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発明の名称 ドーム状屋根施工用移動式構台と施工方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−173098(P2001−173098A)
公開日 平成13年6月26日(2001.6.26)
出願番号 特願平11−355471
出願日 平成11年12月15日(1999.12.15)
代理人 【識別番号】100068157
【弁理士】
【氏名又は名称】今岡 良夫 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2E174
【Fターム(参考)】
2E174 AA01 BA05 CA03 CA12 CA16 CA35 CA38 DA11 DA24 DA58 EA03 
発明者 星野 春夫 / 三上 忠雄 / 宮崎 賢一 / 林田 英俊 / 岡 日出夫 / 荘 大作
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】屋根架構45を複数の分割ユニット46で形成するドーム状屋根の施工に使用する構台であって、上記屋根架構45の既設部分の下面側に連結部材16を介して一半部が連結され、かつ、他半部は未設部分下面側に突設する作業台1を有し、該作業台は、互いに揺動自在に枢着された複数の台部2、3、4と、隣接する一対の台部間に配置されて、これら一対の台部上面の相互の傾斜角度を任意の角度に設定自在な角度調整手段10とを有し、上記作業台1の一半部に位置する台部は、吊下ろしワイヤ26が巻かれた複数の第1ウインチ25aと吊上げワイヤ27が巻かれた複数の第2ウインチ25bとを有し、上記吊下ろしワイヤ26は屋根架構の既設部分の下面側に連結自在な第1クランプ部材35aを有し、かつ吊上げワイヤ27は既設部分内端に連結された分割ユニット46の下面側に連結自在な第2クランプ部材35bを有し、上記作業台1の連結部材16を解除し、かつ吊下ろしワイヤ26用のウインチ駆動で作業台を所定高さまで吊り下ろした後、吊上げワイヤ27用のウインチ駆動で作業台を吊り上げることで、作業台の荷重を吊下ろしワイヤ26から吊上げワイヤ27へ盛り替えて作業台を周方向または内方へ移動可能に設けたことを特徴とするドーム状屋根施工用の移動式作業構台。
【請求項2】屋根架構45を複数の分割ユニット46で形成するドーム状屋根の施工方法において、上記屋根架構45の外周部を、別に設けた仮設構台上で組み立てた後、該仮設構台を撤去し、上記屋根架構の既設部分の下面側に作業台1の一半部を連結して、他半部を未設部分下面側へ突設し、該作業台上で、上記屋根架構の既設部分内端へあらたな分割ユニット46を連結し、上記作業台1にウインチを介して取り付けた吊下ろしワイヤ26と吊上げワイヤ27とのうち、吊下ろしワイヤ26を上記屋根架構の既設部分の下面側に、かつ吊上げワイヤ27を周方向において隣接する既設部分またはあらたに連結した分割ユニット46の下面側に、それぞれ連結し、上記屋根架構に対する作業台の連結を解除し、かつ吊下ろしワイヤ26用のウインチ駆動で作業台を所定高さまで吊り下ろした後、吊上げワイヤ27用のウインチ駆動で作業台を吊り上げることで、作業台の荷重を吊下ろしワイヤから吊上げワイヤへ盛り替えて作業台を周方向または内方へ移動させ、移動後の作業台を屋根架構に連結した後、作業台上で更にあらたな分割ユニットを順次連結することで円周状のリングまたは径方向に伸びるアーチ形の鉄骨トラスを形成することを特徴とするドーム状屋根施工方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドーム状屋根の施工に使用される移動式作業構台とこれを用いた屋根施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドーム状屋根を構築する場合、屋根全体を支える仮設構台を組立て、この仮設構台の上で鉄骨トラスを組み立てる方法が一般的であるが、この場合仮設構台の費用が大きいこと、屋根工事が終了するまで内部の工事ができないこと等の問題点がある。そこで、これに対処すべく特開平3−260237に示すように、屋根の架設範囲の中央に架設構台を建てると共に、架設範囲の一部に架設構台から遠心方向へ延びる仮設構台を仮設し、該仮設構台と屋根を支持する下部構造とのそれぞれの上面にジャッキ付きローラ支承を設けておき、架設範囲の所望の位置から架構ユニットを1ユニットまたは数ユニットずつ架設構台および下部構造間に架設しながら、架設された架構ユニットを架設構台回りに順次回転移動させることにより、全ての架構ユニットを放射状に配置してドーム架構を形成する架設工法が提案されている。一方、比較的小規模な屋根の工事の場合には、仮設構台を使用せずに鉄骨トラスを組み立てる無支保工工法が行われており、これを大規模な屋根の工事にも適用することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例では、地上から構築した架設構台やジャッキ付きローラ支承等の大がかりな設備を要するという問題点がある。一方、無支保工工法では、鉄骨トラスを下方から支持する支持点がないため、鉄骨トラス組立時に、分割トラスユニットの位置測定や位置修正が困難で多大な労力を必要とすると共に、組立を鉄骨トラス上で行うため高所作業時の安全性等に問題がある。
【0004】本発明は、分割ユニットを順次連結して屋根架構を形成することにより、屋根架構頂部を支持する架設構台等を不要とし、また、分割ユニットの組立を移動式構台上で行うことにより、分割ユニットの位置測定や位置修正を容易にすると共に、高所作業の安全性も確保する。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段として、屋根架構45を複数の分割ユニット46で形成するドーム状屋根の施工に使用する構台であって、上記屋根架構45の既設部分の下面側に連結部材16を介して一半部が連結され、かつ、他半部は未設部分下面側に突設する作業台1を有し、該作業台は、互いに揺動自在に枢着された複数の台部2、3、4と、隣接する一対の台部間に配置されて、これら一対の台部上面の相互の傾斜角度を任意の角度に設定自在な角度調整手段10とを有し、上記作業台1の一半部に位置する台部は、吊下ろしワイヤ26が巻かれた複数の第1ウインチ25aと吊上げワイヤ27が巻かれた複数の第2ウインチ25bとを有し、上記吊下ろしワイヤ26は屋根架構の既設部分の下面側に連結自在な第1クランプ部材35aを有し、かつ吊上げワイヤ27は既設部分内端に連結された分割ユニット46の下面側に連結自在な第2クランプ部材35bを有し、上記作業台1の連結部材16を解除し、かつ吊下ろしワイヤ26用のウインチ駆動で作業台を所定高さまで吊り下ろした後、吊上げワイヤ27用のウインチ駆動で作業台を吊り上げることで、作業台の荷重を吊下ろしワイヤ26から吊上げワイヤ27へ盛り替えて作業台を周方向または内方へ移動可能に設けた。
【0006】第2の手段として、屋根架構45を複数の分割ユニット46で形成するドーム状屋根の施工方法において、上記屋根架構45の外周部を、別に設けた仮設構台上で組み立てた後、該仮設構台を撤去し、上記屋根架構の既設部分の下面側に作業台1の一半部を連結して、他半部を未設部分下面側へ突設し、該作業台上で、上記屋根架構の既設部分内端へあらたな分割ユニット46を連結し、上記作業台1にウインチを介して取り付けた吊下ろしワイヤ26と吊上げワイヤ27とのうち、吊下ろしワイヤ26を上記屋根架構の既設部分の下面側に、かつ吊上げワイヤ27を周方向において隣接する既設部分またはあらたに連結した分割ユニット46の下面側に、それぞれ連結し、上記屋根架構に対する作業台の連結を解除し、かつ吊下ろしワイヤ26用のウインチ駆動で作業台を所定高さまで吊り下ろした後、吊上げワイヤ27用のウインチ駆動で作業台を吊り上げることで、作業台の荷重を吊下ろしワイヤから吊上げワイヤへ盛り替えて作業台を周方向または内方へ移動させ、移動後の作業台を屋根架構に連結した後、作業台上で更にあらたな分割ユニットを順次連結することで円周状のリングまたは径方向に伸びるアーチ形の鉄骨トラスを形成する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るドーム状屋根施工用移動式構台を図面に示す実施形態を参照しながら説明する。1は作業台で、3つの台部2、3、4から形成され、各台部は上下に所定間隔をおいて平行状に配置された一対の上板5及び下板6と、これら両板間にジグザグ状に配列されて上下両板を互いに連結する複数の連結斜板7とを有する。
【0008】各台部2、3、4は前後一列に並設され、前後両端に位置する台部2、4の各上板5は、中央に位置する台部3の上板5の前後両側にヒンジ8、8を介して揺動自在に枢着され、また、これら両台部2、4の各下板6は左右一対の油圧ジャッキ10、10を介して中央の台部3の下板6の前後両側に連結する。なお、油圧ジャッキ10、10はヒンジを介して隣接する下板6間に揺動自在に枢着する。また、後端の台部4と中央の台部3とのそれぞれの上板6の前後両側から3本の支柱14を起立して、これら3本の支柱上端を左右方向に伸びる横向きH形鋼15で連結する。
【0009】16は各H形鋼15の左右両部に設けられた連結部材で、H形鋼15に締付けボルト17を介して固定自在な溝形状の第1クランプ18と、該クランプ上面に設けた間隔調整部19と、該間隔調整部に自在継手20を介して連結した溝形状の第2クランプ21とを有し、該第2クランプは締付けボルト22を介して後述する鉄骨トラス45のT字状の第1取付部51の水平板に固定可能となっている。なお、間隔調整部19は第1クランプ18と第2クランプ21との間隔を調整するもので、本実施形態では第1クランプ18上面と自在継手20下面とのそれぞれから突設する雌ねじ筒19aと、これら雌ねじ筒内に両端を螺合させた操作棹付きのネジ切りロッド19bとからなり、操作棹を介してロッド19bを回すことで間隔調整可能である。
【0010】25a、25bはウインチで、中央台部3の下板6の4隅に各一対を前後方向に並設して設置され、これらのうち後側に位置するウインチ25aには吊下ろしワイヤ26を、かつ前側に位置するウインチ26bには吊上げワイヤ27を巻きかけている。各ワイヤは、上板5に形成した透孔28を通って中央台部3上方へ延び出し、さらに、上板5に設けたシーブ29(図1では省略)を介して方向転換自在になっている。なお、上記ではウインチ25a、25bを下板6の4隅に設けているが、これは作業台の昇降時における安定性を考慮してのことで、従って、安定性が確保されれば3ヵ所でもよく、或いは5ヵ所以上でもよい。
【0011】シーブ29は、透孔28を囲む周壁30内に、4本のローラ31を上方から見てロ字状に配置して、これら4本のローラで囲まれる空間を透孔28に連通させている。該空間から延び出すワイヤはいずれかのローラに係合することにより円滑な方向転換が可能である。
【0012】35a、35bはワイヤ用のクランプ部材で、各ワイヤ26、27の先端部に金具36を介して揺動自在に取り付けた一対の連結棹37のそれぞれの先端部にコ字形クランプ38を枢着させている。両クランプの溝内に後述する鉄骨トラス45から垂下するT字状の第2取付部52の水平板を嵌合させて締付けボルト40で締め付けることにより各ワイヤ26、27を鉄骨トラスに連結する。
【0013】45は屋根架構としての複数の鉄骨トラスで、各鉄骨トラスは複数の分割トラスユニット46から形成され、各ユニットは、上弦材47、下弦材48、これらの間に配置されたラティス材49及び束材50からなり、下弦材48下面から上述の連結部材用の第1取付部51とワイヤ用の第2取付部52とを垂下する。
【0014】次にドーム状屋根の施工方法について説明する。ドーム状屋根の構造には、放射状、マトリックス状、直交格子状など種々の構造があるが、いずれの場合も図8に示すように、円周方向のリングを外周から内周へ一段ずつ組んでいくのが一般で、本実施形態では上記構成に係る移動式構台を使用して次の手順により施工する。
【0015】(1)別途設けた図示しない仮設構台を利用して、ドーム状屋根の外周部となるべき分割トラスユニット46を円周方向に配設してリング状に組み立てることにより最外周の第1のリング46aを形成した後、該リングの内周に同様にして第2のリング46bを形成し、さらに、該リングの内周に第3のリング46cを形成する。
【0016】(2)仮設構台を撤去した後、(1)の方法で組み立てた各リングを構成する分割トラスユニット46の径方向に並ぶ任意の一列S(図8参照)に作業台1を次のようにして連結する。まず、油圧ジャッキ10の伸縮で作業台1の角度を調整して列Sの曲率に略々一致させる。次いで、間隔調整部19で第1及び第2クランプ18、21間の間隔を調整しつつ、第1クランプ18をH形鋼15に、かつ第2クランプ21を第1取付部51に、それぞれ取り付けて締付けボルト17、22で締め付ける。その際、作業台1の台部2は列Sの最内周に位置する分割トラスユニット46よりも内方へ突設させる。
【0017】(3)上記のようにして作業台1を取り付けた列Sの内端に連結すべきあらたな分割トラスユニット46を、図6に示すように作業台1の台部2上方にクレーン53で吊り下げ、これを作業台上の作業員が連結する。
【0018】(4)吊下ろしワイヤ26を、列Sの中央に位置する分割トラスユニットに連結すると共に、吊上げワイヤ27を、図1において2点鎖線で示すように周方向へ延出させることで、周方向において隣接し、かつ、第3のリング46cに属する分割トラスユニットに連結する。
【0019】(5)連結部材16を解除した後、吊下ろしワイヤ26が巻かれたウインチ25a作動により、図7に示すようにワイヤを巻き出して作業台1を適当距離だけ吊り下ろした後、吊上げワイヤ27が巻かれたウインチ25b作動によりワイヤを巻き取って荷重の盛り替えを行う。このワイヤ巻き取りで作業台1は、周方向において列Sに隣接する分割トラスユニット列の下方へ移動する。なお、作業台の吊下ろし距離は荷重の盛り替えが可能な範囲に設定する。
【0020】(6)ワイヤ巻き取りにより作業台1を周方向へ移動させた後、該作業台を(2)の方法でその上方に位置する分割トラスユニット列に連結する。
【0021】(7)以後、(3)〜(6)を繰り返すことにより、分割トラスユニットを周方向に連結して、既設の分割トラスユニット内周に新たなリングを形成する。
【0022】(8)新たなリング形成後、その内周にさらに新たなリングを形成すべく作業台1を内方へ前進させる。作業台1を前進させるには、吊下ろしワイヤ26を、列Sを形成する分割トラスユニットのうち最内周のユニットに、かつ、吊上げワイヤ27を列Sの内端に連結した新たな分割トラスユニットに、それぞれ連結する。
【0023】(9)次いで、(5)の方法により荷重の盛り替えを行って作業台1を内方へ移動させることで、作業台の台部2を新たに形成したリングよりも内方へ突設させた後、(2)の方法で作業台を連結する。
【0024】(10)以後、(3)〜(6)を繰り返すことで新たなリングの内周にさらに新たなリングを形成する。
【0025】なお、上記では複数の分割トラスユニットを円周方向に配設して形成したリングを、外周から内周へ一段ずつ組んで屋根架構を架設する工法に本発明を適用した例について説明したが、これに限らず複数の分割トラスユニットを径方向に順次連結して径方向に伸びるアーチ状の鉄骨トラスを形成し、該鉄骨トラスを円周方向に一段ずつ組んで屋根架構を形成する工法にも適用することが可能である。この場合には、吊下ろしワイヤ26を既設の分割トラスユニットに、かつ、吊上げワイヤ27を新たに連結した分割トラスユニットに、それぞれ連結する。こうすることにより、荷重の盛り替えで作業台1は周方向ではなく常に内方へ前進移動する。
【0026】
【発明の効果】請求項1及び2に係る発明は、未設の分割ユニットを既設の分割ユニットに順次連結して屋根架構を形成するため、該架構頂部を支持する架設構台が不要であり、しかも屋根架構を昇降させる必要も、また、回転移動させる必要もないため、屋根架構用のジャッキ付きローラ支承等も不要となりコスト節減が可能となる。また、分割ユニットの組立を移動式構台上で行うため、分割ユニットの位置測定や位置修正が容易であり、さらに高所作業の安全性も確保される。




 

 


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