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発明の名称 外装パネル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−234610(P2001−234610A)
公開日 平成13年8月31日(2001.8.31)
出願番号 特願2000−47434(P2000−47434)
出願日 平成12年2月24日(2000.2.24)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2E162
【Fターム(参考)】
2E162 BB08 CA21 CC08 CE08 
発明者 深蔵 勝哉 / 好川 隆裕 / 加藤 淳司 / 梶原 将男 / 三間 武師 / 松枝 伸明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 パネル枠の少なくとも片面にパネル材を配し、パネル材の表面側からパネル枠に向かって固定釘が打ち込まれている外装パネルにおいて、固定釘の軸径を1.5mm〜1.0mmとしたことを特徴とする外装パネル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外装パネルに関し、詳しくはパネル材とパネル枠とを固定釘にて固着する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、パネル枠3の両面にパネル材2をそれぞれ接着剤7で接着し、その後、パネル材2の表面2b側からパネル枠3に向かって固定釘4´を打ち込むことにより外装パネル1を構成している。従来では固定釘4´として、例えば軸径A´がφ2.0mm(長さ:32mm)の釘、或いは、軸径A´がφ2.1mm(長さ:38mm)の釘を用いている。なお、釘打ち込み位置Hの間隔Mは例えば800mmに設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のような軸径A´がφ2.0mm程度の太い固定釘4´では、パネル材2の端縁2aに近づけて打ち込んだ場合に、端縁2a側及び2b側にクラックが発生する。特に、図5に示すように、端縁2aは面取りによって厚みが薄くなっているためクラックが発生し易く、製品の外観、品質が低下するという問題がある。またパネル材2の厚みが増す場合、図5の矢印ハで示すように、釘打ち込み位置Hをパネル材2の端縁2aから遠ざかる位置H´まで移動させることでクラック防止を図っている。例えば厚みFが12mm程度のパネル材2の場合は、釘打ち込み位置Hから端縁2aまでの距離S1を15mm程度とし、厚みF´が15mm程度のパネル材2の場合には、釘打ち込み位置Hから端縁2aまでの距離S2を20mm程度にしている。しかしながら、このように釘打ち込み位置H´を端縁2aから遠ざけると、固定釘4´がパネル枠3のセンターからずれてしまうために、結局はパネル枠3の幅寸法Kを大きいものに変える必要が生じ、そのためにパネル枠3の種類が増えて、コスト高を招くという問題がある。さらに従来ではパネル材2の表面2bの釘打ち込み位置Hに生じる凹み15が大きくなり、従来ではパテ16を塗って対処しているが、パテ16の塗装に手間がかかり、作業性が低下するという問題もある。
【0004】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、パネル材の耐クラック性を高めて、製品の外観、品質の向上を図ることができると共に、取り付け強度を容易に確保でき、しかもパネル材の厚みが変化してもパネル枠の種類が1種類で済み、さらにパネル材の表面の釘打ち込み位置にパテを塗る必要がなく、作業の簡略化を図ることができる外装パネルを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明にあっては、パネル枠3の少なくとも片面3aにパネル材2を配し、パネル材2の表面2b側からパネル枠3に向かって固定釘4が打ち込まれている外装パネルにおいて、固定釘4の軸径Aを1.5mm〜1.0mmとすることを特徴としており、このように構成することで、上記固定釘4をパネル材2の端縁2aに近づけて打ち込んだ場合でも、端縁2a側にクラックが発生するのを防止でき、耐クラック性を高めることができると共に、釘打ち込み位置Hの間隔を短くすることで取り付け強度を十分に確保できるようになる。また、パネル材2の厚みが変化しても釘打ち込み位置Hを変えなくて済むので、パネル枠3が1種類で済み、そのうえパネル材2の表面2bの釘打ち込み位置Hに大きな凹みが発生するのを防止でき、パテを塗る作業を省略できるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0007】本実施形態では、図1に示すように、パネル枠3の両面3aにパネル材2を接着剤7でそれぞれ接着すると共に、パネル材2の表面2b側からパネル枠3に向かって固定釘4が打ち込まれて外装パネル1が構成されており、固定釘4の軸径Aを1.5mm〜1.0mmの範囲にした点に特徴を有している。なおパネル材2の材質は特に限定されないが、例えば木繊維混入セメント・けい酸カルシウム板や、繊維混入セメント・石灰けい酸カルシウム板などの各種の外装パネルが挙げられる。
【0008】本実施形態の固定釘4の軸部5は、図2に示すように、長方形の角形断面形状を有しており、縦幅Bが例えば1.05mm程度、横幅Cが例えば1.3mm程度に設定されている。なお1.5mm〜1.0mmの範囲内であれば、上記数値に限定されるものではない。また長さLは40mm又は45mmとされるが、特に限定されない。さらに、固定釘4の頭部6は、軸部5と同じ長方形の角形断面形状を有しており、頭部6の縦幅Dを軸部5の縦幅Bよりも大きくし、横幅Eを軸部5の横幅Cと同じにしてある。
【0009】しかして、パネル材2の表面2bからパネル枠3に向かって固定釘4を打ち込むにあたって、軸径Aが1.1mm程度の細い固定釘4を用いたので、パネル材2の端縁2aに近づけて打ち込んだ場合でも、端縁2a側にクラックが発生するようなことがなく、耐クラック性を高めて製品の外観向上、品質の安定化を図ることができるものである。また、パネル材2の厚みを例えば12mm程度の厚みFから15mm程度の厚みF´に増やした場合でも、クラックの発生を防止しながら、固定釘4をパネル材2の端縁2aに近づけて打ち込むことが可能となり、釘打ち込み位置Hから端縁2aまでの距離Sを大きくする必要がなくなる。つまり、従来のようにパネル材2の厚みに応じて釘打ち込み位置Hをパネル材2の端縁2aから遠ざける必要がなく、またパネル材2の厚みに関係なく釘打ち込み位置Hを固定できるので、パネル枠3の種類が1種類で済み、低コスト化を図ることができるようになる。さらに、固定釘4の頭部6の径を軸部5の軸径Aとほぼ同様にすることによって、パネル材2の表面2bの釘打ち込み位置Hに大きな凹みが発生しなくなり、結果的に従来のような大きな凹みにパテを塗る作業が不要となり、作業の簡略化を図ることができる。
【0010】なお、上記軸径Aが1.5mm〜1.0mm程度の細い固定釘4の強度は、従来のように軸径が2.0mm程度の太い固定釘4´(図5)と比較して弱いため、釘打ち込み位置Hの間隔Mを狭めることで対処するのが望ましい。例えば従来の太い固定釘4´を800mm間隔M(図4(b))で打ち付けている場合には、本発明の細い固定釘4を例えば400mm間隔(好ましくは300mm間隔)で打ち付けることにより、従来と同様な取り付け強度を確保できるようになる。なおこの場合、固定釘4の数が増えるというデメリットはあるが、端縁2a側にクラックが発生するのを防止できるというメリットの方が大きい。しかも、図3に示すように、パネル材2が、表面層8(緻密な材料層)と中間層9(粗い材料層)と裏面層10(緻密な材料層)との三層構造で構成されている場合において、従来の軸径が2.0mm程度の太い固定釘4´を打ち込むと、裏面層10(緻密な材料層)に図3のNで示すように、クラックが生じる恐れがあるが、これに対して本発明のように軸径Aが1.0mm程度の細い固定釘4を使用すれば、図3のようなクラックの発生も確実に防止できるものとなる。
【0011】なお、前記実施形態では、断面形状が角形の固定釘4を例示したが、断面形状は特に限定されず、軸径Aが1.5mm〜1.0mmの範囲であれば、断面形状は丸形であってもよい。また、パネル枠3の両面3a,3aにそれぞれパネル材2を固着した外装パネル1を例示したが、パネル材2の片面3aのみにパネル材2を固着した外装パネルにも適用できるのはいうまでもない。
【0012】
【実施例】[実施例1]パネル材2として、ニチハ(株)製のニチハモエンエクセラード(木繊維混入セメント・けい酸カルシウム板の商品名)を用い、軸径が1.1mm程度の細い固定釘4を用いたところ、パネル材2の端縁2aから釘打ち込み位置Hまでの距離を10.78mmまで短くしても、クラックは発生しなかった。
【0013】[実施例2]パネル材2として、三井木材工業(株)製のセンチュリーボードA3(繊維混入セメント・石灰けい酸カルシウム板の商品名)を用い、実施例1と同様の固定釘4を用いたところ、パネル材2の端縁2aから釘打ち込み位置Hまでの距離を9.48mmまで短くしても、クラックは発生しなかった。
【0014】[比較例1]実施例1と同じパネル材2を用い、軸径が2.0mm程度の太い固定釘を用いたところ、パネル材2の端縁2aから釘打ち込み位置Hまでの距離を27.28mmまで長くしないと、クラックの発生を防止できなかった。
【0015】[比較例2]実施例2と同じパネル材2を用い、軸径が2.0mm程度の太い固定釘を用いたところ、パネル材2の端縁2aから釘打ち込み位置Hまでの距離を25.25mmまで長くしないと、クラックの発生を防止できなかった。
【0016】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっては、パネル枠の少なくとも片面にパネル材を配し、パネル材の表面側からパネル枠に向かって固定釘が打ち込まれている外装パネルにおいて、固定釘の軸径を1.5mm〜1.0mmとしたので、この固定釘をパネル材の端縁に近づけて打ち込んだ場合でも、端縁側にクラックが発生するのを防止でき、耐クラック性を高めて製品の外観、品質の向上を図ることができると共に、釘打ち込み位置の間隔を短くすることで取り付け強度を十分に確保できるようになる。しかも、パネル材の厚みが変化しても釘打ち込み位置を変えなくてよいので、従来のように幅寸法の異なるパネル枠を用いる必要性がなく、従って、パネル枠が1種類で済み、低コスト化を図ることができる。さらにパネル材の表面の釘打ち込み位置に大きな凹みが発生するのを防止できるので、従来のようなパテを塗る作業が不要となり、作業の簡略化を図ることができる。




 

 


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