米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 固定構造物 -> ナショナル住宅産業株式会社

発明の名称 屋根パネルの取付け方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−65105(P2001−65105A)
公開日 平成13年3月13日(2001.3.13)
出願番号 特願平11−243566
出願日 平成11年8月30日(1999.8.30)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
発明者 南谷 成恒
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 屋根パネルを母屋に取付けるに当たって上棟時における仮取付けと、上棟後における大工工事における本取付けとの2段階における取付け手段で取付けられる屋根パネルの取付け方法であって、上棟時における仮取付け時に母屋に屋根パネルを載置するとともに屋根パネルが上下方向及び横方向にずれないようにボルト固定で仮取付けし、大工工事における本取付けに当たってパネル止め金具を介して母屋側へはパネル止め金具を係止すると共に屋根パネル側にはパネル止め金具を釘打ちにより固定することを特徴とする屋根パネルの取付け方法。
【請求項2】 上棟時取付け手段を構成するボルト固定箇所が屋根パネルの下側を上側よりも多くすることを特徴とする請求項1記載の屋根パネルの取付け方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根パネルを母屋に取付けるに当たって上棟時における仮取付けと、上棟後における大工工事における本取付けとの2段階における取付け手段で取付けられる屋根パネルの取付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から屋根パネル1を取付けるに当たっては、上棟工事の際に、小屋組を構成した後、屋根パネル1をクレーンで吊り上げて母屋2の主体を構成する母屋本体2aの上に設けた鼻母屋2bの受け片2d上に図8(a)→(b)のようにして載置し、屋根パネル1に工場であらかあじめ取付けておいた取付け金具30のスライド片31を図8(c)の矢印に示すようにスライドさせてスライド片31と屋根パネル1とで受け片2dを挟持し、この状態で蝶ねじ32を締め付けてスライド片31を取付け金具30に固着し、これにより屋根パネル1を母屋2に仮取付けする。この上棟時における屋根パネル1の仮取付けは上棟業者の作業により行うものである。上棟後に大工業者が現場にはいって大工工事を行うものであるが、一連の大工工事のなかの一つとして、上棟工事の段階で仮取付けされた屋根パネル1を大工業者が母屋2に本固定するものである。このように、屋根パネル1の取付けにあたっては、上棟時における仮取付けと、上棟後における大工工事における本取付けとの2段階における取付け手段で取付けられるようになっている。
【0003】ところで、従来にあっては、取付け金具30は屋根パネル1の下面に下方に突出して取付けてあり、この取付け金具30にスライド片31をスライド自在に取付けてある。そして、取付け金具30を鼻母屋2bの受け片2dの上端又は下端に当てて上下方向の位置決めをし、更に、スライド片31をスライドさせてスライド片31と屋根パネル1とで母屋2上に設けた鼻母屋2bの受け片2dを挟持した状態で、蝶ねじ32によりスライド片31の挟持が外れないようにしている。
【0004】ところが、上記のような従来例の場合、上棟後から大工工事において屋根パネル1を本取付けするまでの間、屋根パネル1は上下方向のずれは生じないが、スライド片31と屋根パネル1とで受け片2dを挟持しているだけなので、横方向の位置決めができず、また、屋根パネル1が横方向にずれるおそれがあった。このため、屋根パネル1が横方向にずれていると、大工工事の際に、屋根パネル1間に目板パネルを嵌め込んで取付けることができず、したがって、屋根パネル1を横方向にずらして横方向の位置決めをやり直した状態で屋根パネル1を母屋2に本取付けする必要があり、大工工事に当たって大工工事本来の本取付け工事以外に屋根パネル1の横方向の再度の位置合わせが必要で作業がきわめて面倒となり、特に、大工工事の際には上棟工事のようにクレーンなどを使用しないので、いっそう屋根パネル1の横方向の位置合わせ作業が面倒となるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、上棟工事の際に確実に位置決めして上下方向、横方向にずれないように仮取付けでき、大工工事における屋根パネルの本取付けが大工工事本来の工事としての釘打ちを主体とした本取付け工事のみでよく、また上棟時取付け手段により仮取付けするものであるにもかかわらず、本固定までの間に少ない固定箇所で風の吹き上げに対して十分な取付け強度を発揮できる屋根パネルの取付け方法を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明に係る屋根パネルの取付け方法は、屋根パネル1を母屋2に取付けるに当たって上棟時における仮取付けと、上棟後における大工工事における本取付けとの2段階における取付け手段で取付けられる屋根パネル1の取付け方法であって、上棟時における仮取付け時に母屋2に屋根パネル1を載置するとともに屋根パネル1が上下方向及び横方向にずれないようにボルト3固定で仮取付けし、大工工事における本取付けに当たってパネル止め金具4を介して母屋2側へはパネル止め金具4を係止すると共に屋根パネル1側にはパネル止め金具4を釘打ちにより固定することを特徴とするものである。このような構成とすることで、屋根パネル1は上棟業者による上棟時取付け手段であるボルト3固定による仮取付けと、大工業者による本取付けであるパネル止め金具4の釘6打ち固定とで、確実且つ強固に取付けられるのはもちろんのこと、ボルト3固定により上下方向及び横方向にずれないように仮取付けされることで、大工工事による本取付けまでの間に上下方向及び横方向にずれないように仮取付けできて、大工工事としては屋根パネル1の再度の位置調整をすることなく、大工工事本来のパネル止め金具4の釘6打ち固定をするだけで本固定ができることになる。
【0007】また、上棟時取付け手段を構成するボルト3固定箇所が屋根パネル1の下側を上側よりも多くすることが好ましい。このような構成とすることで、仮取付けに当たって、ボルト3による少ない固定箇所で効果的に風の吹き上げに対して強い屋根パネル1の仮取付けができることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0009】屋根パネル1は木製であり、木製の枠材1aに木製の面板1bを固着して構成してある。枠材1aの所定位置にはあらかじめ工場でL字状をした固定金具11の縦片が固着してあり、この固定金具11の横片である固定片7は屋根パネル1の下面と面一(図の実施形態では枠材1aの下面と面一)となっている。
【0010】上記の構成の屋根パネル1は上棟時に上棟業者によって母屋2に仮取付けされ、上棟後における大工工事において大工業者によって本取付けされるという2段階における取付け手段で取付けられるようになっている。
【0011】上棟時には屋根梁8の上に束9を立設し、束9の上に母屋2を載設固着することで、図3、図7(a)に示すような小屋組が形成されるものであり、これらの小屋組の組み立て作業は建築現場においてクレーンで各部材を吊り上げながら上棟業者が行うものである。母屋2は母屋本体2aの上に鼻母屋2bを取付けて構成してあり、鼻母屋2bはL状又は平板状の本体部2cの上側部と下側部とにそれぞれ傾斜した受け片2dが連出してあり、L状をした本体部2cの場合には両傾斜した受け片2dの傾斜方向の延長線は一致している。受け片2dには図示を省略しているがボルトを挿入するための孔が穿孔してある。
【0012】上棟業者が屋根パネル1をクレーンで吊り下げて母屋2に載置するには図3→図4(a)→図4(c)のように、屋根パネル1を屋根パネル保持治具12で保持してクレーンで吊り下げて母屋2の上部に設けた鼻母屋2bの受け片2dに載置し、この状態で、上棟業者が固定片7に設けた孔と受け片2dに設けた孔とを合わせ、両孔にボルト3を通して、ナットを締め付けることで仮取付けするものである。このように、上棟時における仮取付けであるとはいえボルト3固定であるため、上下方向(軒棟方向)及び横方向(軒と平行な方向)に対してずれないように仮取付けされるものである。図1に上棟工事において屋根パネル1を母屋2にボルト3で仮取付けした部分の断面図を示し、図2に屋根パネル1を棟部分に位置する母屋2にボルト3で仮取付けした部分の断面図を示している。ここで、図4に示すように、屋根パネル1同士の上下方向(軒棟方向)の突き合わせ部分において、下側の屋根パネル1の上端部に面板1bを載設していない上段部25を設け、上側の屋根パネル1の面板1bの下端部を下方に向けて連出して連出部26とし、図4(c)のように上の屋根パネル1の連出部26を下の屋根パネル1の上段部25に載置して上下の屋根パネル1の位置合わせを行うようにしてもよい。
【0013】この上棟時における仮取付けであるボルト3による固定は仮取付けであるため、できるだけ取付け箇所を少なくする必要があるが、同時に大工工事における本固定までの間に屋根パネル1が風の吹き上げ等により吹き上げられないようにする必要がある。このため、図7(b)に示すように、横巾が2P(モジュール寸法Pの2倍の横巾)のものの場合には屋根パネル1の下側の左右両側を2箇所、上側の左右両側の2箇所の合計4箇所で上記ボルト3による仮取付けをおこなっているが、横巾が1P(モジュール寸法Pの1倍の横巾)のものの場合や、横巾が2Pでも長さが長くて廊下側に軒先が長く飛び出すような屋根パネル1の場合には、上棟時取付け手段を構成するボルト3固定箇所が屋根パネル1の下側が上側よりも多くするものである。
【0014】すなわち、横巾が1P(モジュール寸法Pの1倍の横巾)の屋根パネル1においては下側の左右両側を2箇所、上側の左右方向の中央部の1箇所の合計3箇所で上記ボルト3による仮取付けをおこなっており、また、横巾が2Pで長さが長い屋根パネル1においては下側の上下2段においてそれぞれ左右両側を2箇所ずつ合計4箇所、上側の左右両側の2箇所の合計6箇所で上記ボルト3による仮取付けをおこなっており、また、横巾が1Pで長さが長い屋根パネル1においては下側の上下2段においてそれぞれ左右両側を2箇所ずつ合計4箇所、上側の左右方向の中央部の1箇所の合計5箇所で上記ボルト3による仮取付けをおこなっている。このようにすることで、仮取付けに当たって、ボルト3による少ない固定箇所で効果的に風の吹き上げに対して強い屋根パネル1の仮取付けができることになる。なお図7(b)において、黒丸で塗りつぶした箇所がボルト3による仮取付け箇所である。また、図7(b)において矢印イ方向が軒方向であり、矢印ロ方向が棟方向である。この上棟時におけるボルト3による屋根パネル1の仮取付けはすでに述べたように上棟業者が行うものであり、上棟工事における小屋組の形成等を含めた各部材の結合組み立ては基本的にはボルトによる結合で行う作業であるため、上棟業者はボルトによる固定が通常の固定作業であり、したがって、屋根パネル1をボルト3によって仮取付けするのに作業上の違和感はないものである。
【0015】上棟工事が終わると、次工程として大工業者による大工工事が始まるのであるが、この一連の大工工事のなかの一つとして、上棟工事の段階で仮取付けされた屋根パネル1を大工業者が母屋2に本固定するものである。大工工事における本取付けに当たってはパネル止め金具4を介して取付けるものである。パネル止め金具4は金属板よりなる板状部4aの側面に切り込みにより形成された係止部4bを設けるとともに板状部4aに釘挿入孔を穿孔して構成してある。そして、図5、図6に示すように、母屋2の上部に設けた鼻母屋2bの受け片2dにパネル止め金具4の係止部4bを係止し、屋根パネル1の枠材1aに板状部4aを当てた状態で釘挿入孔から釘6を挿入撃打して枠材1aに固着するものであり、このようにしてパネル止め金具4を用いて屋根パネル1を母屋2に本取付けするものである。図7(b)において白抜き丸で示す部分がパネル止め金具4による本取付け箇所である。ここで、前述のようにすでに上棟工事における仮取付け時にボルト3固定により上下方向及び横方向に屋根パネル1が移動できないように取付けてあるので、大工工事における本取付け作業の際に屋根パネル1の再度の位置合わせ作業をする必要がなく、大工工事においてはパネル止め金具4を用いての本固定作業のみでよいものである。
【0016】また、大工工事における本取付けは、パネル止め金具4を用いて母屋2側へはパネル止め金具4を係止すると共に屋根パネル1側にはパネル止め金具4を釘6打ちするという工事内容であって、大工工事本来の釘打ちによりできて大工工事に適した内容となっている(つまり大工工事においては釘打ちは一般的な大工工事における固定作業であるが、ボルト締めは大工工事における一般的な固定作業ではない)。
【0017】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、上棟時における仮取付け時に母屋に屋根パネルを載置するとともに屋根パネルが上下方向及び横方向にずれないようにボルト固定で仮取付けし、大工工事における本取付けに当たってパネル止め金具を介して母屋側へはパネル止め金具を係止すると共に屋根パネル側にはパネル止め金具を釘打ちにより固定するので、上棟工事における屋根パネルの仮取付けが上棟業者の一般的な固定作業であるボルト締め作業によりできるだけでなく、上棟工事の際に屋根パネルを確実に位置決めして上下方向、横方向にずれないように仮取付けでき、このため、大工工事における屋根パネルの本取付けに当たっては仮取付けされた屋根パネルの再度の位置合わせをする必要なくて大工工事本来の工事としての釘打ちを主体とした本取付け工事のみでよくて作業性がきわめて向上するものである。
【0018】また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、上棟時取付け手段を構成するボルト固定箇所が屋根パネルの下側を上側よりも多くするので、仮取付けに当たって、ボルトによる少ない固定箇所で効果的に風の吹き上げに対して強い屋根パネルの仮取付けができるものである。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013