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壁面仕上げ構造およびその施工方法 - ナショナル住宅産業株式会社
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発明の名称 壁面仕上げ構造およびその施工方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−98738(P2001−98738A)
公開日 平成13年4月10日(2001.4.10)
出願番号 特願平11−275343
出願日 平成11年9月28日(1999.9.28)
代理人 【識別番号】100073461
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 武彦
【テーマコード(参考)】
2E110
【Fターム(参考)】
2E110 AA05 AA24 AA48 AA49 AB04 AB22 BA12 CA03 DA12 DA16 DA17 DC21 DC22 DD03 DD15 GA14Z GA23Z GA24W GA29Z GA32Z GA33W GA33Y GA42Z GB26W GB32W GB42Z GB62Y 
発明者 吉田 繁夫 / 松下 量己 / 井川 真澄 / 北川 聡 / 佐藤 寛 / 中塚 英和 / 鳥居 昌良 / 堀家 大士
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】建築物の壁駆体の表面にタイル状のセラミック板を取り付けて仕上げる壁面仕上げ構造であって、前記壁駆体の表面に並べて貼り付けられた複数枚の下地パネルと、前記下地パネルの継ぎ目を覆い、下地パネルとの対向面に粘着面を反対面には非粘着面を有し弾性変形容易な弾性粘着テープと、前記弾性粘着テープを挟んで下地パネルの表面に敷き詰められた前記セラミック板と、前記セラミック板の裏面に点在して配置され弾性接着剤からなりセラミック板を下地パネルに接着する点在接着部とを備える壁面仕上げ構造。
【請求項2】前記弾性粘着テープが、粘着性を有する弾性樹脂からなり粘着面を構成する粘着層と、不織布からなり非粘着面を構成する非粘着層とを有し、厚さ0.5〜2mm、幅10〜30cmである請求項1に記載の壁面仕上げ構造。
【請求項3】前記セラミック板に対する前記弾性接着剤の塗布面積が、セラミック板の面積に対して20〜70%である請求項1または2に記載の壁面仕上げ構造。
【請求項4】前記弾性接着剤が、変成シリコーン接着剤、エポキシ変成シリコーン接着剤、ウレタン系接着剤、ブチル系接着剤、アクリル系接着剤、ポリサルファイド接着剤およびクロロプレーン系接着剤からなる群から選ばれる何れか1種の接着剤である請求項1〜3の何れかに記載に壁面仕上げ構造。
【請求項5】前記セラミック板が、最大外径300mm以上の発泡ガラスセラミック板からなる請求項1〜4の何れかに記載の壁面仕上げ構造。
【請求項6】請求項1〜5の何れかに記載の壁面仕上げ構造を施工する方法であって、前記壁駆体の表面に複数枚の下地パネルを並べて貼り付ける工程(a) と、前記下地パネルの継ぎ目を覆って、下地パネルとの対向面に粘着面を反対面に非粘着面を配置して前記弾性粘着テープを貼り付ける工程(b) と、前記セラミック板の裏面に前記弾性接着剤を点在させて配置する工程(c) と、前記弾性接着剤が点在配置されたセラミック板を、前記下地パネルの表面に敷き詰めるように配置し、下地パネルに貼り付けられた弾性粘着テープの表面にセラミック板の裏面を当接させ、セラミック板の裏面の弾性接着剤を下地パネルの表面に当接させて、セラミック板を下地パネルに圧着して貼り付ける工程(d) とを含む壁面仕上げ構造の施工方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面仕上げ構造とその施工方法に関し、建築物の外壁などに、大型のタイル状をなすセラミック板を敷き詰めて仕上げる構造と、このような壁面仕上げ構造を施工する方法とを対象にしている。
【0002】
【従来の技術】一般住宅などの建築物の外壁を、比較的大型のタイル状をなすセラミック外装板で仕上げる技術が知られている。セラミック外装板を用いた壁面仕上げ構造は、耐候性に優れており、傷や汚れが付き難く、汚れの洗浄も容易であるなどの利点を有している。
【0003】セラミック外装板で壁面を仕上げるには、コンクリートや鉄骨あるいは木材からなる壁駆体の表面に、合板や石膏ボードなどからなる下地パネルを敷き詰めて貼り付けた上に、接着剤を用いてセラミック外装板を接合する方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】セラミック外装板は、硬くて変形し難く脆いという特性がある。そのため、セラミック外装板を貼り付ける下地パネルに不陸すなわち凹凸があると、隣接して並べられたセラミック外装板同士の表面にも凹凸が出来たり、セラミック外装板が傾いて取り付けられたりして、外壁の表面が面一に仕上がらず、外観性が悪くなるという問題がある。外壁の表面が面一になるようにセラミック外装板を無理に変形させて取り付けようとすると、脆いセラミック外装板が割れたり欠けたりしてしまう。
【0005】また、下地パネルとセラミック外装板とは熱膨張率が違うため、施工後に壁面温度の上昇下降に伴って、下地パネルとセラミック外装板との間に課題な熱応力が加わり、脆いセラミック外装板が割れるという問題もある。下地パネルと壁駆体との間における熱挙動の違いや内部応力で下地パネルが反り変形を起こしたりした場合にも、その影響がセラミック外装板を変形させて損傷してしまうことがある。
【0006】下地パネルの変形は、下地パネルの端辺で最も大きくなる可能性があるので、下地パネル同士の継ぎ目個所では、隣接する下地パネル同士の不陸や凹凸の発生が顕著になり、この部分に接合されたセラミック外装板に割れや欠けあるいは脱落が生じやすくなる。本発明の課題は、前記したセラミック外装板による壁面の仕上げ構造において、表面の仕上がり外観を良好にするとともにセラミック外装板の損傷を防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の壁面仕上げ構造は、建築物の壁駆体の表面にタイル状のセラミック板を取り付けて仕上げる壁面仕上げ構造である。下地パネルと弾性粘着テープとセラミック板と点在接着部を備える。下地パネルは、複数枚が壁駆体の表面に並べて貼り付けられる。弾性粘着テープは、下地パネルの継ぎ目を覆い、下地パネルとの対向面に粘着面を反対面には非粘着面を有し弾性変形容易である。セラミック板は、弾性粘着テープを挟んで下地パネルの表面に敷き詰められる。点在接着部は、セラミック板の裏面に点在して配置され弾性接着剤からなりセラミック板を下地パネルに接着する。
【0008】〔壁駆体〕通常の一般住宅あるいは集合住宅などの建築物と同様の壁駆体が用いられる。一般的には、コンクリート構造、鉄骨構造、木質構造、これらの組み合わせ構造で構成される。本発明の壁面仕上げ構造は、壁駆体の外壁側に施工する外装仕上げに適用することができる。また、壁駆体の室内側の壁面に施工する内装仕上げにも適用可能である。
【0009】〔下地パネル〕通常の壁面構造と同様の材料および構造が採用される。下地パネルの材料としては、合板、石膏ボード、繊維ボードなどを例示することができる。下地パネルは通常、一定の規格寸法を有する矩形状をなしている。壁駆体の表面に複数枚の下地パネルを、互いに端部を突き合わせて敷きつめ、壁駆体に固定する。
【0010】壁駆体に対する下地パネルの取り付け方法は、釘打ち、ボルト締結、接着などの通常の固着手段が採用される。下地パネルは、隣接する下地パネル同士の間に不陸や面の傾きなどがなく、壁面全体が平坦な同一面になるように取り付けることが好ましい。但し、本発明では、下地パネルの表面にある程度の段差や凹凸があっても対応することができる。
【0011】〔弾性粘着テープ〕面方向に弾力的な変形性を有していれば、基本的には通常の粘着テープと同様の材料および構造が採用できる。弾性粘着テープの片面は粘着面であり反対面は非粘着面である。弾性粘着テープとして、粘着層と非粘着層との積層体を用いれば、粘着層側の表面が粘着面、非粘着層側の表面が非粘着面となる。
【0012】粘着層として、通常の粘着剤を塗工した層や、粘着性の高い樹脂やゴムの層を用いることができる。粘着層として弾性の高い材料を用いれば、粘着テープに弾性を付与できる。弾性の高い粘着性材料としてブチルゴムあるいはブチル系樹脂が使用できる。非粘着面あるいは非粘着層の材料としては、合成樹脂シートあるいはフィルム、合成繊維および天然繊維による編織布あるいは不織布、金属箔、紙などが挙げられる。非粘着層の材料として弾性を有する材料を用いることができる。
【0013】弾性粘着テープの寸法は、使用する下地パネルおよびセラミック板の寸法形状などの条件によっても異なるが、通常は、厚さ0.5〜2mm、幅10〜30cm程度のものが用いられる。弾性粘着テープに厚みがあって弾力的な変形量が多いほど、表面の不陸を調整する機能が大きくなる。但し、厚みがあり過ぎると、下地パネルの表面からセラミック板が大きく浮き上がったり、却ってセラミック板の表面に凹凸や傾きができる。弾性粘着テープの幅が広いほど、セラミック板に当接する面積が増えるが、弾性粘着テープの取扱いや貼付に手間がかかる。
【0014】〔セラミック板〕通常の壁面仕上げに用いられているタイル状のセラミック板が使用できる。セラミック板は、ガラスその他の各種のセラミック材料を板状に成形し焼成して製造される。セラミック材料として発泡性の材料を使用すれば、発泡セラミックからなるセラミック板が得られる。
【0015】セラミック板として、材料の異なる層が積層されたものを用いることもできる。例えば、強度などの基本的な特性を発揮する本体層と、表面の質感や特性を発揮する化粧層とが積層されたセラミック板が使用できる。セラミック板の表面に模様状に別の材料を埋め込んだものもある。セラミック板は通常、一定の規格寸法を有する矩形の板状をなしている。但し、建築物の構造に合わせて、L字形やコ字形に裁断されたものや、円弧状の外形を有するものなども使用される。建築物の角部などでは、断面がL字形や円弧状になった立体形状のセラミック板が使用される場合もある。
【0016】本発明の壁面仕上げ構造は、比較的に大型のセラミック板に適用するのが好ましい。具体的には、セラミック板の差し渡し径のうち最も大きな方向の外径すなわち最大外径が300mm以上のものに適用するのが好ましい。矩形板状のセラミック板の場合、縦横何れもが300mm以上の長さを有するものに適用するのが好ましい。
【0017】〔点在接着部〕セラミック板を下地パネルに接合する機能を有する。通常の建築施工に利用されている接着剤のうち、接着状態で弾性的な変形ができる弾性接着剤が用いられる。弾性接着剤の具体例として、変成シリコーン接着剤、エポキシ変成シリコーン接着剤、ウレタン系接着剤、ブチル系接着剤、アクリル系接着剤、ポリサルファイド接着剤およびクロロプレーン系接着剤が挙げられる。
【0018】弾性接着剤をセラミック板の裏面に塗工することで、点在接着部が構成される。セラミック板の裏面に対する点在接着部の配置形状は、セラミック板の下地パネルに対する固定機能および両者の変形許容機能を勘案して設定される。点在接着部は、円形状や楕円形状、長円形状あるいは不定形のスポット状であってもよいし、細長い直線帯状あるいは曲線状であってもよいが、独立した点在接着部でセラミック板と下地パネルとが接合されている個所と、その周囲にセラミック板と下地パネルとが接合されてない個所とが配置されるようにしておく。
【0019】セラミック板に対する弾性接着剤の塗布面積すなわち点在接着部の面積を、セラミック板の面積に対して20〜70%に設定しておくことが好ましい。点在接着部の面積が少なすぎるとセラミック板の下地パネルに対する固定が不十分になり、点在接着部の面積が多すぎるとセラミック板と下地パネルとの変形許容量が少なくなる。
【0020】セラミック板の所定位置に所定形状で点在接着部を配置するために、点在接着部の配置形状に対応する貫通孔のあいた型板や型シートをセラミック板の裏面に配置し、型板等の貫通孔に合わせて弾性接着剤を塗工することができる。
〔壁面仕上げ施工〕上記のような各材料を用いて壁面の仕上げ施工が行われる。基本的には、通常の壁面仕上げ施工と同様の工程および作業条件が採用される。
【0021】以下の工程を組み合わせることができる。壁駆体の表面に複数枚の下地パネルを並べて貼り付ける工程(a) 。下地パネルの継ぎ目を覆い、下地パネルとの対向面に粘着面を反対面に非粘着面を配置して、弾性粘着テープを貼り付ける工程(b) 。セラミック板の裏面に弾性接着剤を点在させて配置する工程(c) 。
【0022】弾性接着剤が点在配置されたセラミック板を、下地パネルの表面に敷き詰めるように配置し、下地パネルに貼り付けられた弾性粘着テープの表面にセラミック板の裏面を当接させ、セラミック板の裏面の弾性接着剤を下地パネルの表面に当接させて、セラミック板を下地パネルに圧着して貼り付ける工程(d) 。下地パネルの継ぎ目に弾性粘着テープを貼り付ける際には、継ぎ目を挟んで両側の一定の幅を弾性粘着テープで覆うようにする。継ぎ目の交差個所では、弾性粘着テープを重ね貼りせず、突き合わせてつなぐことが、弾性粘着テープの表面に段差を発生させないために好ましい。
【0023】セラミック板への弾性接着剤の配置すなわち点在接着部の形成は、予め工場などで行っておいてもよいが、施工現場で前記型板などを利用して作業することもできる。セラミック板を下地パネルの表面に敷き詰める際には、セラミック板の点在接着部が弾性粘着テープの上に配置されないようにするのが好ましい。すなわち、セラミック板は弾性粘着テープに対しては接合せず、自由に移動あるいは変形できるようにしておく。予めセラミック板に所定パターンで点在接着部が配置されている場合、下地パネルの表面に敷き詰めたときに弾性粘着テープの上に配置される個所の点在接着部は除去しておくことができる。
【0024】セラミック板を下地パネルに圧着する際に、部分的に圧着する力の強さを加減することで、隣接するセラミック板同士の間に表面の不陸が生じないようにしたり、表面に傾斜が付いたりしないようにできる。この際に、下地パネルとセラミック板との間に存在する点在接着部および弾性粘着テープが弾力的に変形することで、セラミック板の姿勢変更に対応する。
【0025】隣接する下地パネル同士の間に段差がある場合、その上にセラミック板を配置すると、弾性粘着テープが弾力的に変形することで、段差のある下地パネルの継ぎ目であっても、その上に平坦なセラミック板を配置することが可能になる。なお、セラミック板同士は、互いの端辺を突き合わせた状態で密接させて取り付けることもできるが、互いの端辺に沿って一定幅の隙間をあけておき、この隙間に目地仕上げを施すことができる。
【0026】目地仕上げは、ペースト状の目地剤を充填したり、予め樹脂やゴムで成形された目地材を配置することで行われる。目地仕上げを行うことで、隣接するセラミック外装体同士の凹凸を目立たなくしたり面方向における変形を吸収したりすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示す実施形態は、住宅の外壁にセラミック板による仕上げ施工を行う。図1(a) および図2に示すように、鉄骨やコンクリートなどからなる壁駆体10の表面に、合板などからなる下地パネル20を貼り付ける。矩形の下地パネル20を前後左右に突き合わせて貼り付けていく。
【0028】隣接する下地パネル20、20同士の継ぎ目には、弾性粘着テープ30が貼着される。弾性粘着テープ30は、ブチル樹脂等からなる粘着層32と不織布からなる非粘着層34との積層材である。図2に詳しく示すように、縦横に配置された下地パネル20、20の継ぎ目に沿って格子状に弾性粘着テープ30が貼り付けられている。
【0029】なお、下地パネル20、20の継ぎ目が交差する個所は、図の縦方向(実際の建築物では上下方向)の弾性粘着テープ30を貼り付けており、横方向の弾性粘着テープ30は、継ぎ目個所の手前で切断して、縦方向の弾性粘着テープ30の側端に突き合わせてつなげている。したがって、継ぎ目個所において、弾性粘着テープ30の重なりは生じない。
【0030】発泡ガラスなどからなるセラミック板40は、全体が横長の矩形板状をなしている。図3に示すように、セラミック板40の裏面には、点在接着部42が配置されている。点在接着部42は、セラミック板40に所定形状の型板を重ねた状態で、変成シリコーン接着剤などからなる弾性接着剤を塗工することで、所定パターンの点在接着部42を形成したものである。具体的には、セラミック板40の両短辺に沿って細長い長円形状のパターンが配置され、中央部分には円形状のパターンが千鳥状に配置されている。
【0031】このような点在接着部42が配置されたセラミック板40を、図1(a) に示すように、下地パネル20の表面に配置する。図1(b) に示すように、セラミック板40の点在接着部42を下地パネル20の表面に圧着することで、下地パネル20に対してセラミック板40が接合される。このとき、下地パネル20、20同士の継ぎ目個所では、継ぎ目個所を覆う弾性粘着テープ30の非粘着層34の表面がセラミック板40の裏面に当接する。下地パネル20、20同士の継ぎ目個所で、隣接する下地パネル20、20同士に凹凸がある場合、平坦なセラミック板40の裏面との間で、弾性粘着テープ30が部分的に弾力的に変形することによって、凹凸のある下地パネル20の継ぎ目個所に対してもセラミック板40を密着させて取り付けることができる。
【0032】セラミック板40は弾性粘着テープ30に対して粘着されないので、点在接着部42が硬化するまでは、セラミック板40を前後左右にずらせて細かく位置や姿勢を調整を行うことができる。セラミック板40の全体あるいは一部を、下地パネル20側に強く押し付ければ、点在接着部42が柔軟に変形することで、セラミック板40の出入方向の位置や姿勢を調整することもできる。
【0033】図2に示すように、左右に1列に並んだセラミック板40が上下には半分長づつ食い違った形で、互いに突き合わせられて敷き詰められる。その結果、一部のセラミック板40は、短辺端部あるいは長辺端部が弾性粘着テープ30に当接し、別の一部のセラミック板40は、短辺中心線が弾性粘着テープ30に当接したりしている。
【0034】上記のようにしてセラミック板40の取り付けが完了し、点在接着部42の接着機能が発現してセラミック板40が下地パネル20に固定されれば、壁面仕上げ施工は完了する。なお、セラミック板40同士の間に目地隙間を設けておき、セラミック板40の取り付け後に目地仕上げ施工を行うことも可能である。
【0035】施工された壁面仕上げ構造は、施工後に環境温度の変化で各部材の膨張収縮が生じたり、各部材が経時的に寸法変化を起こしたり、地震などの外力による変形を受けることがある。セラミック板40と下地パネル20との間にずれや変形が生じることがある。このようなときに、セラミック板40は、下地パネル20に対して点在接着部42によって部分的に接合されているだけなので、点在接着部42以外のセラミック板40と下地パネル20とが接合されていない個所で、前記した変形やずれを吸収することができる。点在接着部42自体の弾力的な変形性によっても、変形およびずれを吸収する。その結果、セラミック板40に過大な応力が発生してセラミック板40が割れたり欠けたりすることが、確実に阻止できる。
【0036】このとき、弾性粘着テープ30はセラミック板40に接合されていないので、弾性粘着テープ30との接触個所でもセラミック板40は自由に移動したり変形したりすることができる。そして、弾性粘着テープ30は、セラミック板40の厚み方向に加わる外力や衝撃、振動を受け止めて吸収する機能も発揮する。
【0037】
【発明の効果】本発明の壁面仕上げ構造および施工方法は、下地パネルの継ぎ目を弾性粘着テープで覆った上で、裏面に点在接着部を有するセラミック板を下地パネルに接合することで、取り付け施工時および施工後において、下地パネルに対するセラミック板の移動あるいは変形を容易にする。その結果、施工時にセラミック板が割れたり欠けたりすることなく、セラミック板で構成される壁面の表面を平坦で美麗に仕上げることができる。しかも、施工後においても、セラミック板と下地パネルとの間における熱変形その他の変形応力を確実に吸収して、セラミック板の損傷を防止することができる。




 

 


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