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発明の名称 屋根架構システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−173149(P2001−173149A)
公開日 平成13年6月26日(2001.6.26)
出願番号 特願平11−360446
出願日 平成11年12月20日(1999.12.20)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
発明者 宇治川 一男 / 河添 努
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 桁と直交する方向における屋根架構体が、妻側端部を除く部分においては斜めに傾斜した傾斜屋根梁を略へ字状に枠組み一体化して構成した山型梁架構体により構成され、妻側端部においては水平梁と、水平梁の上方に略へ字状に配設された登り梁と、水平梁と登り梁とを連結する束とで枠組み一体化して構成した束支持架構体により構成され、束の下端部が水平梁の側面部の上下複数箇所において固着具により固着されるとともに束の上端部が登り梁の側面部の上下複数箇所において固着具により固着され、登り梁と傾斜屋根梁とが母屋により連結してあることを特徴とする屋根架構システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根架構システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から船底天井のように、天井を山型となった形状にして室内空間を広くするような建物が知られている。このように船底天井のように天井が山型となった形状にするには、屋根架構システムもそれに応じたものとする必要がある。つまり、水平梁や束を用いることなく、斜めに傾斜した傾斜屋根梁を略へ字状に枠組み一体化して構成した山型梁架構体を桁と直交する方向に並設し、山型架構体同士を母屋で連結することで屋根架構を構成するようになっている。
【0003】ところが、従来にあっては、妻側端部においても斜めに傾斜した傾斜屋根梁を略へ字状に枠組み一体化して構成した山型梁架構体を配設してあり、このため、妻側の壁を形成するための壁パネルとして、図12に示すように上端部が傾斜し且つ上下方向の長さが通常サイズの壁パネルの長さLよりも長さが長い壁パネル10’を特別に製造する必要があった。
【0004】ところで壁パネルを工場で製造する場合、壁パネルの製造ラインは通常サイズの壁パネルを製造するように設計されている。通常サイズの壁パネルを製造するラインで通常サイズの壁パネルよりも長さが短い壁パネルの製造は簡単にできるが、通常サイズの壁パネルよりも長さが長い壁パネル10’を製造することはできなかった。このため、上記のように上下長さの長い壁パネル10’を製造するには専用の製造ラインを別に必要とするものであって、製造コストが高くなるという問題があり、更に、製造後に保管したり、あるいは搬送したり、施工したりするに当たっても、長さが長いため、保管や搬送や施工面で不利であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、山型天井を形成できるような屋根架構であるにもかかわらず、妻壁を形成するに当たって従来のように上下に長い特殊な壁パネルを用いる必要がなく、また、妻側に配置した水平梁に横座屈変形力が作用してもこれを簡単な構成で束、登り梁を介して母屋側に伝えて支持できて強度の強い屋根架構システムを提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明に係る屋根架構システムは、桁1と直交する方向における屋根架構体が、妻側端部を除く部分においては斜めに傾斜した傾斜屋根梁2を略へ字状に枠組み一体化して構成した山型梁架構体3により構成され、妻側端部においては水平梁4と、水平梁4の上方に略へ字状に配設された登り梁5と、水平梁4と登り梁5とを連結する束6とで枠組み一体化して構成した束支持架構体8により構成され、束6の下端部が水平梁4の側面部の上下複数箇所において固着具7により固着されるとともに束6の上端部が登り梁5の側面部の上下複数箇所において固着具7により固着され、登り梁5と傾斜屋根梁2とが母屋9により連結してあることを特徴とするものである。このように、妻側端部を除く部分においては斜めに傾斜した傾斜屋根梁2を略へ字状に枠組みし一体化して構成した山型梁架構体3により構成してあって水平梁や束がないので、天井を山型天井(いわゆる船底天井)とすることができるものであり、しかも、妻側端部においては、水平梁4があるので、水平梁4部分を利用して普通サイズの壁パネル10の上端部を取付けるとともに、妻上部に上下長さが短く且つ上端縁部が傾斜した壁パネル10aを配置して該壁パネル10aの下端部を水平梁4に取付けることができるものであり、したがって、従来のように上端縁が傾斜し且つ上下長さが長い壁パネルを用いる必要がなくなったものである。そして、妻側端部のみ水平梁4と登り梁5とを連結する束6とで枠組み一体化して構成した束支持架構体8とし、他の部分を斜めに傾斜した傾斜屋根梁2を略へ字状に枠組みし一体化して構成した山型梁架構体3とすると、妻側の水平梁4は水平力が作用した場合に横座屈変形力が生じやすくて横座屈変形力に対して弱いが、本発明においては、上記のように、束6の下端部が水平梁4の側面部の上下複数箇所において固着具7により固着されるとともに束6の上端部が登り梁5の側面部の上下複数箇所において固着具7により固着され、登り梁5と傾斜屋根梁2とが母屋9により連結してあることで、水平梁4から束6の下端部が浮いたり、あるいは、登り梁5から束6の上端部が浮いたりすることがなく、妻側に配置した水平梁4に横座屈変形力が作用してもこれを簡単な構成で束6、登り梁5を介して母屋9側に伝えて支持することができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0008】図1、図2には屋根伏図が示してある。本発明において、桁1と直交する方向における屋根架構体が、妻側端部を除く部分においては後述する山型梁架構体3により構成してあり、妻側端部においては後述する束支持架構体8により構成してある。
【0009】山型梁架構体3は、図3に示すように、斜めに傾斜した傾斜屋根梁2を略へ字状に枠組み一体化して構成して構成してあり、この山型梁架構体3は図5に示すように、両側の傾斜屋根梁2の下側となる端部を桁1又は柱11の上端側面部に連結金具12を介してボルト13により固着してある。
【0010】束支持架構体8は、図4に示すように水平梁4と、水平梁4の上方に略へ字状に配設された登り梁5と、水平梁4と登り梁5とを連結する束6とで枠組み一体化して構成してあり、水平梁4の両端部が図6、図7に示すように柱11の上端側面部に連結金具12を介してボルト13により固着してある。また、登り梁5の上側となる端部同士は直接又は接続金具を介してボルトにより固着してあり、登り梁5の下側となる端部は水平梁4に接続金具14を介してボルト13により固着してある。
【0011】水平梁4と登り梁5とを束6で連結する構造は下記のようになっている。すなわち、束6のうち水平梁4に外方向から作用する横座屈変形力が大きい箇所に配設される束6aは下端部を図9に示すように水平梁4の側面部の上下複数箇所(図8に示す実施形態では上下2箇所)において固着具7により固着されるとともに束6の上端部が登り梁5の側面部の上下複数箇所(図9に示す実施形態では上下2箇所)において固着具7により固着される。ここで、図9に示す実施形態においては、束6の下端部を水平梁4の内側の側面にボルトのような固着具7により上下複数箇所で固着し、束6の上端部を登り梁5の内側の側面にボルトのような固着具7により上下複数箇所で固着してある。
【0012】束6のうち水平梁4に外方向から作用する横座屈変形力が小さい箇所又は横座屈変形力が作用しない箇所に配設される束6bは従来と同様に図10に示すように水平梁4の上面部に載置して固着具7により固着してあり、束6bの上端部は登り梁5の内側の側面にボルトのような固着具7により上下複数箇所で固着してある。
【0013】また、登り梁5と傾斜屋根梁2とは図1、図2に示すように母屋9により連結してある。この母屋9は登り梁5と傾斜屋根梁2に対して直交する方向に長くなっている。
【0014】この場合、束6の上端部は前述のように登り梁5の内面の側面に固着するだけでなく、該束6の上端部に設けた固定片17を図8のように母屋9の長手方向の端部にボルト等により固着して束6からの外力が母屋9にスムーズに伝達するようになっている。
【0015】また、図1、図2において登り梁5と傾斜屋根梁2との間、傾斜屋根梁2間にはブレース15を張設してあり、更に、図1、図2において桁1と母屋9との間には屋根勾配と同じ勾配で傾斜した桁座屈止め用架材16が架設してあって桁にかかる横座屈変形力を負担するようになっている。
【0016】上記のようにして屋根架構を構成し、この屋根架構の上に屋根パネル(図示せず)を載設支持するものである。また、外壁は壁パネルを取付けることで構成するものであり、この場合、妻側端部においては、図11に示すように、桁側等において使用するのと同じサイズの壁パネル10(つまり普通サイズで上下長さがLとなった壁パネル)の上端部を妻側端部における束支持架構体8の水平梁4部分を利用して連結金具等を介して取付けるものである。また、妻上部においては上下長さが短く且つ上端縁部が屋根勾配と同じ勾配に傾斜した壁パネル10aを取付けるものであり、該壁パネル10aの下端部は束支持架構体8の水平梁4部分を利用して取付け、また、傾斜した壁パネル10aの上端部は束支持架構体8の傾斜したと登り梁5を利用して連結金具等を介して取付けるものである。
【0017】また、建物内においては山型梁架構体3の下方においては束や水平梁が無いので山型天井(いわゆる船底天井)を形成することができて、室内空間を広く且つ変化を持たせることができるものである。
【0018】そして、このように、山型天井を形成できるような屋根架構であるにもかかわらず、妻側端部においては水平梁4と、水平梁4の上方に略へ字状に配設された登り梁5と、水平梁4と登り梁5とを連結する束6とで枠組み一体化した束支持架構体8となっているので、妻壁を形成するに当たって従来のように普通サイズの壁パネルよりも上下長さが長い特殊な壁パネルを用いる必要がなく、図11に示すように桁側の壁パネルと同じサイズ(つまり普通サイズ)の壁パネル10が使用でき、妻上部は上下長さが短く且つ上端縁部が傾斜した壁パネル10aを使用できることになる。そして、上下長さが短く且つ上端縁部が傾斜した壁パネル10aは普通サイズの壁パネル10よりも上下長さが短いので、普通サイズの壁パネル10の製造ラインで製造することができるものであって、製造コストが安価になる。
【0019】ところで、妻側端部を除く部分を山型梁架構体3とし、妻側端部を水平梁4と、水平梁4の上方に略へ字状に配設された登り梁5と、水平梁4と登り梁5とを連結する束6とで枠組み一体化して構成した束支持架構体8とすると、水平梁4の長手方向の途中部分を水平梁4と直交する梁材などにより支持されない構造となってしまう。このため、妻側の水平梁4に直交方向から水平力が作用した場合、水平梁4に横座屈変形力が生じるが、水平梁4の上面に単に束6の下端面を載設して連結した構造では上記水平梁4の横座屈変形力により束6の下端面の連結部分が水平梁4から浮いたりしてしまって、水平梁4の座屈変形力を束6を介してスムーズに登り梁5、母屋9へと伝えることができないものである。
【0020】ところが、本発明においては上記のように、水平梁4に外方向から作用する横座屈変形力が大きい箇所に配設される束6aの下端部が水平梁4の側面部の上下複数箇所において固着具7により固着されるとともに束6aの上端部が登り梁5の側面部の上下複数箇所において固着具7により固着され、登り梁5と傾斜屋根梁2とが母屋9により連結してある構成となっているので、妻側に配置した水平梁4に横座屈変形力が生じても、水平梁4から束6の下端部が浮いたり、あるいは、登り梁5から束6aの上端部が浮いたりすることがなく、簡単な構成で束6a、登り梁5を介して母屋9側に伝えて支持することができる構成となっている。
【0021】
【発明の効果】上記のように本発明にあっては、桁と直交する方向における屋根架構体が、妻側端部を除く部分においては斜めに傾斜した傾斜屋根梁を略へ字状に枠組み一体化して構成した山型梁架構体により構成してあるので、この部分においては水平梁や束がなくて、天井を山型天井(いわゆる船底天井)とすることができ、室内空間を広く且つ変化に富んだものとすることができるものであり、また、妻側端部においては水平梁と、水平梁の上方に略へ字状に配設された登り梁と、水平梁と登り梁とを連結する束とで枠組み一体化して構成した束支持架構体により構成してあるので、妻側端部においては水平梁部分を利用して普通サイズの壁パネルの上端部を取付けるとともに、妻上部に上下長さが短く且つ上端縁部が傾斜した壁パネルを配置して該壁パネルの下端部を水平梁に取付けることができて、従来のように上端縁が傾斜し且つ上下長さが長い壁パネルを用いる必要がなくないものであり、また、束の下端部が水平梁の側面部の上下複数箇所において固着具により固着されるとともに束の上端部が登り梁の側面部の上下複数箇所において固着具により固着され、登り梁と傾斜屋根梁とが母屋により連結してあるので、水平梁に横座屈変形力が作用しても、水平梁から束の下端部が浮いたり、あるいは、登り梁から束の上端部が浮いたりすることがなく、簡単な構成で束、登り梁を介して母屋側に伝えて支持することができるものである。




 

 


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