米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 固定構造物 -> ナショナル住宅産業株式会社

発明の名称 手摺り付笠木材
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−98733(P2001−98733A)
公開日 平成13年4月10日(2001.4.10)
出願番号 特願平11−276680
出願日 平成11年9月29日(1999.9.29)
代理人 【識別番号】100082968
【弁理士】
【氏名又は名称】苗村 正 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2E101
【Fターム(参考)】
2E101 HH11 HH18 LL25 
発明者 川田 有宏
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】手摺り壁の上端面に載置されかつ固定される載置片の屋外側の端に前記手摺り壁の屋外側の面に沿って垂下する前水切り片を設けた前カバー板、及び前記載置片の上方に配される覆い片の屋内側の端に前記手摺り壁の屋内側の面に沿って垂下しかつ固定される後水切り片を設けた後カバー板からなり、前記載置片と前記覆い片との屋内外方向の長さの和を、前記手摺り壁の最大設定厚さよりも大、しかも前記載置片、前記覆い片の双方の屋内外方向の長さを手摺り壁の最小設定厚さを越えない程度の長さとするとともに、前記後カバー板に手摺りを設けたことを特徴とする手摺り付笠木材。
【請求項2】前記後カバー板は覆い片の屋外側の端に前記載置片に向いて折れ曲がる垂下片を有し、かつ該垂下片の下端部に、前記載置片上で固定される掛止金物の掛止部に係合する係合片を設けたことを特徴とする請求項1記載の手摺り付笠木材。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、最大、最小設定厚さ範囲の手摺り壁に、前カバー板、後カバー板の取付位置の調整によって取付けうる手摺り付笠木材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図9に示すように、家屋本体Aから突出するバルコニーBの手摺り壁Cを下方に連続して延長した延長壁Dを形成して階下にも居住部分Eを形成する場合などにおいて、家屋にアクセントを付与して家屋の見映えを高めるために、前記延長壁D、前記手摺り壁Cに連続してサッシ巾の凹部Gを設けるときには、手摺り壁Cにはその壁厚さTが例えば厚さの大きい壁厚さT4の部分から壁厚さT1に変化する壁厚変化部分Fが形成される。
【0003】他方、手摺り壁Cの上端部は図9に一点鎖線で例示するように、笠木材Jを用いて雨仕舞いされかつ化粧されるが、従来、笠木材Jは、金型を用いて化粧鋼板を折り曲げる板金加工によって形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのように形成される笠木材Jは、壁厚さに応じた多種のものを準備することは困難であり、前記壁厚変化部分Fを有する手摺り壁の場合では、大きい壁厚さT4の手摺り壁Cに合わせた笠木材Jが用いられる結果、前記壁厚変化部分Fでは、笠木材Jの屋外側の端において、手摺り壁面との間に隙間が生じ、この隙間は見上げることによって視認でき、家屋の見映えを損なっていた。
【0005】本発明は、前カバー板と、後カバー板とからなり、壁厚の異なる手摺り壁にもその取付位置の調整によって隙間を生じることなく取り付けでき、前記課題を解決しうる手摺り付笠木材の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、手摺り壁の上端面に載置されかつ固定される載置片の屋外側の端に前記手摺り壁の屋外側の面に沿って垂下する前水切り片を設けた前カバー板、及び前記載置片の上方に配される覆い片の屋内側の端に前記手摺り壁の屋内側の面に沿って垂下しかつ固定される後水切り片を設けた後カバー板からなり、前記載置片と前記覆い片との屋内外方向の長さの和を、前記手摺り壁の最大設定厚さよりも大、しかも前記載置片、前記覆い片の双方の屋内外方向の長さを手摺り壁の最小設定厚さを越えない程度の厚さとするとともに、前記後カバー板に手摺りを設けたことを特徴とする手摺り付笠木材である。
【0007】これにより、最大、最小設定厚さの間の手摺り壁に、前カバー板、後カバー板の位置をずらすことによって共通の笠木材の取り付けが可能となり施工性、生産性を高めるとともに、後カバー板には手摺りを設けているため、手摺り壁の屋内側の面から手摺りまでの長さを一定とでき、安全性、見映え、取付け性をともに向上できる。
【0008】又請求項2の発明は、前記後カバー板が覆い片の外端に前記載置片に向いて折れ曲がる垂下片を有し、かつ該垂下片の下端部に、前記載置片上で固定され掛止金物の掛止部に係合する係合片を設けたことを特徴としている。
【0009】これにより、後カバー板の屋外側の端が前カバー板上の掛止金物で係止でき、この掛止金物を前カバー板の固定に際して例えばとも付けするときには、施工性を損なうことなく後カバー板の取付けを強固に保持可能とする。また掛止金物の前カバー板との相対取付け位置を変えることにより、壁厚さの異なる手摺り壁において後カバー板の屋外側の端を掛止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。図1〜図3に示すように、手摺り付笠木材1は、手摺り壁2の上端面2aに載置固定される載置片3の屋外側の端に前水切り片4を設けた前カバー板5と、載置片3の上方に配される覆い片6の屋内側の端に後水切り片7を設けた後カバー板9とからなり、該後カバー板9には手摺り10を予め一体に付設している。又手摺り付笠木材1は前記前水切り片4を手摺り壁2の屋外側の面2bに沿って垂下させ、かつ後水切り片7を手摺り壁2の屋内側の面2cに沿って垂下している。
【0011】前記手摺り壁2は、図3に略示するように、図示しないバルコニー床外縁を通る梁材に立設された手摺り支柱21の上端を継ぐ手摺り梁22に、本例では木質の手摺り上枠材24を固定しかつその屋内外側の面に内板25、外板26を添設することにより形成される手摺り基体30を具える。この手摺り基体30は、前記内板25、外板26として屋外使用が可能な板材を用いることにより、又は外板26の屋外側の面に小厚さの化粧鋼板(図示せず)などで雨仕舞いすることによって、該手摺り基体30の壁厚さT1の手摺り壁2A(図1,図3、図5に示す)を構成できる。
【0012】また手摺り壁2は、図6に示すように、前記手摺り基体30の屋外側の面にタイル状の化粧板32を添設することによりそのタイル厚さを増した壁厚さT2の手摺り壁2Bを構成し、さらに図7に示すように、手摺り基体30の外面に下地板33を介して例えばセラミックなどからなる化粧板32を設けることによってさらに厚さを増した壁厚さT3の手摺り壁2Cを構成し、また図8に示すように化粧板32として軽量コンクリート板などの肉厚板を採用するときには、さらに厚さを増した壁厚さT4の手摺り壁2Dを構成する。
【0013】なお、図3の形態においては、手摺り壁2Aと手摺り壁2Dとが連設されることによって、前記手摺り壁2Dの壁厚さT4の部分が、前記手摺り壁2Aの壁厚さT1の部分に変化するとともに、本形態では、例えば前記手摺り壁2Aの壁厚さT1を、手摺り壁2の厚さの最小設定厚さTmに、前記手摺り壁2Dの壁厚さT4を、手摺り壁2の厚さの最大設定厚さTMに設定し、この範囲の壁厚さTの手摺り壁2の上端部に、前カバー板5と後カバー板9との位置ずれによって取り付けうるように構成される。
【0014】前カバー板5は前記のように、手摺り壁2の上端面2aに固定される載置片3の屋外側の端に手摺り壁2の屋外側の面2bに沿って垂下する前水切り片4を設け、かつ載置片3の屋内側の端部近傍に、上に立ち上がる水返し用の立片12を形成している。さらに前記前水切り片4の内面上端部には、前記載置片3の下面との間で嵌合溝4Aを構成する突片4Bを形成している。また前記載置片3は、屋内外方向の長さL1を、手摺り壁2の厚さの前記最小設定厚さTmを越えない程度とする。なお、「最小設定厚さTmを越えない程度」とは、図1に示すように、載置片3の屋内側の端が手摺り壁2の屋内側の面2cからはみ出るはみ出し部3aを形成しうることを考慮して、前記最小設定厚さTmの20%、好ましくは10%を越えない範囲の長さをいう。
【0015】前記後カバー板9は、前記載置片3の上方に配される覆い片6の屋内側の端に手摺り壁2の屋内側の面2cに沿って垂下する後水切り片7を設け、かつ覆い片6の屋外側の端には、前記載置片3に向いて下に折れ曲がる垂下片13を形成している。また前記後水切り片7には、その下端やや上方に、前記屋内側の面2cに向かう外向き片7Aとその外端で下方にのびて該屋内側の面2cに当接する取付片7Bとからなる固定部7Cが形成される。
【0016】また前記垂下片13には、屋内側に突出する係合片13Aとその屋内側の端の下向きの支持片13Bとからなる係合部13Cを形成し、前記係合片13Aを前記載置片3上で固定される掛止金物15の掛止部15Aに係合する。なお掛止金物15は、前記載置片3の上面で該載置片3と共に固定される脚片15Bの屋外側の端で立ち上がる上向き片15Cと、その上端で屋外側にのびる突出片15Dにより前記掛止部15Aを構成する。この掛止金物15は脚片15Bの固定によって、前記突出片15Dが載置片3上面との間に外開放の掛止溝15Eを形成し、この掛止溝15Eによって、前記係合部13Cを掛止できる。
【0017】さらに覆い片6には、その下面に固着される固定板14を用いて手摺り10の支柱10Aを嵌着固定している。なお、固定は圧入、溶着、ねじ係合等によって強固に固定され、かつ前記覆い片6の長さL2も、「最小設定厚さTmを越えない程度」とする。また前記載置片3と前記覆い片6との屋内外方向の長さL1,L2の和を、前記手摺り壁の最大設定厚さTMよりも大とすることにより、最大設定厚さTMの手摺り壁2の場合にもそれらの重なり部を生じさせる。
【0018】手摺り付笠木材1はかかる構成を具えるため、図3の壁厚さTが変化する手摺り壁2を構成する場合において、図5に示すように、前水切り片4を手摺り壁2の屋外側の面2bに沿って垂下させるとともに、手摺り壁2の上端面2aに載置される載置片3を、前記掛止金物15の脚片15Bとともに、釘、ビスなどの固着具16を用いて固定する。そのとき、掛止金物15はその掛止部15Aに、前記後カバー板7の前記係合片13Aを掛止しうる位置に固定する。なお載置片3の屋内側の端近傍も固着具16を用いて固定することもできる。
【0019】また後カバー板9は、屋外側の端の前記係合片13Aを掛止部15Aに掛止させて、後水切り片7の前記取付片7Bを同様に固着具16を用いて固定する。これにより手摺り10を有する笠木を構成できる。なお、手摺り壁2の上端面2aは、水密シート(図示せず)を用いて予め被覆する。また図4に示すように、前記掛止金物15の上向き片15Cに設けた取付部によって保持される下向きのシール材15Fを用いて、前記載置片3との間を水密することもできる。
【0020】さらに、大きい壁厚さT4の手摺り壁2Dでは、図8に示すように、同様に前カバー板5,後カバー板9を固定する。このとき図1,図3に示すごとく、前記掛止金物15の掛止部15Aの位置を手摺り壁2の長さ方向で整一し、従って後カバー板9を、壁厚さ4の変化に拘わらず連続して取り付けうる。
【0021】なお、本形態いでは、壁厚T4が大であって、前記前水切り片4がパネル基体30からの張出す張出し部4a(図1,図3に示す)の長さL3(図1に示す)が長いため、パネル基体30の屋外面に固定される振止め金物17の屋外側の端に形成する嵌入片17Aを、前記前水切り片4の前記嵌合溝4Aに嵌着して張出し部4aを振止めする。なおこの振止め金物17は、図3に略示するように、前記手摺り壁2Dの端部、化粧板32の途切れ部に固定される。また壁厚さTの変化位置で生じる前カバー板4の段差部分は図3に一点鎖線で示す適宜のキャップ部材36によって閉じる。
【0022】このように、本発明の手摺り付笠木材1は、壁厚さの異なる手摺り壁に手摺りを有する笠木を形成でき、また前カバー板5,後カバー板9の前水切り片4,後水切り片7を図2に一点鎖線で示すように湾曲させ見映えを高め、またたらに壁厚さが大きい手摺り壁を考慮して他の広幅の載置片を有する前カバー板を準備するなど、本発明の手摺り付笠木材は種々な形態のものに変形できる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、このような構成を具えるため、最大、最小設定厚さの間の壁厚さの異なる手摺り壁に前カバー板と後カバー板の位置をずらすことによって笠木材の取り付けが可能となり部材を共通化でき生産性とともに施工性を向上できる。後カバー板には手摺りを設けているため、手摺り壁の屋内側の面から手摺りまでの長さを一定とでき、見映えとともに安全性、取付け性を高めうる。
【0024】又請求項2の発明は、後カバー板の屋外側の端が前カバー板の掛止金物で係止でき、この掛止金物を前カバー板の固定に際してとも付けすることにより施工性を高める。また掛止金物は、前カバー板との相対取付け位置を変えることにより、壁厚さの異なる手摺り壁において後カバー板を取り付けを可能とする。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013