風路ロを形成することができるのであり、従来の一つの風路のものに比べて換気効率を倍増することができ、したがって、換気口11を大きくしなくてもよく、こうもりのような小動物が侵入するのを防止することができるものである。
【0016】更に述べれば、軒天井支持片4に取付片2の先端よりも突出する位置に軒天井板8に対する位置決め用のストッパー9を形成してあって、第1風路イを確実に形成することができながら、ストッパー9に軒天井板8に当接することで、軒天井板8の位置決めができて施工性を高めることができるものである。
【0017】更に、各垂下片3、3の下端から対向する垂下片3、3側に向けて覆い片15、15を延出していることから、覆い片15によって下方から見た場合に換気口11を隠すことができるのであり、一対の垂下片3、3に換気口11を形成しながら外観が低下するのを防止することができるものである。
【0018】ところで、覆い片15の先端から起立片16を立設し、起立片16とこれに対向する垂下片3とに突片31を延出して覆い片15の上に底面が広く上開口が狭くなる接続溝17を形成している。このような、接続溝17、17に板状のジョイナー18を挿入することによって、見切り縁10、10を容易に接続することができて施工性を高めるものである。ジョイナー18には係止突部32を形成している。
【0019】軒長さ方向において接続される見切り縁10…のうち一部のものの見切り縁10aの換気口11は閉塞されているものである。つまり、押出成形品に換気口11を形成していないものである(図6参照)。しかして、隣地等との関係で、軒先部において防火措置が必要な場合には、該当箇所において換気口11が閉塞された見切り縁10bを使用することで対応することができるものであり、又、隣地側から塵埃や排気が及ばされる箇所において換気口11が閉塞された見切り縁10bを使用してもよく、多様な使用形態を選択することができるものである。
【0020】
【発明の効果】請求項1においては、野縁に見切り縁を介して軒天井板を取付ける軒天井の取付け構造であって、見切り縁における野縁に対する取付片より屋内外方向に間隔を隔てて一対の垂下片を垂下させ、一方の垂下片の下端部から軒天井支持片を延出し、他方の垂下片の下端部から鼻板に連結するスペース片を延出し、一対の垂下片に換気口を形成し、取付片において見切り縁を野縁に取付け、軒天井支持片に軒天井板を載置して一方の垂下片と軒天井板の端面との間に第1風路を形成し、スペース片を鼻板に連結して他方の垂下片と鼻板との間に第2風路を形成し、更に、各垂下片の下端から対向する垂下片側に向けて覆い片を延出してあるから、取付片から屋内外方向に間隔を隔てて垂下した一対の垂下片の側部において第1風路、第2風路を形成することができ、従来の一つの風路のものに比べて換気効率を倍増することができ、したがって、換気口を大きくしなくてもよく、こうもりのような小動物が侵入するのを防止することができるという利点がある。それでいて、各垂下片の下端から対向する垂下片側に向けて覆い片を延出していることから、覆い片によって下方から見た場合に換気口を隠すことができ、一対の垂下片に換気口を形成しながら外観が低下するのを防止することができるという利点がある。
【0021】請求項2においては、覆い片の上に底面が広く上開口が狭くなる接続溝を形成しているから、請求項1の効果に加えて、接続溝に板状のジョイナーを挿入することによって、見切り縁を容易に接続することができて施工性を高めることができるという利点がある。
【0022】請求項3においては、軒長さ方向において接続される見切り縁のうち一部のものの換気口は閉塞されているから、請求項1又は2の効果に加えて、隣地等との関係で、軒先部において防火措置が必要な場合には、該当箇所において換気口が閉塞された見切り縁を使用することで対応することができるものであり、例えば、隣地側から塵埃や排気が及ばされる箇所において換気口が閉塞された見切り縁を使用することでよく、多様な使用形態を選択することができるという利点がある。




 

 


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