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発明の名称 建物の外壁の通気構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−173197(P2001−173197A)
公開日 平成13年6月26日(2001.6.26)
出願番号 特願平11−360444
出願日 平成11年12月20日(1999.12.20)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2E001
2E110
【Fターム(参考)】
2E001 DA01 DB02 DB05 DD01 DF02 FA04 FA09 FA52 FA63 GA06 GA07 GA12 GA29 HA07 HA21 HA33 HF01 HF02 KA01 LA01 LA04 LA12 LA16 MA02 MA06 MA15 NA07 NB01 NC01 ND13 ND15 
2E110 AA02 AA09 AA13 AA14 AA33 AA57 AB04 AB14 AB22 AB27 AB33 BA03 BA12 BA15 BB04 BB22 BC14 CA07 CB03 CC02 CC04 CC12 CC17 CC19 CC25 DA03 DA08 DA16 DC12 DC15 DD03 DD14 GA23W GA24W GA33W GA33X GA33Z GA42Z GB01Z GB17W GB23W GB32Z
発明者 岡本 英男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 建物の外壁の外面にALC板からなる外装材を貼り、外装材の裏面側に上下に外気を通気する通気隙間を設けた建物の外壁の通気構造において、少なくとも通気隙間の外気の入口の対応する部分では外装材の裏面側に防水処理層を設けたことを特徴とする建物の外壁の通気構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁に通気する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、図8に示すように建物の外壁1に外装材2を貼り、外装材2の裏面側に上下に外気を通気する通気隙間3を設けることにより、通気隙間3に外気を通気することで外装材2の裏面側に結露するのを防止することが行われている。ところが、外装材2としてALC板のような気泡コンクリート板を用いた場合、外装材2の裏面側には防水処理がされていないために通気隙間3に雨水が浸入すると外装材2に水が浸透する弊害が生じるという問題がある(外装材2の外面に露出する表面側は防水性のある塗料が塗布されるために雨水が浸透するおそれがない。)このため、通気隙間3の外気が入る入口側では通気隙間3に雨水が浸入しないように例えば次のような方策が講じられている。基礎4の上では外壁1の下端に基礎見切り材5が取り付けられ、基礎見切り材5には外部から雨水がしにくい位置に通気孔6が設けられて通気孔6を介して外部と通気隙間3内とが連通させられ、さらに基礎見切り材5と外装材2の下端との間にシーリング材7を充填して水密性を保つように仕舞われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例では通気隙間3に雨水が浸入しないようにするためには上記のように通気孔6を有する複雑な構造の基礎見切り材5を用いなければならなく、また基礎見切り材5と外装材2との間にシーリング材7を充填しなければならなく、この部分の施工が複雑になるという問題がある。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、通気隙間の下端を単に外部に連通させる構造でも外装材の裏面側に雨水が浸透する弊害を防止でき、施工の簡略化を図ることができる建物の外壁の通気構造を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため本発明の建物の外壁の通気構造は、建物の外壁1の外面にALC板からなる外装材2を貼り、外装材2の裏面側に上下に外気を通気する通気隙間3を設けた建物の外壁の通気構造において、少なくとも通気隙間3の外気の入口の対応する部分では外装材2の裏面側に防水処理層8を設けたことを特徴とする。予め外装材2の裏面側に防水処理して防水処理層8を設けた外装材2を用いて施工すれば、通気隙間3の外気の入口部分に雨水が浸入しても雨水が外装材2に浸透する弊害を防止できる。このために通気隙間3に雨水が浸入しないようにする方策を講じる必要がなく、施工が容易にできる。
【0006】
【発明の実施の形態】図2乃至図5に示すように建物の外壁1は本例の場合、建物躯体に外壁パネル8を建て込むことにより形成してある。外壁パネル8は縦枠9aと横枠9bとよりなる矩形状のパネル枠9の屋内側の面に内装下地材10を貼り、パネル枠6の屋外側の面に外装板材11を貼り、内装下地材10と外装板材11との間にグラスウール等の断熱材12を充填すると共に断熱材12と外装板材11との間に空気層13を設けて形成されている。この外壁パネル8の外装板材11は窯業系材料にて形成されるものであり、例えばパプル混入セメント珪酸カルシウム板にて形成されている。この外装板材11には予め下地シーラのような下地塗料の塗装を施してある。
【0007】外壁パネル8を建て込むとき、柱14のある部分では隣り合う外壁パネル8の縦枠9a間に柱14を介装してあり、柱14のない部分では隣り外壁パネル8の縦枠9a同士を直接対向させてあり、建物のコーナ部では直交するように隣り合う外壁パネル8の縦枠9a間に柱15を介装してある。柱14の外面側には平用柱カバー16aを装着してあり、コーナ部の柱15の外面にはコーナ用柱カバー16bを装着してある。平用柱カバー16aは上記外装板材11と同じ外装面部11aを外面側に有し、コーナ用柱カバー16bも上記外装板材11と同じ外装面部11bを有しており、外装板材11の外面と外装面部11aや外装面部11bの外面とを面一にしてある。外装板材11の側端と外装面部11aや外装面部11bの側端との間の目地部にはバックアップ材17を介してシーリング材18を充填してある。
【0008】このように外壁パネル8にて建物の全面の外壁1が施工されるが、この外壁1の外面側で要所には上記外装板材11の外面に重ねるように増し貼り用の外装材2が貼られる。この外装材2を貼るときは、外壁パネル8の外装板材11の外面側に下地棧19が取り付けられ、外装材2が下地棧19を介して取り付けられる。下地棧19は上下に長い縦棧であり、左右方向に適当な間隔を隔てて取り付けられる。下地棧19を取り付けるときは、下地棧19の外面側からビスのような固着具20をパネル枠9等に打入することで取り付けられる。下地棧19を外装板材11の外面に取り付けるとき必要に応じてこれらの間にシール材50を介装してある。
【0009】外装材2はALC板よりなる気泡コンクリートにて形成されており、外面側には模様となる断面台形状の凹溝21を凹設してある。この外装材2の外面側(表面及び端面)にも予め下地シーラのような下地塗料の塗装を施してあり、防水性を持たせてある。外装材2を取り付けるときは凹溝21の底部からビスのような固着具22が打入されるものであり、下地棧19や外装板材1まで至るように打入して固定してある。外装材2の側端間にはバックアップ材24を介してシーリング材25を充填してある。
【0010】上記のように外壁1の外面の要所に外装材2が貼られるが、外装材2を貼った後、外装材2の外面及び屋外に露出する外装板材11の外面には上塗り塗料のような塗料が塗布されて仕上げられ、外装材2の外面から雨水が浸透するのを防止できる。外装材2の外面と外装板材11の外面は同じ塗料を塗布しても異なる塗料を塗布してもよい。上記のように外壁1の外面の要所に外装材2を貼るが、このようにすることで外装板材11を外面に露出させる部分と外装材2を外面に露出させる部分ができると共に外装材2を貼った部分は外面側に突出させることができるものであって、外観に変化を持たせることができると共に豪華さを持たせることができる。また外装材2を貼った部分は断熱性、遮音性、防水性等を増すことができる。
【0011】また外装材2を貼る部分と貼らない部分との境の部分では図2に示すように外装材2の側端に沿って端部仕舞い用外装材2aが貼られる。端部仕舞い用外装材2aは外装材2と同じ材料にて形成され、外面側に凹溝21を設けてあるが、端部仕舞い用外装材2aの裏面側の一側に上記下地棧19の厚さと同じ厚さの凸部26を一体に設けてある。この端部仕舞い用外装材2aは凹溝21の底部から下地棧19及び外装板材1に至るように固着具22を打入することで固着される。端部仕舞い用外装材2aを取り付けた状態で凸部26が外装板材11の外面に直接接触し、下地棧19を介して貼るものでも下地棧19が露出しなく外観良く仕上げると共に防水的に施工できる。また端部仕舞い用外装材2aを取り付けたとき凸部26と外装板材11との間の内隅にシーリング27が充填してあり、シーリング材27にて一層防水してある。またこの端部仕舞い用外装材2aを取り付ける部分では端部仕舞い外装材2aとこれに隣接する外装材2に亙る幅の下地棧19を取り付けてあり、この下地棧19が外装板材11を介して外壁パネル8内の補強材28に打入した固着具20にて固着すると共に外装板材11に打入したビスような固着具20aにて固着してある。
【0012】柱14を介して外壁パネル8が隣り合う部分では図3に示すように隣り合う外壁パネル8に側端に沿って下地棧19を取り付けてあり、平用柱カバー16aの外装面部11aと外装材2の裏面との間には隙間28を設けてある。また隣接する外壁パネル8の側端同士を直接接続する部分では図4に示すように側端の凹部29aと凸部29bを係合してあり、また隣り合う外壁パネル8に亙るように幅の広い下地棧19を装着してある。そしてこのように隣り合う外装パネル8に亙って装着した下地棧19を介して外装材2を取り付けてある。
【0013】また建物のコーナ部で柱15の外面にはコーナ用柱カバー16bを装着してあるが、この部分では図5に示すように出隅役物2bを被嵌してあり、固着具22にて固着してある。この出隅役物2bも上記外装材2と同じ材料にて形成され、外面側に凹溝21を設けてある。この場合、下地棧19は外壁パネル8の外装板材11とコーナ用柱カバー16bの外装面部11bに亙るように装着してある。
【0014】上記のように外壁1の要所に外装材2を取り付けられるが、外装板材11の外面に下地棧19を介して外装材2が取り付けられるため、外装板材11の外面と外装材2の裏面との間には図1に示すように上下方向に亙る通気隙間3が形成される。図1で30は梁、31は軒天井、32は天井、33は床、4は基礎、35は土台である。基礎4の上には基礎見切り材5が取り付けられ、基礎4と外装材2の下端との間が仕舞われている。かかる基礎見切り材5には従来例のように通気孔が設けられていなく、外装材2の下端と基礎見切り材5との間に間隙36を隔ててあり、この間隙36を介して通気隙間3と連通している。基礎見切り材5と外装板材11の下端との間にはシール材37を充填してシールしてある。上記のように間隙36を介して外気が通気隙間3に連通させられるのであるが、少なくとも下端に位置する外装材2の下部の裏面側には予め防水処理した防水処理層8が設けられており、上記間隙36から雨水が浸入しても雨水が外装材2の浸透する弊害が生じないようになっている。上記防水処理層8は外装材2を取り付けるまで予め施してあり、容易に防水処理層8を設けることができる。防水処理層5は防水塗料を塗布することで形成しても防水シートを貼ることで形成してもよい。上記のように予め防水処理層8を設けた外装材2を施工するだけで外気の入口から浸入した雨水が外装材2に浸透するのを防止できるために従来に比べて施工が容易にできる。軒天井31の壁際回り縁38には通気路39を設けてあり、この通気路39にて通気隙間3の上端を軒天井裏とを連通させてある。しかして外気が基礎見切り材5と外装材2の下端の間隙36から通気隙間3に流入し、通気隙間3を通って通気路39を介して軒天井裏に流れる。このように通気されることで外装材2の裏に結露するのを防止できる。
【0015】また図6は実施の形態の他の例を示すものである。これはバルコニー40の部分の外壁2に外装材2を貼った部分である。この場合も少なくとも下に位置する外装材2の裏面に防水処理層8を予め設けてある。バルコニー40の外壁2の下端と軒天井31との間のコーナ部には隅部金具41を取り付けてあり、隅部金具41の下方に外装材2と同じ材質の隅部仕舞い外装材2dを装着してある。この隅部仕舞い外装材2dの前端面にも予め防水処理層8を設けてあることが好ましい。外装材2の下端部の裏面と隅部仕舞い外装材2dとの間には間隙42を設けてあり、間隙42と通気隙間3とを連通させてある。この場合も間隙42から雨水が浸入しても外装材2に雨水が浸透する弊害を防止できる。
【0016】また図7は実施の形態の他の例を示すものである。これは2階の外壁1の下端と屋根43との間の部分の構造を示すものである。2階の外壁1の外装板材11の外面と2階の屋根43との間には隅部水切り板45を装着してあり、隅部水切り板45の上端に沿って押さえ縁46を装着してある。そして外装材2の下端と押さえ縁46との間に間隙47を形成してあり、この間隙47を通気隙間3に連通させてある。この場合も下に位置する外装材2の裏面側に予め防水処理層8を設けてあり、上記間隙47から雨水が浸入しても外装材2に雨水が浸透するような弊害を生じないようになっている。
【0017】
【発明の効果】本発明は、建物の外壁の外面にALC板からなる外装材を貼り、外装材の裏面側に上下に外気を通気する通気隙間を設けた建物の外壁の通気構造において、少なくとも通気隙間の外気の入口の対応する部分では外装材の裏面側に防水処理層を設けたものであって、予め外装材の裏面側に防水処理して防水処理層を設けた外装材を用いて施工すれば、通気隙間の外気の入口部分に雨水が浸入しても雨水が外装材に浸透する弊害を防止できるものであり、従って通気隙間に雨水が浸入しないようにする方策を講じる必要がなく、施工が容易にできるものである。




 

 


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