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発明の名称 外壁の構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−98668(P2001−98668A)
公開日 平成13年4月10日(2001.4.10)
出願番号 特願平11−276678
出願日 平成11年9月29日(1999.9.29)
代理人 【識別番号】100082968
【弁理士】
【氏名又は名称】苗村 正 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2E002
【Fターム(参考)】
2E002 EA00 EA01 EA02 EB12 EC02 EC04 FB02 FB22 FB24 GA14 JA00 JA01 JA02 JB03 JB12 JC00 MA06 MA07 
発明者 小林 一也
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】第1の外壁部と、この第1の外壁部に並んで配される第2の外壁部とを有し、かつ前記第1の外壁部は、枠組の屋内面に内装材を添設した内側パネルと、この内側パネルの屋外側に間隙を有して配されかつ枠組の屋外面に第1の外装材を添設した外側パネルとからなり、前記第2の外壁部は、枠組の屋内外面に内装材、第2の外装材を添設した一体パネルからなり、かつ前記第2の外壁部の全厚さを前記第1の外壁部の全厚さよりも小、しかも前記一体パネルの内装材と前記内側パネルの内装材との内面位置を揃えることにより第2の外壁部の外壁面が第1の外壁部の外壁面よりも屋内側に沈んだ凹部を形成するとともに、前記外側パネルは、前記凹部に面するの側端面を、前記第1の外装材と同種かつ該第1の外装材の厚さを越える奥行き長さの内貼り材により形成したことを特徴とする外壁の構造。
【請求項2】前記第2の外壁部は、前記第1の外壁部の外壁面よりも沈めてサッシを取り付けた壁開口部を形成したことを特徴とする請求項1記載の外壁の構造。
【請求項3】前記凹部の沈み量は、30〜200mmであることを特徴とする請求項1又は2記載の外壁の構造。
【請求項4】前記外側パネルの外壁面と前記側端面とは連続模様が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の外壁の構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外装材を有する外側パネルの屋内側に内装材を有する内側パネルを並設した二重構造の外壁において、この外壁に凹凸のアクセントを与えしかも厚い外装材を用いた重厚な外観を付与しうるなど見映えを向上しうるとともに、サッシ等の取付けを容易とした外壁の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特許番号2915841号において、外装材を有する外側パネルの屋内側に、内装材を有する内側パネルを並設した外壁構造を提案している。
【0003】このものは、パネル内の断熱材の仕様が仕向け地によって異なるため、従来の壁パネルでは、その仕様ごとにパネルの種類の増加を招くという問題点に対し、外側パネルを共通化できるため、パネルの種類を減じることが可能となり、コストダウンを図りかつ在庫管理を容易とする。しかも、運搬時における厚み方向の制限内で、厚い外壁を形成しうるため、例えば寒冷地域など特に断熱材の厚さを大とした外壁の要求に対しても、容易に対応しうるなど多くの利点を具えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構造では、外壁全体が厚くなるため、例えば、玄関や窓形成用のサッシの取付けを難しくしている。また、外壁が厚くなったにも係わらず、外壁面がフラットな平面をなすため、重厚な外観を得ることができず、従来の外壁以上に見映えを向上させるものではなかった。
【0005】そこで本発明は、前記外側パネルと内側パネルとで形成した厚い第1の外壁部に、内装材と外装材とを添設した一体パネルからなる薄い第2の外壁部を連設し、第2の外壁部の外壁面が第1の外壁部の外壁面よりも屋内側に沈んだ凹部を形成するとともに、この凹部に面するの側端面を、第1の外装材と同種かつ第1の外装材の厚さを越える奥行き長さの内貼り材により形成することを基本として、サッシの取付けを容易とするとともに、前記外壁に凹凸のアクセントを与えることができ、しかも外装材の厚さを実際のものよりも厚く見せうるなど重厚な外観を付与することが可能となり、家屋の見映えを大巾に向上しうる外壁の構造の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、本願請求項1の本発明は、第1の外壁部と、この第1の外壁部に並んで配される第2の外壁部とを有し、かつ前記第1の外壁部は、枠組の屋内面に内装材を添設した内側パネルと、この内側パネルの屋外側に間隙を有して配されかつ枠組の屋外面に第1の外装材を添設した外側パネルとからなり、前記第2の外壁部は、枠組の屋内外面に内装材、第2の外装材を添設した一体パネルからなり、 かつ前記第2の外壁部の全厚さを前記第1の外壁部の全厚さよりも小、しかも前記一体パネルの内装材と前記内側パネルの内装材との内面位置を揃えることにより第2の外壁部の外壁面が第1の外壁部の外壁面よりも屋内側に沈んだ凹部を形成するとともに、前記外側パネルは、前記凹部に面するの側端面を、前記第1の外装材と同種かつ該第1の外装材の厚さを越える奥行き長さの内貼り材により形成したことを特徴としている。
【0007】また請求項2の発明では、前記第2の外壁部は、前記第1の外壁部の外壁面よりも沈めてサッシを取り付けた壁開口部を形成したことを特徴としている。
【0008】また請求項3の発明では、前記凹部の沈み量は、30〜200mmであることを特徴としている。
【0009】また請求項4の発明では、前記外側パネルの外壁面と前記側端面とは連続模様が形成されることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図示例とともに説明する。図1は、本発明の構造を有する外壁の斜視図、図2はそのI−I線断面図である。図1、2において、外壁の構造は、厚い第1の外壁部2と、この第1の外壁部2に並んで配される薄い第2の外壁部3とを有するとともに、前記第2の外壁部3の外壁面3Sが前記第1の外壁部2の外壁面2Sよりも屋内側に沈んだ段差状の凹部4を形成している。
【0011】なお本例では、前記第1の外壁部2、2間に、第2の外壁部3が配されるとともに、この第2の外壁部3に、玄関ドアJ1及び2階窓J2を形成するサッシ6D、6M(総称する時サッシ6という)を取付けた壁開口部5を形成した場合を例示する。
【0012】前記第1の外壁部2は、図3に示すように、屋内側に配される内側パネル7と、その屋外側に配される外側パネル9とからなる二重構造をなす。
【0013】前記外側パネル9は、図4に示すように、本例では、断面コ字状の溝形鋼材からなる枠材10Aをその溝部を互いに向き合わせて接合した金属製の矩形状枠組み10と、この枠組み10の屋外面に添設される第1の外装材11とから形成される。なお外装材11としては、例えばモルタル板、軽量コンクリート板、或いは適宜釉薬を塗布して焼成したセラミックボードなどの無機材を用いた板材、その他の周知の外装用の板材が使用でき、本例では、厚さ50〜25mm程度の軽量コンクリート板を使用した場合を例示する。なお外装材11の外表面には、例えばレンガ模様、縦模様、横模様、格子模様などの種々な模様が、着色、乃至溝などの凹凸によって形成される。
【0014】また外側パネル9は、前記図3の如く、上下の土台金具12、13を介して、家屋の基礎14、梁15、柱16(図8に示す)などを含む架構体に固定され、支持される。
【0015】前記下の土台金具13は、基礎14上にアンカーボルト17を介して固定される断面L字状をなし、その垂直片13Aに、前記枠組み10の下端側屋内面をボルト固定している。また上の土台金具12は、前記下の土台金具13と略同構成の断面L字状をなし、例えば階上の床梁などの梁15にボルト固定されるとともに、その垂直片12Aに前記枠組み10の上端側屋内面をボルト固定している。なお本例では、この垂直片12Aには、階上の外壁をなす外側パネル9の下端側を同様に固定している。
【0016】また前記内側パネル7は、図5に示すように、例えば木質の枠材19Aを接合してなる矩形状の枠組19と、この枠組19の屋内面に添設される例えば石膏ボードからなる内装材20とを具えている。また枠組19と内装材20とで囲む空所には、例えば発泡フェノール等の発泡樹脂 及びグラスウール等からなる断熱材21が、前記内装材20側に面して充填される。なおこの断熱材21の仕様は、仕向け地によって違えることができ、そのために、断熱材21の厚さが異なる多種類の内側パネル7を用意するのが好ましい。なお外側パネル9内には、仕様を一定とした断熱材21を充填することができる。
【0017】前記内側パネル7は、上下の取付け金具22、23を介して、本例では、前記外側パネル9とは独立して前記架構体に支持される。なお下の取付け金具23は、本例では、前記基礎14上及び梁15上にボルト固定される固定片に、立片23Aを略垂直に立ち上げたL字状をなし、この立片23Aが、前記内側パネル7下面に設ける略V字状の設置溝に係合することよってパネル下端を支持する。なお前記立片23Aを上下の土台金具12、13に立設することにより、下の取付け金具22を前記上下の土台金具12、13と一体に形成しても良い。
【0018】また前記上の取付け金具22は、本例では、前記梁15下端を嵌合しうる嵌合凹部24Aを有するコ字状主部下端に下片24Bを突出した第1金具片24と、前記内側パネル7上面に固定されかつ立片25Aを突出させたL字状の第2金具片25とからなり、前記下片24Bと立片25Aとをビス固定している。なお、内側パネル7の取付けに際しては、ビスを緩めて第1、第2金具片24、25を開き状態にしておき、立片23Aを支点として内側パネル7を傾斜姿勢から垂直姿勢まで回動させることにより、嵌合凹部24Aに梁15下端を嵌合させ、しかる後ビスを締め付けて梁15に固定する。
【0019】なお本例では、前記外側パネル9の前記枠組み10の屋内面には、水平にのびる下地横材26の複数本が取り付き、この下地横材26が当たり面となって、前記外側パネル9と前記内側パネル7との間に、間隙Gを形成している。この間隙Gは、配線用スペースとして有効活用でき配線作業を容易とする。
【0020】次に、前記第2の外壁部3は、図6、7に示すように、例えば木質の枠材27Aを接合した矩形状枠組27の屋内面に内装材29、屋外面に第2の外装材30を夫々添設した一体パネル31から形成され、この一体パネル31内には、断熱材21が同様に充填される。なお本例では、前記内装材20、29には、同種の石膏ボードが使用でき、また第2の外装材30には、第1の外装材11とは異種の前記外装用の板材が好適に使用される。本例では、例えば第1の外装材11よりも薄く、かつ異なる外観模様のセラミックボードを用いている。
【0021】また前記一体パネル31には、本例では、前記サッシ6を取付ける壁開口部5を形成しており、図7には、前記壁開口部5が、窓用サッシ6M取付用の開口部である場合を代表して示している。
【0022】すなわち前記枠組27には、前記壁開口部5の上下を通る上下の桟材32U、32Lを側の枠材27A、27A間に架け渡しており、この上下の桟材32U、32Lと側の枠材27A、27Aとにより、前記壁開口部5を形成する基本の開口枠を構成している。なお形成する壁開口部5の巾寸法に応じて、前記上下の桟材32U、32L間に、縦の桟材を配することもできる。また前記一体パネル31は、前記図6の如く、本例では、前記上下の取付け金具22、23と同構成の取付け金具33、34により架構体に支持される。
【0023】ここで、図2に示す如く、前記第2の外壁部3の全厚さT2は、前記第1の外壁部2の全厚さT1よりも小であり、しかも前記一体パネル31の内装材29と前記内側パネル7の内装材20との内面位置を面一状に揃えることにより、第2の外壁部3の外壁面3Sが第1の外壁部2の外壁面2Sよりも屋内側に沈んだ前記凹部4を形成する。なお本例では、前記全厚さT2である一体パネル31の厚さが、前記内側パネル7の厚さよりも大である場合を例示している。
【0024】このように前記凹部4を形成することによって、外観にアクセントが生じるとともに立体感が生まれ、意匠性を向上できる。特に、前記凹部4の沈み量Hを30〜200mmの範囲とすることにより、適度の立体感がバランス良く生まれ、意匠性の向上効果を最も有効に発揮できる。
【0025】また、前記外側パネル9は、前記凹部4に面するの側端面ESを、前記第1の外装材11と同種かつ該第1の外装材11の厚さY1を越える奥行き長さY2の内貼り材40により形成している。なお内貼り材40は、前記枠組み10の側端面にビス止めされる例えばL字状の支持金具41を介して、前記枠組み10に一体に取り付けられる。
【0026】このように、内貼り材40の奥行き長さY2を増すことにより、外装材11の厚さY1自体を増すことなく厚い外装材を用いたかのような外観を、軽量、安価な外装材、内貼り材を用いて付与でき、材料価格を抑えながら重厚な見映えの良い外観を付与することができる。
【0027】なお前記内貼り材40は、第1の外装材11と同様な外観、模様を有するものであれば、第1の外装材11と同種の素材から形成することができ、また第1の外装材11を小幅に切断することにより形成された外装材11とは同材で形成することもできる。
【0028】また取り付けに際して、前記内貼り材40の外表面を、前記第1の外装材11と連続模様、すなわち外側パネル9の外壁面2Sと前記側端面ESとを連続模様とすることが、一体感を与えるなど意匠性向上の観点から好ましい。なお連続模様とは外装材11から内貼り材40に模様が連続するような外観を与えうる模様をいい、凹凸が連続する場合の他、凹凸、色彩などにおいて連続しているような見映えを付与している場合を含む。
【0029】また前記内貼り材40の内端40Eは、前記一体パネル31の側端部に近接して終端し、この近接部に狭圧されるゴムリング等からなるシール材42によってその間が水密処理される。
【0030】また、前記一体パネル31の壁開口部5には、本例では、図8に示すように、前記第1の外壁部2の外壁面2Sよりも屋内側に沈めてサッシ6を取り付けている。前記サッシ6は、従来と同構成のものが好適に使用でき、例えば壁開口部5の内周面5Sにビス止めされる取付け部6Aを有するとともに、この取付け部6Aには前記外壁面3Sを越えて屋外側にのびる突片6Bを設けている。なお突片6Bの先端がサッシ6の屋外端を形成し、この屋外端が外壁面2Sよりも屋内側に控えて配される。なおサッシ6としては、引き違い窓、折り畳み窓、その他扉、戸などを形成する種々のサッシ6が採用できる。
【0031】このように前記第2の外壁部3は、前記第1の外壁部2に比して厚みが薄く、しかも一体パネル31からなる一層構造をなすため、前記サッシ6の取付け施工が容易であり、かつ従来のサッシ6の使用を可能となる。さらにサッシ6が前記外壁面2Sよりも屋内側に沈めて取付くため、前記凹部4による意匠性向上効果を保つことができる。
【0032】以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られず、例えば、第2の外壁部3に開口部が無く全面壁状でもよく、又第2の外壁部3に床から天井付近までのびる引き違い窓を取り付けることが可能な程の大型の開口部を設けてもよい。
【0033】以上、本発明の実施形態について説明したが、例えば、第2の外壁部3として壁開口部5が無い全面壁状に形成しうる等、本発明はこれらの実施形態に限定されることなく、種々の態様に変化しうる。
【0034】
【発明の効果】叙上の如く、本願の請求項1の発明は、第1の外壁部と第2の外壁部とにより外壁に凹部を形成しているため、外壁の外観に立体感をもたらすなど意匠性を向上できる。また、第1の外装材の厚さを越える奥行き長さの内貼り材を用いて前記凹部の側端面を形成しているため、第1の外装材の厚さを実際のものよりも厚く見せうるなど、コストや重量を抑えながら重厚な外観を付与することが可能となり、家屋の見映えを大巾に向上しうる。
【0035】さらに第1の外壁部は、内側パネルと外側パネルとを独立しているため、仕向け地に応じて断熱材の厚さを変化させた外壁を、壁パネルの種類を過度に増加させることなく提供できる。また内側パネルと外側パネルとの間に、配線スペースを形成でき、配線工事を効率化しうる。
【0036】また請求項2に記載の如く、第1の外壁部に壁開口部を形成することにより、第1の外壁部の厚さに影響されることなく、従来と同構成のサッシを能率良く便宜に取り付けできる。またサッシが前記第1の外壁部の外壁面よりも沈めて取り付くため、前記凹部の形成による意匠性の向上効果を維持できる。
【0037】また請求項3に記載の如く、前記凹部の沈み量を30〜200mmとすることにより、適度の立体感がバランス良く生まれ、意匠性の向上効果を最も有効に発揮できる。
【0038】また請求項4に記載の如く、外側パネルの外壁面と前記凹部の側端面とを連続模様とすることにより、第1の外装材と内貼り材とに一体感を与え、より重厚な外観を付与でき、家屋の見映えをいっそう向上できる。




 

 


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