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発明の名称 目地防水工法および目地防水構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−193361(P2001−193361A)
公開日 平成13年7月17日(2001.7.17)
出願番号 特願2000−5304(P2000−5304)
出願日 平成12年1月5日(2000.1.5)
代理人 【識別番号】100073461
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 武彦
【テーマコード(参考)】
2E001
2E011
【Fターム(参考)】
2E001 DA01 FA04 FA09 FA32 FA52 FA53 FA62 GA07 GA24 GA64 GA72 GA82 KA01 LA09 LA17 MA02 MA06 
2E011 AA02 AB02 AC00 AD01 AD02 AD03 AF06 AG00 JA00 KA01 KA02 KB03 KC02 KC03 KC04 KC08 KG06 LA01 LA04 LD02 LD03 LD04 LD08 LE02 LF05
発明者 宮地 京一 / 関 克之 / 高田 雅紀 / 高木 光明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】建築物の壁面仕上げ施工において、下地面の上でサッシ枠材と別の表装材との間に設けられた目地の防水工法であって、前記目地に対応する位置に、目地よりも広い幅の支持材を配置して下地面を施工する工程(a) と、前記支持材を含む下地面に、目地よりも広い幅で圧縮変形性の高い下地防水材を敷設する工程(b) と、下地防水材の上に、目地の幅に対応する間隔をあけて、側端下部に目地側に向かって張り出すフランジ部を有する前記サッシ枠材と前記別の表装材とを敷設する工程(c) と、サッシ枠材のフランジ部の上面または下面から目地の底面を経て別の表装材の内側面にわたって、可撓性を有するシート状の粘着防水材を貼り付ける工程(d)と、前記粘着防水材の上方で目地にシール処理を行う工程(e) とを含む目地防水工法。
【請求項2】前記工程(e) が、弾性体からなるガスケットを目地に嵌入する請求項1に記載の目地防水工法。
【請求項3】前記工程(e) が、シーリング剤を目地に充填する請求項1に記載の目地防水工法。
【請求項4】建築物の壁面仕上げ施工において、下地面の上でサッシ枠材と別の表装材との間に設けられた目地の防水構造であって、前記目地に対応する位置に目地よりも広い幅の支持材が配置された前記下地面と、前記柱材を含む下地面に、目地よりも広い幅で敷設された圧縮変形性の高い下地防水材と、下地防水材の上で前記目地の一方の側に配置され、側端下部に目地側に張り出すフランジ部を有するサッシ枠材と、下地防水材の上で前記目地の他方の側に配置される別の表装材と、サッシ枠材のフランジ部の上面または下面から目地の底面を経て別の表装材の内側面にかけて貼り付けられ、可撓性を有しシート状をなす粘着防水材と、前記粘着防水材の上方で目地に施されたシール手段とを備える目地防水構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目地防水工法および目地防水構造に関し、建築物の外装壁面などで建築部材同士の境界部分に設けられる目地を防水する工法と、このような目地防水工法によって構築された目地防水構造とを対象にしている。
【0002】
【従来の技術】建築物に外装壁面の施工において、外装材同士の継ぎ目部分に目地を設けることが行われている。
【0003】目地は、前記継ぎ目部分に凹溝を設け、この凹溝にEPDMゴムやPVC樹脂の成形品からなるガスケットを挿入したり(乾式工法)、液状あるいはペースト状のシーラント剤を充填したり(湿式工法)して、継ぎ目部分の防水性を高め、外観性を向上させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の目地防水工法のうち、湿式工法は、施工工程が増え作業に手間がかかるという問題がある。
【0005】湿式工法では、シーラント剤で周囲を汚したりすることを避けるため、マスキング貼り、ボンドブレーカー貼り、プライマー塗布、シーラント充填、シーラント均し、マスキング除去などという多くの工程を行う必要があり、手間がかかるとともに技術的にも難しい作業が必要になる。
【0006】乾式工法では、目地幅のバラツキに対応するのが困難である。通常の外装部材の施工では、どうしても目地幅に大きなバラツキが生じてしまう。予め一定の寸法に成形された目地部材では、バラツキの大きな目地との間に隙間があいたり逆に嵌合が困難になったりすることが多い。そのために、湿式工法に比べて実用性に劣るとされている。
【0007】さらに、目地の両側に配置される外装部材が材質や構造の異なるものの場合には、目地材料および工法の選択が難しい。例えば、窓などの開口部では、開口部の周縁に配置されるサッシ枠材とその周囲に配置されるALC板などの外装板材との継ぎ目部分に設けられる目地では、確実な防水が困難である。サッシ枠材に適した防水構造では、ALC板などからなる外装部材の防水が十分に果たせない。目地の左右の内側壁の形状が異なると目地材料の形状も変えなければならなかったりする。特に、サッシ枠材は、下地部材への取り付け固定をフランジ部や取付ネジを用いて行うため、これらの構造が邪魔にならないような防水構造を採用しなければならない。
【0008】本発明の課題は、前記した建築物の壁面施工において、サッシ枠材と他の表装材との間に設けられる目地の防水を簡単かつ確実に行えるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる目地防水工法は、建築物の壁面仕上げ施工において、下地面の上でサッシ枠材と別の表装材との間に設けられた目地の防水工法であって、以下の工程(a) 〜(e) を含む。
【0010】工程(a) :前記目地に対応する位置に、目地よりも広い幅の支持材を配置して下地面を施工する。
工程(b) :前記支持材を含む下地面に、目地よりも広い幅で圧縮変形性の高い下地防水材を敷設する。
【0011】工程(c) :下地防水材の上に、目地の幅に対応する間隔をあけて、側端下部に目地側に向かって張り出すフランジ部を有する前記サッシ枠材と前記別の表装材とを敷設する。
【0012】工程(d) :サッシ枠材のフランジ部の上面または下面から目地の底面を経て別の表装材の内側面にわたって、可撓性を有するシート状の粘着防水材を貼り付ける。
【0013】工程(e) :前記粘着防水材の上方で目地にシール処理を行う。
〔建築物の壁面〕通常の住宅、集合住宅、その他の建築物における外装壁面あるいは内装壁面に適用される。
【0014】壁面には、合板やサイディングボード、柱材などで構成される下地面が施工され、この下地面の上に表装材が施工される。表装材として、ALC板やセラミック板などの一般的な外装材料が使用できる。
【0015】建築物の壁面施工を、予め工場生産された建築パネルを用いて行うこともできる。建築パネルは、木製あるいは鋼製の枠組みに下地面や表装材を組み合わせて構成される。建築物の壁駆体や骨組構造に建築パネルを敷設することで壁面の構築が行われる。
【0016】〔目 地〕建築物の壁面において、表装材同士の継ぎ目に設けられる隙間あるいは間隙である。
【0017】目地を設けることで、隣接する表装材同士の寸法誤差を吸収することができる。表装材同士の境界に出来るわずかなずれや段差を目立たなくすることができる。目地が外観上のアクセントになって、壁面の意匠性が向上する。
【0018】目地の幅や深さは、表装材の寸法や配置構造、あるいは、目地に必要とされる機能によって決められる。
〔支持材〕下地面のうち、目地に対応する位置に、目地よりも広い幅の支持材を配置しておく。支持材は、木製の柱など、段差や隙間のない平坦な表面を有する部材が用いられる。
【0019】〔下地防水材〕ポリウレタンその他の合成樹脂からなる発泡シートなど、圧縮変形性が高く、圧縮変形したときに防水機能が発揮できるシート状の材料が用いられる。可撓性あるいは柔軟性があって、下地面と表装材とに密着して当接できる材料が好ましい。
【0020】具体的な材料として、スーパーシート(商品名、日本発条社製)、エプトシーラー(商品名、日東電工社製)、シールセーバー(商品名、日東電工社製)、インシュロン(商品名、日本発条社製)などが使用できる。
【0021】下地防水材の厚みは、使用時に圧縮変形させたときに十分な防水性を発揮できるように設定される。具体的には、施工条件によっても異なるが、圧縮時の厚みが1mm以下になるような厚み範囲に設定される。
【0022】下地防水材は、目地の幅よりも広い幅で設けられる。支持材の幅よりも広くても良い。下地防水材は、支持材を含む下地面に載せておくだけでもよいし、接着剤などを用いて接合しておいてもよい。また、サッシ枠材や外装材に先貼りしておいてもよい。
【0023】〔サッシ枠材〕通常の建築構造用のサッシ枠の材料および構造が採用される。アルミ型材などで作製される。
【0024】フランジ部は、サッシ枠材の側端下部に張り出して設けられ、サッシ枠材を下地面に固定するための取付孔が設けられたり、目地を挟んで対向して配置される別の表装材との間隔を設定するために利用される。
【0025】〔別の外装材〕前記した各種の外装材を用いることができる。サッシ枠材とは異なる材料および形状構造を有するものであってよい。
【0026】〔サッシ枠材および別の外装材の施工〕サッシ枠材および別の外装材に適した通常の施工手段で、下地面の上に施工すればよい。下地面の前記支持材に対して取り付けることもできるし、支持材の外側の下地面を構成する部材に取り付けることもできる。
【0027】下地面の目地個所には下地防水材が配置されているので、サッシ枠材および別の外装材は、底面の一部が下地防水材の上に配置される。サッシ枠材および別の外装材を下地面に固定することで、下地防水材は厚み方向に強く圧縮され、この圧縮変形によって、下地面とサッシ枠材および別の外装材との間の密閉性あるいは防水性を発揮させる。
【0028】下地面に対するサッシ枠材と別の外装材との配置構造が、目地の幅および形状を決める。
〔粘着防水材〕通常の粘着性を有する防水材料と同様の材料が用いられる。目地の底面あるいはサッシ枠材の表面に強固に貼着できる粘着性と、貼着個所の表面に沿って変形できる可撓性とを有するものが好ましい。具体的には、ブチルゴムなどのゴム材料あるいは合成樹脂材料が用いられる。粘着防水材の内部に不織布を埋め込んでおいたり、目地に粘着しない側の表面にポリエチレン等の合成樹脂やゴムからなるフィルムやシートを積層しておくこともできる。
【0029】粘着防水材の粘着面に剥離自在な剥離シートを貼り付けておけば、輸送保管などの取扱いの際に粘着面を保護しておける。剥離シートは、離型処理を施した紙材やPETフィルムなどが用いられる。粘着防水材の使用時には、剥離シートを剥がしておく。
【0030】粘着防水材の厚みは、防水機能や保護機能を十分に発揮できるとともに目地に沿って変形が容易になることなどを考慮して決定される。具体的には、2mm以下、好ましくは0.5mm程度に設定できる。
【0031】粘着防水材は、サッシ枠材のフランジ部の上面または下面から目地の底面を経て別の外装材の内側面にわたって貼り付けられる。粘着防水材をフランジ部の上面に貼り付ける場合は、サッシ枠材を取り付けたあとで粘着防水材を貼り付けることができる。粘着防水材をフランジ部の下面に貼り付ける場合には、サッシ枠材を取り付ける前に粘着防水材を施工しておくか、サッシ枠材の下面に粘着防水材を先貼りしておくことができる。
【0032】〔シール処理〕通常の目地防水施工と同様のシール処理が行われる。シール処理として、乾式工法および湿式工法がある。乾式工法と湿式工法を組み合わせることもできる。
【0033】乾式工法として、弾性体からなるガスケットを目地に嵌入することができる。ガスケットとしては、通常の各種構造からなるものが使用できる。ゴムや合成樹脂、繊維材料などで構成され、弾力的な変形性を有するものが用いられる。
【0034】湿式工法として、シーラント剤を目地に充填することができる。シーラント剤は、通常の建築防水用のシーラント剤が使用できる。目地にシーラント剤を充填した上にガスケットを嵌入することもできる。
【0035】
【発明の実施形態】図1および図2に示す実施形態は、開口部を有する建築パネルにおいて、目地の防水を図る工法を示している。
【0036】〔建築パネル〕図1は建築パネルPの概略構造を示し、全体が矩形の厚板状をなすとともに中央に窓になる開口Hを有している。
【0037】建築パネルPは、全体の剛性や機械的強度などを負担したり、建築パネルPを壁駆体などに接合するための機能を果たす下地部10と、下地部10の表面に配置されるサッシ枠材20および外装板材30とで構成されている。
【0038】下地部10は、木製の枠材や柱材、合板製の下地板材、断熱材などで構成される。下地部10の前面で開口Hの周囲には、アルミ型材からなるサッシ枠材20が取り付けられる。下地部10のその他の前面個所には、ALC板などからなる外装板材30が貼り付けられる。サッシ枠材20と外装板材30との境界部分には凹溝状の目地Tが設けられる。外装板材30同士の境界部分にも目地が設けられるが、この部分の目地構造は本発明の範囲外の技術であり、具体的な説明は省略する。
【0039】図2は、サッシ枠材20と外装板材30とが隣接する個所における目地Tの構造を示している。下地部10のうち、目地Tの下方部分には木製の柱材12が配置されている。柱材12の両側には、通常の合板や木材などからなる下地部材14、16が配置される。
【0040】柱材12の上面には、ポリウレタン発泡シートからなる下地防水材52が配置されている。下地防水材52の幅は、目地Tの幅に比べて十分に広くなっている。
【0041】下地防水材52の上に、サッシ枠材20および外装板材30が配置され、釘やビスなどの締結金具や接着手段を用いて下地部10に接合されている。サッシ枠材20および外装板材30を下地部10に押し付けて接合することによって、下地防水材52は厚み方向に強く圧縮された状態になる。その結果、サッシ枠材20および外装板材30と下地部10とが緊密な防水状態で接合されることになる。目地Tに水が浸入しても、サッシ枠材20および外装板材30と下地部30との隙間を通じて内部構造までに水が浸入することが阻止される。
【0042】サッシ枠材20のうち、目地Tに隣接する側端の下部にはフランジ部22を有する。フランジ部22は目地Tの底面に沿って外装板材30の近くまで延びている。フランジ部22は、サッシ枠材20を柱材12に接合するための取付ネジ24の取付面を提供している。取付ネジ24は、フランジ部22および下地防水材52を柱材12に強力に締め付けて固定することできる。
【0043】フランジ部22の上面には、ブチルテープからなる粘着防水材54が配置される。粘着防水材54はフランジ部22の上面からフランジ部22の外側の目地Tの底面を経て外装板材30の内側面にかけて、概略L字形をなすようにして貼り付けられている。この粘着防水材54によって、サッシ枠材20と外装板材30との間隙に水が浸入することを防止する。
【0044】粘着防水材54の上方で目地Tの内部空間には、ガスケット56が嵌入されている。ガスケット56は、弾力性のあるEPDMゴムなどで作製されており、両端にヒレ状の突起を備えている。ガスケット56を目地Tの上方から押し込みことで、ガスケット56の両側のヒレ状部分が変形し、目地Tの内側面に弾力的に当接する。その結果、目地Tの外部から水が浸入するのを防止することができる。ガスケット56の滑らかな外表面が、目地Tの外観性や体裁を良好にする。
【0045】以上に説明した目地防水構造では、壁面構造の内部に浸入しようとする水は、まずガスケット56で防水される。ガスケット56を通過した水は、粘着防水材54で防水され、さらに下地防水材52でも防水される。このような合計3重の防水構造によって、目地Tにおける防水機能は極めて優れたものとなる。
【0046】特に、下地防水材52は、サッシ枠材20および外装板材30と下地部10との間に圧縮された状態で挟み込まれているので、サッシ枠材20および外装板材30と下地部10との間の防水機能が確実である。また、ガスケット56および粘着防水材54は、施工後に取り替えたり貼り替えたりすることができるので、経時的に老朽化したり損傷したりしても簡単に補修することができ、長期間に渡って高い防水機能を維持することができる。
【0047】
【発明の効果】この発明にかかる目地防水工法および目地防水構造は、下地部の支持材に下地防水材を介してサッシ枠材および別の外装材を敷設すること、および、サッシ枠材のフランジ部から目地の底面を経て別の外装材の内側面まで粘着防水材を貼り付けておくこと、さらには、粘着防水材の上にシール処理を施すことという、使用する材料や構造および機能が異なる3重の防水構造を組み合わせることで、目地における防水機能を格段に高めることができる。




 

 


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