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発明の名称 屋根の妻部分の構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−40824(P2001−40824A)
公開日 平成13年2月13日(2001.2.13)
出願番号 特願平11−213238
出願日 平成11年7月28日(1999.7.28)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2E108
【Fターム(参考)】
2E108 AS03 AZ06 BB01 DD05 DD18 EE01 GG09 GG19 
発明者 日又 香織
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 上横片の一側端部より下方に垂下片を垂設すると共に上横片の前端部を下面側に折り返して前引っ掛け片を形成してけらば水切り板を形成し、下段の屋根瓦の上面部の後端部に上段の屋根瓦の下面部の前端部を重複するように屋根瓦を葺設した屋根の妻側端部において、妻側端部に位置する各屋根瓦毎にけらば水切り板を配設し、各けらば水切り板の上横片により該当する屋根瓦の上面部の側端部を覆い且つ前引っ掛け片を該当する屋根瓦の前端部に引っ掛け且つ垂下片により該当する屋根瓦の側部及び該当する屋根瓦の前端の下段の屋根瓦との重複部分の側部を覆い、上段のけらば水切り板の前端部の前引っ掛け片の下面部と垂下片の前端部をそれぞれ下段のけらば水切り板の上横片の上面の後端部と垂下片の後端部とに重ね、けらば水切り板を屋根の妻側端部における屋根下地材に固着して成ることを特徴とする屋根の妻部分の構造。
【請求項2】 けらば水切り板の垂下片の前端部の下段のけらば水切り板の垂下片の後端部と重複する部分に重複固着用釘孔を設け、垂下片の重複する部分以外の部位に単独固着用釘孔を設け、重複固着用釘孔及び単独固着用釘孔からそれぞれ釘を挿入してけらば水切り板を屋根の妻側端部における屋根下地材に固着して成ることを特徴とする請求項1記載の屋根の妻部分の構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根の妻部分の構造、特に、けらば水切りの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、在来工法と称される建物における屋根の妻部分における収まりは、下段の屋根瓦の上面部の後端部に上段の屋根瓦の下面部の前端部を重複するように屋根瓦を葺設した屋根の妻側端部において、瓦として断面L字状をしたけらば瓦を葺くことにより、屋根瓦を階段状に葺いた外観と同様、妻側部分においても、けらば瓦が階段状に葺かれている外観となり、外観を良くしている。ところが、このものにおいては、けらば瓦を他の屋根材と同じ材料で窯業により特別に形成する必要があるため、コストが高くなるという問題がある。
【0003】そこで、コストを低減させるものとして、図4に示すように、屋根下地板13上に屋根瓦5を葺設することで階段状となった屋根の妻側端部上面に、下面が階段状をした凹凸部30が連続し且つ上面部がフラット面となった長尺のパッキン材31を載設し、断面L字状をした長尺のけらば水切り板4’の長尺上横片1’を上記長尺のパッキン材31のフラット面に重ね且つ長尺のパッキン材31及び多段の屋根瓦5列の側部を長尺のけらば水切り板4’の長尺垂下片2’により覆う構造のものが提案されている。
【0004】しかしながら、この従来例にあっては、長尺のけらば水切り板4’と多段の屋根瓦5列との間に、下面が階段状をした凹凸部30が連続し且つ上面部がフラット面となった長尺のパッキン材31を介在して隙間を埋める必要があり、このため、特別に長尺のパッキン材31を必要とするという問題があり、また、下段の屋根瓦5の上面部の後端部に上段の屋根瓦5の下面部の前端部を重複するように屋根瓦5を葺設した屋根の外観が、妻側端部においては、長尺上横片1’がまっすぐに連続して外観されて、屋根の他の部分のように屋根瓦5を葺いた段状態が連続するようには見えないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、けらば瓦を用いることなくけらば水切り板を用いて屋根の妻側端部の処理を行うものでありながら、従来のように長尺のパッキン材を必要とせず、また、けらば瓦を葺いたのと同じような段状態が連続する外観にでき、また、けらば水切り板が風の吹き上げ等により浮き上がったりめくれたりするのを防止するとともに水切り板を強固に固定できる屋根の妻部分の構造を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明に係る屋根の妻部分の構造は、上横片1の一側端部より下方に垂下片2を垂設すると共に上横片1の前端部を下面側に折り返して前引っ掛け片3を形成してけらば水切り板4を形成し、下段の屋根瓦5の上面部の後端部に上段の屋根瓦5の下面部の前端部を重複するように屋根瓦5を葺設した屋根の妻側端部において、妻側端部に位置する各屋根瓦5毎にけらば水切り板4を配設し、各けらば水切り板4の上横片1により該当する屋根瓦5の上面部の側端部を覆い且つ前引っ掛け片3を該当する屋根瓦5の前端部に引っ掛け且つ垂下片2により該当する屋根瓦5の側部及び該当する屋根瓦5の前端の下段の屋根瓦5との重複部分の側部を覆い、上段のけらば水切り板4の前端部の前引っ掛け片3の下面部3aと垂下片2の前端部をそれぞれ下段のけらば水切り板4の上横片1の上面の後端部と垂下片2の後端部とに重ね、けらば水切り板4を屋根の妻側端部における屋根下地材6に固着して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、従来の在来工法のようにけらば瓦を用いることなくけらば水切り板4を用いて、屋根の他の面と同じ段が連続する外観にすることができることになる。また、前引っ掛け片3を該当する屋根瓦5の前端部に引っ掛けることで、けらば水切り板4が風の吹き上げ等により浮き上がったりめくれたりするのを防止することができるものである。
【0007】また、けらば水切り板4の垂下片2の前端部の下段のけらば水切り板4の垂下片2の後端部と重複する部分に重複固着用釘孔7を設け、垂下片2の重複する部分以外の部位に単独固着用釘孔8を設け、重複固着用釘孔7及び単独固着用釘孔8からそれぞれ釘9を挿入してけらば水切り板4を屋根の妻側端部における屋根下地材6に固着することが好ましい。このような構成とすることで、単独固着用釘孔8から挿入した釘9により各けらば水切り板4を屋根の妻側端部における屋根下地材6に固着できるのみならず、重複固着用釘孔7から挿入した釘9により下段のけらば水切り板4の後端部と上段のけらば水切り板4との前端部とを同時に屋根の妻側端部における屋根下地材6に固着できて、少ない釘打ち数により確実に水切り板4を固着できるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0009】図3には本発明に用いるけらば水切り板4が示してある。けらば水切り板4は金属板を折り曲げて形成してあり、上横片1の一側端部より下方に垂下片2を垂設し、上横片1の前端部を下面側に折り返して前引っ掛け片3を形成することで構成してある。垂下片2の下端は内側に向けて略レ字状に折り返してあって水切り部10となっている。また、前引っ掛け片3は断面L状をしていて前面部3bと下面部3aとで構成してある。添付図面に示す実施形態においては後述の屋根瓦5の上面部と前面部とのなすコーナ部分が傾斜面部11となっているので、これに沿うように上横片1と前引っ掛け片3の前面部3bとのなすコーナ部分が傾斜片12となっている。上記の構成の水切り板4は前後方向の長さが後述の屋根瓦5の前後方向の長さと略同じ長さとなっている(添付図面に示す実施形態では水切り板4の前後方向の長さが屋根瓦5の前後方向の長さより少し短く形成してあるが、同じ長さ又は少し長く形成してもよい)。
【0010】屋根には図1に示すように屋根下地板13上に屋根瓦5が葺設してある。屋根瓦5は下段の屋根瓦5の上面部の後端部に上段の屋根瓦5の下面部の前端部を重複するように葺設してある。屋根瓦5の後端部の下面部に下方に向けて突設した下向き突起部5aを屋根下地板13の上面に前後方向(軒棟方向)に一定間隔で固着した瓦桟14に引っ掛け、該屋根瓦5の下面部の前端部を下段の屋根瓦5の上面部の後端部に重複するように葺設するのである。ここで、図2に示すように、屋根の妻側端部における屋根下地材6は前述の屋根瓦5の下地となる屋根下地板13よりも厚みが厚い桟材より構成してあり、妻側端部に位置する屋根瓦5の下面から屋根の妻側端部における屋根下地材6にわたってけらば谷水切り板15、防水ゴムテープ16等により水仕舞いをしてある。また、屋根梁17の上には面戸下地材18が取付けられ、面戸下地材18と外壁パネル19の上端部との間に面戸20が取付けられ、更に、面戸20の上部外方に破風板21が配設して取付けられ、この破風板21の上端が前記桟材よりなる屋根の妻側端部における屋根下地材6の下面に位置するようになっている。
【0011】前述のけらば水切り板4は、下段の屋根瓦5の上面部の後端部に上段の屋根瓦5の下面部の前端部を重複するように屋根瓦5を葺設した屋根の妻側端部において、妻側端部に位置する各屋根瓦5毎に配設するものである。すなわち、各けらば水切り板4の上横片1により該当する屋根瓦5の上面部の側端部を覆い且つ前引っ掛け片3を該当する屋根瓦5の前端部に引っ掛け且つ垂下片2により該当する屋根瓦5の側部及び該当する屋根瓦5の前端の下段の屋根瓦5との重複部分の側部を覆うものであり、上段のけらば水切り板4の前端部の前引っ掛け片3の下面部3aと垂下片2の前端部をそれぞれ下段のけらば水切り板4の上横片1の上面の後端部と垂下片2の後端部とに重ね、けらば水切り板4を屋根の妻側端部における屋根下地材6に釘9により固着するものである。上記のように、けらば水切り板4を妻側端部に位置する各屋根瓦5毎に配設して取付けるに当たって、前引っ掛け片3を該当する屋根瓦5の前端部に引っ掛けるので、各けらば水切り板4の前端部が浮き上がるのを防止するとともにけらば水切り板と屋根瓦との前端部における一体感が現出できる。また、各屋根瓦5の端部上面にそれぞれけらば水切り板4の上横片1を重ねて覆うに当たって、図1、図2に示すように、屋根瓦5の端部上面と上横片1の下面との間に前後方向にわたって水密材24を介在させて、屋根瓦5の端部上面と上横片1の下面との間から水が浸入しないようにしている。
【0012】そして、けらば水切り板4には図1、図3(b)に示すように、けらば水切り板4の垂下片2の前端部の下段のけらば水切り板4の垂下片2の後端部と重複する部分に重複固着用釘孔7を設け、垂下片2の重複する部分以外の部位(添付図面に示す実施形態では垂下片2の前後方向の略中央部)に単独固着用釘孔8を1個設けてある。したがって、この重複固着用釘孔7及び単独固着用釘孔8からそれぞれ釘9を挿入撃打してけらば水切り板4を屋根の妻側端部における屋根下地材6に固着するのであるが、単独固着用釘孔8から挿入した釘9では各けらば水切り板4を屋根の妻側端部における屋根下地材6に単独で固着するが、重複固着用釘孔7から挿入した釘9により下段のけらば水切り板4の後端部と上段のけらば水切り板4の前端部とを同時に屋根の妻側端部における屋根下地材6に固着することになり、これによりけらば水切り板4の垂下片2に設けた2個の釘孔から釘打ちして固着するにもかかわらず、一つのけらば水切り板4当たり、垂下片2の前端部、略中央部、後端部の3箇所で釘打ちされることになり、少ない釘打ち数により確実にけらば水切り板4を固着できるものであり、また、垂下片2の前端部と後端部との2箇所においてはそれぞれ上下段のけらば水切り板4の垂下片2の後端部、前端部と重複した状態で固着されることになって、前後のけらば水切り板4同士も接続して固着されることになる。
【0013】また、前述のように、前引っ掛け片3を該当する屋根瓦5の前端部に引っ掛けて水切り板4の上横片1の浮き上がりを防止するようにしている構造に加えて、更に、けらば水切り板4の上横片1の前端部に孔22を設けることで、図1、図3(a)に示すように孔22からビスのような固着具23を挿入して屋根の妻側端部における屋根下地材6に固着するようにしてもよく、これにより、風の吹き上げに対していっそう水切り板4の浮き上がり(特に上横片1の浮き上がり)を防止することができるものである。
【0014】しかして、上記のように、妻側端部に位置する各屋根瓦5毎にけらば水切り板4を配設して取付けることで、従来の在来工法のようにけらば瓦を用いることなくけらば水切り板4を用いて、屋根の他の面と同じように妻側端部においても段が連続する外観にすることができることになって、外観が向上するものであり、また、従来のように長尺のパッキン材を別途必要としないので、収まりがよいとともに部材の種類が少なくなるものである。
【0015】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、妻側端部に位置する各屋根瓦毎にけらば水切り板を配設し、各けらば水切り板の上横片により該当する屋根瓦の上面部の側端部を覆い且つ前引っ掛け片を該当する屋根瓦の前端部に引っ掛け且つ垂下片により該当する屋根瓦の側部及び該当する屋根瓦の前端の下段の屋根瓦との重複部分の側部を覆い、上段のけらば水切り板の前端部の前引っ掛け片の下面部と垂下片の前端部をそれぞれ下段のけらば水切り板の上横片の上面の後端部と垂下片の後端部とに重ね、けらば水切り板を屋根の妻側端部における屋根下地材に固着してあるので、けらば瓦を用いることなくけらば水切り板を用いて屋根の妻側端部の処理を行うものでありながら、従来のように長尺のパッキン材を必要としないので、収まりがよいとともに部材の種類が少なくてこの点でのコストダウンが図れ、また、けらば水切り板を用いるものであるにもかかわらずけらば瓦を葺いたのと同じような段状態が連続する外観にできて、屋根の妻部分の収まり低コストで外観よくできるものであり、また、前引っ掛け片を該当する屋根瓦の前端部に引っ掛けるので、簡単な構成でけらば水切り板が風の吹き上げ等により浮き上がったりめくれたりするのを防止するとともにけらば水切り板と屋根瓦との前端部における一体感が現出できて、この点でも外観を向上させることができるものである。
【0016】また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、けらば水切り板の垂下片の前端部の下段のけらば水切り板の垂下片の後端部と重複する部分に重複固着用釘孔を設け、垂下片の重複する部分以外の部位に単独固着用釘孔を設け、重複固着用釘孔及び単独固着用釘孔からそれぞれ釘を挿入してけらば水切り板を屋根の妻側端部における屋根下地材に固着してあるので、単独固着用釘孔から挿入した釘により各けらば水切り板を屋根の妻側端部における屋根下地材に固着できるのみならず、重複固着用釘孔から挿入した釘により下段のけらば水切り板の後端部と上段のけらば水切り板との前端部とを同時に屋根の妻側端部における屋根下地材に固着できて、少ない釘打ち数により確実に水切り板を固着でき、水切り板の取付けが簡単な構成で確実且つ強固にできるものであり、また、同時に水切り板の前端部と後端部とにおいては上下段の他の水切り板と共通の釘で固着できるものである。




 

 


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