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発明の名称 外壁と天井との間の気密構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−40814(P2001−40814A)
公開日 平成13年2月13日(2001.2.13)
出願番号 特願平11−215780
出願日 平成11年7月29日(1999.7.29)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2E001
【Fターム(参考)】
2E001 DC02 FA04 FA14 GA24 HD11 HE01 LA06 LA12 MA02 MA03 
発明者 山岡 昌樹 / 永田 博彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 垂直に立設した外壁パネルの屋内側面に設けた内面材の上端部から可撓性を有する気密シートを一体に連出し、天井材の端面を外壁パネルの内面材の上端部の屋内側面に突き合わせ、気密シートを天井材の上面に沿わせて天井下地と天井材との間に気密シートを介在すると共に天井材を天井下地に固定して成ることを特徴とする外壁と天井との間の気密構造。
【請求項2】 垂直に立設した外壁パネルの屋内側の内面材の上部を本体内面材部と分割した高さ調整内面材部とし、外壁パネルの上端の上枠上に高さ調整枠を載設し、高さ調整用内面材部を高さ調整枠に下地板を介して固定すると共に気密シートの一端側を高さ調整枠と下地板との間か下地板と高さ調整用内面材部との間に挟持し、気密シートの他端側を天井材の上面側に沿わせて天井下地と天井材との間に介在して成ることを特徴とする請求項1記載の外壁と天井との間の気密構造。
【請求項3】 下地板を高さ調整枠や高さ調整用内面材部より上方に連出すると共に気密シートの一端側を下地板と高さ調整用内面材部との間に挟持し、この下地板の上方に連出した部分を天井下地に固定して成ることを特徴とする請求項2記載の外壁と天井との間の気密構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外壁と天井との間の気密を図る構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように垂直に立設した外壁パネル1の屋内側の内面材2の上端部の屋内面側に水平な天井材3の端面を当接し、この状態で天井材3を天井下地4に固定してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例にあっては、天井材3の端面を内面材2に突き合わせているだけのために図5の矢印のように空気が通気されやすく、高気密度住宅を実現できないという問題がある。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、外壁と天井との間の気密性を向上して高気密度住宅を実現できる外壁と天井との間の気密構造を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための本発明の請求項1の外壁と天井との間の気密構造は、垂直に立設した外壁パネル1の屋内側面に設けた内面材2の上端部から可撓性を有する気密シート5を一体に連出し、天井材3の端面を外壁パネル1の内面材2の上端部の屋内側面に突き合わせ、気密シート5を天井材3の上面に沿わせて天井下地4と天井材3との間に気密シート5を介在すると共に天井材3を天井下地4に固定して成ることを特徴とする。外壁パネル1の内面材2と天井材3の突き合わせ部分の裏側が気密シート5で気密的に遮断され、外壁と天井の間の気密性を向上して高気密度住宅を実現できる。
【0006】また本発明の請求項2の外壁と天井との間の気密構造は、請求項1において、垂直に立設した外壁パネル1の屋内側の内面材2の上部を本体内面材部2aと分割した高さ調整内面材部2bとし、外壁パネル1の上端の上枠6上に高さ調整枠7を載設し、高さ調整用内面材部2bを高さ調整枠7に下地板8を介して固定すると共に気密シート5の一端側を高さ調整枠7と下地板8との間か下地板8と高さ調整用内面材部2bとの間に挟持し、気密シート5の他端側を天井材3の上面側に沿わせて天井下地4と天井材3との間に介在して成ることを特徴とする。高さ調整枠7や高さ調整用内面材部2bとして高さの異なるものを用意しておけば、天井高さが変わっても対応して施工でき、しかも天井高さが変わっても外壁と天井との間の気密性を向上できる。また気密シート5の一端側を高さ調整枠7と下地板2との間か下地板8と高さ調整用内面材部2bとの間に挟持することにより気密シート5を外壁パネル1に気密的に一体化して一層気密性を向上できる。
【0007】また本発明の請求項3の外壁と天井との間の気密構造は、請求項2において、下地板8を高さ調整枠7や高さ調整用内面材部2bより上方に連出すると共に気密シート5の一端側を下地板8と高さ調整用内面材部2bとの間に挟持し、この下地板8の上方に連出した部分を天井下地4に固定して成ることを特徴とする。下地板8の上方に連出した部分と天井下地4とを固定することにより高さ調整用内面材部2bの屋内側の内面と天井材3の端面とを強く密着させることができて一層気密性を向上できる。
【0008】
【発明の実施の形態】先ず、図1及び図2に示す実施形態の例から述べる。外壁パネル1は上枠6と下枠9と両側の側枠とで構成せる枠体の屋内側面に石膏ボードような内面材2を貼り、枠体の屋外側の面に合板のような外面材10を貼り、内部に断熱材11を充填して形成されている。本例の外壁パネル1は外壁パネル1の高さを調整して異なる高さの天井材3に対応できるようになっており、内面材2が本体内面材部2aと本体内面材部2aに対して分割した高さ調整用内面材部2bとで構成されている。
【0009】外壁パネル1の上枠6の上には断面略コ字状の高さ調整枠7を載設して固定してあり、この高さ調整枠7の内面側に合板のような下地板8を介して上記高さ調整用内面材部2bを固定してある。高さ調整用内面材部2bを装着した状態では上枠6の外面側で本体内面材部2aの上端と高さ調整用内面材部2bの下端を突き合せてある。かかる高さ調整枠7には図2(a)のように高さの低いものや図2(b)のように高さの高いものやその他の高さのものがあり、天井高さの変化に対応できるようになっている。気密シート5は合成樹脂、ゴム等の気密性があって可撓性のあるシートであり、気密シート5の一端部が高さ調整枠7と下地板8との間や下地板8と高さ調整用内面材部2bとの間に挟持して固定してある。高さ調整枠7に取り付けられる下地板8や高さ調整用内面材部2bは高さ調整枠7の高さに応じた高さである。
【0010】高さ調整枠7の上には梁取り付け金具12を取り付けてあり、下枠9の下面には係止凹溝13を凹設してある。この外壁パネル1は土台と梁14との間に立設されるのであるが、係止凹溝13を土台金物に係止し、梁取り付け金具12を梁14に被嵌し、梁取り付け金具12の締め付けねじ15を締め付けることで梁取り付け金具12を梁14に取り付けて外壁パネル1を立設固定してある。外壁パネル1を立設した状態で梁14や梁14と高さ調整枠7との間や高さ調整枠7には断熱材11が充填され、これらの外面側に外面材10が貼られている。この外面材10の外面側には下地材16等を介して外装材17が貼られている。
【0011】天井には天井下地4が枠組みして取り付けられており、この天井下地4の下に石膏ボードのような天井材3を配置して天井材3が取り付けられる。天井材3を取り付けるとき外壁側の天井材3の端面が外壁パネル1の内面材2の高さ調整用内面材部2bの上端部の内面に突き合わせられ、気密シート5の他端側が天井材3の裏面側に沿わせられると共に天井材3と天井下地4との間に気密シート5が介装され、天井材3から天井下地4にタッカー等の固着具18を打入して天井材3が固定される。このように外壁パネル1の内面材2と天井材3の突き合わせ部分の裏側が気密シート5で気密的に遮断され、外壁と天井の間の気密性を向上して高気密度住宅を実現できる。
【0012】また図3、図4は実施の形態の他の例を示すものである。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だけを述べる。本例の場合、気密シート5の一端部が下地板8と高さ調整用内面材部2bとの間に挟持して取り付けられており、下地板8の上部が高さ調整用内面材部2bの上端や高さ調整枠7の上端より上方に突出しており、この上方に突出した部分が上方突出部8aとなっている。この上方突出部8aは上方に突出するだけでなく、屋内側に突出して厚さが厚くなっている。天井材3を貼るとき天井材3の端面が高さ調整用内面材部2bの内面に当接され、天井材3と天井下地4との間に気密シート5の他端部が介装されると共に天井材3が天井下地4に固定される。また天井下地4に下地板8の上方突出部8aが当接され、天井下地4から上方突出部8aに釘等の固着具19が打入されて天井下地4が下地板8に結合されて天井材3の端面と高さ調整用内面材部2bが強く突き合わせられ、より一層気密的に外壁と天井とが接続される。
【0013】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、垂直に立設した外壁パネルの屋内側面に設けた内面材の上端部から可撓性を有する気密シートを一体に連出し、天井材の端面を外壁パネルの内面材の上端部の屋内側面に突き合わせ、気密シートを天井材の上面に沿わせて天井下地と天井材との間に気密シートを介在すると共に天井材を天井下地に固定しているので、外壁パネルの内面材と天井材の突き合わせ部分の裏側が気密シートで気密的に遮断され、外壁と天井の間の気密性を向上して高気密度住宅を実現できるものである。
【0014】また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、垂直に立設した外壁パネルの屋内側の内面材の上部を本体内面材部と分割した高さ調整内面材部とし、外壁パネルの上端の上枠上に高さ調整枠を載設し、高さ調整用内面材部を高さ調整枠に下地板を介して固定すると共に気密シートの一端側を高さ調整枠と下地板との間か下地板と高さ調整用内面材部との間に挟持し、気密シートの他端側を天井材の上面側に沿わせて天井下地と天井材との間に介在しているので、高さ調整枠や高さ調整用内面材部として高さの異なるものを用意しておけば、天井高さが変わっても対応して施工できるものであり、しかも天井高さが変わっても外壁と天井との間の気密性を向上できるものであり、また気密シートの一端側を高さ調整枠と下地板との間か下地板の高さ調整用内面材部との間に挟持することにより気密シートを外壁パネルに気密的に一体化して一層気密性を向上できるものである。
【0015】また本発明の請求項3の発明は、請求項2において、下地板を高さ調整枠や高さ調整用内面材部より上方に連出すると共に気密シートの一端側を下地板と高さ調整用内面材部との間に挟持し、この下地板の上方に連出した部分を天井下地に固定しているので、下地板の上方に連出した部分と天井下地とを固定することにより高さ調整用内面材部の屋内側の内面と天井材の端面とを強く密着させることができて一層気密性を向上できるものである。




 

 


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